テレパシー 第1部 第4章

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第1部第4章-段落136

136  Part Two, with its exercises, will give you a greater realization of yourself as an expression of Cosmic Intelligence.
136 第二部は、練習も含まれており、貴方自身が大宇宙の英知の表現の一つであるとのより大いなる実感をもたらすことでしょう。

【解説】
 第2部は具体的事例を含めたより詳細な想念伝達の仕組みが説かれることになります。
 アダムスキー氏の哲学3部作の内で最も早期に(注:1958年)に記された本書「テレパシー」の題名は、おそらく他惑星人との交流の中で著者が感じた地球人との最も大きな違いがテレパシー能力にあったことに起因しているものと思われます。
 そのテレパシーをどのようにして身に付けられるかについて考えられ、著作されたのが、本書出版の経緯であると考えます。
 そうした観点からすると本講座の第1部は学習者にテレパシーに関する仕組みの全体像を理解させようと費やされたと見るべきです。従って、私達は再度、第1部の最初から全体を通して読み直し、自らの知識を整理する必要もあるでしょう。
 次回第2部からはより深い説明がなされて行きます。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第1部第4章-段落135

135  Self-discipline is necessary before you can take the next step. Therefore, I suggest you keep a daily ledger to check on the thoughts and emotions that have influenced you during the day. Note and evaluate each one carefully (both good and bad), then weigh its effect upon your life that day.
135 自己訓練は貴方が次のステップに移る為に無くてはならないものです。それゆえ、私は貴方にその日の中で貴方に影響を与えた想念や感情をチェックする為の一日の記録簿をつけることをお勧めします。(良いものも悪いものも共に)注意深く一つ一つをメモし評価し、貴方のその日の生活への影響を推し量ることです。

【解説】
 自我の訓練は毎日行うということです。とかく私達は日常の中で知らず知らずの内に自分の感情に流され、本来の生命の発現は出来ておりません。
 これに対して自らの感情を監視し、それが相応しいものか否か、心による裁きその他の反応に由来するかを自己チェックする必要があります。注意したいのは、この作業は本人だけしか出来ない仕事であるということです。他人がどのように説得しても、本人にやる意思が無ければ実現する筈もありません。
 本文に著者は長い一日の中には良否様々な心の反応が起こり得ること、そしてそれらを集計するように総合的に評価せよと説いています。その為には日記をつけることも一つの工夫かも知れません。自らの心がいったいどのような反応を見せるか、これらの観察を通じて学ぶことが必要なのです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第1部第4章-段落134

134 You must master and control your emotions. Do not be discouraged when your habitual thought-patterns try to oppose your desire to see things in their true state. Remember, you have been building your thought habits all your life. Perseverance will enable you to realize your oneness with all you see about you, and recognize the fallacy of the man-made divisions.
134 貴方は自分の感情を支配し制御しなければなりません。貴方の習慣的な想念パターンが物事の真実の状態を見ようとする貴方の願いに逆らうことがあっても落胆しないで下さい。貴方は貴方の全生涯を通じて自分の想念パターンを作り上げて来たことを思い出して下さい。忍耐は貴方に周囲に貴方が見る全てのものとの一体感を知覚することを可能にし、人間の作り出した分割の嘘を認知させることでしょう。


【解説】
 感情をコントロールすることは私達に様々な恩恵をもたらす訳ですが、最も低い次元としては怒りや憤りの感情を抑制することが出来れば多くの犯罪や事故を未然に防ぐことが出来ることになります。
 更に進めば、私達の心が感情で支配されていた為に見過ごしていたより精妙な生命活動についても気付く機会が増えることになります。多くの私達は自らの表層的な興味に支配されていて、生命の本質につながる深遠な印象類に気付かないでいるからです。
 また、よく「一体感」と表現されますが、その際の私達の意識や心が対象とどのような関係になっているか等、探求する事柄は幅広いものとなっています。少なくても私達は相手の立場に立てるような抱擁的な姿勢を持って、相手を観察し、どのような生命体なのかを自分自身で知ろうとする姿勢が求められているような気がします。一体感とはそうした観察の結果、私達の意識レベルで融和した状況を示しています。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第1部第4章-段落133

133 So you can see there are no divisions. You must work until you honestly feel a oneness with all creation; for sympathetic feeling is the avenue of communication. This must be established before success in thought-transference can be expected. All Nature expresses the Creator in a free, unhampered manner, and you must strive to emulate her. A good example of what is meant can be found in the message given by the Masters in INSIDE THE SPACE SHIPS. You will notice they compared their way of life to ours, yet at no time did they pass judgment on us for our shortcomings.
133 その結果、貴方は分裂というものは一切無いことが分かります。貴方は正直に全ての創造物と一体になる感じを得るまで力を尽くさねばなりません。何故なら共感的なフィーリングが意思疎通の本道であるからです。このことは想念転移において成功が期待される前までに確立されていなければならない事項です。全ての自然は自由で妨げられることなく創造主を表現しており、貴方は自然を見習おうと努力しなければなりません。その意味での良い例が空飛ぶ円盤同乗記の中の長老によって授けられたメッセージの中に見出せます。長老達は彼らの生き方を私達のと比較しましたが、一度も私達に対して私達の欠点を非難しなかったことに貴方は気付かれることでしょう。


【解説】
 自然観察が重要であることは繰り返し述べる価値があるように思います。本項にも記されているように、その観察姿勢は究極には対象と一体になれる程、気を入れたものであることが必要です。
 例としてしばしば挙げさせていただくのは昆虫の細密画を長年手掛けられていた熊田千佳慕氏(1911-2009)のことです。日本のファーブル画家と言われる程、その描く絵本の昆虫は生き生きとしていて、各々個性を持つような顔付きをしています。
 それは熊田氏が常に昆虫と同じ目線で草むらに身をかがめて虫達を密接に観察し、その後、アトリエで自分の目に焼き付けた虫達の姿を線画で描く作業です。迷いの無い線、消しゴムを一切使用しない細密画が画面上に生きた虫達の姿を書き写す訳です。
 こうした自然観察の効用は、生命の科学を学ぶ者にも大きなものとなるのです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第1部第4章-段落132

132 Observe nature with compassionate understanding, realizing that all forms are supported by the same Divine Breath of Life which gives you being. For within this Breath is contained the motivating Force of the vast Cosmos. It is this one Force, permeating all manifestation, which gives form the ability to fulfill its purpose.
132 自然を暖かみのある理解で観察し、全ての形あるものが貴方を存続させているのと同じ聖なる息によって支えられていることを認識することです。何故なら、この息の中に広大な宇宙の躍動を与えるフォースが含まれているからです。全ての創造物に浸透して、形あるものにその目的を成就する力を与えるのは、このフォースです。

