「宇宙哲学」 第1章

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第1章-段落007

007 The following lessons I humbly present with the hope that they may act as stepping stones in your quest for knowledge.
007 以下に続く教課を、私はそれらがあなたの知識への探求の道における踏み石として役立つことを願いながら、謹んで贈呈するものです。

【解説】
 奇しくも本項は、毎日のように皆様にお示ししているこの逐次解説をも示唆するような表現となっています。
 私達は一歩ずつ歩んで行くしかなく、その一歩を支えるのが本文で言う知識への探究の道に置かれている踏み石である訳です。 この踏み石が事前に用意されていることで、仮にぬかるんだ場所でも滑ることなく、一歩一歩着実に歩み、導かれた道程を歩むことが出来るということでしょう。
 また、著者はこの「宇宙哲学」を偉ぶって私達に教えるという態度は微塵も無いことについても私達は良く心に留めて置く必要があります。後から来る私達の為に、自ら踏み石を用意しましたと著者は実に謙虚にこの第1章を締めくくっています。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第1章-段落006

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第1章-段落006


006 Our neighbors on the sister planets of our solar system came to the realization a long time ago that every minutest particle in the Cosmos is inter-related with every other particle. Thereby in order to have even a small perception of the purpose of life, each phase must be studied in relation to the Whole. They shared a theory with all who were interested and gradually theories grew into facts as they explored further and further and unified all life. A humble reverence and love for All Knowing Intelligence as It expressed in every living form became their inspiration. Human relationship and behaviorism was taught to their children to aid them in individual expression of their own divinity.
006 私達の太陽系の姉妹惑星群上の隣人達は、遠い昔に大宇宙の中の一つ一つの極微細な粒子も他の一つ一つの微粒子と相互に関連しているとする認識に至りました。それ故、生命の目的に対する例え小さな理解を得るためにも、一つ一つの側面を全体との関連において学ばなければならないのです。彼らは一つの理論を関心のある者全てと分かち合い、次第に諸理論は、彼らが進んで探求し、全ての生命を統一するに至って、発展し、諸事実になったのです。一つ一つの生きる形あるものの中に表現されている全てを知る英知に対するつつましやかな敬愛が彼らのインスピレーションになりました。人間関係と行動主義が彼らの子供達に、自分達自身の神性の表現を助けるため、教えられました。



【解説】
 自然界の諸法則は不変だと前項で説明がありましたが、そもそもその法則は遠い昔、私達の太陽系の金星や土星における一部の人によって洞察が為され、研究が進んだ結果、次第に確信に至るまでになり、以後はその根本原理を実生活に広く応用するまでに至ったのだと説かれています。
 今日まで何年要したかは知らされていませんが、このような物質を貫く法則に気付くことによって、文明全体が精化され、惑星全体が進化するということなのでしょう。
 そういう意味でも、万物が如何なるものでも全体として相互に関連し合い、影響し合って存在していることを各自が今後、どのような機会で認識できるかが重要になります。「生命の科学」においても度々「原因と結果」について観察すること、相互関係を学ぶことが強調されています。互いに影響し合いながら、存在することは、一方では孤立無縁の自己流の哲学の取組では成果は得られないことが分かりますし、絶えず自然万物の観察を通じて生きた法則を学ぶこと、またそれらの知見を共有して互いに実生活に応用して成果を確かめることが重要であることが分かります。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第1章-段落004

004 Observation is our greatest teacher but we must learn to see the Cause or the related purpose of all forms or manifestations.
004 観察は私達の最大の教師ですが、私達は因、即ち全ての形あるもの・創造の現れの相互に関連した目的を観るよう学ばなければなりません。



【解説】
 私達は人間社会の諸問題から、火山や地殻の活動、気象や海流の動き、また動植物の営み等、自然界の全てを観察によって学びます。この観察の中で、私達は自然界を貫いている法則や季節の循環回帰、そして人間も含めその中に生きているもの達の生涯を見て、学んで来たと言えます。
 このように観察が私達を成長させてきたキーポイントであることは確かですし、多くの優れた芸術家はその観察過程の中で感銘を受けた美しさを自らの作品として制作して来たとも言えるでしょう。
 宇宙哲学を学ぶ私達は、この自然界の観察の中で何を掴むべきかについて、著者は万物の相互関係に着目せよと説いています。目には見えないが相互に関連付けられ、助け合って万物が生きており、それは私達も例外ではありません。その目に見えない各自の関連性こそが因であるとさえ断言しているのです。とかく「因」については神秘的なものに捉えられがちですが、著者はもっと身近に物や生き物、あらゆる存在をつないでいる存在として「因」を捉えていることが本項で読み取れます。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第1章-段落003

