「宇宙哲学」 第15章

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第15章-段落175

175 The Great Ones who have performed so-called miracles in the controlling of elements could not have done those things if they had not understood the language of feeling and realized that every living thing also possessed the same awareness. Intuition in man, instinct in animal, affinity and attraction of atoms in matter are all evidence of the cosmic language. Every smallest frequency in the whole system is a word spoken by the voice of consciousness and when man has alerted his mortal sense mind to the place where it becomes aware of even the slightest motion of energy he will have torn away the veil of mystery that separates himself from the Cosmic Halls of Wisdom.
175 元素群を制御する中でいわゆる奇跡を演じた偉大なる者達は、もしフィーリングの言葉を理解せず、あらゆる生けるものもまた同じ知覚を有していることを自覚していなければ、そのようなことを成し遂げられはしなかったでしょう。人間における直観、動物における本能、物質における原子の親和性と引力は全て宇宙的な言語の存在の証です。全体体系の個々の最小の周波数は意識の声によって語られた言葉であり、人が自らの死すべき感覚心をほんのわずかな動きのエネルギーにも気付ける場所に注意を喚起する時、人は自分自身を宇宙的な智恵の感覚から切り離して来た神秘のベールを引き裂いていることでしょう。




【解説】
 実に世界は波動に満ちており、その波動の各々が意識の声を伴っているという訳です。
 以前にも、私達は宇宙を構成している原子の一つ一つが知性を持っていることを学びましたが、それら原子が印象を波動で伝え合い、互いに一体化しているのです。
 もし、そのことに私達が気付けば、その効果は比類ない大きなものとなる筈です。悠久の昔から存在し、記憶を蓄積している原子から、その問題の解決策を学び、また遠隔地の存在からも素敵な情報を得られるからです。
 このように私達が自らの心を解放し、身の回りに溢れる波動を感受し、あらゆる生きものと親しくなることが出来れば、もはや何ものも必要とせず、満ち足りたそして充実した人生を歩むことが出来るというものでしょう。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第15章-段落174

174 When the Christ, made the statement, "I and the Father are one" He was professing absolute knowledge of the cosmic language, for the Father is All and how could the Christ be one with all unless he was able to enter into communion with it and acknowledge his relationship to it.
174 キリストが「私と父とは一つだ」と述べた時、キリストは宇宙的言語についての絶対的な知識を持っていることを明かしたのです。何故なら父は全てであり、キリストはその中に一体化して入って行き、自分とそれとの関係を自覚していなければ、どうして全てと一体になることが出来ることになるのでしょう。



【解説】
 イエスも仏陀も同じ心境に達していたことでしょう。本項では私達のゴールの目的地を明確に示しています。本章のテーマである”宇宙の言語”とは、その源泉には創造主・父とも言うべき存在があり、その存在と如何に密接な関係で居られるかが、鍵(カギ)ということになるでしょう。
 この場合、イエスは「私と父とは一つだ」と言い切っているのです。それほどに宇宙の源泉を理解し、身近に感じられる状態に至っていたという訳です。
 私達は日頃、この父に助けを求めながら、父の元に心を寄せて、人生を歩んで行くべきで、単なる一時的な能力開発を目指してこの精進の道を歩むべきではありません。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第15章-段落173

173 It has been said that such form of communication cannot be relied upon but that is untrue. We are being guided constantly by the voice of conscious thought, whether projected from a cosmic source or through a personal channel. There is no man who is not to some extent aware of his power of intuition which is nothing more or less than the voice of consciousness.
173 このようなコミュニケーションの形成は信頼できないとされて来ましたが、それは真実ではありません。私達は宇宙的源泉から投影されたものにせよ、個人的な経路からにせよ意識的想念の声によって常に導かれています。意識の声以外の何物でもない自らの直観力について幾分かも気付いていない者は誰一人居ないのです。

【解説】
 昔、この道の先輩から、”直感に従って間違ったことはない”というお話を伺ったことがあります。多くの発見や多数の芸術作品がこの瞬時に訪れ、最終形を直接私達に授ける直感から生まれました。この”直感”こそが本項で説かれている宇宙的な源泉から来る想念であり、意識作用を持つものです。
 また、これらの要素は実は日常的にわずかではあるものの、私達自身が既に活用しているという訳です。
 とかく心は理屈を求める為、一つ一つの根拠を探し回る訳ですが、それでは検討するケースの数が増えるだけで、効率的ではありません。しかし、直感として私達が認識する想念・印象は直接、最終的な答えのみを私達に授けるように思います。その為、直感に従えば私達は無駄な努力せずに済むという訳です。
 もちろんその為には、先ずは直感を授ける源泉を信頼出来ることが条件となり、何一つ疑いなく直感に従えるかがポイントになります。その際、いろいろ失敗も得るでしょうが、その時の誤りについてどのような心境が原因であったかを学習して行けば良くいのです。常に心を解放し、精妙で素早い印象の流れに鋭敏な存在になる必要があります。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第15章-段落172

172 We have spoken about this language as it expresses through the medium of sound, which is one of the lower voices of consciousness, but let us now consider thought. Here we have taken a step higher for through this form of communication we have eliminated time and space. Through the medium of thought we are able to speak to another although we are thousands of miles away and the contact is made almost instantaneously. Through this means of transmitting a message we can contact another person even though their body is in the state of sleep. Conscious thought is a messenger that works unhampered by time, space or conditions.
172 私達はこの言語というものについて、意識の低次な声の一つである音の媒体を通じて表現されるものとして語って来ましたが、更に想念を考えて見ましょう。ここでは私達は一段高いステップに立っています。何故ならこのコミュニケーションの形態を通じて私達は時間と空間を取り払っているからです。想念の媒体を通じて私達は何千マイル離れていても他者と話すことができますし、その接触はほとんど瞬間的に行われます。このメッセージを発信する手法を通じて私達は相手の肉体が睡眠状態にあっても相手と接触することが出来ます。意識的想念は時間や空間、あるいは状態に妨げられることなく働くメッセンジャーなのです。