【解説】
 ヨガ等では呼吸法を大切にしますし、聖書にも土から創造された人体に神の息が吹き込まれることによって生命あるものになったと記されている程、呼吸には様々な意味合いがあると言えます。
 本項では「聖なる息」について述べられていますが、これは単なる私達の呼吸活動のみを言い替えているのではありません。おそらくは私達の肉体の呼吸活動と呼応して何か目に見えない宇宙的な生命力も併せて肉体内に取り込まれており、それが私達の肉体を支えているということかと考えます。
 つまりは日頃、私達が無意識に行っている呼吸作用と呼応して全生命共通の「聖なる息Divine Breath」が私達の中に取り込まれることが肉体の呼吸作用の大きな目的なのかも知れません。
 このことはまた、同じ大気の下、同じ聖なる生命の海の中にあって、あらゆる創造物が同じ創造主の聖なる息を吸っているということにもなります。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第1部第4章-段落131

131 Our senses of sight, hearing, taste and smell should be nothing more than conveyors of information to the brain, not the autocratic rulers of our lives. They should be our servants-not our masters. As you study these four senses, you will find they continually exalt their position in the scheme of life, belittling all that they see about them. Do not let this happen.
131 視覚、聴覚、味覚及び嗅覚から成る私達の感覚は、脳への情報の伝達人でしかなく、私達の命の独裁的支配者ではありません。それらは私達の召し使いであるべきで、主人ではない筈です。貴方がこれら四つの感覚を研究するにつれ、それらが見るもの全てを軽視することで、生命の図式における自らの地位を常に押し上げようとしていることを発見するでしょう。このことを起らせてはいけません。


【解説】
 自らをより上等なものとする為には、相手をけなすことが手っ取り早い方法です。そういう意味では、私達の感覚は対象の欠点を見つけることで、感覚自身を含めた自己をより優位な存在に仕立てようとする訳です。
 しかし、アダムスキー氏はここに既存の感覚の大きな問題があると私達に説いているのです。
 その意味する所は何処にあるかを私達自身で考える必要があります。それは「謙虚さ」ということです。対象を前にする時、いかなるものに対しても尊敬感を持ち相手の神性に着目するということでしょう。かつてアダムスキー氏は同乗記の中で金星や土星の人々の創造物に対する驚くべき尊重の姿勢を述べています。私達から言えば、はるかに進化した人々が当然見下してもよさそうな私達に対し、憐みや尊重の気持ちを持って見守ってくれていることは、大いに参考にすべき事柄です。
 先ずは他者を裁く各感覚の統制、訓練を実践すべきだということです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第1部第4章-段落130

130 Disciplining the senses is the first step you must take. They should not master you any more than do the hands and the feet. Our extremities do not suddenly develop a will of their own, and start acting independently. They obey the messages from the mind.
130 諸感覚を躾けることは、貴方が最初に取組まなければならない一歩です。感覚は手や足以上に貴方を支配すべきものではありません。私達の末端手足は突如として自らの意思を発達させたり、個別に行動し始めたりする訳ではありません。それらは心から発せられたメッセージに従っているのです。


【解説】
 私達は感覚に私達自身を支配させてはならないということです。その為には、感覚こそ私達が訓練する対象としなければなりません。感覚は私達の手や足と同様に私達にその感受した情報を伝達するのが本分であり、その意思を押し付けて私達を支配するようなことがあってはならない訳です。
 今までの私達はうわべだけの感覚情報に支配され、自己の生き方をも感覚の好き嫌いによって左右されて来た訳で、そこからの脱却を先ず図る必要があるのです。
 テレパシー開発の課程の中で、最初に取り組む内容が既存感覚を従順にさせる訓練です。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第1部第4章-段落129

Summary of Part One 
129 This first part is very important, for it is the foundation for the other two that are to follow. It should be read and reread until this knowledge becomes a part of you.
第1部要約
129 この第1部は大変重要です。後に続く他の2部にとって基礎となるからです。この知識が貴方の一部となるまで何度も読み返されるべきものです。


【解説】
 私達がテレパシー能力を身につける上の基本事項がこの第1部に全て網羅されているという訳です。
 とかく私達の心を取り扱う分野や、他でもない自分を研究と訓練の対象とする為、取組みには一段の工夫が必要です。つまり、分からない者が如何にして自分を成長させて行くかが問題となるからです。
 それには本項で著者が説くように繰り返し本文を読むことが薦められています。つまりは十二分に記されている内容を自分自身に染み込ませることです。
 一方、そのことは単に本文の文章そのものをまる暗記出来ていれば良しとするものではありません。よく見かけるのは長年アダムスキー哲学を学んで来たという方々の多くが、「知識」においては実に詳細は事柄を知っており、また哲学の教義について十分な知識を有しているのです。しかし、それだけでは不十分なように思われるのです。問題は日々の生活の中で本文で記されている事柄に沿って自分の心をどのように訓練しているか、宇宙根源から来る印象に如何なる時もスタンバイ出来ているかです。得られたアイデアを自らを通じて発現しているかが重要なところです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第1部第4章-段落128

128 This is no mysterious extrasensory perception; but an unconscious tuning in to universal knowledge. The student, understanding the law he is employing, will control his carnal mind and allow the solution to come to him. This information has been verified by the space Brothers.
128 これは神秘的な超感覚的な知覚などと言うものではなく、宇宙的な知識への無意識の同調作用なのです。学習者は自分が用いている法則を理解すれば、自分の肉欲の心を制御して解決法を自分にやって来させるようにするようになります。この情報は宇宙兄妹達によって実証されて来ました。


【解説】
 自分の心を統制することが問題解決に向けた全ての始まりです。
 私達の心は結果の世界にのみ重心を置いている訳で、結果を生み出す因の世界までの関心は薄いのです。それを宇宙本体から来る印象の方向に関心を向けさせることから始める必要があります。
 しかし、どのようにして心の関心を常日頃、宇宙の本源に向けて置くかについては、各自の工夫が要るところです。それには先ず、自分自身の肉体各部、手や腕その他をよく見つめ、それらの内側でどのような生命活動が行われているかを知ろうとすること、更にはその活動の中に宇宙本源の働きを観るように努めることです。
 私達はこれら宇宙の真っ只中に暮らしていることは間違いありません。その中に暮らしていながら、自分が棲んでいる家の美しさに無関心であることが最大の問題なのです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第1部第4章-段落127

