テレパシー 第2部 第3章

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第3章-段落207

207 These are but a few examples of what I meant when I referred to impressions as being from effect to effect. This thought can be enlarged upon almost indefinitely; the only limitation placed on it is the scope of our imaginations. Each person should search thoughtfully into his daily life, recognizing and studying as many of these examples as possible. The key to opening the consciousness to commune with the Cosmos, is a thorough, impartial analysis and understanding of . . . mind. For it is through consciousness man expresses; so the better his understanding of the many pases of creation which are capable of influencing his mind - both from within the body, and from space itself - the more comprehensive will be his understanding of Cosmic Cause.
207 これらは、私が結果から結果への印象と表現した時に意味したことの多少の事例でしかありません。この考えはほぼ無限に拡大出来ます。唯一置かれた限界は私達の想像力の限界です。各自はこれらの事例を可能な限り多く見つけ出し、学びながら自分の日常生活を注意深く調べ上げるべきなのです。各自の意識を大宇宙との交流に開くカギは、......心を完璧に片寄らず分析し、理解することです。何故なら、人が表現するのは意識を通じてであるからで、肉体の内からと宇宙自体の両方から自分の心に影響を与えることが出来る多くの創造の歩みを良く理解すればするほど、大宇宙の因の理解は幅広いものとなるでしょう。


【解説】
 印象の交流は創造物の間でも積極的に行われている訳で、人体の例を元に本章では具体事例について説かれて来たところです。
 本項では、その印象の交流には際限はなく、制限は自らの想像の限界にあり、それを広げるには自らの概念・意識を広げる必要があると述べられています。具体事例をよくよく観察し、そこに起こっているメカニズムを正しく理解することで、はじめて私達の意識が広がるという訳です。
 私達自身の精神と肉体がどのように自分自身も周囲にも影響を及ぼし、また及ぼされているかを公平、冷静に理解することが重要となります。そうする中で宇宙の因との関係も明らかになり、想念・印象の持つ作用と意義を理解することになるのです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第3章-段落206

206 In infancy and young childhood, before the indoctrination of accepted beliefs has filled the mind with preconceived ideas, the young life is governed almost entirely by impressions. Long before a baby can talk, it can receive thoughts and respond to them. Therefore, is not the importance of the parent's attitude self-evident? Remember, our children are little mirrors reflecting our emotional stability or instability.
206 古くからそのまま受け入れられて来た信条による洗脳が行われる前の幼児期や幼年期においては、年少者の生活のほとんどは印象によって完全に支配されています。赤ん坊が喋れるようになるはるか前、赤ん坊は想念を受け取り、それら想念に応答します。それ故、両親の姿勢が重要であることは自明のことではないでしょうか。私達の子供は私達の感情の安定あるいは不安定さを映す小さな鏡だということを忘れないで下さい。


【解説】
 何事も自らの経験・体験を拠り所として学んで行くことが必要です。本項で述べられている内容も私達が社会の一員となるにつれてその社会の古い習慣や信仰に次第に染まって行き、本来の道を歩むことが妨げられることを示唆しています。
 本来は幼児期には既に印象を感知し自らの印象・想念に基づいて行動していたものが、両親その他社会の風習の中に埋もれてしまうということを本項では警告しています。家庭や地域社会における従来型の宗教が時に本人の進化の妨げとなる訳です。
 特に最近は中東諸国において宗教に根差した争いが目立ちますし、無垢な年少者が洗脳され狂信的なグループの手先となって命を落としたり、相手を殺害したりしていることが気がかりです。こうして本来成長を遂げるべき若者達を自分達の主義主張に組み入れ利用する者は末永く重いカルマを引きずるのは当然としても、それ以上に私達は未来ある少年達に真の進化の道を積極的に示す必要があります。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第3章-段落205

205 Authorities now recognize it is the delinquent parent rather than the delinquent child who is the real culprit. This delinquency is not confined to the neglected child, for many of these young criminals come from homes where they have been given every advantage; but it would be interesting to make a survey of the mental outlook of their parents.
205 今や当局は本当の元凶は非行の児童よりは非行の両親であることを認識しています。この非行問題は捨て置かれた児童に限定されるものではありません。何故なら、これら若い犯罪者達の多くは、あらゆる点で恵まれた環境を与えられた家庭から出ているからです。しかし、彼らの両親達の心の視点について調査することは興味深いことでしょう。


【解説】
 青少年犯罪の多くが家庭、中でも経済的貧しさの問題というよりは両親の物の見方に対する姿勢に原因があることを著者は私達に説いています。もちろん経済的な要因も大きいこともあるのでしょうが、それ以上に周囲の大人達の持つ想念パターンの影響がより大きいということです。非行に走る若者は経済的には恵まれた家庭から多く出ているという訳です。
 即ち大人達の精神状態がその子供達に大きな影響を与える訳で、私達自身が如何なる人生観を持って日々を過ごしているかが特に重要となります。
 実は最近、仕事でラオス・ビエンチャンに来ています。この国は経済発展はこれからの段階ですが、敬虔な仏教徒が多く暮らしており、街には数多くの仏教寺院が点在しています。先日もThat Luang寺のお祭りがあり、早朝に出掛けてみました。夜明け前、寺院周囲の広場に何千何万という人々が集まっていました。皆家族揃って正装し、手には僧侶に布施する品物を持って次々に人々が集まって来ます。ゴザを敷き座って僧侶が巡回するのを楽しげに待っています。広場にはスピーカーから読経が流れ、それに皆手を合わせている光景がありました。またそのお祭りに合わせて全国から数多くの僧侶も集まっています。
 アジア最貧国と称され、かつてのベトナム戦争では大きな被害を受けたラオスですが、人々の信仰心は篤く、また大変明るく楽観的な国民性が特筆するところです。日々の暮らしをどのような心境で送ることが真の幸福なのか、目下見聞する機会を与えられています。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第3章-段落204

204 Since the adult mental attitude overshadows and molds the mental attitude of the young, we should be particularly careful in our dealings with children. The young mind, not yet cluttered by our accepted tenets, is naturally receptive to impressions. Because the child is dependent upon us, both for physical care and love, this makes a very close tie; and our thoughts will have a direct bearing upon the mental and emotional development of the young life. If we are tense and irritable, the child will become nervous and filled with a feeling of insecurity; if we are calm and balanced, the child will feel secure.
204 大人の心の姿勢が年少者の心の姿勢に影響を与え、形づくることから、私達は子供達を取扱う際には特に注意すべきです。私達が受け入れた諸々の教義に未だ散らかされていない若者の心は自然と印象に感受性があります。子供は身体上の保護や愛情の両面において私達に頼っていますので、これはとても親密な絆を形成しますし、私達の想念は年少者の生命における心や感情の発達に直接的に関連します。もし、私達が緊張し苛立っていた場合、子供は神経質になり、不安なフィーリングで満たされることでしょう。もし、私達が静かで調和がとれていれば、子供は安心を感じることでしょう。



