生命の科学 第9課

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第9課-段落350

350 Here also one must be careful which ones he will give recognition to for abnormal impressions created by cells of that type join and move with the normal ones, just as fast. Like riley water mixing with clear water.
350 ここでもまた、人はどちらに承認を与えるかについて注意しなければなりません。その種の異常細胞で造り上げられた異常な印象類は正常なものに取り付き、一緒になって素早く動くからです。それは、清らかな水に混じる濁り水に似ています。



【解説】
 私達の身体にある異常細胞は実に巧みに私達を惑わし、邪悪な想念を瞬間瞬間の想念の流れの中に忍び込ませようとします。このことについて私達は十二分に監視し、それらを排除しなければなりません。
 これら異常細胞は、私達の一瞬のスキを突いて私達の心に入り込もうとしている訳です。これに対しては、私達は自らの心の中を通過させる想念を観察し、監視する中でそれらの立入を防ぐ必要があるのです。
 私達の身体が本来あるべき清らかな状況の中にそれら異常な想念を紛れ込ませることを避けよと著者は説いています。少しずつでもこれらの現象に気付くことが出来れば、私達は次第に心身共に清らかな存在になれるということでしょう。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第9課-段落349

349 I stated at the beginning of this lesson that space is permeated with cosmic cells. All cells are conscious entities that make up the mind and all forms known and yet to be known. Our scientists recognize this now and our astronauts are being taught how to receive impressions from the living cells in space. These cells do not lend themselves to personal opinions of sense minds. But there is not a moment in life that the sense mind does not receive impressions from the cosmic source. The mind may not be alerted to them because it is preoccupied with its own abnormal conditions, but the impressions are there just the same. The only time that the sense mind becomes aware of them is when it loses its interest in itself. Sometimes this is called meditation or silence, for it is then that thoughts or impressions move before the sense mind at terrific speeds.
349 この教課の冒頭(訳注:327)で宇宙は宇宙的細胞で染み渡っていると述べました。全ての細胞は心や知られている、またまだ知られていないあらゆる形有るものを造り上げる意識的存在なのです。地球の科学者達は今やこのことを認め、宇宙飛行士達は宇宙空間において生きている細胞達から如何にして印象を受けるかを教わっています。これらの細胞達は感覚心達の個人的意見に自らを委ねることはしません。そのかわり、感覚心がその宇宙的源泉から印象類を受信しないことは片時もないのです。心はそれ自身の異常な状況に夢中になっている為、それらに警戒できないのですが、その印象類は全く同様のままそこにあるのです。感覚心がそれらに気付く唯一の時とは、感覚心が自分自身への関心を無くす時です。ある場合にはこれは、瞑想あるいは沈黙と呼ばれます。想念或いは印象が感覚心の前を猛烈なスピードで移動するのはそのような時だからです。


【解説】
 本項で著者は、宇宙的細胞は宇宙空間にpermeated(行き渡る、浸透している)と表現しています。文字通りに解釈すれば、"宇宙的細胞は宇宙空間に満ちている"という訳です。
 このことの解釈として"宇宙空間に細胞が存在している"とは不可解だと言う読者が居るかも知れません。しかし、「同乗記」でアダムスキー氏が語っているように、まるで生きているかのように活動する光体の存在、更には他惑星人の存在からも宇宙的性質を持った細胞が多数、宇宙空間に存在することは確かです。
 また、これら宇宙的細胞から印象類が発せられるという点も重要なところです。何も無い所から生じるのではなく、想念を発するには発信源に生命がなければならないということでしょう。それらの印象に同期できるかどうか、今度は受け取る側の細胞の問題もある訳です。
 私達は日々、このような宇宙的細胞により助けられているという訳です。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第9課-段落348

348 We can use this illustration; A man on a tall building can observe all that is taking place below him. He sees the confusion but is not affected by it nor does he become a part of it. This is what you can do when you observe the actions of sense minds through your consciousness.
348 このような例を用いることが出来ます。高い建物の上にいる者は下で起っていることの全てを観察することが出来ます。彼は混乱を見ますが、それに影響を受けたり、その一部になることはありません。これが感覚心の行動を貴方の意識を通じて観察する際、貴方がなし得る内容です。



【解説】
 私達が劣っている点は見聞きする現象に直ちに同調してしまうことです。もちろん、良質なものを見聞きする場合は良いのですが、この世の中では悪質なものが多くあり、私達は少なからずそれらの影響を受けています。
 新聞やテレビその他の広告媒体を通じて私達はそれら悪質な情報にさらされており、次第にそれらの誘導にはまっているとも言えるでしょう。
 従って、現代に生きる私達にとって本項で説かれる冷静な観察眼こそ、重要な要点と言えるのです。世の中を観察する一方、それらの傾向に染まらない視点です。
 本来、私達自身は良い影響を世の中に供給する泉にならなければならない筈で、世の中から影響を受ける立場に甘んじてはいけないのです。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第9課-段落347