127 Here is one more example of how help may be received unconsciously, which we all have experienced at some time; let us say our minds are struggling with a problem. We have studied it from every angle, and still the solution evades us. We may even be ready to give up . . . when, suddenly the answer is laid before us.
127 ここに如何にして援助が無意識の内に受信され得るかのもう一つの例があり、私達全てが時折、体験しているものです。それは、私達の心がある問題で奮闘しているとします。私達はそれをあらゆる角度から研究して来ましたが、未だに答えは我々をすり抜けています。私達もう諦めようとも思ったその時、突然にその答えが私達の前に置かれます。

【解説】
 私達各人が問題を抱えているという本項の事例は、私達にとっては大変馴染みのあるテーマです。しかし、多くの場合、私達は容易には解決に至らず、その間悶々と暮らすことも多いものです。
 しかし、それに対する解決策は、その問題解決に向けて長時間過ごした後、私達が最終的にその問題解決を諦めかけた瞬間にやって来るのが実状です。
 私達が意識しない状況の中に解決策は提示されているという点が重要な所です。通常、私達は自分(即ち心)の経験(記憶)の中で、何とか解決策を模索するのですが、真の解答は宇宙的な源泉から湧き出たものである筈です。その源泉に波長を合わせることを最優先にすべきで、心の乏しい経験では解決策にならない事例も多いということでしょう。
 ひたすら宇宙の源泉からのメッセージに耳を傾ける取組み姿勢が大事という訳です。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第1部第4章-段落126

126 By this I do not mean we should accept every unusual thought which enters the mind as being of a universal nature; for as we progress in this study, we will learn that thought comes from many different sources. We have been accustomed to thinking of thoughts as coming only from other human beings; when in fact they eminate from Cosmic Cause, from the very atoms of our bodies, and from all phases of nature. It is obvious therefore, that man should be extremely selective about the thoughts he entertains in his mind.
126 このことで私は私達が心に入って来るあらゆるいつもと異なった想念を、宇宙的性質を持つものとして受け入れるべきだと言っているのではありません。何故なら、私達がこの学習を進めるにつれて想念は多くの異なる源から来ることを学ぶことになるからです。私達は想念は他の人間から来るように思い馴らされて来ました。しかし実際には、想念は宇宙の因から、また私達の身体の中のまさに一つ一つの原子から、そして自然の全ての側面から発せられています。それ故に、人は自分の心を喜ばす想念については極めて厳密に選択する必要があるのです。

【解説】
 湧き起こる想念・アイデアが何処を起源としたものであるか、私達にとって次なる課題はそれを見極めることです。
 この地球には過去何十億年もの好ましからざる歴史もあり、また各自の体験内容も他人に誇れるものでもありません。自身の心が自己を正当化しようとするあまり、作り出す言い訳も多くある訳です。こうした中で真の宇宙的想念に巡り会う機会は当初はそう多くはないのです。
 そこでその想念の価値がある訳で、私達はまずはやって来る想念・アイデアを大切に迎え、その上でその起源を知ろうとする姿勢が必要だと考えます。それは私達が持ち望んでいたものか否か、心に浮かぶ想念に気持を寄せる中で良質なものであるかは直ぐに分かる筈です。
 もちろん想い通りの行動が望ましい訳ですが、その前提としてその者がどのような想念・思考を良しとしているかが、実はそれ以上に重要だと考えています。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第1部第4章-段落125

125  Let us say we are going about our daily routine, our minds quietly following their customary pattern of thought. From out of the "blue" will come a thought totally foreign to our normal thinking-something of a universal nature. The majority of people, not comprehending the magnitude of what is happening, will often break the flow with the startled inquiry, "Where did that come from?" Whereas, if they had quieted their carnal mind and listened to the small still voice within, vast vistas of understanding might have been unfolded.
125 例えば、私達が日常の決まりきった仕事に出掛けるとします。私達の心は黙って、いつもの習慣的な想念パターンに従っています。突然青空から降って湧いたように、私達の通常の考えとは全く異質な想念、宇宙的な性質を持つ何かがやって来ます。大多数の人々はその時、起っていることの重大性に気付かず、しばしばびっくりして「それは何処から来たのだろうか」と問いただしてしまうことで、その流れを壊してしまうのです。しかし一方、もし人々が自身の肉欲の心を静めて、ひそかな内部の声を聞こうとすれば、広大な理解の展望が解き明かされたかも知れないのです。


【解説】
 私達が進歩するきっかけは時折やって来る宇宙的な想念・印象でしかありません。その貴重な機会を無為にしない為に、私達の心をどのように保っておくべきか、本項は説いています。
 普段とは違ったアイデアが心を通過した途端、私達は通常、その意味をいぶかい流れを阻害してしまいます。その発想を自分の生活や仕事に活かし切れるかが、その人の進歩を左右すると言っても良いほど、重要なものです。
 また、このようなひらめきは、各人が精進して行く中で、自ずと頻度が増えて来る訳で、学習者である私達は贈られるアイデア、解決策をそのまま受け入れ、実生活に応用して行けば良いのです。そうする中で、一つの実現体験が得られれば、次々にそれらを受け入れるコツが分かり、やがては何ら苦労もなく、それらインスピレーションに従う生き方が出来るようになります。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第1部第4章-段落124

124 Most of the time, the only thoughts we are aware of, are those familiar ones amassed through our senses and experiences. Yet, gems of universal wisdom are interspersed in our habitual thinking.
124 大抵は、私達が気付く唯一の想念は、私達の諸感覚と経験を通じて蓄積されたものと馴染みのあるものに過ぎません。しかしそれでも、宇宙の英知の珠玉は、私達の習慣的な思考の中にも散りばめられています。

【解説】
 自ら取り入れる想念・印象は長年慣れ親しんだ波長のものになり易い訳です。このことは仮に悩みや憤り等、一時的なマイナスの状況に陥ったとしても、それが数日も続けば、以後、その種の想念波が自身を形成することにもなりかねません。私達はこれ以上、状況を悪化させない為にも、自身の発する想念傾向をチェックしておく必要があります。
 このように長年月の経緯から、ある意味救いがたい私達ですが、本項は我々の時々の想念の中にも小さいながらも宝石のかけら、宇宙的素質のものが含まれていると諭しています。私達の救いは実にこの印象のかけらにこそ有る訳で、それが次なる進歩のヒントになるという訳です。従って、これに気付くことが大変重要であり、私達は心して日頃の想念・印象の中にわずかに光るヒントに注意して過ごす必要があるのです。このことが著者が度々述べる「警戒」の意味でもあります。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第1部第4章-段落123