【解説】
 宇宙普遍の言語とは、音声言語ではなく、更に高位な位置づけにある想念・印象であると本項は説いています。注目すべきはこれら想念について、本項では実に優しく解説されていることです。
 つまりは、著者は私達が想念・印象を従来の声に代わって用いる”言語”にすれば、その作用ははるかに容易に相手と意思疎通が図れるものとなると説いているのです。距離は関係なく、瞬時に相手に伝わりますし、仮に相手が寝ていても想念・印象は相手に伝達されます。”夢のお告げ”や”まさゆめ”等がそれです。
 重要なことは、これら想念・印象を取り扱う機能は生きもの全てに最初から授けられているということです。従来の自分達が作り出した音声言語より、はるかに使い易い想念・印象のコミュニケーションが、私達にもたらす恩恵は計り知れません。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第15章-段落171

171 Man's greatest power lies in his recognition of this cosmic language, for when he realizes that every tiniest atom is able to comprehend the language he speaks he will impersonally command with greater certainty and all lesser forms of life will obey him. Man, himself, will rise to vaster heights of accomplishment for he will know the greatest and the smallest and can guide them into united action.
171 人の最大の能力はこの宇宙的言語の理解の中にあります。何故なら人があらゆる最小の原子は人が話す言葉を理解することを理解するや、人はより大いなる確かさで非個人的に命令を下すことでしょうし、人より下位の全ての生きものは人に従うだろうからです。その結果、人は自分自身、達成のはるかの高みに昇ることでしょう。人は大いなるものも小なるものも合わせて知り、それらを結束した行動に導くことが出来るからです。



【解説】
 最近は仕事上、ラオスに行く機会が多くなっており、現地では休日に仏教寺院を訪れることを楽しみにしています。その中で目にしたものに本項で説かれた内容に近いことがあります。
 多くの寺の建物の壁や天井には、いわゆる仏陀の一生や逸話を表現した色鮮やかな絵画が描かれています。その絵を見れば文字が読めなくても仏陀を巡るその逸話の内容が良く分かるようになっているのです。
 その中に仏陀があらゆる生きものを従えさせる能力を有していたことも大きなテーマになっています。大蛇や象を従えさせたり、歩く足跡から次々に花が咲いた等々の事柄が描かれています。
 実はこうした事柄は、これまで仏陀の持つ奇跡と思われて来たのですが、本項を読めばそうではなく、私達自身、宇宙普遍の言語を理解すれば、各原子達もそれに従い、私達の指令に従うという訳です。互いに理解し合えることになれば、協力出来ることは普遍的な原理なのです。
 かつて仏陀が自らやって見せた事柄の意味を後世ようやく理解する段階に至ったということでしょう。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第15章-段落170

170 The language of the cosmos is the vibration or frequency of sound, of light and of thought. It is all one voice - the great voice of feeling. It speaks with deep reverberation in the thunder and it speaks in the silence of our deepest repose.
170 宇宙の言語は音、光そして想念の振動ないし周波数です。それら全ては一つの声、フィーリングの大いなる声です。それは雷鳴の深い反響と共に、また私達の深い安らぎの沈黙の中でも語っています。



【解説】
 宇宙普遍の言語とは波動であると本項は説いています。人の発言や動物の鳴き声、その他想念も含めあらゆる意思の表現の背景には波動があり、その波動こそが基本的な意識伝達機能を持っているという訳です。
 よく若者が音楽プレーヤーを片時も離さず聞いている姿を目にしますが、音楽に惹かれる原因はそれが伝えたい意思に共鳴するからかも知れません。音楽は聞く者の心を同調させる力があるように思われます。
 一方、多くの方は同乗記の中に宇宙船内でアダムスキー氏が様々な変動するグラフィックスを見たことを覚えていると思いますが、他惑星の人々はこれら波動を計器で検出し、応用する装置を既に有しているということでしょう。
 私達が自らの意見を言葉で相手に伝えようとする時、その発生と同時に想念も発せられ、それら全てが波動となって相手に伝達されます。それら波動を受け止め同調して理解出来るか否かが宇宙普遍の言語の取扱い能力になります。日本には「言霊(ことだま)」という概念がありますが、言葉を発すると同時にこれらの波動が空間を伝搬し、様々な作用をもたらすこと、言葉にはこうした実現力があることを古くから戒め、自らの想念を正すよう教えていることにも通じる内容です。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第15章-段落169

169 If it were not true that a universal language exists how is it possible to train animals to act according to man's command? Even a little insect like the flea can be trained to perform perfectly. It is certainly not the human voice or the words spoken in French, English, Spanish or any other tongue that guides their actions; it is the voice of conscious feeling which speaks more clearly than any audible word.
169 もし、宇宙普遍の言語が存在するということが真実でなかったとしたら、どうやって動物達を人間の命令に従って行動するよう訓練することが可能となるのでしょうか。ノミのような小さな昆虫でさえ、完璧に演技するよう訓練され得るのです。彼らの行動を導いているのは人間の声、或いはフランス語、英語、スペイン語その他の言語で話された言葉ではないことは確かです。それは耳に聞こえる言葉よりも更にはっきり話される意識の声なのです。



【解説】
 分かりやすく言えば、”気持ちは伝わりやすい”ということでしょう。個別の音声言語は習得に多くの努力を要しますが、”気持ち”(想念・印象)は実に容易に相手に伝わるものです。本項に例が掲げられている動物の調教の場合などは、如何に種を超えて意思交流が行われるかと示すものです。
 実際はむしろ人間以外の動物の方がこうした想念・印象を察知できるものと思われます。相手の心情を鋭敏に感じ取る能力は、私達がペットに癒される等の実例からも良く分かります。
 こうした想念・印象への心の解放こそが、これからの私達の努力の目標であり、心の解放が進むにつれて、多くの印象が心に湧き上がることとなります。従来は途中で挫折していたであろう状況においても、心は余裕を持って次なる打開策の提案を印象から得ることが出来るからです。多くの発見が生まれるでしょうし、その結果、無用な心配事は消え失せ、宇宙への信頼が増すことになります。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第15章-段落168