347 We are told that Jesus went to a prison and talked to the prisoners. But he was not affected by the environment or impressions that came from the prisoners.
347 イエスは牢獄に行き、囚人達に話をしたとされています。しかし、彼はその環境や囚人達から来る印象類に影響を受けませんでした。


【解説】
 本項はイエスが罪に問われ牢獄に連れて行かれた時の模様を記しているものと思われます。囚人達の中でイエスは彼らに道を説く一方、それら劣悪な環境からも囚人達からもいささかの影響も受けることは無かったことが述べられています。
 このように著者アダムスキー氏はイエスについて実に細かく描写し、当時の状況を記していますが、それはかつてアダムスキー氏が使徒ヨハネであったとアダムスキー関係者の間で伝えられていたことに繋がります。映画「ベン・ハー」の中で当時の牢獄の場面が出て来ますが、そのような中でイエスは囚人達に道を説いたものと思われます。
 この牢獄の例から、私達は例え如何なる場面にあっても、その環境に流れる印象から影響を受けることなく、本来の宇宙的印象に軸足を保つことが出来ることが分かります。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第9課-段落346

346 There are two avenues of impressions. Those from abnormal or carnal cells created by the mind of distorted nature so well known in this world, and those that come from the normal cells of cosmic nature that give a constant feeling of elevation. The doors to both are open for manifestation and they permeate all space like the television and radio waves do. We live in the sea of them and it is up to the individual to make the choice of which ones he wants. If we want a war picture depicting misery we can tune into that type and live in that environment. Or we can choose a program of beautiful melodies or a performance of kind deed and enjoy that environment. One is of noble life and the other is of abnormal life. And we must remember that all of this is taking place in the sea of life. And we have been given a free will to choose which environment we wish to live in. I do not mean that we should ignore the abnormal actions of any phase. For if we are to know life from its lowest expression to its highest potential we must observe all actions. Then we will understand the cause back of them, observing the law of action and reaction - cause and effect. But we do not have to become the actors. We can watch a prize fight and not become a fighter but we can see how the human mind operates. When we can do this we are better equipped with knowledge and aware of the type of impressions that come upon us which could take over. This is where wisdom begins.
346 印象の経路には二つの道があります。この世の中ではあまりに良く知られているねじれた性質の異常細胞群、即ち肉欲細胞群から来る経路(訳注:複数)と常に高揚する気分にする宇宙的性質の正常細胞群からくる経路(訳注:複数)です。現出に向けての扉(訳注:複数)は両者ともに開いており、それらの印象はテレビやラジオの波のように全ての空間を通過しています。私達はそれら(訳注:印象)の海に生きており、自分がどれを望むのかを選択するのは各自に委ねられています。もし私達が悲惨さを描く戦争の映像を求めるなら、私達はそのタイプのものに同調出来ますし、その環境に生きることが可能です。あるいはまた、私達は美しいメロディーの番組か親切な行為のふるまいを伝える番組を選択し、その環境を楽しむことも出来ます。一方は高貴な生涯であり、他方は異常な生涯です。そして私達が覚えていなければならないのは、この全てが生命の海の中で起っているということです。また、私達はどちらの環境で生きたいかを選ぶ自由意志が与えられています。私は如何なる側面の異常な行為であっても無視すべきと言っているのではありません。私達が生命をその最低の表現から最高の可能性まで理解しようとするなら、私達は全ての行為を観察しなければならないからです。そうすれば、私達は作用と反作用、原因と結果の法則を観察することによって、それらの背後にある因を理解することになるでしょう。しかし、私達はその行為者になる必要はありません。私達は懸賞試合を観戦することが出来ますが、選手にはなれません。しかし、人間の心がどのように働くかを見ることは出来ます。これが出来れば、私達は私達にやって来て自分を支配しかねない印象のタイプに関する十分な知識を身に付け気付くことが出来るようになります。これが知恵の始まりです。