123 Since each thought registers a certain pitch, or frequency, relative to itself, we will naturally find different levels of thought. The level of thought-frequency into which we tune daily depends entirely on our understanding. For remember, like attracts like. While at times we may contact either a higher or a lower level, our minds normally move in the ruts in which our understanding has placed them.
123 各々の想念はその想念に比例したある種の高低、或いは振動数を記録に留めるために、私達は想念の様々なレベルに自然と気付くようになります。私達が日常、合わせる想念振動数のレベルはことごとく、私達の理解力に依存しています。類は類を呼ぶということを覚えておいて下さい。一方では、時たま私達はより高い、或いはより低いレベルと接触することもありますが、私達の心は普通、私達の理解力が敷いた轍(わだち)の中を動いて行くのです。

【解説】
 感受性の鈍い私達も時々はこれまでとは違う印象を持つに至るのは、想念が通過する際に残留させた振動に私達が触れるからだとしています。通常、高次は振動を持つ想念は私達には感知出来ないレベルのものですが、想念自体、通過する媒体にその周波数に比例したより低周波の振動を残すという意味かと思われます。
 しかし、私達はこれまで志向して来た種類の想念・印象しか容易に受け入れようとしない為、各自の志向として抱く想念の種類は事実上決まってしまうという訳です。年齢を重なるにつれ生活パターンや思考のパターンが固まるのと同様です。
 本項ではそのような習慣的な生き方で良しとしているのではありません。私達に習慣の危険性を指摘し、もっと視野を拡げて高次な想念を受入れるよう、努力することを求めています。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第1部第4章-段落122

122 They do not condemn us for our shortcomings, for they know we are behaving according to our understanding. Where we now are in Cosmic growth, they once were; where they now are, through the natural evolution and refinement of our thought patterns, we will be. So it behooves us to remember our Divinity at all times; and try to guide our minds carefully.
122 彼らは私達の欠陥をとがめることはありません。彼らは私達が自分達の理解に応じて振る舞っていることを知っているからです。宇宙的成長において現在、私達が居る所に彼らもかつては居たし、彼らが今居る所は自然の進化と私達の想念パターンの精化を通じてやがて私達が到達する所です。それ故に私達は常に自身の神性について覚えて置かなければならず、自身の心を注意深く導くよう努力すべきなのです。



【解説】
 アダムスキー氏がデザートセンターで円盤から降り立った金星人オーソンと会見してから、既に60年以上が経過しています。この時を契機に積極的に宇宙普遍の生き方が伝承され、日本でも数多くの書籍が出版されて来ました。
 しかし、本当の意味で私達はアダムスキー氏を通じて伝えられた人間の課題に未だしっかり向き合っていないのではないかと思っています。氏が亡くなり、後継となるべきグループも今日では姿を消してしまいました。一方では、世の中、オカルト的な予言、神秘的な啓示をセンセーショナルに伝える破滅予言の本が溢れているのが現状です。
 このような状況の中、私達は様々な「にせ預言者」の間を掻い潜って真の宇宙的インスピレーションに辿り着かなければならない訳です。その中で多くは、本項で言う理解不足の故に自分の嗜好に合った予言に飛びつき受入れてしまうのかも知れません。
 確かに昨今の状勢では、地球自体の存続も危ぶまれることは確かでしょうが、こうした混乱の中だからこそ、改めて自分の理解力を見つめなおし、自分が日々取り込んでいる想念が妥当なものであるかをチェックすることが必要なのです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第1部第4章-段落121

121 To digress for a moment: the space people, understanding that man is Divine Thought motivated by the Divine Breath (for ether is Divine Creation), feel a reverence for all humanity. This is the explanation of the statement in INSIDE THE SPACE SHIPS which has proved so puzzling to people. Practical Earthlings have questioned the philosophy of accepting death for themselves rather than the taking of human life; but the visitors know that when another stands before them, they are in the presence of the Living God.
121 少しの間、本題からそれますが、宇宙人達は人間は聖なる息(エーテルは聖なる創造物である故)によって活性化された聖なる想念であることを理解していますので、人類全てに対して敬意を感じます。これは人々に当惑を与えた「INSIDE THE SPACE SHIPS(空飛ぶ円盤同乗記)」における言及への解説です。現実的な地球人達は人生を迎え入れることよりも死を受け入れる哲学に対し疑問の声を上げています。しかし、訪問者達は他人が自分達の前に立つ時、自分達は生ける神の面前に居ることを知っているのです。

【解説】
 私達と他惑星人がどの点で最も異なるのか、本項は対象に対する視点にあると具体的に指摘しています。外見上も内部の肉体構造上も何ら違いがない両者ではありますが、物事への視点は大きく異なるという訳です。
 論理的に突き詰めて行けば、当然の見解になるのでしょうが、どうやら私達地球人は一時期真理に沿って学んでいても、それを他の分野まで適用しようとして来なかったということでしょう。
 生活の全てを終始一貫その具体的な視点に基づいて整理すれば、自ずと得られる結論でもあるのですが、これには長年培った心が抵抗するという訳です。その最初の一歩である私達自身、そして他の生きもの全てに共通した創造主の息吹がそれぞれ受け継がれていることを深く考えれば、全ては良い方向に進むに違いありません。


ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第1部第4章-段落120

120 This may seem startling to some at first, but remember all creation is Divine Thought in action. Therefore man, with his reasoning mind, "given dominion over all the earth," possesses unlimited potential. Owing his very existence to this Cosmic Intelligence (or God), man instinctively feels a kinship with all life. And, the evolution, or refinement, of his thinking is the path by which the Prodigal Son eventually returns to the house of the Father.
120 このことは人によっては最初驚くべきことのように思えるでしょうが、全ての創造は聖なる想念が行動したものであることを忘れないで下さい。それゆえ、人は理性ある心を持ち、「全地上の支配権を与えられ」、無限の可能性を持つのです。この宇宙英知(神)への自身の存在に起因して、人は本能的に全ての生命に親近感を感じます。そして人の考えの進化や洗練は放蕩息子が遂には父の家に帰る道程でもあるのです。