168 Why is one very joyful in the springtime and vibrant with life? Why does the feeling of quiet releasement come with the fall of the year? Because nature speaks the cosmic language and man, though he realizes it or not, understands that language and is affected by it.
168 何故、春に人はとても楽しく生気に溢れるのでしょう。何故、秋とともに、落ち着いた解放感がやって来るのでしょうか。それは自然がその宇宙的言語を語っており、人は認識するしないにかかわらず、その言語を理解し、それに影響を受けているからです。




【解説】
 私達も知らない間に、この宇宙普遍の言語に多少は気づき、影響を受けているということでしょう。自らの心が自我の束縛から解放され、広く受け入れる態勢になった時、私達には更に多くの宇宙的印象が湧きだし、宇宙を理解することが出来ることでしょう。
 人間以外の生きもの達は日常的にこれらの知覚作用を活用しており、本項にあるように春の芽吹きや秋の落ち着いた雰囲気を直に感じ取り、必要な準備を進めるのです。彼らは十二分に季節の恵みを享受しているという訳です。
 しかし、一方地球の人間達はどうでしょうか。自らの主義・主張との些細な違いから相手と殺し合いの戦いに明け暮れたり、文化財を破壊したり、凡そ宇宙的調和と反対する行為を続けています。結局は自我の行き着く先はそうした争いでしかないのです。まさに自滅の道という訳です。
 これに対し、宇宙普遍の言語は永続する調和を象徴するものです。今日的にはsustainable(持続可能)な要素が溢れています。過度な努力を不要とし、適宜適切な行動を起こすよう呼びかける印象の声という訳です。私達はインスピレーションを絶えず受けることによってのみ、進化を遂げることが出来ます。”野のユリ”はこうした姿を象徴するものでしょう。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第15章-段落167

167 Why is one affected by music, for instance? It does not speak words as a human speaks and still one melody will produce a feeling of great joy, another of sadness, and still another will carry one into a state of exaltation. It effects a person who has never studied the science of harmony just as it affects the one who is a musical master. Music is a universal language for it is interpreted through the Cardinal Sense of Feeling.
167 例えば何故、人は音楽によって影響を受けるのでしょうか。音楽は人間が話すような言葉を語ることはありませんが、それでも一つのメロディーは至福感を作り上げ、他のメロディーは悲しみを、そして更に別のものは聞く者を高揚感の中に導きます。それは和声学を学んだことのない者も、音楽の巨匠である人に作用するのと同様に影響を受けるのです。音楽とはフィーリングの中枢感覚を通して翻訳されるが故に、一つの宇宙普遍の言語と言えるのです。



【解説】
 宇宙普遍の言語について、私達は既に知らず知らずの内に少しは活用しているのだと思います。本項に説かれているように、音楽は誰でも共通に理解することが出来ますし、絵画、その他も同様でしょう。実は私達の生活のかなりな部分が音声言語以外の意思疎通、相互理解が行われているのです。
 そのメカニズムについて、著者は音楽を聴いた際に自身の中のフィーリングという中枢感覚を通じて音楽波動が解釈されるのだと説いています。つまり重要な点は、確かに耳(鼓膜)を経由して音が伝わる訳ですが、それらの「音」を「音楽」として解釈するにはフィーリングという本質的な感覚による解釈が必要だという訳です。
 感覚器官から伝達される単なる信号を如何に解釈するかは、このフィーリングの機能だということです。一方、私達は元来知らない内にこの機能を用いている訳で、いわば誰でも生まれながらにこの機能を有していることになり、それこそが宇宙普遍、万物共通の意思疎通の源となっているということでしょう。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第15章-段落166

166 You are related to everything in the cosmos. The language of consciousness is spoken by all, and if you will be continuously aware of this fact the time will come when you will understand every living thing. The leaves upon the trees, the chirp of the birds, the croak of the frog, the hum of the bees - all will speak to you and you will understand life as it manifests through each individual channel. Every slightest sound will become a voice no different than the voice of another human and you shall partake of the consciousness of each thing that lives.
166 貴方は宇宙の中のあらゆるものと関連しています。意識の言語は全てのものによって話されており、貴方がこの事実に絶え間なく気付いていれば、貴方があらゆる生きものを理解する時が来ることでしょう。木々の葉、鳥達のさえずり、カエルの鳴き声、ミツバチの羽音、これら全てが貴方に話し掛けるようになり、貴方は各々の経路を通じて生命が現れることにより生命を理解するようになるでしょう。一つ一つのわずかな音が他の人間の声と何ら変わらない声になることでしょうし、貴方は生きるものの意識を分かち合うことになる筈です。



【解説】
 既に本シリーズを学んで来た多くの皆様は、本項で著者が説く”意識状態”について、何らかのイメージを掴んでいるものと思います。とかく”意識”という場合、難しい哲学概念のように思われますが、実は違います。赤ちゃんでも分かる程、シンプルなものと言えるものです。日常、私達自身の中にあるもので、もちろん形は無く、自由自在に自ら望む場所に移動でき、相手と容易に融和出来るような存在かと思います。
 その意識こそが実は生命を根本的に支えるという大きな力を持っている訳で、本項で言えば、鳥のさえずりに私達が気付けば、それと同時に意識がその声を発するものと融和し、互いに理解出来るという具合です。
 今までは自らの心が頑なで、自分の関心事以外には無頓着であった私達がより広い自然の中にも大切なもの、美しい存在があることに気付き、それらに心を開く時、同時に私達の意識もそのものと一体、融和することが出来、互いの理解が深まるようになるのです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第15章-段落165