【解説】
 私達は生命の海に生きています。そしてその中には私達自身が作り出したものも含めてありとあらゆるレベルのものが存在し、それぞれの因果応報の道を辿っているということでしょう。もちろん私達はそれら様々な渦中にある訳で、おそらくはその中で翻弄されて生涯を閉じる人生を送っているのではないでしょうか。
 これらに対し、本文では明確に私達がとるべき態度を示しています。それが「私達は全ての行為を観察しなければならない」ことと、「しかし、私達はその行為者になる必要はない」というところがその要点です。
 あたかも舞台で様々な演劇が演じされるように、私達は身の周りを含めあらゆる状況をありのままに観察し、その内容を学習して自身の知恵にしなければなりません。その観察を通じて学んだ想念や心の作用についての事柄を自身の生き方に活かすことが重要です。それら経験を積むことが知恵を蓄えることに繋がるという訳です。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第9課-段落345

345 All normal cells operate as consciousness impressing the sense mind with its potentials. And as the cosmic cells are not a respecter of persons they lend themselves to the sense man even though the man makes a mistake. For he can learn from the lesson and seek the corrective way of executing his impressions. All cells use the language known as telepathy - the language of impressions that come in silence.
345 意識が感覚心にその(訳注:感覚心の)可能性を印象づけるように全ての正常な細胞は動作します。また宇宙的細胞群は個人を尊重する者では無い為、それらは自らを例えその者が過ちを犯すことになっても、感覚心に委ねるのです。何故ならその者はレッスンから学び、自分の得た印象類を実行に移す上での修正方法を探すことができるからです。全ての細胞はテレパシー、即ち沈黙の内にやって来る印象の言葉として知られる言語を使用しています。



【解説】
 本項からは実際、私達は自身の中にある正常な細胞群から絶えず支援を受けていることが良く分かります。体内に散らばっている正常な細胞達が私達の感覚心やその意を汲む肉欲細胞達に絶えず働き掛け、私達はその内のわずかな部分を摂り入れることによって恩恵を受けているということです。
 これらの正常細胞は、自らを私達の為に精一杯尽くしてくれていますが、それは私達自身に従っているからではなく、より高次な宇宙の法則に従っており、その役目として奉仕しているからにほかなりません。本文で言う"個人を尊重する者ではない"という所もポイントです。
 従って、私達の生命が尽きるや否や、これら残された細胞は今度は速やかに自身を分解し再び自然界に戻すことになることでしょう。
 これら細胞間はテレパシーで意思疎通を行うとも述べられておりますし、細胞同士が印象のやりとりが出来ることもポイントとすべきです。

ジョージ・アダムスキー 「生命の科学」第9課-段落344

344 We read in the Bible; As it is in Heaven so it is on Earth. Or, as it is in consciousness so it must be in the sense mind.
344 聖書にはこのように書いてあります。天に行われるごとく地にも行われますようにと。それはまた、意識に行われるごとく感覚心にも行われますようにとも言えます。



【解説】
 本文を見て思うことは、天国とは何処にあるかということです。長らく私達は天国とは文字通り、宇宙空間にあると思って来ましたが、本項で述べられているようにそれは何処かの場所を示すのでなく、意識の中にあると著者は説いていることが分かります。
 即ち、私達自身の中に既に天国の要素が組み込まれており、自分の心をその意識の働きと調和同調させれば、私達自身、天国で暮らすことが出来るという訳です。
 実はそれほどに私達内部には充実した仕組みが備わっており、私達が努力すべきことは自分の中にある意識から発せられる助言に従い行動することです。自身の心の中を意識と同期した内容にすることが大切だと聖書の時代も教えられていたということです。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第9課-段落343

343 As you can see this true phase depends upon nothing but yourself. And the old interpretations of guides etc., are not involved. And as we stressed throughout the lessons, until now you have been living almost entirely within the realms of the sense mind with half of yourself searching for the other half. In other words longing for the cosmic part known as consciousness. For it is the cosmic one that makes the sense man feel that there is something more to be known. And man will not rest or be content until he finds that other half of himself.
343 お分かりになるように、この本物の局面は貴方自身以外何物も頼りにするものではありません。ですから指導霊等の古い解釈等は含まれていません。また、私達がこれら教科を通じて強調したように、皆さんはこれまでほとんどすべてもう一方の自分を探しながらも、その感覚心の領域内にのみ生きて来たのです。言い換えれば、意識として知られる宇宙的部分を切望しながらです。何故なら、感覚人に何か更に知らねばならないものがあると感じさせるのはこの宇宙的半身であるからです。そして人は自分がその自分自身のもう一つの半身を見つけるまでは、落ち着いたり満ち足りることはないでしょう。