【解説】
 以前も述べたところですが、ルーサー・バーバンクの著書(The Training of the Human Plant, 1917)の中に人間の子供が最も感受性が高いと記されています。確かに言語については学習に時間が必要ですが、本件のテーマであるテレパシーについては実は大人以上に鋭敏ではないかと考えています。
 赤ん坊は言葉は発しませんが、相手の気持ちや周囲の雰囲気とは敏感に反応します。それは言葉によらない意思疎通を行おうとしていることもあるように思われます。
 ともあれ、この世に創造されまだ生命誕生の息吹に満ちているこの段階の子供が将来どのような発展を遂げられるか、私達は注意深く見守る必要があります。決して大人たちの争いや不安その他、低次な想念波動の影響を与えてはならないのです。
 将来、私達の惑星を担うこれらの新規来訪者が正しく育ち、期待されている任務を果たせるよう各々の成長を祈るばかりです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第3章-段落203

203 We have shown the detrimental influence destructive emotions have in our lives; yet, there is a simple demonstration to prove how easily their hold can be broken. If we can get an angry person to accept a pleasant thought, his strong, destructive emotion will quickly fade. The mind cannot retain thoughts of anger, fear, anxiety, worry, or any of the other destructive emotions which plague it, when one is happy. In this balanced state, we are using Nature's law of harmony; which relaxes the mind, releases tension in the body, and opens the way for unhampered telepathic reception.
203 私達は、私達の生活の中で破壊的な感情が持つ有害な影響について示して来ました。しかし、如何にそれらの支配が容易に壊れるかを示す簡単な実例があります。もし、私達が或る怒っている人間に、楽しい想念を受け入れさせることが出来れば、その者の強い破壊的な感情はすぐに消失することでしょう。心はその人物が幸せである場合、怒りや恐れ、不安や心配、その他、心を病に陥らせている破壊的な感情を保持出来なくなります。そのバランスのとれた状態では、私達は大自然の調和の法則を用いており、それは心をリラックスさせ、身体の中の緊張を解放し、妨げられることのないテレパシー受信への道を開くのです。

【解説】
 怒りや悲しみの想念が自分自身をも破壊する程の大きな影響力を持つことは、これまでも説かれて来た訳ですが、その想念もひとたび幸福感に置き換えられると全て一瞬で消え去るものだと著者は私達に説いています。
 よく悩んでいる者が信頼出来る誰かに相談し、アドバイス等を受ける中で心境が変化し、気持ちが軽くなる事例は、この場合のように抱く想念が入れ替わった結果に相当します。客観的な周囲の状況は何一つ以前のままであっても、本人の気持ちが180度転換し、楽しい心境になると自ずと物事も良い方向に変化することになります。宇宙の生命活動と一致した想念の実現力はそれ程、強大な潜在力を持っているのです。
 従って私達は常にこのことを頭に入れて周囲の者の悩みを聴き、相談相手になる必要があります。実際は問題を解決するのは本人なのですが、その解決の発端はその本人の心境の変化にある訳で、私達はその1点に対し支援をすることが求められています。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第3章-段落202

202 I cannot stress too strongly the importance of our daily attitudes; for it is during the long hours of routine living that our thought-habits are formed. While it is an admirable practice to devote a specified number of hours each day to study, if, with the closing of the book, the mind reverts to the old thought-pattern of worry, the benefit gained from study is nullified.
202 私は私達の日々の姿勢の重要性について強調してもし過ぎることはありません。何故なら、私達の想念習慣が形成されるのは、決まりきった日常の生活の間であるからです。毎日、特定の時間を学習に充てることは賞賛に値する訓練ですが、その一方でもし、本を閉じると同時に心が心配の古い想念パターンに戻ってしまうなら、学習で得た恩恵は無になってしまいます。



【解説】
 時々刻々心が抱く想念が私達自身を作り上げています。従って、もちろん良質な書物を読んで気分が一時期高揚したとしても、本を閉じた瞬間に元の想念状態に戻るのであれば、結局は効果は限られたものにならざるを得ません。
 とかく心は様々な言い訳を使って、旧来の生き方を続けようとしますので、それに対しては何らかの覚悟が必要になるものと考えています。
 ここでは不安に思う心に対し、楽観的な見方に転換するこtが説かれていますが、その効果を得るためには、心底そのことを理解し、24時間心の状態をそのような心境に保つ必要があります。その上で、具体的にこの想念の実現力がどれほど強力なものか良く観察することです。
 せっかく学ぶ以上は、片足を旧来の岸に置いたままにせず、全身を新しい船の上に乗せて進むことで、はじめて彼岸に渡れるというものでしょう。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第3章-段落201

201 Since we all have certain daily routines we must follow, it is advisable to learn to do everything with joy. Be happy there is a task for you to do, and be thankful you are able to do it. No task is irksome, regardless of how menial, unless we give it the power to irritate us. Do not allow the little vexations of life to control your mind and upset the functioning of the body cells, for this closes the door to receptivity.
201 私達は皆、何らかの決まりきった仕事を持っていますので、何事も楽しく実行する仕方を学ぶのは賢明です。貴方には仕事があることに幸せを感じること、そして貴方がそれを為すことが出来ることに感謝することです。仕事は如何につまらないものであっても、貴方がそれに苛立ちのパワーを与えない限り、退屈なものにはなりません。生活に関するどんな小さな苛立ちにも貴方の心を支配させてはならず、肉体細胞の機能を狂わせてはなりません。何故なら、これは感受性への扉を閉めてしまうからです。



【解説】
 若い頃、勤務先の先輩から「仕事は楽しく、遊びは真剣に」とアドバイスを受けたことがあります。日常の仕事の中に喜びを見出し、また楽しめる余裕を持って仕事を行うこと、また各自の趣味については真剣に取り組まないと上達しない等のことを表現したものであり、私が今なと大切にしている言葉の一つです。
 社会における各人の担当業務はいずれも地味なものであり、多くは別の者に役立つ分担業務です。しかし、つまらない仕事に見えたものでも、病に倒れ、仕事が出来なくなれば如何にその仕事が出来ることが幸せであったかが良く分かります。仕事を持つことは直接社会の役に立つ任務の一端を受け持つ訳で、それを喜びとすることは人生を楽しむ秘訣でもあります。
 その心境を達成する為には、心の不平不満、苛立ちを感謝の気持に転換しなければなりません。私達の抱く想念が穏やかで楽しいものであれば、自然と周囲もそのような状況に変化するものと思われます。仕事を楽しめるようにすることが人生を充実させる秘訣のように思われます。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第3章-段落200

200 Now, consciously change your thought-pattern by replacing the above thought with a cheerful one. Notice how the sensation of heaviness dissipates, and the body actually seems to lighten as the cells resume their normal activity. Notice how with the relaxing of the brain cells, thoughts once more flow freely. It is in this state of coordinated harmony between the mind and body cells, that true telepathic reception is possible.
200 今度は前述の想念を快活なものに置き換えることで、意識的に貴方の想念パターンを変えて下さい。如何にその重苦しい感じが消失し、身体が実際に個々の細胞が正常な活動を再開するにつれて、実際軽くなるように思えることに気付く筈です。頭脳細胞をリラックスさせることで、如何に想念が再び自由に流れるかに気付くことです。心と肉体の細胞との間のこの調和したハーモニー状態の中で、真のテレパシー的受信が可能となるからです。