003 Our present perception of mind and matter must be expanded to the realm of Cause in order to understand and take our place in the class room of everlasting learning.
003 私達の現在の心と物質に関する知覚力を理解の為に因の領域にまで広げ、永遠の学習の教室における私達の席を手に入れなければなりません。



【解説】
 「心と物質」の理解について、著者は私達一人一人に改めてこれまで何が何処まで分かっているのかを問いかけ、合せてそれが現象(結果)の奥にある因の領域にまで広がった理解を持つようにと説いています。
 これまで私達は、「心」は自らの内面の活動を取り扱う領域として観察して来ましたし、「物質」についてはあくまで利用する対象として取り扱うだけのものではなかったでしょうか。
 しかし、これまでの私達の学習の過程において、私達は物質の究極の微小単位である原子には知性があり、それらの持つ精神作用は私達自身の生命活動ともつながる宇宙的な知性であることを学んで来ました。
 この微小単位に息づく知性がこれまで「因」と称されて来たものの所以であるように思われます。こうした壮大な宇宙観を各自が養うことが本講座の目的でもあるのです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第1章-段落002

002 Cosmic philosophy embraces the Universe conceived as an orderly and harmonious system complete in itself.
002 宇宙哲学は整然として調和が保たれ、それ自体で完結している一つの体系として理解される宇宙を奉じるものです。


【解説】 
 そもそも著者アダムスキー氏がこの著書を執筆するに当たって、何故「宇宙哲学」と命名したかが、本項に表れています。つまり著者が観る「宇宙」とは、これまでのようなただ膨大に広がった空間というようなものでなく、秩序があり、整然とした構成の下に調和的に動く有機的な空間として洞察していたことが分かります。
 その内容は言うまでもなく、著者自身、他惑星の人々から宇宙の真実の姿として学び取ったものでもある訳なのですが、本来の著者の意図はその宇宙に流れる法則をこの著書によって整理し、私達に教えるものであったように思われます。
 哲学3部作には各々の意図があるように思いますし、私達もその著者に意図を汲み取りながら、学習を進めて行くことだと思っております。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第1章-段落001

1. DEFINITION
001 Philosophy has been defined as the love of wisdom. A systematic general conception of principle as applied to a philosophy of life. The knowledge of the cause of all phenomena both of mind and matter.
第1章 定義
001 哲学とは英知を愛することと定義されて来ました。それは人生観に適用される系統立った原理の一般的な概念です。また、それは心と物質の両面に関する全ての現象の因への知識でもあります。



【解説】
 アダムスキー氏の哲学3部作の内、「テレパシー」に続いて執筆されたのがこの「宇宙哲学」とされています。3部作のいずれも正式な出版物ではなく、学習者の要望に応じて配布する形をとっていたものです。この内、「宇宙哲学」はクロス装丁の上質な仕上がりとなっており、「手に松明(たいまつ)」を掲げる図柄が描かれています。
 この松明の意図は今となっては不明ですが、世の中の暗闇を照らす著者の意気込みが感じられます。
 冒頭、著者はそもそも哲学とは何かを読者に問いかけています。遠くギリシャの時代から現代文明の起源はあるようですが、当初活躍したソクラテスその他の哲人の貢献はとにかくとして、それを受け継ぐ現代のギリシャは国の存続が危ぶまれる程の経済危機に陥っています。この間、私達が如何に無意味な議論を行って来たかを象徴するように思うのは私だけではないかも知れません。
 しかし、哲学本来の役割は本項に記されているように、現象の奥に潜む因の作用にまで遡る広くて深い見識を学ぶことなのです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第1章-段落007

007 The following lessons I humbly present with the hope that they may act as stepping stones in your quest for knowledge.
007 以下に続く教課を、私はそれらがあなたの知識への探求の道における踏み石として役立つことを願いながら、謹んで贈呈するものです。