【解説】
 引き継がれている創造主の想念が何処にあるかについてまで、本項は述べてはおりませんが、いずれにせよ、DNAその他の各細胞の遺伝分子群の中に継承されているのかも知れません。各分子の記憶として、知性が生きていると言った方がよいと思われます。
 このように自らの細胞、更には自分自身の中に万物の始原である創造主の意思と知性が宿っているということになると、人はもはや他に何も必要なく、ただ原点復帰を目指すだけで良いことが分かります。このことを如何にして自覚し、気付くことになるかが問題で、自分自身の中にある宝物に気付くことが当面の課題ということになります。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第1部第4章-段落118

118 This story of creation is not confined to our small planet, as we have been led to believe, but encompasses the entire Cosmos. All creation, from the firmament or sky (ether), through the varying states of density to minerals, was first a thought followed by the forming of matter (atoms) to produce the effect. Matter in this sense is not restricted to tangible manifestation, but refers to the Mother principle in creation. From the Father principle, or Creator, and the Mother principle composed of force, or matter, comes the Son, or all manifestation.
118 この創造の物語は、私達がこれまで信じさせられていたように、私達の小さな惑星に限定されるものではなく、全宇宙を包含するものです。天空あるいは大空(エーテル)から、様々な密度状態を通じて鉱物に至る全ての創造物は最初、想念であり、その後に結果を作る為の物質(原子群)の形成が続きました。この場合、物質は手に触れられる創造に限らず、創造の母性原理をも示唆しています。創造主すなわち父性原理、そして力或いは物質からなる母性原理とから、その息子即ち全創造物が生まれます。

【解説】
 ここでのポイントは私達自身も含めて、あらゆる創造物の始原は想念であったということかと思います。無から何かを造り上げる際には、それをイメージしたものがまず必要です。その最初の状態がアイデア・想念という訳です。
 おそらくその想念というものは、その威力において大きな差があるとは言え、日頃私達が発しているものと大差の無いものではないかと考えています。物質界には絶えずそのような想念に呼応して反応する知性が備わっており、想念を出発点とする創造作用が備わっているのです。
 今の時季(6月末)、木々は連日の雨の恩恵を受けて一段とその緑を増しており、毎朝、街路を歩くだけで創造作用を見届けることが出来ます。
 こうした自然界の活動は地球に限ったことではなく、宇宙全体に及ぶ訳で、それを支える諸法則は生きた創造作用の証でもあるのです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第1部第4章-段落117

117 In the second chapter of Genesis (or the second creation), we are told how the mists went up from the earth and watered the whole face of the ground, causing the seeds to grow; how out of the ground the Lord God formed every beast of the field and every fowl of the air, and how the Lord God formed man of the dust of the ground, and breathed into his nostrils the breath of life; and man became a living soul. So the Creator, following the patterns that had been formed and pronounced "good," from formless void, brought into manifestation, heaven and earth and all life thereon.
117 創世記の第2章(または第2の創造)において、私達は如何にして霧が地表から上昇して全ての地表面を潤し、種を発芽させ、その地面から主なる神が野原のあらゆる獣と空のあらゆる鳥を造り上げ、そして主なる神が如何にして地の塵で人を造り、その鼻の穴に生命の息を吹き入れられ、人は生きる魂となったと伝えられています。ですから、創造主は造られ、「良し」と宣言されたパターンに従って、形の無い空間から天と地とそれらの上の全ての生き物を創出したのです。

【解説】
 聖書に記されている万物創造の過程です。
 既に私達はアダムスキー氏の他の著作から、現在の地球人の祖先について聞かされているところです。それによれば、地球は数多くの地殻変動の歴史を辿っており、結果として各惑星におけるならず者対策として、あてがわれた惑星であったということです。
 即ち、聖書に書かれているこの物語は宇宙空間における共通した創造の事象について象徴的に記述されたものと言えます。
 その内容について、確かな検証は出来ませんが、地中深く存在する石炭に代表される太古の地球の植生を見ても、シダ類や巨木等、過去に地上で多くの高温多湿を好む植物が繁茂していた事実からも、かつて地球には湿潤な気候が支配していたことが分かりますし、本項で著者が明かす物語の内容を裏付けています。
 映画「天地創造」は、この万物創生の物語を再現していました。長年月の間に起こった進化の過程を含めて、創造作用の全てをわかりやすく、象徴的に伝えているのが、聖書の創世記ということになります。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第1部第4章-段落116

116 Let us turn to the story of Creation for conformation. Careful reading of the first chapter of Genesis (or the first creation), tells us that creation was without form, meaning it was then only a thought forming in Divine Mind. In this chapter we find every detail scrupulously planned: the grasses, herbs, and trees yielding fruit; the waters bringing forth abundantly the moving creatures that hath life, and the fowl that may fly; the living creatures after his kind, cattle, and creeping thing and beasts of the earth after his kind. . . . Then God said, let us make man in our image, after our likeness.
116 創造の構造を理解する為、創造の物語に目を向けましょう。創世記の最初の章(或いは原初の創造の部分)を注意深く読むと、創造は形が無かったことが分かりますし、このことはそれは神聖なる心の中に作り上げられた一つの想念でしか無かったことを意味します。この章で、私達はあらゆる細部が綿密に計画されていたことを見い出します。草や草木、果実をもたらす木々、命を持つ多くの動く生き物をあり余るほどもたらす水、空を飛ぶ鳥等、それぞれの生きるものたち、家畜や地を這うもの達、地上のそれぞれの獣達です。それから、神は言ったのです、人を私達のイメージに、私達に似せて造ろうと。


【解説】
 誰もが知る創世記の記述です。この物語には宇宙創造の仕組みが組み込まれていると著者は明かしています。おそらくは他惑星人からも本項以降、著者が述べる内容について確認されているものと思われます。実はそれ程に太古から伝えられているものの中に、真理が埋め込まれているということでしょう。
 さて、本項で重要なことは、最初、私達人間は創造主の聖なる心の中に描かれたと記されていることでしょう。具体的な人体の構成、器官の機能その他、細部に至るまで詳細に創造主が吟味しイメージを造り上げたという訳です。
 何か物を設計したことのある方は分かると思いますが、物を作る為には材質、寸法を記した設計図が先ず必要です。またその機能を確認する為に様々な机上検討が為されます。実際に物が作られる前に、十分な検討を行うことで確かな製品が出来上がります。それと同様に、私達は創造主によって設計されたということです。人間の持つ複雑な機能を考えれば、創造主は実に偉大な知性であるかが分かります。
 その上で、本来、所定の目的を持って私達が造られたのであり、各自は自分の誕生の目的を知ろうと努力し、本来の目的に沿った生き方を歩む必要があるのです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第1部第4章-段落115