【解説】
 テレパシーは私達の心から来るものではなく、全身の細胞からもたらされる訳で、これら細胞が本来の活動が出来るよう、リラックスさせることが基本です。本項では私達に努めて穏やかでリラックスした状態に私達の心を持って行くと体内の変化が進み、目に見えて状態が変化すると説いています。
 私達はこうして原因と結果のつながりが理解出来れば、自分がどの方向に進めば良いか明確になる訳で、以後は迷うことはありません。少しずつ体験しながら進歩して行くことが出来ます。
 重要な点は、自分で体験し、学ぶことであり、自分の体験を通じて得た知識、体得した見識だけが次の人生に持ち運べる内容かと思っております。単に書物を読んだだけの知識は浅く、すぐに忘れやすいものです。それに比べて自ら体験した事柄は末永く記憶されることは間違いありません。自ら体験して得た知見ほど大切なものはなく、他者に対しても自信を持って伝えられることになります。そういう意味で各自の人生経験が他者にも大いに役立つのです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第3章-段落199

199 You can easily demonstrate this in your own life. Consciously implant a thought of worry or anger in your mind, then study the effect it has on you. You will notice a feeling of heaviness spread rapidly through your body as the discordant thought impinges its influence upon the cells, disrupting their normal activity. Still holding the thought, watch how the law of affinity attracts impressions of a similar nature; and how each additional thought adds to the weighty feeling in the body. Here, we are breaking Nature's fundamental law of harmony. And because of the barrier of tenseness created in the mind, causing inharmonious functioning of the body cells, telepathic reception is almost impossible.
199 貴方はこれをご自身の生活の中で簡単に実証して見せることが出来ます。意識的に貴方の心の中に心配あるいは怒りの想念を植え付けて、その後それが貴方に及ぼす影響を研究することです。その不調和な想念が各細胞にその影響を打ち付け、それらの正常な活動を妨げるにつれて、貴方は重苦しい感じが急速に貴方の身体中に広がることに気付くことでしょう。依然としてその想念を持ち続けた場合、親和の法則が如何に同種の性質の印象類を引き寄せ、更には個々の加わった身体に重苦しい感じを付け加えるかを観察することです。ここに私達は大自然の調和と言う基本法則を破っているのです。そして心の中に造り上げられた緊張の障壁の為、肉体細胞の不調和な機能をもたらして、テレパシックな受信はほとんど不可能になることでしょう。



【解説】
 そもそも何故楽観的な生き方が必要なのかについて、本項は逆説的に私達に解説しています。疑いや悲観的な考えはこれまでの私達には多く見られた訳で、その結果、遂には身体影響まで及ぶ悪影響に私達はさらされて来ました。そのような状態ではテレパシー能力の開発もおぼつかない訳です。
 私達は自身の60兆にも及ぶ膨大な数の英知ある存在を擁しており、それらが印象類を感受してくれる訳ですから、それらが働きやすい環境を整備することが大事です。それが楽観主義の本質です。
 その結果は体内に宇宙的な波動が共鳴し、本来の生命力が満たされることとなり、私達はこれまで自らの心の誤った観念をはじめて脱ぎ捨てることが出来るという訳です。もちろん仏陀のように瞑想の過程で自覚することも大切ですし、日常生活の行動の中に生命の息吹を発現する中でも、自らの使命を表現することが出来ます。こうして私達は自ら抱く想念・印象が実は大変大きな力を有していることを知り、その取扱いを大切にするようになるのです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第3章-段落198

198 But if we open our minds to the thought of the optimist, a feeling of well-being pervades us, bringing a sense of peace. For happy thoughts stimulate and expand, activating little used lobes in the brain; broadening our horizons and giving us a better understanding of the Cosmos and all that exists therein.
198 しかし、私達が楽観的な人物の想念に私達の心を開けば、幸福のフィーリングが私達に拡がり、平和な感覚がもたらされます。何故なら、幸せな想念は頭脳の中でほとんど使われていなかった脳葉(訳注:脳の内、全体の8割を占める大脳は、前頭葉、頭頂葉、後頭葉、側頭葉の4つの葉[よう]から成るとされています)を刺激し、拡張して活性化させますし、私達の視野を拡げ、宇宙とそこに存在する全てのものに対するより良い理解を与えるからです。



【解説】
 英語に楽観的な生き方を表す"Happy go lucky"という表現があります。起こり得る全てのことを受け入れる覚悟があり、一瞬一瞬の今を大切に日々の生活を充実させ、かつ楽しむ姿勢を示すものです。
 本項では、著者は前項(197)に対し、全て楽観的な生き方をせよと私達に説いています。もちろん私達自身や周辺の社会に問題がない訳ではありません。それは地球の開闢以来長年月続いている問題で、その全てを自分独りで立ち向かうことは出来ませんし、目に見えて解決の方向に進まないからと言って、落胆しても何ら状況は変わりません。
 それよりは先ずは自分自身が手本を示す上から、人間本来の姿を表現することが重要となります。進化した他惑星人は私達の数万年先を生きる手本であり、私達は彼らを見倣って生きることが必要です。「キリストに倣いて」("Imitatio Christi")は有名ですが、同様に一人一人が「同乗記」によって伝えられた他惑星人の生き方に私達のこれからのヒントが記されています。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第3章-段落197

197 I strongly advise each student to observe this law working in his own life; for it is a perfect example of the meaning of "like attracting like." If we open our minds to the gloomy thoughts of the pessimistic person, these vibrations will have a depressing, narrowing influence on our lives; and if the contact with this outlook is continued long enough, our thought-pattern may drop to the same bigoted, mental level.
197 私は個々の学習者に、自分自身の生活の中でこの法則が働いていることを観察するよう強く促しています。何故なら、それが「類は類を呼ぶ」の完璧な例示であるからです。もし、私達が悲観的な人物の憂鬱な想念に対し私達の心を開けば、これらの振動が私達の生活に意気消沈と偏狭さを与えるでしょう。そしてこの人生観との接触が長く続けば、私達の想念パターンは同じ頑迷な精神レベルに落ちるかも知れません。


【解説】
 私達が今注意しなければならないことは、私達が如何に他人に影響され易いか、また他人を影響し易いかということです。とりわけ或る勢力が戦争を起こしたいと思えば、好戦的な思想を植え付けるような映画やTVその他、出演させる者等をそのような類の人達にしてしまうかも知れません。
 その結果は人々の心の中の怒りや恨みを増長させ、遂には戦争へと駆り立ててしまうのです。しかし、その結果は何ら問題は解決せず、生命を失い、国土は荒れ果てて戦費にお金が全て使われるだけのものになりかねません。かつて戦前の諸国家がそうであったように、大衆をある方向に動員するためにあらゆるメディアが使われていましたし、現在もその傾向がある訳です。
 私達はどの想念・印象を受け入れるべきか、注意深くあらねばなりません。必ずしも自分の心が喜ぶものが正解とは言えない事情もありますが、少なくても人間本来の道に沿うものであるかどうかの判断は出来る訳で、一つ一つ賢く選択するしか方法はありません。
 そこで大事になるのは、自分自身でこれまでの経験から誤りのないもの、正しいものを確実に掴んでおくことなのだと考えています。確かなものは古典でも最近お目にかかった人物の言動でも良いのです。良いもの、美しいものを日頃から観ておくと、どれが正しいものかは容易に判断でき、人生の航路を真っ直ぐ進めることが出来るものと確信しています。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第3章-段落196