【解説】
 著者は、この宇宙哲学を、これが正しく確かなものだからと言って、一方的に押し付けようとしているのではありません。あなたがこれから進むべき道において必ず役に立つもの、時々のポイントとしてしっかり身に付けるべき内容を収めてありますと述べているのです。
 とかく哲学は、議論にあるいは空論に走りがちですが、本書は違います。是非、通常の哲学書としては、ご覧にならないで下さい。短い文章の中に著者が他惑星人達から伝えられた、体系的な理解のエッセンスが簡潔に述べられている筈です。
 その内容から、どのような理解を導き出すかは、私達、本人次第ということになります。一段落毎、読み返している本講座のようにご自身が得た印象を書き留めることも良い方法かと思っております。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第1章-段落006

006 Our neighbors on the sister planets of our solar system came to the realization a long time ago that every minutest particle in the Cosmos is inter-related with every other particle. Thereby in order to have even a small perception of the purpose of life, each phase must be studied in relation to the Whole. They shared a theory with all who were interested and gradually theories grew into facts as they explored further and further and unified all life. A humble reverence and love for All Knowing Intelligence as It expressed in every living form became their inspiration. Human relationship and behaviorism was taught to their children to aid them in individual expression of their own divinity.
006 私達の太陽系の姉妹惑星群上の隣人達は、遠い昔に大宇宙の中の一つ一つの極微細な粒子も他の一つ一つの微粒子と相互に関連しているとする認識に至りました。それ故、生命の目的に対する例え小さな理解を得るためにも、一つ一つの側面を全体との関連において学ばなければならないのです。彼らは一つの理論を関心のある者全てと分かち合い、次第に諸理論は、彼らが進んで探求し、全ての生命を統一するに至って、発展し、諸事実になったのです。一つ一つの生きる形あるものの中に表現されている全てを知る英知に対する心からの敬愛が彼らのインスピレーションになりました。人間関係と行動主義が彼らの子供達に、自分達自身の神性の表現を助けるため、教えられました。


【解説】
 万物の相互関係という言い方がありますが、進化した他惑星人はあらゆるものを、こうした相互関連の視点で観ている訳です。物理の実験で、顕微鏡下で牛乳の粒子が互いに不規則に動いているのを観察する機会があるかと思います。通常、「ブラウン運動」と言われる動きですが、これは顕微鏡下で勝手に牛乳の粒子が動いているのではなく、その周囲の目に見えない液体分子が不規則に運動している影響を受けたものであることは学校で習っています。このように、ある現象があっても、その奥にはもう一つの別の現象があって、その影響が現れている訳です。
 これは一つの粒子の話でしたが、より大きな生命体、とりわけ私達自身のことになると、どれほどの分野や要因と関わりがあるのか、想像も難しいくらいです。その中で、その生命体の主(あるじ)である私達には、更に大きな可能性と役割がある訳です。少しでも早い年少段階で、人間の生き方について学ぶことは大変重要なことです。誕生まもない無垢の段階から、教育を授けることが、この文明を救う唯一の道かも知れません。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第1章-段落005

005 Principle, or source of origin, and nature's laws remain forever the same for they are immutable. Man's concept of the law expands as he desires to know more and more of his purpose in relation to the Cosmos.
005 原理、あるいは起源の源と自然の諸法則は永遠に同じであり続けます。何故なら、それらは不変であるからです。人のその法則に対する概念は、その人が自らの存在目的を大宇宙に関連して知ろうとすればするほど、拡がって行きます。


【解説】
 ここでは「原理」と「自然の諸法則」は永遠に変わらないものだと説いています。この内、原理とは、"原則"や"方針"、"本源"や"主義"を示唆し、文字通りの物事の有り様の原則を意味しています。また、諸法則とは、"法律"や"(科学の)法則"、"(宗教上の)おきて"等、具体的な作用原理を指すものと思われます。これらは太古から現在、更に未来まで変わることはないと述べています。
 宇宙とは、そうした未来永劫、同じ原理が働いている創造的空間と言えるでしょう。私達が把握する範囲は限られた内容ですが、知ろうとすればするほどに、私達の知覚できる範囲は広がって行くことでしょう。
 丁度、太古の人達が同じ空を見ても、現代の私達とは違うイメージを持っていたことは想像に難くありません。それと同様に、進化した他惑星人達の宇宙に対する概念は現代の私達とは随分異なるものであろうと思われます。
 創造的宇宙空間の中では、何一つ、存在理由や存在目的を有しないものはありません。私達の一人一人の存在意義と期待される役割について、気付こうとすることが大切です。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第1章-段落004