165 We have conceived the idea of a universal language among men because we are aware of being able to understand the human voice and have developed the habit of expecting the voice of man to interpret for our benefit the thought which passes through his mind, but we have not included in our efforts of unification any but the man kingdom. Why should this be so, for are the sounds which make up the various languages so different than those of nature itself? As the different races of men speak with various sounds and combination of sounds; each form of life in this world does the same, yet we do not seek to understand them. Man has limited himself to one phase of life and has closed the door upon the vastness of the Cosmos. This is due to the fact that he has given recognition only to the mortal senses which gain their impressions from outer things. He expects to hear only those sounds that are coarse enough to affect the physical organ of hearing and so he loses the ability to interpret the cosmic language as a whole. And what is this cosmic language? It is conscious feeling - the voice that speaks through every form and which, therefore, unites All into an inseparable unit. There is nothing in the cosmos that cannot speak to man with the voice of conscious feeling and there is not one thing that cannot understand that language. It speaks as clearly through the smallest thing as it does through the greatest.
165 私達は人間の間にある宇宙普遍の言語についてのアイデアを思い付いて来ました。何故なら私達は人間の声を理解出来、自分の心を通過する想念を私達のためになるよう翻訳しようとする習慣を発達させて来たからです。しかし私達は私達の統合化の努力を人間界のみに留めて来ました。何故そうなってしまったのでしょう。様々な言語を作り上げる音は自然自体の音とは違い過ぎるからでしょうか。様々な異なる人間は異なる音や音の組み合わせで話しますし、この世界の各々の生きものも同じことをしますが、私達は彼らを理解しようとはしません。人は自分自身を生命の一つの側面に限定させており、宇宙の広大さのドアを閉めているのです。これは印象を外部のものから得る死すべき感覚のみに認知を与えて来た事実によるものです。人は肉体の聴覚に影響を与える程の粗い音声のみを聞き分けることを期待しており、その結果、全体としての宇宙的言語を翻訳する能力を失っています。そしてこの宇宙的言語とは何でしょうか。それは意識的フィーリング、あらゆる形あるものを通じて語られる声であり、それ故、全てを離れられない単位に結びつけるものです。それは、最も大きなものを通じるのと同様に、最も小さなものを通しても明確に話し掛けています。



【解説】
 宇宙普遍の言語は音声によるものではありません。また、あらゆる生きものが自身の音声による表現の他に想念・印象の相互交流を行っており、私達地球人もその印象によるコミュニケーション能力を発達させることが出来れば、人間通し互いにその意思を理解出来るのみならず、他の動植物とも同じ生きもの同志共通の一体感や意思疎通を図れるものということでしょう。
 このことは、もし皆様のご自宅に犬や猫を飼っている方があれば、それらは家族の一員として、用いる言語は異なっても互いに理解し合えることはお分かりだと思います。相手が何を感じているかが分かる程、想念・印象は生きもの同志、容易に感じ合えるものだと思われます。
 問題は私達の側にあって、そもそも宇宙普遍の言語を新たな音声言語を造り出そうとすることに無理があるということでもあるのです。私達の既存の四感覚に頼らず、本来の印象への感受性に目標を置いた取組が重要だということです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第15章-段落164

164 Although few men are aware of its existence there is a universal language - a language which includes not only the expressions of man but that of every living thing; a language so simple that even a new-born babe can understand
164 ほんのわずかの人しか、その存在に気付いていませんが、宇宙普遍の言語は存在するのです。人間による諸々の表現のみならず、あらゆる生きものの表現を含んだ言語で、あまりに簡単なため、生まれたばかりの赤ん坊さえ理解することが出来ます。



【解説】
 実は宇宙には全ての生きものが分かりあえる共通言語があるという訳です。その存在に気付いていないのは、音声言語にのみ依存している人間だけかも知れません。
 既に私達はこの一連の講座で、想念・印象による意思の交流について学んで来ました。本章では、更にその持つ意義を学ぶことになります。
 想念・印象の感受には何らの知識は不要です。生まれたばかりの赤ちゃんですら自在にその能力を発揮できるのです。言葉を未だ学んでいない赤ちゃんは相手がどのような気持ちを持っているか、大人以上に鋭敏に感じ取れます。それ程にテレパシーは簡素な基本能力ということでしょう。
 あらゆる生きものには共通にこれらの能力が備わっており、私達が素直になり、自らの心を本来の素朴無垢な状況に解放すれば、自ずとその能力も現れて来るというものです。自然界で遊ぶ生きもの達は、この印象感受、宇宙の言語を活用することによって、厳しい環境の中でも実に楽しく毎日を送っているのではないでしょうか。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第15章-段落163

15 THE LANGUAGE OF THE COSMOS
163 In recent years there has been a greater trend towards the brotherhood of man than ever before in the history of this civilization. The advent of radio, television, etc., have united the world into a common relationship. There has been much discussion among the learned men of every nation regarding the possibility of formulating a common language so that intercourse between peoples of different nations may be facilitated.
第15章 宇宙の言語
163 近年、この文明の歴史の中でこれまで以上に人間の兄弟愛に向けてのより大きな傾向が生まれています。ラジオやテレビその他の到来は世界を共通の関係に結びつけて来ました。異なる国々の人々の間での交流を促進できるよう、共通の言語を形成する可能性に関し、あらゆる国の学者達の間で沢山の議論がなされました。


【解説】
 移動手段や情報連絡手段が限られていた昔は山一つ離れた村とも互いの行き来は少なく、ましてや海を越えた国々とは全く異なる世界であり、異民族、異文化の世界とみなして来ました。
 しかし、昨今では容易に諸外国にも出かけられ、ビジネスでも相互依存が急速に進行しています。
 以前にも書いたことですが、アダムスキー氏は生前、これからの世界共通語はアメリカ英語になると言明していたことがありました。当時、私はある高校でドイツ語か英語を選択する時期だったのですが、この言葉を受けてその学校の特色(ドイツ語)をやめて、英語を選択したことを覚えています。
 果たして、半世紀後の今日の世界、ほとんどの場面では英語によるコミュニk-ションが一般的となっており、アダムスキー氏の指摘が証明されたことになります。
 さて、このような延長線上にあるもの、即ち人々の交流が進むと必然的に共通語が必要だとする認識が生じることは、今後も高まるものと思われます。更に人間のみならず、植物や動物達など身近な生き物達との交流、他惑星との交流等においては、印象による交流、テレパシーへと道は続いています。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第15章-段落175