196 Let us now take the example of the cheerful, optimistic person, who looks upon all manifestation and "knows it to be good." The uplifting thought frequencies from this person will elevate our own vibrations, and our day will be enriched through contact with him. And although not necessarily conscious of it, as long as this influence lasts our minds will be operating on a higher frequency level. Just like the house that was impregnated with love and laughter, drawing us back for frequent visits, we will seek this person's company.
196 今度はあらゆる創造の現れを見て、「良きものであると知って」いる陽気で楽観的な人物の例について取り上げましょう。この人物からの高揚させる想念振動は私達の波動を高め、私達の一日はその人物と接する中で豊かなものになることでしょう。そして、それを意識しておくことは必ずしも必要ではないのですが、この影響が続く限り、私達の心はより高い周波数レベルで運用されることになります。丁度、愛情や笑いで満ちた家のように、私達はそこを何度も訪れたいと思わせるように、私達はこの人物と同行することを求めることでしょう。

【解説】
 いつかどこかで述べたかと思いますが、以前ある方から「人間明るくなければダメだ」というお話を伺ったことを覚えています。当時はその意義をよく理解出来ていなかったのですが、ようやく最近になってその重要性を認識出来るようになりました。明るさというのは、宇宙に流れる生命力そのものが万物を本来の創造の目的に沿うよう、即ち創造主の恵みの方向に導いていることを受け入れていることだったのです。
 しかし、これは全てを何処かの教祖に委ねてしまう新興宗教の類の姿勢とは異なる点に注意が必要です。各自が宇宙に流れる生命力を知覚でき、自らの役割、心身の働き等々を自ら学ぶ中で、たとえ現実社会が乱れ、低次な想念で汚染されていても本来の行く末は明るい展望があり、何より現在の生命活動の中に真理があることを自覚することが重要です。
 その人から発せられる想念・印象は人間のみならずあらゆる生命体が同調し理解し合えるものと信じています。想念・印象のレベルでは互いに相手を理解できる訳で、良き印象を放つ者に多くの者が集まることは当然のことです。かつて地上に居られたイエスや仏陀は今もって多くの者に慕われ、教会や寺院にそのイメージが建立されています。そのお姿に手を合わせることで各自の想いを伝えようとしているのです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第3章-段落195

195 Those with whom we come in contact daily, will affect our lives; but only to the extent we permit them. For example, when we meet a disgruntled person and listen to him expound his philosophy of gloom, unless we are on guard, a feeling of depression will envelop us which may last for hours or even days. This is caused by the melancholy vibrations emanating from his mind and body, affecting our mind and body cells with a feeling of despair. But when we have understanding, we can refuse to accept his attitude, and keep our minds serene while listening to him. This balance of mind will counteract any harmful radiations that might otherwise influence us.
195 私達が毎日接する相手は、私達の生活に影響を与えます。しかし、それは私達がそれを許す範囲までです。例えば私達が一人の不機嫌な人物と会ったとし、その者が自分の憂鬱の哲学を講釈するのに耳を傾けたとすると、私達は警戒していないと、意気消沈のフィーリングが私達を包み、何時間或いは何日も続くことになります。これはその者の心と肉体から発散している憂鬱の振動によって引き起こされますし、私達の心と肉体細胞に絶望のフィーリングを作用させるのです。しかし、私達に理解があれば、私達はその者に耳を傾けている間にもその者の姿勢を受け入れることを拒み、自分達の心を澄んだ状態に保つことが出来ます。この心のバランスは私達に影響を与えるかも知れない有害な放射物を阻止するのです。



【解説】
 万人の悩みを聴いて下さる御仏、更には病状を訴える患者の声にじっと耳を傾ける医師、そのいずれもが窮状を訴える者を理解しようと優しく微笑みかける一方で、一人一人の想念を自分にそのまま取り入れることはありません。病を治す者、窮状を救おうとする者は相手の想念を理解する一方で、同調することではないように思われます。
 特にテレパシー能力の開発途上では想念に対する感受性が高まる為、かえって低次なものにも多く気付くようになることから、自分自身を守る為にも、心のバランスを保つ訓練が必要となります。
 しかし、それも初期段階の課題であり、それ以上に進歩すれば相手の想念から影響を受けず、相手を支援しその状況を解消させることも可能になります。歴史上の偉人の多くが一度に多数の民衆の訴えを聴き、各々適切なアドバイスをしたとの記述も多くあるように、教師たる者、どんな相手に対しても救いの手を差し延ばすことが求められています。またそうすることで教師自身も一歩ずつ進化の道を歩むことにもなっています。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第3章-段落194

194 It does not matter whether we live in luxury, or in poverty; we have the right to choose our thought-patterns. Our bodies may be enslaved by the false economic barriers that have been raised on earth, but our minds are free. Thoughts are ours to control, when we better understand our bodies and our minds.
194 私達が贅沢な暮らしをしているのか、貧しい生活をしているかとは関わり無く、私達には自分達の想念パターンを選択する権利があります。私達の肉体は地上で培われて来た偽りの経済的障壁によって奴隷にされているかも知れませんが、私達の心は自由です。想念をコントロールするのは他でも無い私達ですし、そうすれば私達が肉体と心を今以上に理解することになるのです。



【解説】
 途上国においては特に貧しい人々の暮らしを多く目にします。大量のゴミの埋立地で有価物を集める人達はそれ以外に生活の糧を得ることが出来ない人達です。また一方では同じ国の中でも豪邸に暮らす人達も数多く存在します。こうした格差問題に対して私達は立ち向かっている訳ですが、よく言われることに「教育」がそのカギを握るとされていることがあります。
 つまりは私達の心により高次な知識を学ばせ、科学や文化への造詣を深めることが、やがては良質な仕事に就く機会をも提供するということでしょう。
 その延長線上には本項で言う私達の日々の想念のコントロールがあり、自らの心の勝手な想念に振り回されてはいけないのです。またそれらの基本条件が形成されない内は、過酷な経済システムの下の奴隷に押しやられることにもなりかねません。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第3章-段落193

193 Remember, we have shown earlier that thought can become a habit. We can develop thought-patterns of selfishness, discontent and greed; or we can cultivate thought-habits of humility, serenity and generosity. The choice is ours. And if a true analysis were to be made, we would find our lives are governed less by circumstances than by our thought habits.
193 私が以前、想念は習慣になり得ると説明したことを思い出して下さい。私達は自己中心や不満、そして貪欲の思考パターンを発達させることも出来ますが、一方では謙遜や落ち着き、寛容の思考パターンを育むことも出来ます。選択は私達の自由です。そしてもし、本当の分析がなされるなら、私達が自分達の生活が周囲の環境より自分達の思考習慣に多く支配されていることに気付くことでしょう。