115 From this we can see that there is no center to the universe; no Throne from which all knowledge is broadcast. Each action is the center of the universe unto itself; for radiations going out from it travel in all directions, and fill space. Since everything, both tangible and intangible (in this case we are speaking of thought), comes out of the one Cosmic Cause, we can safely assume that there is no action that is not universal.
115 ここから私達は宇宙には中心が無いこと、全ての知識が放射されるような王座は無いことが分かります。行動の一つ一つがそれ自身に対する宇宙における中心なのです。何故ならそれから発せられる放射物はあらゆる方向に向かって旅し、そして宇宙を満たすからです。触れられるものと触れられないもの(この場合、想念について述べているのですが)を含めて、すべてが一つの宇宙的因から発せられている故に、私達は宇宙的でない行為は存在しないと思って差し支えはありません。

【解説】
 宇宙における個々が発する想念が、どのように宇宙全体に影響を及ぼしているか、本項は私達に示しています。
 結局、想念や印象が全ての知性、物事の形成力の源であり、それ自体は宇宙本来の英知、言い換えれば創造力を有しているという訳です。従って発せられた想念は宇宙を進行する中でそれに接する環境に対して様々な影響を与えて行くことになります。
 このことについては、私達は各自で容易に確かめることが出来る筈です。想念・印象の持つ潜在的エネルギーは私達の未来を決定出来る程、発した本人に対しても影響を及ぼします。
 またよく聞かれるように、各地に聖地と呼ばれる場所がありますが、そうした所は何らかの原因でこのような想念・印象が多く集中する場所ではないかと考えます。人間の感性が高まる場所、宇宙からの印象波動が比較的集中するような場所であるのかも知れません。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第1部第4章-段落114

114  This is the way thought is transferred from one point to another. A thought-ray of energy, which is nothing more than a charged particle created by the contact of two or more units (remember, thought is a chemical action), is shot out imparting its energy to other particles by exerting pressure upon them. This continues indefinitely, or until this force once generated, is picked up by some instrument capable of changing its character. Energy of any type cannot be destroyed; it can only be transformed from one form to another. Thought, being a type of energy, will travel through space until it is put to some use.
114 これが想念が一地点から他の地点に移送される方法です。二つ或いはそれ以上の単位の接触によって造り出された荷電粒子以外の何物でもない想念のエネルギー線(想念は化学的作用であることを覚えておいて下さい)は、外に向かって発射され、そのエネルギーを他の粒子に圧力を加えることによって伝えます。これは、この一度生成された力が何かその性質を変えることが出来る何らかの装置によって取り上げられるまでは、無期限に続きます。如何なるタイプのエネルギーも破壊されることはなく、一点から他点に移送されるのみです。一つのエネルギーである想念はそれが何かに利用されるまでは、宇宙を旅するのです。

【解説】
 未だ私達が自覚していない分野に本項で言う想念の実態があります。今日、遺伝子解析等、アダムスキー氏が述べていた細胞の記憶としての意味づけも含めて、DNA解析技術は進歩して来ましたが、まだ想念についての解明は進んでいないように思われます。
 とは言え、私達は自ら発する想念の実態について、装置に頼らず自力で実態を把握することが大切です。想念については放出し、また感受した本人が最も内容を知っている訳で、従来はそれがどのような作用を自身や周囲に与えているか気付こうとしなかっただけなのです。
 ある意思が想念として心に抱かれる時、本項によればそれは心の中に何らかの反応として作用し、その結果、荷電粒子が生成され、それが次々に伝播して周囲に伝わるのだとしています。即ち想いは心の中から外界に荷電粒子の波動として放出されるという訳です。
 また、それらの波動はその帯びる内容に沿って心その他の対象物に影響を与えるでしょうから、私達は自分が無防備に感受し、無神経に発する想念に注意する必要があります。自らが同調すべき想念の取捨選択も良質な番組を提供してくれる放送局に周波数を合わせるのと同様に、注意深く行う必要があります。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第1部第4章-段落113

113 To demonstrate this relay, let us set up a row of dominos on a table, leaving a space between each one two-thirds the length of a domino. Now, using our finger to exert a slight pressure we energize, or propel into action, the first domino, which falls forward striking the second; thereby imparting its acquired energy to that domino. The second, as it falls, imparts its energy to the third, and so on until the last domino strikes the table; their total energy now having been transformed into sound and heat. The initial action here was produced by the forceful contact of two objects, our finger and the first domino, then conferred to the other objects by a system of relays.
113 このリレーを明らかにする為に、テーブルの上にドミノを一列に並べましょう。各々ドミノの高さの3分の2の距離を残して並べるのです。そして、私達の指を使って最初のドミノにわずかな圧力を加えるか、動かそうとします。するとそれは前に倒れて二番目に打当たります。そうすることで次のドミノに獲得したエネルギーを伝えます。二番目のものは倒れることでそのエネルギーを三番目に伝え、最後のドミノがテーブルを叩くまで続きます。それらの全体のエネルギーは今や、音と熱に形を変えられたのです。その最初の行動はここでは、私達の指と最初のドミノという二つの物体の力強い接触によって作られ、その後リレーの体系によって他の対象物に与えられたのです。

【解説】
 想念が伝播する様子を著者はドミノ倒しを例えにして説いています。空間に充満する分子・原子がそのような想念エネルギーに対する感受性と伝播力を持っているという訳です。
 また、想いが伝達する仕組みもこの例示に示されています。地球上に現れた高い魂の伝えた教えも、代々の人間が媒体となって承継、伝承によってその後の人々に伝わって行くことにも当てはまるものと思われます。
 しかし、ここで重要な点は、並べられた多数のドミノの駒の一つでも、その役割を理解せず、勝手な行動をとったとしたら、どうなるかということです。一人一人の役割をきっちり果たすことによってはじめて後世に大切なことを伝え残すことが出来るということでしょう。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第1部第4章-段落112