175 The Great Ones who have performed so-called miracles in the controlling of elements could not have done those things if they had not understood the language of feeling and realized that every living thing also possessed the same awareness. Intuition in man, instinct in animal, affinity and attraction of atoms in matter are all evidence of the cosmic language. Every smallest frequency in the whole system is a word spoken by the voice of consciousness and when man has alerted his mortal sense mind to the place where it becomes aware of even the slightest motion of energy he will have torn away the veil of mystery that separates himself from the Cosmic Halls of Wisdom.
175 元素群を制御する中でいわゆる奇跡を演じた偉大なる者達は、もしフィーリングの言葉を理解せず、あらゆる生けるものもまた同じ知覚を有していることを自覚していなければ、そのようなことを成し遂げられはしなかったでしょう。人間における直観、動物における本能、物質における原子の親和性と引力は全て宇宙的な言語の存在の証です。全体体系の個々の最小の周波数は意識の声によって語られた言葉であり、人が自らの死すべき感覚心をほんのわずかな動きのエネルギーにも気付ける場所に注意を喚起する時、人は自分自身を宇宙的な智恵の感覚から切り離して来た神秘のベールを引き裂いていることでしょう。


【解説】
 本項は世の中に能力者が起こすいわゆる奇跡というものがどのようにして生まれるのか、その秘密を明かしています。一般には奇跡は神の御業として尊ばれ、成し遂げた本人は聖人や能力者としてこれまで、人々の崇拝の対象となって来ました。
 それら能力がどのようにして生まれたのかについて語った例は、本講座以外に私は知りません。
 著者は実は私達でも、意識の声に着目し、元素群と同じ感覚になれれば驚くべき程の成果を上げることが出来るとしているのです。私達一人一人にとって何故、この学習が必要なのかを本項は明確に語っています。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第15章-段落174

174 When the Christ, made the statement, "I and the Father are one" He was professing absolute knowledge of the cosmic language, for the Father is All and how could the Christ be one with all unless he was able to enter into communion with it and acknowledge his relationship to it.
174 キリストが「私と父とは一つだ」と述べた時、キリストは宇宙的言語についての絶対的な知識を持っていることを明かしたのです。何故なら父は全てであり、キリストはその中に一体化して入って行き、自分とそれとの関係を自覚していなければ、どうして全てと一体になることが出来ることになるのでしょう。


【解説】
 2000年以上も前の地球の人々にキリストのこのような言葉がどのように理解されたのか、また今日の人々に対してどのように受け取られているかについて考えて見る必要があります。
 言い換えれば、私達がこれから進もうとしているはるか先を既にマスターしていた導師が2000年以上も前に居たということ自体、驚くべきことです。他惑星の文明のレベルは私達の想像できないくらい進化していることを先ずは理解する必要があります。
 また、キリストは当時の人々に何かの品物、例えば何らかの工業製品を見せて、進化を促すことはありませんでした。人々と同じ暮らしをし、同じ衣食住を過ごす中で、なお「父」の存在とその持つ偉大な力について人々に語っています。つまりは当時の人々と何ら異なることのない条件の中で、個人の能力として「父」(創造主)との一体の中で、多くの奇跡を人々に見せ、その力の偉大さを示したということでしょう。
 このことは機械文明の発達した今日の地球についても状況は同じです。心や意識についての現状の私達の知識は2000年間、何らの目だった進歩は無かった訳です。「私と父とは一つだ」という言葉が、誰でも発せられるようにするには、先ずは各自で「父」に直面し、「父」を信じることから始めなければなりません。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第15章-段落173

173 It has been said that such form of communication cannot be relied upon but that is untrue. We are being guided constantly by the voice of conscious thought, whether projected from a cosmic source or through a personal channel. There is no man who is not to some extent aware of his power of intuition which is nothing more or less than the voice of consciousness.
173 このようなコミュニケーションの形成は信頼できないとされて来ましたが、それは真実ではありません。私達は宇宙的源泉から投影されたものにせよ、個人的な経路からにせよ意識的想念の声によって常に導かれています。意識の声以外の何物でもない自らの直観力について幾分かも気付いていない者は誰一人居ないのです。


【解説】
 そもそも何かについて考える時、発端となるアイデアは何処から来るのでしょうか。通常の私達の心は選択肢があった際にどちらが得か損かを比べるのは得意かも知れませんが、発想自体を生み出すことは苦手です。殆んどの場合、思いつくアイデアは何処からともなく湧き上がるもので、それは意識的想念に由来していると本項では解説しています。
 つまりは既に私達は自覚しないままに意識的想念を頼って問題の解決を目指していることになります。
 しかし、最もこの意識的想念を活用しているのは芸術家ではないかと考えています。今まで誰も試みていなかった斬新な手法を取り入れて白いカンバスや木や石の塊から姿形を造り上げて行く過程には、必ず意識的な閃きが必要だと考えています。
 そのように自らの身体を通じて、これら意識的な想念を再発信すること、自らを意識の通り道とすることでますます感受性が高まり、併せて作品という結果を収めることで更にその能力を育むことが出来るものと考えます。日頃から私達自身もこれら直観力を大切に取り扱って、その能力を高めることにより、各々の仕事の成果の芸術性も高まることになることでしょう。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第15章-段落172

172 We have spoken about this language as it expresses through the medium of sound, which is one of the lower voices of consciousness, but let us now consider thought. Here we have taken a step higher for through this form of communication we have eliminated time and space. Through the medium of thought we are able to speak to another although we are thousands of miles away and the contact is made almost instantaneously. Through this means of transmitting a message we can contact another person even though their body is in the state of sleep. Conscious thought is a messenger that works unhampered by time, space or conditions.
172 私達はこの言語というものについて、意識の低次な声の一つである音の媒体を通じて表現されるものとして語って来ましたが、更に想念を考えて見ましょう。ここでは私達は一段高いステップに立っています。何故ならこのコミュニケーションの形態を通じて私達は時間と空間を取り払っているからです。想念の媒体を通じて私達は何千マイル離れていても他者と話すことができますし、その接触はほとんど瞬間的に行われます。このメッセージを発信する手法を通じて私達は相手の肉体が睡眠状態にあっても相手と接触することが出来ます。意識的想念は時間や空間、あるいは状態に妨げられることなく働くメッセンジャーなのです。