【解説】
 戦うべき相手は自らの想念パターンということが出来ます。これまで様々な人々が想念の実現力、影響力について語って来ました。そもそも良からぬ想念には物事を進化させる要素はなく、あらゆる要素を悪化させるだけの内容でしかありません。
 それに対して宇宙本来の上質な想念の持ち主はあらゆる災難を避け、その生命発現にも多くの道が拓ける筈です。それ程に私達の日常発する想念は力を持っていることを自覚しなければなりません。
 よく環境がその者に影響を与えると言われますが、本項で著者が言うように、物理的な環境よりもはるかに大きく本人の日常的な想念パターンが本人に影響を及ぼしているということでしょう。
 かつて仏陀がこの地球に生誕され、悟りを得られた時、周囲の弟子や従者達はもちろん、自然界の多くの野生動物達がそれを歓んだと仏典に記されていたと記憶しています。私達人間の抱く想念の力に目覚めることが如何に難しく、また素晴らしいことかを伝える物語となっている訳で、多くの者がその師を求めて来たことが分かります。
 一人一人が日々の想いの中に少しでも仏陀のような存在になろうとする努めが重要です。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第3章-段落192

192 So it is apparent that we, alone, suffer in these circumstances. And if prolonged, nature will exact a terrible price, because we not only keep the atmosphere immediately surrounding us polluted with our discordant thought vibrations, which will eventually alienate us from our friends, but all the while we are inexorably poisoning our physical bodies.
192 ですから、このような状況の下では私達だけが被害を蒙ることは明らかです。そして長引けば自然は恐るべき代償を迫ることになります。何故なら、私達は私達を直接取り巻く大気を私達の不調和な想念振動に保ち、それにより私達を友人達から遠ざけるほか、その間ずっと私達は自分の肉体に容赦なく毒を盛っているからです。



【解説】
 人の雰囲気は誰でも感じ取ることが出来ます。鈍感な者は周囲に関心がない為、気付きは遅いかも知れませんが、とりわけペット達は実に鋭敏に主人の気持ちを察知するのではないでしょうか。そもそもペットに癒されるという背景にはこうした動物達のいじらしいまでの主人想いがあるように思われます。
 独り人間だけが周囲に敵対的なバリアーを敷き、あるいは妙に悲観的な視点に固執する訳ですが、その原因が私達の心にあること、またそうした状況が周囲の者も本人自身の肉体にも有害な作用を及ぼすことを著者は私達に警告しています。
 ひとえに屋外の自由な生活を楽しんでいる野鳥のように伸び伸び時々刻々の生命の発動を楽しむと同時に、より良い想念を発し周囲の者にその影響を及ぼすことが求められています。私達一人一人の発する想念がこの惑星の未来を担うと言うことも出来ます。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第3章-段落191

191 The target of our hatred may be totally unaware of our attitude; or if he is aware, he can turn these thoughts aside by refusing to allow them entry. In other words, he can recognize our mental immaturity and not accept these derogatory thought vibrations from us. This adds frustration to our hatred, and causes us still more harm.
191 私達の憎しみの標的は全く私達の気持に気付かないかも知れませんし、或いは気付いてもこれらの想念が入り込むのを拒絶して、それらの想念を脇にどけることも出来ます。言葉を替えれば、私達の精神上の未熟さを認めて、私達からのこれら他人を傷つけるような想念振動を受け付けなくすることが出来るのです。このことは私達の憎しみに失望を加え、私達に更なる害をもたらすことになります。



【解説】
 私達は知らない内に自ら自分に向けられる有害な想念波動に対し、自身を守るため防御機能を果たしているという訳です。優れた者は仮に自身に向けられた悪意があったとしてもそれを自動的にはね返し影響を受けることはありません。争い事の中にあっても平静さを保てるのはそれら低次な波動に同調しないよう自らを制御出来ているからに他なりません。
 また一方では恨みを発した者の方にはそれがはね返って行くものと考えられる訳で二重のダメージを蒙ることになります。同様の意味では他人に善意を向けた場合、相手が仮に気づくことなくその想念が活用されず自身に戻って来ても、その作用は自身にも及ぶ訳で、作用は二重になる筈です。
 私達の発する想念、そして更には私達の生命活動を動かしている宇宙的な印象類は周囲の者も自分自身もやがては人格を形作る重要な要素であり、物質(パン)のみで私達が生きている訳ではないのです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第3章-段落190

190 While we are discussing these undesirable emotions which play such havoc with our minds and bodies, it would be well to point out the danger of holding a grudge. When we nurse thoughts of hatred, feeding them constantly in our desire for revenge, we are poisoning our minds and our bodies as surely as if we were taking a noxious drug by mouth.
190 私達がこのように心や身体に大混乱をもたらすこれら好ましくない感情について議論する中では、他人に恨みを抱くことの危険性について指摘しておいた方が良いでしょう。私達が嫌悪の想念を育み、私達の願望の中で常に復讐したいと思う場合、私達はあたかも、有害な毒素を口から飲み続けているように自らの心と身体に毒を入れていることになるのです。



【解説】
 長年の想いはその人を文字通り形づくるものです。怒りや悲しみ、恨みはそれぞれの内容を人体各部に染み込ませ、表情その他人体表現を作り上げます。丁度、粘土で塑像を形づくるように私達は自分の想念で自分自身を作り上げている訳です。
 本項では恨みについても理由にかかわらず低次な想念を発するものとして強く戒めています。それは日々の想念はその内容により、良薬ともなり、また毒薬ともなる訳で、そのような不適切な想いは自身の肉体を自ら損なうことになることを忠告しています。
 この地球には過去の長い歴史において争いが続き、また心の裏切りから多くの人々の恨みの想念も残留しているものと思われます。それらはまた私達にも悪影響を与え得る訳ですし、私達はそれらを鎮め、慰め中和する働きも期待されているように思われます。人々が穏やかに本来の人生を豊かに歩んで行けるよう、祈ることは宇宙的生き方の一つでもあります。少しでもテレパシー能力の開発に成功した者は、自分自身の事柄以上にこのような想念環境についても浄化に取り組む必要があります。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第3章-段落189

189 Here, again, we have received the true picture of existing conditions through telepathic impressions, or feeling, from the body cells. For even though we were sightless, the discordant vibrations in the room would impress themselves upon us, belying any honeyed words which might be spoken.
189 ここでもまた、私達は肉体細胞からテレパシー的な印象ないしはフィーリングを通じて現状に関する真の状況を受信していました。何故なら、仮に私達が盲目でありその部屋の中でお世辞が話されても、不調和な振動は私達にそれ自体の印象をもたらすからです。



【解説】
 私達が大事にしなければならないのは、本項で記されているような、目とは関係なくもたらされる「感じ」について、各自これまで以上に鋭敏になれるよう努めることです。
 自分自身の肉体細胞を総動員して、それらが受信した「感じ」をそのまま受け入れられるよう、自らの心を訓練するということです。
 通常、私達は目による情報に頼って生活している訳ですが、その結果は、外見への自らの心の好き嫌いが積み重なるだけで、印象類が飛び交う真実の活動的な生命力には程遠い生活を送っています。しかし、本来の印象に基づく生活に切り替えれば、それ(印象・想念)は結果を生み出す原動力であり、結果でなくそれを生み出す原因を制御することになり、各自の生活をより良いものに一変させることが出来る筈です。一秒前の想念が一秒後の世界を、そして自分自身をも造り上げることに繋がるからです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第3章-段落188