【解説】
 自分との向き合い方が全ての本質的課題であるということです。それを避けていては物事は前に進むことはありません。私達各自の内省こそ、全ての問題解決のカギということでしょう。
 私達は自身の問題を解決する為、或る人は宗教の門を叩き、またある人は古今の哲学書を探索して来たかも知れません。大自然の中にあって、独り人間だけが問題を抱えて生きているように思います。
 しかし、その答えや私達自身に適した最良の導師は私達の内側にあり、いわば自分の手指より近い所にいつもいらっしゃり、私達に助言を与えようとしている存在があるのです。身体内にある宇宙的細胞は私達の肉欲細胞に融和と改質を求め、促しています。
 それらの教えに素直に従うこと、エゴのプライドやこれまでの習慣を脱して、新しく清々しい体質に一日も早く改質する必要があります。私達の改心によって私達自身の身体も精化されるという訳です。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第9課-段落342

342 Once this is accomplished freedom will be known. For then the individual can travel the Cosmos, using his body for the transmission of knowledge to those who have not yet learned to travel in this way. This is comparable to our radio, television and wireless that serves mankind today. For the sense mind acts as a receiver and transmitter of knowledge. This is true psychic development, but this phase of what is called (psychic) has never been understood until now.
342 一旦、これが成し遂げられると自由というものが自覚されるでしょう。何故なら、各自は自分の体を使いながら、そのような方法で旅することを学んでいない人達に知識を伝達する為、宇宙を旅することが出来るようになるからです。これは今日、人類に役立っている私達のラジオやテレビ、無線通信に例えることが出来ます。何故なら感覚心は知識の受信器や送信器として働くからです。これが真の心霊的発達なのですが、(心霊)と呼ばれるもののこの段階はこれまで全く理解されて来ませんでした。



【解説】
 私達の身体細胞から頑なさが抜けて本来の宇宙的細胞に立ち直ることが出来た段階では、私達は真に自由な心境になれるとしています。そして私達の細胞は宇宙からの想念・印象をより多く受けるようになり、そのことはまさに肉体のまま宇宙を旅することに等しいとも表現されているのです。
 それは丁度、私達がテレビを見て遠く離れた土地の様子を居ながらにして知るように、私達は宇宙的印象を感受することで遠く宇宙で起こっていることを居ながらにして体験できる訳です。
 アダムスキー氏の初期の著作に「宇宙のパイオニア」がありますが、その本は氏がデザートセンターでコンタクトする以前に月や金星への宇宙旅行にういて執筆したものですが、それは以前からアダムスキー氏にはこのような能力(遠隔透視)を有していたことに由来します。催眠術などというものでなく、覚醒したまま宇宙を旅するとでも言うべき心境かと思われます。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第9課-段落341

341 The cosmic cells are always ready to help the carnal ones but this must be done by the insistence of the sense mind. And the process is no different than training a vicious animal to honor and obey. For through this kind of act the tendencies of viciousness are changed to kindness through chemical changes. The modern tranquilizer drugs do this, but only temporarily. To have a permanent lasting effect the sense mind must submit itself to such a change. During the change there naturally will be a conflict for the carnal cells will not be too willing to change. But the individual must stand firm, paying little attention to the unpleasantness that he will go through during this period, if he is to live a cosmic life instead of a personal existence.
341 宇宙的細胞は常に肉欲細胞を助けようとしていますが、これは感覚心の強い意志が無ければなりません。そしてその過程は凶暴な動物を貞節と従順にする訓練と変わるところはありません。何故ならこの種の行動を通じて、凶暴な傾向は化学的変化を経て優しさに変化するためです。現代の精神安定剤はこの働きをしますが、それは一時的です。永遠に続く効果を得るには、感覚心は自分をこうした変化に委ねなければなりません。その変化の間には当然、葛藤もあるでしょう。肉欲細胞らは変化することを余り好まないだろうからです。しかし、各自は、個人の存続の代わりに宇宙的生命を生きようとするなら、この期間で体験する不愉快さに少しの関心を払うことなく、しっかりそこに立ち向かわねばなりません。



【解説】
 自分との闘いの真意が本項に良く表現されています。私達にとって最大の課題は自分自身にあり、それらの諸課題を解決する為に私達は自分自身に向き合い、自分の欠点を人知れず克服するよう努力しなければなりません。
 多くの場合、自分自身の問題(欠点)は自分では認識しにくいものですが、問題が見えたら少しずつでもその解消に向けて独り努力する必要があります。
 丁度、運動選手(アスリート)が課題にぶつかった時、フォームを改造したり、様々な努力を行っている訳ですが、それも自身の欠陥を無くすという目標を達成する決意に基づくトレーニングによって達成されるという訳です。
 私達についても攻撃的な自我を調和融合的な宇宙的存在に改質する為に、自己改造を行う必要があり、それらの成果は身体の細胞の化学変化を伴う具体的なものになると説かれています。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第9課-段落340