004 Observation is our greatest teacher but we must learn to see the Cause or the related purpose of all forms or manifestations.
004 観察は私達の最大の教師ですが、私達は因あるいは、全ての形あるもの・創造の現れ、の相互に関連した目的を観るよう学ばなければなりません。


【解説】
 先ずは観察からなのですが、この「観察」、単に物体や現象を眺めよという訳ではありません。物事を観察する時には、その物事が他とどのように関連しており、他のものとの関わりにおいてどのような意義や役割があるのかを観るように努めよと言っているのです。
 この物事の間の関連性を「因」という概念に相当すると著者は説いているように思われます。
 もちろん、冷静な立場、感情のレベル段階から離れて、客観的に観察することは大切です。本項では更に深く、広く、物事の相互関係、相互依存を洞察出来るよう、観察力を養えと述べています。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第1章-段落003

003 Our present perception of mind and matter must be expanded to the realm of Cause in order to understand and take our place in the class room of everlasting learning.
003 私達の現在の心と物質に関する知覚力を理解の為に因の領域にまで広げ、永遠の学習の教室における私達の席を手に入れなければなりません。

【解説】
 ここで注目したいのは、心も因の領域との関係で理解せよと言っている点です。言い換えれば、心自体も因によって生まれた一つの結果と言うことが出来るのではないでしょうか。いわゆる「放蕩息子」の例えです。
 私達は表面的な結果、更にはその時々の身体の調不調時の苦痛も含めて、結果に振り回されて来ましたが、その現実を否定することなく、しかしその奥に働く原理を洞察し、その根本原因に気付こうとすることが大切だということです。
 現実に現れた諸現象から何を観て、何を感じるか、私達が現象をもたらした内奥の原因にまで気付くようにならないと、他の惑星人と交流できるレベルには達しないということでしょう。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第1章-段落002

002 Cosmic philosophy embraces the Universe conceived as an orderly and harmonious system complete in itself.
002 宇宙哲学は整然として調和が保たれ、それ自体で完結している一つお体系として理解される宇宙を奉じるものです。

【解説】
 この宇宙哲学は1961年の著作とされています。他の2部作と取り扱う角度が若干異なり、系統立った原理の理解に主眼を置いています。その為、本項ではそもそもこれから始まる「宇宙哲学」とはどのようなものを対象とするのか、どのような視点を構えているのかを明らかにすることから始めています。
 まずは、大宇宙自体は決して混沌としたものではなく、整然と調和がとられた世界なのだということ、それ自体に全てがあることを認識して欲しいと述べられています。
 とかく私達は宇宙空間が無秩序な偶然が支配する、互いにばらばらは空間だと思いがちですが、実際、そのような世界は長続きしない訳で、少なからず一定の法則の下、調和的な活動が行なわれていると思うべきです。これは私達の身体の諸活動を見れば明らかで、このような互いに連携し調査した活動があってはじめて永続性が保たれる訳です。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第1章-段落001

1. DEFINITION
001 Philosophy has been defined as the love of wisdom. A systematic general conception of principle as applied to a philosophy of life. The knowledge of the cause of all phenomena both of mind and matter.
第1章 定義
001 哲学とは英知を愛することと定義されて来ました。それは人生観に適用される系統立った原理の一般的な概念です。また、それは心と物質の両面に関する全ての現象の因への知識でもあります。


【解説】
 哲学(philosophy)の語源はphilo(愛する)+soph(智恵)から成るとされており、本文中の記述は著者がそのことを述べているものと思われます。また、人生観あるいは人生哲学という内容もphilosophyの語感には含まれています。
 また系統立った原理の説明がなされて行くとされていることも、この「宇宙哲学」の特徴です。
 本講座で、アダムスキー氏の哲学3部作全てに取り組むこととなりました。一段落ずつ読んで行きますので、お付き合い下さい。
 なお、原文では章番号はありませんが、整理の都合上、章番号を加えてありますので、ご注意下さい。
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