188 We are given a good illustration of the tangibility of these emanations when we walk into a room where two people are quarreling. Upon our entrance the quarrel will stop abruptly, and both parties will turn to greet us with a false heartiness. Though they are trying to pretend that everything is normal between them, their eyes will still be bright with anger and their features tense, making their smiles appear fixed. And as we cross the room, the atmosphere around us will be vibrant with the strong thoughts of wrath. All present will be acutely embarrassed until the participants are able to bring their emotions under control. Unless the animosity between these two people is deep-rooted, the atmosphere will clear and a feeling of friendliness will return. However, regardless of how carefully they try to cover their true feelings with polite conversation, if the enmity between them continues under the surface, we can become aware of it through the feeling channel.
188 私達にはこれら発散物についての明白さについて、二つの人々の集団が言い争っている部屋の中に入って行った際の良い実例があります。この場合、私達が入るや、その口論は突如止まり、両集団は偽りの愛想で私達を歓迎するでしょう。彼らは彼らの間に何も変わったことはないように装いますが、彼らの目は怒りに燃えており、表情は厳しく、その微笑みはこわばっています。そして私達が部屋を横切って見ると、私達の周囲の空気は強烈な激怒で震えるでしょう。同席の者全員が、彼らの感情が制御できるようになるまでは、ひどく困惑させられることになります。二つの人々の間の敵意が根深いものでなければ、その空気は澄んで、有効のフィーリングも戻って来ることでしょう。しかしながら、彼らが丁寧な会話で自分達のフィーリングを如何に注意深く隠そうとしても、彼らの間の敵意が表面下で続くなら、私達はそれをフィーリングの経路を通じて感知することが出来ます。



【解説】
 私達が何気なく感じる家の雰囲気は、長年その家で暮らす者の発する想念が残留したものを私達が感じ取っていることに他なりません。
 優れた上質の想念は周囲に穏やかで宇宙的な印象を与えるでしょうが、怒りや憤りから発せられたものは、その場の雰囲気を長期間影響を与えることになるものと思われます。私達には鈍感な心とは別に細胞レベルで印象を感知する能力が残っており、それがその場の雰囲気を感じ取ってしまう訳で、目で見る表面上の状況とは別のルートでその印象を感知出来る訳です。
 しかし一方では、それら低次元の想念波動に過度に同調するのも考えものです。もちろん鈍感に過ごすことは誤りなのですが、一つ一つ低次な想念を拾っていては長い困難な歴史を持つ地球で暮らすことに支障も出るものと思われます。
 大切なことはこれらの事実や仕組みを踏まえた上で、より優れた生き方を目指して日々努力することです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第3章-段落187

187 We have ready proof that whatever thought a man holds in his mind affects every cell in his body, for his outward expression gives ample evidence of this. Anger quickens the respiration, raises the blood pressure - even to the point of apoplexy - causes the muscles of the body to tremble, and distorts the features. So it is obvious that it is not the brain alone which is affected; for every cell in the body reacts to the violent emotion. What is more, emanations radiating from that body can fill a room.
187 私達には人が心の中で抱く想念は何であれ、自身の肉体のあらゆる細胞に影響を与えることについて、いつでも準備できる証拠があります。何故なら、人の外的な表情はこれに対する十二分の実証を与えているからです。怒りは呼吸を早め、血圧を卒中する所までさえも上昇させ、身体の筋肉を震わせ、顔の表情を歪めます。ですから、影響を受けるのは脳だけではないことは明らかです。何故なら、肉体のあらゆる細胞がその暴力的な感情に反応するからです。そして更にはその肉体から放射された発散物が部屋を満たすことも起り得るのです。


【解説】
 私達が発する想念は私達の肉体細胞に大きな影響を与えています。本項で記されている怒りによる表情の変化や血圧の上昇はよくある例となっています。
 しかし、このようなことを繰り返していては私達は自らの感情に支配されているだけの空しい動物に成り下がっていることになります。また、本来の寿命を全うすることも難しい筈です。
 私達は先ず自らの発する想念をより適正なものに保ち、自らの肉体を本来の状態に保つ義務があると言うことも出来ます。何故なら私達は60兆個もの細胞達の君主であるからです。その君主が正しい想念・印象を身体くまなく行き渡らせることによって肉体細胞は本来の姿に形を変えるものと思われます。
 怒りは怒りの表情を固定させ、悲しみはそれを顔に刻み付けます。私達本来の姿は誕生したばかりの赤子のように穏やかで命の表現が出来ることに歓びを感じる存在であった筈です。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第3章-段落186

186 However, through our uncontrolled emotions many of us keep these glands over-active a great part of the time; thereby throwing the chemistry of our bodies out of balance. This goes back to the need of controlling the senses; for it is the sense-mind that arouses and tolerates these destructive emotions. So it might be well for us to take a closer look at these emotions, which, unless guarded against, make up so much of our lives.
186 しかしながら、私達の制御されていない感情から、私達の多くは大部分の時間、これら分泌腺を過剰に活動させ続けており、その結果、私達の体内の化学システムのバランスを陥れています。このことは諸感覚を制御する必要性にまで遡ることとなります。何故なら、これら破壊的な感情を引き起こし、許容するのは感覚心であるからです。ですから、それに対し警戒しない限り、私達に生活の多くを占めるこれら感情に対し、より綿密に観察することは賢明だと言えるでしょう。


【解説】
 これまで私達は自分の自我こそが主人公であり、自身の進路は自分で決定するとして来ました。そのこと自体は正しいのですが、その自我なるものを野放しに放任し、何らコントロールしなければ、やがては自我のわがままや不安定さに支配されることになります。
 本項は体内の分泌腺を常時、過剰に作用させ、体内に要らぬ緊張状態を造り上げることが如何に問題があるかを説いています。
 野生動物を見ると普段は落ち着いてのんびり過ごしているように見えます。しかし、彼らも身の危険を感じたり、獲物を得る時は驚くべき速さで走り回ります。実は私達は常時、このような状態を造り出して体内の細胞を疲弊させているのかも知れません。
 そのことを防ぐには、先ず自らどのような想念を発しているかを観察することだと説いています。常に観ることで、観られる方は自ずと本来の正しい道を歩むようになります。チベット仏教寺院には巨大な眼のイラストが描かれていると聞いています。人々を観る、見守ることで正しい道を歩めるよう工夫されたものと思われます。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第3章-段落185

CHAPTER Ⅲ
Effect of Emotions on the Body Cells
185 The little cell chemists within us perform their duties according to an exact pattern laid down by nature. But if through fear, anxiety, or anger, the mind distorts this pattern by over-activating certain glands in the body, the whole "assembly line" is thrown into confusion. The Master Builder, anticipating all situations, has provided both animals and humans with the ability to summon super-strength, unaccustomed agility, etc., when the body is in danger, by over-stimulation of these glands. This is the law of self-preservation in operation.
第3章
肉体細胞に及ぼす感情の影響
185 私達の体内の小さな化学者達は自然によって敷かれた一つのパターンに正確に従って、自分達の任務を果たします。しかし、恐怖や不安、怒りを通じて、心は体内のある種の分泌腺を過剰に作用させることによって、このパターンを歪め、全体の”流れ作業”が混乱に陥れられます。偉大なる棟梁(訳注:創造主)はあらゆる事態を見越して、動物や人間に、その肉体が危険にさらされた時に、これら分泌腺を過剰に刺激することによって、超人的や尋常でない俊敏さを奮い立たせる能力を与えているのです。これは自衛本能が作用する法則です。