340 Scientists now reveal that DNA directs all normal cell activity. And the cells are never silent as they travel from one to the other delivering their instructions.
340 科学者達は今やDNAが全ての正常な細胞活動を指導していることを明らかにしています。そして細胞達はそれらの指令を次々に他の者に配達する為、移動するので決して沈黙する存在ではありません。


【解説】
 本書が執筆された当時、最先端の科学知見であった細胞内の遺伝物質(DNA)について、著者は既にその本質を指摘しており、生命活動の原理について的確な知見を持っていたことが分かります。むしろ今日の我々の遺伝物質に関する知識は他惑星からの支援によってもたらされた可能性も高いものと思われます。
 本文で言う"移動する細胞達"とは白血球その他の血液細胞かと思われますが、その他についても、例えばガンの転移とかが象徴するように、実際に個々の細胞も体内を移動することも想定されます。
 ここで重要だと思うことは、私達自身の身体も含めて自然界はある一定の法則の下、整然と秩序ある活動が行われるということです。そしてそれを実現する為に、例えば細胞レベルの活動で言えば、ある遺伝物質(DNA)を原典として、各々の細胞がそれに従って行動するという仕組みです。そこには善悪の差別はなく、厳密な1対1の関係、つまり原因と結果の関係が法則として存在するということです。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第9課-段落339

339 In order to change the abnormal or carnal cells into normal or cosmic cells there must be a chemical change caused by the sense mind accepting the help of the cosmic cells. This is not easily done for the carnal ones through habit do not want to lose their dominion. Sometimes it is necessary for an individual to associate himself with a higher developed person for environment has much to do with development. We can readily see this in the society in which we live, for individuals are molded according to their environment.
339 その異常であり、肉欲的な細胞群を正常即ち宇宙的細胞群に変える為には、宇宙的細胞群の助けを受け入れる感覚心によってもたらされる化学的変化がなければなりません。これは習慣を通じて自らの支配権を失いたくないとする肉欲細胞群にとっては容易なことではありません。時として、高度に発達した人物と接することも必要となります。環境は発達に大きく影響しているからです。私達はこのことを私達が暮らす社会の中で容易に見ることが出来ます。何故なら各自は各々の環境に応じて形成されるからです。


【解説】
 本項で述べられているように私達の身体にはびこっている肉欲細胞を本来の姿に改質させるのは容易ではありません。これまで生きて来た方向を改変する為に、著者は心自体が化学変化を起こす必要があると指摘しています。具体的には心が改心する過程で配下の細胞に化学変化を及ぼす程の影響を与えることが必要なのです。
 しかしそのような変化を遂げることは容易ではないとも指摘しています。今までの環境が私達の心身ともに形作って来たからで、私達は習慣の中で生きているからです。
 こうした中、師に出逢い、教えを直接受けることは大きな力になると著者は指摘しています。直接、師と交流することは私達にとって生きた手本と同調・融合することで生きる糧を身に付け、自身の一大転機を図ることが出来るという訳です。
 かつてイエスと一緒に行動した使徒達、釈迦に従っていた弟子たち各々がそれぞれの師の死後、師の言葉を記した経典をまとめ、指針とし、その後お世界に大きな影響を与えた訳ですが、それも直接、師と交流して得た体験が元となっているのです。
 アダムスキー氏も同様に、氏の周囲には多くのコーワーカー達が氏を支えるとともに、氏との交流を通じて各々貴重な体験を持ち、その後の人生に影響を与えました。私もかつてそれらの方々にお会いしてお話を伺う機会を授かりました。年月を経た今、それらの方々は皆、お亡くなりになりましたが、それらの方々と会って直接伺ったお話は現在も私の生きる糧となっています。いずれ何かの機会に公表出来ればと思っているところです。師と出会うことはそれ程、貴重であり各々の進化にとって、大切な機会と言えるのです。