【解説】
 言葉として意思が発せられる際には、先ず想念が湧き起こってそれを言語に翻訳した後に音声として発せられる訳です。即ち、音声の発せられる所、想念があることになります。しかし、音が放送設備等の伝送装置を用いなければ、また、相手も同様の装置を持たなければ遠い所には届かないのに対して、想念は距離に関わりなく、瞬時に伝わります。それは目や耳等の感覚器官にではなく、直接肉体細胞のレベルに伝える為、相手が眠っていても伝えることが出来ることになります。
 想念は意識的である為に、全宇宙に伝わる波動であり、各自に優れた受信能力があれば、距離に関わりなく何処でもその発信者の意図を感受することが出来るという訳です。
 なお、本文中に想念が「時間や空間」に関わりなく、伝播するとありますが、この「時間」に関わりないと言うことについては、一度発信した想念は多少減衰するにせよ、以後永遠に空間に反響を続けて残留することを指すと解釈しています。
 つまり、各自の発する想念は同時代の人に影響を与えるばかりでなく、将来の世代にも影響を与える力を持っているとも解釈出来ます。かつて地球に居られた、或いは遠く離れた天(惑星)に居る多くの導師(マスター)の発心の恩恵も私達は受けているのではないでしょうか。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第15章-段落171

171 Man's greatest power lies in his recognition of this cosmic language, for when he realizes that every tiniest atom is able to comprehend the language he speaks he will impersonally command with greater certainty and all lesser forms of life will obey him. Man, himself, will rise to vaster heights of accomplishment for he will know the greatest and the smallest and can guide them into united action.
171 人の最大の能力はこの宇宙的言語の理解の中にあります。何故なら人があらゆる最小の原子は人が話す言葉を理解することを理解するや、人はより大いなる確かさで非個人的に命令を下すことでしょうし、人より下位の全ての生きものは人に従うだろうからです。その結果、人は自分自身、達成のはるかの高みに昇ることでしょう。人は大いなるものも小なるものも合わせて知り、それらを結束した行動に導くことが出来るからです。


【解説】
 私達一人一人が宇宙哲学の学習の結果、何を得ることが出来るかを本項では明快に示しています。また、そもそも人の能力開発とは何かについても本項は明らかにしています。
 私達の身体には60兆もの原子が存在し、それらが小は原子分子の反応から、大は肉体各器官による連携運動等、密接につながりあった活動があり、それによって肉体が維持されている訳でもあります。この活動を支えている原子分子の知性は人知を超えるものがあります。その深遠なる知性と人の心が意思疎通を図ることが出来れば、人はその結果、驚くべきスピードで知識を増やして行けることでしょう。
 また、各原子が人の意見に従うようになれば、病が無くなるのはもちろん、着実に好条件の環境が用意され、最高位の創造物の一員として、幸福を享受することが出来ることになります。もちろん、それ以上にそれらの能力を身に付けた者は各々の才能を開発させ、後から来る他の者への手本となるような業績を残せることになる筈です。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第15章-段落170

170 The language of the cosmos is the vibration or frequency of sound, of light and of thought. It is all one voice - the great voice of feeling. It speaks with deep reverberation in the thunder and it speaks in the silence of our deepest repose.
170 宇宙の言語は音、光そして想念の振動ないし周波数です。それら全ては一つの声、フィーリングの大いなる声です。それは雷鳴の深い反響と共に、また私達の深い安らぎの沈黙の中でも語っています。


【解説】
 本文中の「それらは全て一つの声、フィーリングの大いなる声」としている点に注目したい所です。言い換えれば、音に表現される声も光も想念波動も、皆振動であり、その振動こそが同じ宇宙的言語に属するとしている訳です。「振動」という要素が「言語」ということになります。
 前項等で述べられて来た音楽の普遍的機能もそうですが、このような振動的要素が普遍的言語であるということです。
 更に解釈すれば、人が声を発する時には、声と同時に想念波動も放出していることと思われますが、それら音声から想念波動までの振動は皆、発信者の意図を表現している訳です。音声の届く範囲には限りがありますが、想念の方は限界がないということでしょう。このように私達は多重化した仕組みの中で生きているということでしょう。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第15章-段落169

169 If it were not true that a universal language exists how is it possible to train animals to act according to man's command? Even a little insect like the flea can be trained to perform perfectly. It is certainly not the human voice or the words spoken in French, English, Spanish or any other tongue that guides their actions; it is the voice of conscious feeling which speaks more clearly than any audible word.
169 もし、宇宙普遍の言語が存在するということが真実でなかったとしたら、どうやって動物達を人間の命令に従って行動するよう訓練することが可能となるのでしょうか。ノミのような小さな昆虫でさえ、完璧に演技するよう訓練され得るのです。彼らの行動を導いているのは人間の声、或いはフランス語、英語、スペイン語その他の言語で話された言葉ではないことは確かです。それは耳に聞こえる言葉よりも更にはっきり話される意識の声なのです。


【解説】
 日本では馴染みのない「ノミのサーカス」のことを指しているものと思われます。
 昆虫とのコミュニケーションについては、秋の夕べに庭で鳴く虫の声を愛でながら、眠りに就く等は、現代では風流を超えた贅沢な生活なのかも知れません。その虫達の合唱に耳を傾ける中で、草むらで鳴いている虫と部屋の中でそれを聞く者との間に、虫の声を通じた何らかのコミュニケーションが成立しているということでしょう。互いに分かり合っているという関係です。
 さて生きものとのコミュニケーションの例の中で、思い出されるのはアッシジの聖フランチェスコが小鳥と会話したとされていることです。全ての地上の所有物を捨てて創造主に従ったとされるフランチェスコについては日本でも良く知られているところですが、自然界の生きもの達と同一レベルの意識状態にまで昇華できた背景には、それだけ印象の世界にも熟知するまでの修練があったものと思われます。
 仏陀をはじめ、多くの聖人が地球を訪れ、教えを授けて来ましたが、そのどの師も生きとし生けるものと何ら隔たりのない会話が出来、周囲の者を驚かせたことが伝えられています。仏様の歩いた跡には花が咲き、様々な聖人が生まれた際には奇跡的な事象が起こったとすること等は皆、生きもの全てがその聖人の存在を知覚し、喜んだことを意味しています。私達は決してこのような能力を開発することを目的とするものではありませんが、学習を続ける内にそのような多くの生きものと自然に意思の交流をするようになるのです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第15章-段落168