【解説】
 心が勝手な肉体の支配権を有するが故に、肉体は心の暴走の影響を受けてしまいます。それまで整然と行われて来た体内維持作用に対し急激に様々な促進反応を強いられるという訳です。
 これは高速道路を整然と走行する自動車のようなもので、私達の身体は様々な部位が連携して円滑に動いています。ところがドライバーがイライラして急にハンドルを切って追い越そうとしたりして、急にアクセルやブレーキを操作するとどうなるでしょうか。自動車の各部品はそれに対応して悲鳴を挙げる程、酷使され、暴走の果ては何処かに衝突して終末を迎えます。
 本項で述べられているように、これら心による操縦は万が一の時、心の指導で肉体を危機から脱する際に使用するよう、創造主から与えられたもので、乱用すべきものではありません。私達はこれまで自分の肉体を私達自身の感情によって酷使して来てしまいました。本項では改めてこの感情が如何に肉体細胞に影響を及ぼすかを学びます。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部第3章-段落207

207 These are but a few examples of what I meant when I referred to impressions as being from effect to effect. This thought can be enlarged upon almost indefinitely; the only limitation placed on it is the scope of our imaginations. Each person should search thoughtfully into his daily life, recognizing and studying as many of these examples as possible. The key to opening the consciousness to commune with the Cosmos, is a thorough, impartial analysis and understanding of . . . mind. For it is through consciousness man expresses; so the better his understanding of the many pases of creation which are capable of influencing his mind - both from within the body, and from space itself - the more comprehensive will be his understanding of Cosmic Cause.
207 これらは、私が結果から結果への印象と表現した時に意味したことの多少の事例でしかありません。この考えはほぼ無限に拡大出来ます。唯一置かれた限界は私達の想像力の限界です。各自はこれらの事例を可能な限り多く見つけ出し、学びながら自分の日常生活を注意深く調べ上げるべきなのです。各自の意識を大宇宙との交流に開くカギは、......心を完璧に片寄らず分析し、理解することです。何故なら、人が表現するのは意識を通じてであるからで、肉体の内からと宇宙自体の両方から自分の心に影響を与えることが出来る多くの創造の経路を良く理解すればするほど、大宇宙の因の理解は幅広いものとなるでしょう。


【解説】
 人の感情が及ぼす影響について記した第3章のまとめが本項です。これまで人が発する感情が自身の肉体や周囲の者達に大きな影響を与えていること等を学んで来ました。それら心の動きを本来の姿に持って行く為には、どのようにしたらよいかを本項でまとめています。
 この場合、ポイントは心自らが自分の置かれている状況を想定して見て、その中に印象類に対しどのような内容が感受されるかを探知し、大自然の様々な働きを観察し学ぶということです。自ら設定した宇宙観に対し、その真相を自分自身の感覚によってそこに流れる印象類と接し、真実を一つ一つ確認して行く作業が必要だということです。進歩は決して短期間では達成できませんが、人の生まれ変わりを視野に入れれば、毎日少しずつの進歩こそ大切であることが分かります。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部第3章-段落206

206 In infancy and young childhood, before the indoctrination of accepted beliefs has filled the mind with preconceived ideas, the young life is governed almost entirely by impressions. Long before a baby can talk, it can receive thoughts and respond to them. Therefore, is not the importance of the parent's attitude self-evident? Remember, our children are little mirrors reflecting our emotional stability or instability.
206 広く受け入れられた信条が心を古くからあるアイデアで満たす前の幼児期や幼年期においては、年少者の生活のほとんどは印象によって完全に支配されています。赤ん坊が喋れるようになるはるか前、赤ん坊は想念を受け取り、それら想念に応答します。それ故、両親の姿勢が重要であることは自明のことではないでしょうか。私達の子供は私達の感情の安定あるいは不安定さを映す小さな鏡だということを忘れないで下さい。


【解説】
 乳幼児が想念や印象に反応していることを本項では述べています。即ち、想念の感受力が優れている為、大人が想像する以上の状況判断が乳幼児には出来ているということです。それらはまた、言葉の発達前の印象による生活が大切であることを意味しています。
 乳幼児の生活が印象に基づいているということは、私達一人一人が生まれて来た当初は、テレパシー能力を行使していたことを意味します。つまり、各自が言葉や文字に頼る生活から再び、昔の印象による生活を始めることの重要性を伝えている訳です。家で飼う犬や猫も各々話す言葉は異なりますが、人間が言葉の違う外国に行った時ほど、戸惑っている様子はありません。彼らは各々落ち着いてその環境を楽しんでいます。その背景には、彼らは言葉や文字によらない印象による優れた感受力があり、大自然から溢れる程の印象を受け取っているからに他なりません。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部第3章-段落205

205 Authorities now recognize it is the delinquent parent rather than the delinquent child who is the real culprit. This delinquency is not confined to the neglected child, for many of these young criminals come from homes where they have been given every advantage; but it would be interesting to make a survey of the mental outlook of their parents.
205 今や当局は本当の元凶は非行の児童よりは非行の両親であることを認識しています。この非行問題は捨て置かれた児童に限定されるものではありません。何故なら、これら若い犯罪者達の多くは、あらゆる便益を与えられた家庭から出ているからです。しかし、彼らの両親達の心の視点について調査することは興味深いことでしょう。


【解説】
 ここでは子供に与える親の影響、とりわけ精神面即ち心の有り様についての影響が極めて大きいことが述べられています。物理的な環境というよりは精神レベルの真面目さや信仰心が子供に大きな影響を与えているのです。家庭におけるこれらの要素が幼児が発達する過程で特に重要だということです。
 一方で同じ惑星でも国によって、地域によって社会状勢は異なりますし、各家庭の状況も様々です。そういう意味では宇宙広しと言えども、各自の進化に必要な環境は数少ないものと思われます。今回の人生で自分は何を学ぶ為にここにいるのかを知ろうとすることは、その場所を用意してくれた創造主の配慮に感謝することもつながります。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部第3章-段落204

204 Since the adult mental attitude overshadows and molds the mental attitude of the young, we should be particularly careful in our dealings with children. The young mind, not yet cluttered by our accepted tenets, is naturally receptive to impressions. Because the child is dependent upon us, both for physical care and love, this makes a very close tie; and our thoughts will have a direct bearing upon the mental and emotional development of the young life. If we are tense and irritable, the child will become nervous and filled with a feeling of insecurity; if we are calm and balanced, the child will feel secure.
204 大人の心の姿勢が年少者の心の姿勢に影響を与え、形づくることから、私達は子供達を取扱う際には特に注意すべきです。私達が受け入れた諸々の教義に未だ散らかされていない若者の心は自然と印象に感受性があります。子供は身体上の保護や愛情の両面において私達に頼っていますので、これはとても親密な絆を形成しますし、私達の想念は年少者の生命における心や感情の発達に直接的に関連します。もし、私達が緊張し苛立っていた場合、子供は神経質になり、不安なフィーリングで満たされることでしょう。もし、私達が静かで調和がとれていれば、子供は安心を感じることでしょう。