ジョージ・アダムスキー 「生命の科学」第9課-段落338

338 You may say, but can a sense mind create ? Yes, for the mind is an effect of a cause and it carries the same potential. All jealousy, hate, etc., are man's creation, for in the Cosmos we find none of these. And both the normal cells and the abnormal cells keep records of all actions to which the sense mind can go for information when the need arises. Normal cells will give the individual correct information, while the abnormal cells will give misleading information based on past experiences. Both live by multiplication. This is the law of survival, so the abnormal ones will strive to multiply and resent any interference, while the normal ones do not resent or resist interference.
338 貴方は感覚心は創造することができるのですかと言うかも知れません。出来るのです。何故なら心は因の一つの結果であり、それは因と同じ潜在力を携えているからです。全ての嫉妬、嫌悪その他は人の創造結果です。何故なら大宇宙にはこれらのいずれも見い出すことはできないからです。そして正常な細胞達と異常な細胞達の両者とも感覚心が必要性が起った時に参照しに行ける為の全ての行動の記録を保持しています。正常な細胞は各自に正しい情報を授けますが、異常な細胞は過去の経験に基づいて誤解させる情報を与えます。両者はともに細胞分裂によって生き延びています。これが生存の法則であり、異常細胞は細胞分裂に励んで如何なる邪魔に対しても腹を立てますが、正常な細胞達は腹を立てたり、妨害に抵抗することはありません。



【解説】
 よく歳を取ると頑固になるとか、融通が利かなくなる等の表現がありますが、それこそが本文で言うabnormal cells(異常な細胞達)が自身の身体にはびこってしまったことに由来します。
 私達は向上するよりも退化や劣化することの方が多いものです。長年の感覚心の横暴は自身の中にそれらに呼応する異常な細胞群を造り上げ、名実ともに自身を支配しているのです。
 これに対してどのように対処し、本来の道に戻すかが重要なのですが、それには私達自身がその実状をよく観察し、何処に問題があるのかを突き詰める必要があります。これら地獄のような状況を捨てて、本来の姿に戻る道を探し出す必要があるのです。
 しかし一方では、大多数の生きもの達や自然界は本来の宇宙に調和した暮らしを送っておりますので、手本に事欠くことはなく、改心さえ出来れば再び本来の歩みに戻ることが出来るのです。また、その改心には決して手遅れということはなく、仮に死を前にした時でも、意義は高く、次の転生先にも生かせるものと思われます。”夕べに死すとも可なり”とはこうした心境を述べたものと思われます。

ジョージ・アダムスキー 「生命の科学」第9課-段落337

337 There are records of mystics who have willed themselves to a spiritual guide and lost their individuality. And the supposed guide was nothing more than foreign cells created by the mind desiring a spiritual leader.
337 これまで自分自身をある霊的な指導者に捧げて自分自身の個性を失った神秘主義者の複数の記録があります。しかし、その指導者と思われた者は、霊的指導者になろうと願っている心によって造り上げられたよそ者細胞達以外の何物でもなかったのです。



【解説】
 永年にわたり自身の身体の中に自我(心)に従属する細胞を作り上げて来た私達の身体内部は、もはや一様に宇宙的とは言えない状況になっているという訳です。それら心に従属する細胞達はやがて自分達の言うことを聞かせる為、様々な手法で私達自身を先導しようとするということです。
 その試みは私達の心に対しても自分達に意を汲んで働かせようと、惑わす印象を送ることさえすると本文で著者は警告しているのです。丁度、キリスト教で言う悪魔のささやきのようなメカニズムかと思われます。
 このような場合、私達の敵は私達自身の中のこのような存在であり、自分(心)との戦いが課題の全てとなる訳です。
 一方、本文にあるように、このようにいわゆる肉欲細胞に支配され、採取的に自我を失って、路頭に迷う結果は避けなければなりませんし、それらを回診させて、本来の調和的な細胞に改質する過程が、私達の進める精進ということになります。

ジョージ・アダムスキー 「生命の科学」第9課-段落336

336 The foreign cells have been cultivated by the sense mind through fear and other phases of unpleasant thoughts against others. They are no different than the foreign cells known as cancer in the human body. And if allowed to continue they multiply the same as a cancer does. And it is a well known fact that they will eventually take over completely.
336 そのよそ者細胞らは感覚心によって恐怖やその他他の者に対する不快な想念を通じて培養されて来ました。それらは人体のガンとして知られているよそ者細胞と何ら異なるものではありません。ですから、もし許容され続けると、それらはガンがそうなるのと同様に増殖を続けます。そしてそれらは遂には全てを乗っ取ってしまうことは周知の事実です。



【解説】
 本来はわずかな細胞しか心に従属するものではなかったのですが、心自体がそれら従属する細胞を増やして自分の勢力を増やして行くという訳です。即ち、幼児は純真無心な心であった訳ですが、次第に心の問題が大きくなり、心の支配力が高まるにつれ、体内にそれに従う細胞が増えてくるということでしょう。
 その状況はガン細胞と変わるところはないと著者は説いています。つまりたとえガン細胞にまで至らないにせよ、本来の宇宙的細胞ではなく、心に隷属した肉体細胞に成り下がっているものが増えて行くと警告しているのです。
 歳をとるにつれて、それら心に従属する細胞が人体全てを乗っ取ってしまうまでに至るということです。そうなれば名実ともに心に支配された存在になってしまいます。私達は自分の末路をどう迎えたいかについて良く考える必要がありますし、そのような状況に陥らない為にも、自らの心をよくよく監視すると同時に、より良い方向に導く必要があります。