168 Why is one very joyful in the springtime and vibrant with life? Why does the feeling of quiet releasement come with the fall of the year? Because nature speaks the cosmic language and man, though he realizes it or not, understands that language and is affected by it.
168 何故、春に人はとても楽しく生気に溢れるのでしょう。何故、秋とともに、落ち着いた解放感がやって来るのでしょうか。それは自然がその宇宙的言語を語っており、人は認識するしないにかかわらず、その言語を理解し、それに影響を受けているからです。


【解説】
 実は私達は知らず知らずの内に大自然の語る言葉、示唆する内容に反応しているという訳です。心が理解しなくても、心とは別の部分がこれら大自然から発せられる印象に応答し、それに従っているということが大切なところです。
 私達は、自然と対面する時、外観だけ、つまりは肉眼で見える範囲、或いは耳で聞こえる範囲だけで判断しがちでしたが、それらを超えて更に高いレベルでの流れる印象にこそ鋭敏であらねばならないということでしょう。
 多くの自然界の生きものは今後来る気象の変化も鋭敏に感じ取って準備を進めているように思います。例えばカマキリの親は冬に卵が雪に埋もれないよう、高い所に卵を産み付けるとか、あるいは災害に逢って沈没する前には船から多くのねずみが船から逃げ出す等、多くの事例があるのではないかと思っています。
 自然が語る言葉を理解しようと努めることは、いつかご自身にもこれら野生生物の予知能力が育つことにも繋がるものと思っております。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第15章-段落167

167 Why is one affected by music, for instance? It does not speak words as a human speaks and still one melody will produce a feeling of great joy, another of sadness, and still another will carry one into a state of exaltation. It effects a person who has never studied the science of harmony just as it affects the one who is a musical master. Music is a universal language for it is interpreted through the Cardinal Sense of Feeling.
167 例えば何故、人は音楽によって影響を受けるのでしょうか。音楽は人間が話すような言葉を語ることはありませんが、それでも一つのメロディーは至福感を作り上げ、他のメロディーは悲しみを、そして更に別のものは聞く者を高揚感の中に導きます。それは和声学を学んだことのない者も、音楽の巨匠である人に作用するのと同様に影響を受けるのです。音楽とはフィーリングの中枢感覚を通して翻訳されるが故に、一つの宇宙普遍の言語と言えるのです。


【解説】
 よく見かける光景に、若者の多くが音楽携帯プレーヤーを聞きながら通勤・通学をしている姿があります。音楽に惹かれるこの年代は本項で言う音楽の持つ本質的な特徴に基づいていることが分かります。おそらく感受性の高い年代においては特に音楽に惹かれるということなのでしょう。
 音楽については特段学んだことはありませんが、そのメロディーは人間に直接的に作用することは間違いないように思います。心をゆったりさせるヒーリングメロディーから怒りをぶつけるハードロック調まで、その音楽を聞く者に少なからず影響を与えるものです。
 宇宙的な音楽と言えば、皆様もよくご存知の映画「2001年宇宙の旅」の中の地球と月との間の宇宙定期船の中で流れるヨハン・シュトラウスの「美しく青きドナウ」があります。大宇宙での楽しい調和した生命賛歌として用いられているものですが、それもアダムスキー氏が何処かでかつて、これらのワルツ曲が宇宙的なのだと語っていたことを思い出します。
 日頃から良い音楽や楽曲に心を調律して置くことが、自然界から聞こえて来る様々な音に対しても心を開ける人間になれるということでしょう。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第15章-段落166

166 You are related to everything in the cosmos. The language of consciousness is spoken by all, and if you will be continuously aware of this fact the time will come when you will understand every living thing. The leaves upon the trees, the chirp of the birds, the croak of the frog, the hum of the bees - all will speak to you and you will understand life as it manifests through each individual channel. Every slightest sound will become a voice no different than the voice of another human and you shall partake of the consciousness of each thing that lives.
166 貴方は宇宙の中のあらゆるものと関連しています。意識の言語は全てのものによって話されており、貴方がこの事実に絶え間なく気付いていれば、貴方があらゆる生きものを理解する時が来ることでしょう。木々の葉、鳥達のさえずり、カエルの鳴き声、ミツバチの羽音、これら全てが貴方に話し掛けるようになり、貴方は各々の経路を通じて生命が現れることにより生命を理解するようになるでしょう。一つ一つのわずかな音が他の人間の声と何ら変わらない声になることでしょうし、貴方は生きるものの意識を分かち合うことになる筈です。


【解説】
 自然の中を歩く時、私達は様々な音を耳にします。朝であれば夜明けを喜ぶ鳥のさえずり、昼には草むらの中で鳴く虫の音、夕方には、この時期、日暮蝉の鳴き声など、数多くの音を聞くことが出来ます。
 私達は日頃、何故蝉が鳴いているのか、何を訴えているのか等、人間以外の発する声について、あまり関心を抱いては来ませんでした。しかし、本項はこうした各々の生物が発する音も人間が発する声と何一つ異なるものではないとしています。各々の発する声がその音であり、私達自身が関心を持たなかったために、それらを単なる音として長年見なしていたに過ぎないということです。どこかで聞いた話には、フランス語をはじめとする多くの西洋言語には、虫の音を表現する単語が無いとのことです。鈴虫やウマオイ等、古くから日本では虫の音を愛でる文化があり、それらの音の違いを聞き分けていた訳ですが、これらは日本文化が受け継いでいる世界に誇れる感受性の高さと言えるものでしょう。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第15章-段落165