112 In like manner, because we have abundant proof of the transmission of thought from a distance, we must admit a universal medium for thought transmittance. We cannot define the characteristics or composition of mind, we only know from effect that, like ether, mind permeates all space and all substance; and that it is capable of passing through itself those thought-waves which are so much finer than the vibrations of light. Whatever mind is, it must be composed of highly charged particles; and, except for fineness of character, be much like the more concentrated substance composing material forms. For only by means of a relay, can energy be carried from place to place.
112 これと同様に、私達も遠方からの想念の伝達に関する豊富な証拠を持っておりますので、私達は想念伝達に対して宇宙に広がる媒体の存在を認めなければなりません。私達は心の諸性質や構成を定義することは出来ず、只、エーテルのように心が全ての宇宙空間と物質に浸透していることを知っているのみです。また、それが光の振動よりもはるかに微細なそれら想念波動をそれ自身を通して通過させられることもです。心が何物であれ、それは高電位に荷電した粒子群から構成されているに違いありません。そして、それが繊細な性格であることを除けば、物体を構成するより濃密化した物質に近いに違いありません。何故なら、リレーの手法によってのみ、エネルギーは場所から場所に運ばれ得るからです。

【解説】
 本項では心が宇宙全域に浸透し得る荷電粒子群であると明確に解説しています。これらの事象は未だ地球の科学では論議されていない領域なのですが、著者アダムスキー氏は進化した他の惑星人から学んでいた部分なのかと思います。詳細は分かりませんが、実は私達の心は自分の肉体の内側に留まるものではなく、発達次第では宇宙奥深く浸透し得る力量を持っているということでしょう。
 しかし、ここで考えるべきは私達の現状です。おそらくは未熟な私達の心はせいぜいが自身の肉体領域だけでも精一杯であり、それ故に、感受出来る想念のレベルも低く数も少ないということでもあるということです。心を本来の姿に発達させることが出来れば、より宇宙的なアイデアが増すという理由は、文字通り、自身の心の拡がりが増すからに他なりません。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第1部第4章-段落111

111 Mind is the medium by which thought is carried from one point to another. Common reasoning tells us that it is impossible for any vehicle, whether it be of vibration or matter, to travel from place to place without a medium of transference. Science, in its study of electrical energy, and light and sound waves, acknowledges various agencies of transference. The medium of light transmission they have named ether. While admitting they do not know the character of ether, science is sure of its existence and certain of the fact that it is diffused throughout all substance; that it pervades all space, and is capable of handing on undulations of various types from one point to another. Yet the only proof they have of the reality of ether, is the effect produced.
111 心は想念が一点から他の地点に運ばれる媒体なのです。一般的な推論では、振動であれ物質であれ、どんな乗り物も移動の媒体が無ければ、ある場所から別の場所に移動することは不可能だとしています。電気エネルギーや光、音波を研究する科学は、様々な移動媒体の存在を認めています。光の伝達の媒体を、彼らはエーテルと名付けました。エーテルの性質を知らないことを認める一方で、科学はその存在とそれが全ての物質に拡散浸透している事実については確信しています。即ち、それが全宇宙に行き渡り、一点から他の地点に向かう様々なタイプの波動を取扱うことができるということです。しかも、彼らが手にしているエーテルの事実に関する唯一の証拠は作り出された結果に過ぎません。

【解説】
 想念が波動であるとすれば、想念を伝える媒体が必要ということになります。これに対して本項は「心」が想念を伝える媒体なのだとしています。本項が執筆された当時、想念を伝播する媒体を妙なる存在という意味でエーテルと呼ばれており、本項の記述はそれを踏まえて描写されているのです。
 想念が心の中を通過する際に心に引き起こす衝動によって私達の心はその想念を感受する訳ですが、本項では更に話を進めて想念は心を媒体として伝播するとしています。
 著者がどのようなイメージを持って本項を説いているか、今となっては確かめようもありませんが、ある意味、想念は伝染するとも言えるようです。例えば国と国の争いがやがて戦争へと拡大して行く時、一般大衆の間の憎しみの想念が国中に広まる過程のこと等を想定すれば、分かりやすいのかも知れません。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第1部第4章-段落110

110 The question will now arise; if thought is merely a ray of energy produced by chemical action, what is mind?
110 そこで質問が上がるでしょう。もし、想念が化学反応によって造り出された単なるエネルギーの光線だとすれば、心は何であるかと。


【解説】
 私達が対峙しなければならない最大の存在が「心」であると言えるでしょう。この心については、常に私達各自の内側にあって私達の抱く想念や肉体の行動を支配して来たことについては良く分かります。
 しかし、その心の実体はと言うとその先は不明のまま、私達はこれまで過ごして来ました。既に私達は一連のアダムスキー哲学を学ぶ中で心が四感覚から構成されているという説明を受けています。即ち、この説明の延長線上として心自体は四感覚の中枢が存在する肉体の内側、脳にあると推定されます。つまりは頭脳と呼ばれる部位に心があるのかと考えております。
 一方で具体的な部位として何処にあるかについては、まだまだ未知な部分でもあるでしょう。以前、新聞記事に「心はどこに」という記事(朝日新聞、2007年7月9日)があり、切り抜いて置いたことがあります。昆虫のダンゴムシの生態観察を通じて、脳を持たないダンゴムシもどうやら、パニックを起こしたりするような心があることや、個性があること、また記憶と学習をしていること等が分かって来たというものです。心の問題は、生きものに共通する研究テーマかも知れません。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第1部第4章-段落109

109 Thought is not sent out in one straight line as a bullet travels from the barrel of a gun. It goes out in billions of straight lines in all directions. We may imagine a thought as a spark of light, with radiations extending as an equal force in all directions; giving the impression of a sphere at any point of its expansion. And like light, a thought vibration once created, will extend indefinitely unless intercepted by some object capable of absorbing and dissipating that particular ray of energy.
109 想念は鉄砲の銃身から打ち出される弾丸のように一本の直線として送りだされるのではありません。想念はあらゆる方向に向けた何十億の直線のように外に出て行くのです。私達は光のスパークのように拡大する過程のどの地点でも球体に見えるような、あらゆる方向に等しい力を広げながら拡大するものとして想念を想像しても良いかと思います。そして光のように、一旦造り出された想念波動は、そのエネルギー線を吸収し、消失することが出来る物体によって遮られない限り、無限に拡がって行くのです。