ジョージ・アダムスキー 「生命の科学」第9課-段落335

335  In the cosmic organization there is no fear, so the fears that all humanity knows come from foreign cells created by the sense mind. There are many foreign cells that cause envy, jealousy, suspicion and etc., that hinder the growth of the individual in becoming one with the cosmic purpose. These are very powerful for they have been given dominion in this world for ages. And they have the sense mind serving them first. But when this is realized and worked with, the chemicals of these cells begin to change in line with the Cosmos.
335 宇宙秩序の中には恐怖は存在しません。それゆえ全人類が知る恐怖の類いは感覚心によって造り上げられたよそものの細胞から来ています。宇宙的な目的と一体になろうとする各個人の成長を妨げる妬みや嫉妬、疑惑等を引き起こす数多くのよそ者細胞が居ます。これらは何世代にわたってこの世界での支配権を与えられて来た為、大変力があります。また、それらには真っ先に仕えるべき存在として感覚心があります。しかし、このことが理解され、努力すれば、これら細胞の化学成分は大宇宙に沿って変化し始めます。



【解説】
 本来、私達の身体の大部分を占める宇宙的細胞は恐怖を感じることはないと本項は説いています。宇宙は調和や融合に基づき各々が尊重される世界であり、恐怖などという要素は無いのです。
 先日、In the shadow of the moon(日本語名ザ・ムーン)という月面着陸当時の宇宙飛行士達の後日談や当時の心境について語られたビデオを見る機会がありました。その中で複数の宇宙飛行士が宇宙空間では地上とは別の、ある種、創造主と直接接しているような感覚になったことが述べられていました。
 私達自身の課題として、限られた心の技量の下で自己保持を模索するあまり、恐怖に支配されていることがあります。この恐怖心は各種保険業の隆盛を見ても分かるように、社会全体の仕組みにまで発達するまでになり、恐怖心をビジネスにするまでに至っています。
 しかし、私達はこれら恐怖の源泉が私達の心にあり、それらに一部の肉体細胞が従属していることに問題があることを明確にする必要があります。その上で各自が恐怖に向き合い、その本質を直視することが解説の一歩になります。以前、ウエイン・ダイヤー氏が”あなたの悩みは何処になるのか”と聴衆に問いかけていたシーンを思い出します。身体各部の大部分の細胞は毎日、喜々として活動しており、独り心だけが悩んでいるという訳です。従って、理解が進めば、全ては宇宙的な状態に復帰でき、調和出来ることになります。圧倒的な宇宙法則の中で、不協和音は存続することはないからです。

ジョージ・アダムスキー 「生命の科学」第9課-段落334

334 There are cells in the human make up that work in opposition to the cosmic principle. They are habit cells created by the sense mind that are trying to govern themselves by methods of their own.
334 人体の構成の中には宇宙原理に反対して働く細胞群があります。彼らは自分達自身の方法で自らを自立させようとしているもの達で、感覚心によって造り出された習慣的な細胞群です。



【解説】
 長年、心の支配下にさらされていた私達の身体にはその心に隷属するような特異な細胞も出来るという訳です。おそらくは私達の感覚器官に直結するような場所に存在するものと思われます。こうした細胞は自らの心の手先となっている訳で、黙々と働く他の宇宙的細胞とは異なる志向性を有しているのです。
 私達の心身の中にはこのような2大勢力があるということでしょうが、所詮、心には何らの見識や能力もないことから、これらの者達は様々な局面で心身に混乱を与えることになるのです。
 先日、身内に手術する者が居て、その手術に立ち会いました。術後、執刀医が切除した部位を見せて呉れましたが、見た目でも明らかに黒くなった病変が確認出来ました。実はその後、病理検査の結果、悪性のものではなく、ほっとしたのですが、この例からも私達の身体には本来の姿の他に、様々な変異を抱えていることが分かりました。
 上記の例は本人はまったく自覚症状がなく、CTで初めて発見されたもので如何に私達の心が自身の体内の異変に気付かないかが分かります。私達は心のみならず、心に関わる体内の動向についても注意を払うことが必要です。