165 We have conceived the idea of a universal language among men because we are aware of being able to understand the human voice and have developed the habit of expecting the voice of man to interpret for our benefit the thought which passes through his mind, but we have not included in our efforts of unification any but the man kingdom. Why should this be so, for are the sounds which make up the various languages so different than those of nature itself? As the different races of men speak with various sounds and combination of sounds; each form of life in this world does the same, yet we do not seek to understand them. Man has limited himself to one phase of life and has closed the door upon the vastness of the Cosmos. This is due to the fact that he has given recognition only to the mortal senses which gain their impressions from outer things. He expects to hear only those sounds that are coarse enough to affect the physical organ of hearing and so he loses the ability to interpret the cosmic language as a whole. And what is this cosmic language? It is conscious feeling - the voice that speaks through every form and which, therefore, unites All into an inseparable unit. There is nothing in the cosmos that cannot speak to man with the voice of conscious feeling and there is not one thing that cannot understand that language. It speaks as clearly through the smallest thing as it does through the greatest.
165 私達は人間の間にある宇宙普遍の言語についてのアイデアを思い付いて来ました。何故なら私達は人間の声を理解出来、自分の心を通過する想念を私達のためになるよう翻訳しようとする習慣を発達させて来たからです。しかし私達は私達の統合化の努力を人間界のみに留めて来ました。何故そうなってしまったのでしょう。様々な言語を作り上げる音は自然自体の音とは違い過ぎるからでしょうか。様々な異なる人間は異なる音や音の組み合わせで話しますし、この世界の各々の生きものも同じことをしますが、私達は彼らを理解しようとはしません。人は自分自身を生命の一つの側面に限定させており、宇宙の広大さのドアを閉めているのです。これは印象を外部のものから得る死すべき感覚のみに認知を与えて来た事実によるものです。人は肉体の聴覚に影響を与える程の粗い音声のみを聞き分けることを期待しており、その結果、全体としての宇宙的言語を翻訳する能力を失っています。そしてこの宇宙的言語とは何でしょうか。それは意識的フィーリング、あらゆる形あるものを通じて語られる声であり、それ故、全てを離れられない単位に結びつけるものです。それは、最も大きなものを通じるのと同様に、最も小さなものを通しても明確に話し掛けています。


【解説】
 私達人間が言葉を理解する能力とその努力がどのように行われて来たかについて述べた後、実は私達が発達させて来た対象が人間に限定して来たことに問題があるとしています。即ち、私達は人間については関心を持って臨みますが、他の生きものについては同種の関心はなかったということです。
 もっとも、本書が書かれた西洋文化ではそうなのですが、アジアその他の古来からの宗教文化が残っている地域では若干異なるのかも知れません。アミニズムと西洋世界からは蔑視される自然崇拝の根源には、自然界の生きものの全てに生命の尊厳を認め、時には人間以上に敬う精神風土があるからです。
 アダムスキー氏は直接的にこのような古来の日本神道の要素を引用することはありませんでしたが、本項で書かれている生きとし生けるものにあまねく語り合う精緻な想念波動、即ち宇宙的言語の存在に気付くことが必要だとしています。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第15章-段落164

164 Although few men are aware of its existence there is a universal language - a language which includes not only the expressions of man but that of every living thing; a language so simple that even a new-born babe can understand.
164 ほんのわずかの人しか、その存在に気付いていませんが、宇宙普遍の言語は存在するのです。人間による諸々の表現のみならず、あらゆる生きものの表現を含んだ言語で、あまりに簡単なため、生まれたばかりの赤ん坊さえ理解することが出来ます。


【解説】
 音声或いはその発展形である文字によらない言語について、本項は述べているものと思われます。元来、人が想起するアイデアが未だ通常の言語に翻訳される前の言わばアイデアの塊の段階で、直接認識し、理解する能力のことを指しているように考えます。
 これらの能力はあらゆる生きものに元来、備わっており、その結果、人間以外の生きものはこのインスピレーションを把握し、その結果、何ら特別な言語を持たなくても互いに十分な理解を図ることが出来る訳です。
 細胞同士のコミュニケーション、他の種との意思疎通、更には宇宙根源からの示唆等、ありとあらゆる場面で活用されているのが、この想念感知能力です。
 人間も言語を学ぶ前の乳幼児までの段階は皆、これと同じ能力を有していたものと考えます。またその頃は印象の記憶も確かで、誰でも幼児期に受けた印象は生涯忘れずに残っているものです。こうした言葉を覚える以前の生活は、本来の宇宙共通言語を修得する一歩であったかも知れないという訳です。
 周囲の雰囲気を察知する能力は、これら想念に鋭敏になることと同意語であり、私達一人一人がこれから宇宙的な生き方を歩む上で必要な要素と言えます。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第15章-段落163

15 THE LANGUAGE OF THE COSMOS
163 In recent years there has been a greater trend towards the brotherhood of man than ever before in the history of this civilization. The advent of radio, television, etc., have united the world into a common relationship. There has been much discussion among the learned men of every nation regarding the possibility of formulating a common language so that intercourse between peoples of different nations may be facilitated.

第15章 宇宙の言語
163 近年、この文明の歴史の中でこれまで以上に人間の兄弟愛に向けてのより大きな傾向が生まれています。ラジオやテレビその他の到来は世界を共通の関係に結びつけて来ました。異なる国々の人々の間での交流を促進できるよう、共通の言語を形成する可能性に関し、あらゆる国の学者達の間で沢山の議論がなされました。


【解説】
 以前、何処かでアダムスキー氏は、これからは英語が世界共通語になると語っていたことを思い出します。それから40年以上も経過した中で、事実、その通り、多くの場面で英語が共通言語として用いられるようになっています。本章は更に進んで、宇宙的共通言語は何かという点について学んで行くことになる筈です。
 既に「テレパシー講座」において、私達は印象の伝達に関するメカニズムについて学んで来ましたが、本章では、それらのおさらいになるものと思われます。
 音声に依存するコミュニケーション、文字に基づく意志伝達は、人間だけの能力ですが、自然界を見ると他の生きもの達は、これら手段を持たないにも拘らず、何ら不自由なく生活しています。ある国で飼われていた犬が別の国に引き取られたとしても、何らの不自由なく暮らして行けることは確かです。同様に、あらゆる生きものが互いに自分の意志を伝え合い、互いに理解し合っていることに私達は気付く必要があり、何故、そのようなことが可能なのかをよく考える必要があります。
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