【解説】
 幼児期を過ごす環境の大切さは、「三つ子の魂」等、古くから言われ続けて来ました。子供は穏やかで思いやりのある家庭で育てられなければなりません。これら幼児期は言葉を発する機能、即ち感覚心の発達はこれからなのですが、反面では印象類の感受力は大人以上に鋭敏です。私自身の記憶でも、幼児期に過ごした生活の断片は60年近くも経過した今日でも鮮やかに思い浮かびます。それ程に印象の記憶が深いものと思われます。
 一方で、家庭内の不和その他の問題の悪影響は直ちに幼児の健康状態に影響を与えますし、私自身も病弱な幼児期を過ごしており、それらの病気が周囲の環境の影響を顕著に受けるのが子供達だとする本項の解説は良く分かります。
 以前、どこかで紹介したように、ルーサー・バーバンクは著書(The Training of the Human Plant, 1917)の中で、子供が最も鋭敏な生き物だと表現しています。また、同書の中で、ルーサー・バーバンクは子供は10才まで学校にはやらず、自然に近い田舎で過ごすことの重要性を指摘しています。都会では誘惑が多すぎること、あまりに人工的な生活であることが問題だとしているのです。本書が書かれた1917年(大正6年)で既にこうした指摘がある訳です。将来の成長を前に、大自然の中で過ごすことの大切さとして言葉を発しない自然界の多くの生き物と接する体験をこれら感覚が鋭敏な時期に積み重ねることをルーサー・バーバンクは推奨しているのです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部第3章-段落203

203 We have shown the detrimental influence destructive emotions have in our lives; yet, there is a simple demonstration to prove how easily their hold can be broken. If we can get an angry person to accept a pleasant thought, his strong, destructive emotion will quickly fade. The mind cannot retain thoughts of anger, fear, anxiety, worry, or any of the other destructive emotions which plague it, when one is happy. In this balanced state, we are using Nature's law of harmony; which relaxes the mind, releases tension in the body, and opens the way for unhampered telepathic reception.
203 私達は、私達の生活の中で破壊的な感情が持つ有害な影響について示して来ました。しかし、如何にそれらの支配が容易に壊れるかを示す簡単な実例があります。もし、私達が或る怒っている人間に、楽しい想念を受け入れさせることが出来れば、その者の強い破壊的な感情はすぐに消失することでしょう。心はその人物が幸せである場合、怒りや恐れ、不安や心配、その他、心を病に陥らせている破壊的な感情を保持出来なくなります。そのバランスのとれた状態では、私達は大自然の調和の法則を用いており、それは心をリラックスさせ、身体の中の緊張を解放し、妨げられることのないテレパシー受信への道を開くのです。


【解説】
 心の持ち様一つで同じ状況も本人に与える影響は大きく異なります。心に何を取り入れるかはもちろん、本人の自由なのですが、その心が同調する想念によって肉体は大きな影響を受けるのです。それほどに肉体細胞は心が抱く想念と結びついている訳です。
 この場合、重要なのはもちろん、心を宇宙的な想念で満たすことであり、そのことが各自の唯一の義務なのです。よく他人の迷惑にならないようにと言われて来ましたが、実際にはその逆で、他人を有形無形に援助できるのは、この想念の力であり、多くの方々が今後のこの惑星の安寧と人々の進歩を願う宇宙的な祈りの念を持って欲しいものです。どのような想念を選択するかは各自の自由とされていますが、その選択内容は直接、抱く本人に大きな影響を与えるとも言うことが出来ます。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部第3章-段落202

202 I cannot stress too strongly the importance of our daily attitudes; for it is during the long hours of routine living that our thought-habits are formed. While it is an admirable practice to devote a specified number of hours each day to study, if, with the closing of the book, the mind reverts to the old thought-pattern of worry, the benefit gained from study is nullified.
202 私は私達の日々の姿勢の重要性について強調してもし過ぎることはありません。何故なら、私達の想念習慣が形成されるのは、決まりきった日常の生活の間であるからです。毎日、特定の時間を学習に充てることは賞賛に値する訓練ですが、その一方でもし、本を閉じると同時に心が心配の古い想念パターンに戻ってしまうなら、学習で得た恩恵は無になってしまいます。


【解説】
 一日24時間、私達がどのような想念状態に生きているかが大切な所です。一過性の気分の高揚だけでは私達の思考習慣を変えることは出来ません。しかし、継続的な力は、例え微力であったとしても、遂には大きな力を発揮するというものです。私自身、40数年この分野に身を置いていますが、毎日の生活の中でこの教えを少しずつでも実証して行くことが効果的であると分ったのは、最近のことです。書物に書かれていることが真実なことなのかを自分の生活の中で応用し、体験することに勝るものはありません。
 自らを実践の場とすることは、誰にもはばかることなく、原因と結果の相互関係を知ることが出来、人知れず改めることも容易です。また、内なる創造主と対話する姿勢を保つことで、より一層、インスピレーションが湧き上がるようにも思います。日常の仕事をする中で、様々なアイデアが思いつき、物事が一挙に解決することも多いことでしょう。古来から様々な言葉で想念や肉体、宇宙と個人との結びつきについて、真理が伝えられて来ました。私達に足らないものは生活の中にそれら真理を取り入れること、実践であり、どんな些細なことでも実践することが大きな進歩をもたらすものと思われます。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部第3章-段落201

201 Since we all have certain daily routines we must follow, it is advisable to learn to do everything with joy. Be happy there is a task for you to do, and be thankful you are able to do it. No task is irksome, regardless of how menial, unless we give it the power to irritate us. Do not allow the little vexations of life to control your mind and upset the functioning of the body cells, for this closes the door to receptivity.
201 私達は皆、何らかの決まりきった仕事を持っていますので、何事も楽しく実行する仕方を学ぶのは賢明です。貴方には仕事があることに幸せを感じること、そして貴方がそれを為すことが出来ることに感謝することです。仕事は如何につまらないものであっても、貴方がそれに苛立ちのパワーを与えない限り、退屈なものにはなりません。生活に関するどんな小さな苛立ちにも貴方の心を支配させてはならず、肉体細胞の機能を狂わせてはなりません。何故なら、これは感受性への扉を閉めてしまうからです。


【解説】
 私達は毎日の生活の積み重ねで出来上がるものです。その毎日の生活をどのように過ごすかが重要で、日々の雑用を回避したり、卑下したりすることは誤りだと本項は説いています。見方を変えれば、どんな仕事も意義があり、実行するのは宇宙的価値があることだということです。
 若かった頃、職場の先輩から「仕事は楽しく、遊びは真剣に」と言われたことを思い出します。当時の私は、仕事は十分余裕を持って臨めばうまく行く、また、つまらない仕事の中にも、楽しみを見い出すように、遊びは自分が選んだ好きな道なので精進に励め、というように解釈していたものです。本項にある何事によらず自分の仕事に喜びを見い出せということはテレパシー能力の上からも基本的な姿勢であるということです。
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