【解説】
 本項は想念の伝わり方を示しています。私達が発する想念は、言い換えれば私達が発信源となって周囲に想念の波を放出するような訳ですが、それは仮に特定の目的、特定の対象への想いであっても、実際には宇宙全方向に対して発せられるものであると解説されています。
 このことは発する本人の想念は誰でも感知できるものであり、およそ秘密の想いというものはあり得ないということでしょう。深海深く潜行する潜水艦との交信にテレパシーが使われようとしていたという話も十分可能性がありますし、世の中で重要な発明というものが実は同時期に異なる場所、異なる者から為されることが多いという話も、これら想念の全方位的な進行という特徴を反映しているものと思われます。アイデアをキャッチ出来れば、誰でも類似した発見が出来ることになるからです。
 私達は日常的にある時は自ら想念を発し、またある時は他人の想念を感知することを繰り返している訳ですが、少なくても想念の持つ潜在的な実現力をよく理解した上で、その取扱いは丁寧にすべきことは言うまでもありません。自ら良い想念の発信者となり、良質な想念を感受することを日常の目標にすべきなのです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第1部第4章-段落108

108 All thought registers as a vibration, in space. When thought is given to audible expression it create a pitch, or frequency, relative to itself. This same law applies to silent thoughts, for they, too, have a definite vibratory rate which registers upon the sensitive plate of space.
108 あらゆる想念は宇宙の中では振動として記録されます。想念が耳に聞こえる表現として与えられる時には、それはそれ自身に比例した音の高低即ち周波数を造り上げます。これと同じ法則が無言なる諸想念にも適用されます。それらもまた、宇宙の感光板に登録される明確なる振動率を有しているからです。


【解説】
 ここで著者は想念自体が振動であり、その振動を空間に記録させると説いています。水面における波の伝播のように一過性の振動が空間を伝播して行くというよりは、その空間に記録されると表現されているところに注目すべきです。
 即ち、各自の想念は空間に記憶されると言った方が良いかも知れません。元来、想念は空間の原子・分子に直接作用し、物事をその想念の「思い通り」に実現させる潜在力を有している訳ですから、これら想念が空間に記憶されることによって、現実世界にも多大な影響を与えることが良く分かります。
 一方、これら残留する想念の中には私達にとって役に立たず、良い結果を及ぼさないものも多々ある訳で、私達はその想念の選択にも注意が必要です。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第1部第4章-段落107

107 We cannot explain Primal Creation from the effects we see about us, neither can we explain the creation of thought except as an activity brought about by the law of affinity. We do not know what causes certain attracting and repelling actions. We must simply accept the fact that such a law exists, and that it does command the combination of chemicals to create a form of energy. It is an aggressive force which radiates in all directions, causing pressure upon the surrounding force-space, thereby creating waves in that element.
107 私達は、私達の周りで目にする諸結果から、原始の創造を説明することは出来ません。想念の創造を親和の法則によってもたらされる活動という以外に言い表わすことは出来ません。私達はある種の引力と斥力が何によってもたらされるのか知りません。私達は単純に、このような法則が存在し、それがエネルギーの形を造り出す為、化学物質の組み合わせを命じているという事実を受け入れなければなりません。それはあらゆる方向に放射する積極的な力であり、周囲の力の空間に対し、圧力を生じさせ、それによってその要素に波を作り上げるのです。

【解説】
 私達は各自がどのようにして今日に至ったかについて、考える必要があるでしょう。受精卵を始まりとして今日まで肉体が形成・維持されたことはある程度分かりますが、自分の魂となると何処から来たのかは不確かなままです。同様に私達が放つ想念がどのようにして生まれ、伝播されて行くかについても未知の分野となっています。
 本項はそれらの事象の根源として、吸引と反発力の存在について明かしています。私達がこれらを身近に感じることが出来るのは磁石のN極とS極の間の吸引や反発力ですが、何処からそのような力が生まれるのかについては良く分かっていません。そもそも永久磁石においてそのような力が外部からのエネルギー無しで永続するということ自体、不思議です。
 更に進んで想念についても周囲に作用・反作用の影響を及ぼしながら、進んで行く波とすれば、どうでしょうか。日頃、良い想念を取り入れよとする理由は、自身や周囲に想念が与える影響を考慮してのことだとすれば、良く分かります。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第1部第4章-段落106

106 It is this force that brings into existence, and activates, the atoms of form. But form in this sense is not confined to visible manifestation alone; for the same atoms which make up solid substance, also make up the elements of space. To our present knowledge, there are some hundred odd elements; out of which innumerable compounds and compositions are created. We are living in what could rightly be called a chemical universe; conceived out of Intelligence, and perpetuated by Force. Each manifestation we see about us is the effect of chemical action and reaction. Light, heat, sound, growth and disintegration, are all chemical actions. And believe it or not . . . thought is also a chemical action!
106 形有るものの原子達をこの世に存在させ、活性化させているのはこの力なのです。しかし、この形有るものという意味は目に見える創造物だけに限定されてはいません。何故なら、硬い物質を造り上げる同じ原子達が、宇宙の諸要素を造り上げているからです。私達の現在の知識では、百余りの元素がありますが、その中から無数の化合物と複合物が造り出されています。私達は正しく化学的宇宙と言うべき中で暮らしているのです。即ち、知性の中から孕まれ、力によって永続されているのです。私達が目にする個々の創造物は化学的活動と反応の結果です。光、熱、音、生長や分解は全て化学的反応です。そして信じないかも知れませんが、想念もまた、化学反応なのです。

【解説】
 人体は細胞レベルでも60兆もの細胞から出来ており、それらは互いにバラバラに存在するのではなく、一人の人体を構成しています。その先の原子・分子の世界になるとどれほどの数が存在するか、見当もつきません。これら全てが本項で言う一つの力(Force)が由来で造られているという訳です。もちろん、その力は何か特殊は要素というよりは、万物を存在させている力と言った方が良いかも知れません。
 私達は自身も含めてこの化学的世界に生きている訳ですが、文末にあるように私達の想念や印象すらも原子の化学反応だと指摘しています。つまり心湧き立つ素晴らしい印象を持つ時、それらは単に精神的な高揚に留まらず、身体各部の細胞更には周辺の環境を構成している原子・分子達に驚くべき作用をもたらし、生命力を与えることになります。
 想念自体が化学反応の性質があるとしていることは、想念の伝達や作用その他が他に伝播する時のことを想定すれば、良く理解されるかも知れません。体内に起こる化学変化と想念は密接に繋がりあっているという訳です。
 また同時に、私達はテレパシー問題は心霊その他の神秘主義からのアプローチは誤りであることについても明確にして置く必要があります。本講座は想念活動は原子に由来すると具体的な解説をしているからです。即ち、私達の探求の目線は、自らの身体や周辺における原子達に振り向け、そこから来るメッセージに耳を傾けることが必要になっています。
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