ジョージ・アダムスキー 「生命の科学」第9課-段落333

333 The lesser workers that form the cells are equal in cosmic principle and are obedient to the direction of the unit instructors. So when the sense mind lends itself to a cosmic impression it is easier for it to receive from the molecules or lesser workers. A scholar of the mysteries not knowing this accepts the impressions as coming from dead entities, for each cell is an entity in its own right. And when impressions are received from master units they are classified as coming from a high, spiritually evolved entity as stated before.
333 細胞群を形作る下位の働き手達は宇宙的原理において平等であり、マスターユニットの教官達に従順です。ですから、感覚心も宇宙的印象に身を委ねるなら、これら分子即ち、下位の働き手達からそれらを受け取ることは容易なのです。神秘学の学者はこのことを知らずに、その印象を死者から来るものと認めて来ました。何故なら個々の細胞はそれ自身の権利を有する存在物であるからです。そしてマスターユニットから印象を受け取った時には、以前述べたようにそれらは高位な、霊的にも進化した存在から来るものとして分類されて来ました。


【解説】
 私達の身体が本分で言うマスターユニットの指令に従って着実に各部、所定の機能を果たしている一方で、肝心の私達の心は実は何も出来ていないように思うのです。多くの場合、自らの経験も文字や音声に記録したものを頼りにしなければ、知識を積み重ねることも出来ません。まして老齢化が進むとついさっきまで行っていた記憶さえ、留めることが出来ない有り様です。
 しかし、それでも人体は所定の機能を果たして行きます。それは即ち、身体細胞が私達の自我(心)に頼らず、各細胞の生きる拠り所をこのマスターユニットに委ねているからに他なりません。それほど重要な存在に対し、今まで私達の心はその存在に注目して来なかった訳です。
 従って、もしこの全身の知性の片鱗にでも近づくことが出来、交わることが出来れば、私達は飛躍的な進化を遂げることが出来ることでしょう。各自、自らの身体細胞から学ぶ姿勢を貫くべきですし、”汝自身を知れ”という表現はそれを的確に表しています。

ジョージ・アダムスキー 「生命の科学」第9課-段落332

332 The master units are cosmic cells that direct all cosmic activity within the body of every form. They could be called, if we were to name them, The Supreme Intelligence, or Father of all creation.
332 このマスターユニット達はあらゆる形あるものの身体の中で全ての宇宙的活動を指令する宇宙的細胞達です。彼らはもし私達が名付けるとしたら、至上なる英知、あるいは全創造物の御父と呼びたいような者達です。



【解説】
 ここで重要な点は私達の身体内部には「マスターユニット」と著者が表現する中枢の宇宙的知性が存在するということです。従来、私達は物質と精神とを区別し、唯物論や精神主義等に対立した概念であった訳で、哲学や宗教を学ぶ者は精神面に重きを置いて来ました。しかし、中には神秘的な世界を追求するあまり、現実の生活を顧みないまでになっている事態もあるのです。
 一方、本講座を学んだ人は生命の神秘、生きている精神活動を具体的、科学的見地から理解しようとしています。その一環として、本項では自らの身体の中にある種のコントロールセンターがあり、各細胞には細胞の今後を指示する存在があることを示唆しています。
 つまり、私達は自らの生命の神秘を学ぶ為、自らの身体にある知性から学ぶ必要があること、それ故、全ての知識は各自の身体の中に備わっていることを自覚する必要があるのです。自らを教材とし、神殿として日々学んで行く姿勢が求められます。

ジョージ・アダムスキー 「生命の科学」第9課-段落331

331 As near as we can tell, each cosmic cell has a master unit with smaller molecules about it. The early scholars not knowing this, contacting this master cell unit, assumed that the information was coming from a highly developed spiritual guide. But in reality they were getting the impressions from within themselves. As the human body is made of billions of cells, there are billions of master cell units within its structure. And trillions of lesser molecules like a Queen bee with hundreds of workers.
331 出来る限り現実に近いように説明すると、各々の宇宙的細胞には周辺に小さい分子を配した一つのマスターユニット(訳注:統制集団、”親機”)があると言うことができます。初期の学者達はこのことを知らないまま、このマスターユニット細胞の1団に接触した際、情報が高度に発達した霊的ガイド(訳注:指導霊)からもたらされたものと考えていました。しかし、現実には彼らは彼ら自身の中から印象類を得ていたのです。人体は何十億もの細胞から成り立っていますので、その構造体には何十億ものマスターユニット細胞があります。そして、女王蜂が何百もの働き蜂と居るように、それは何兆もの下位の分子達とともに居るのです。



【解説】
 今日の科学では各細胞にはDNAやRNAと称される遺伝物質があり、それらが細胞の形態や機能を定める基本情報を持つことが分かっています。つまりはこれらの主要な遺伝物質がその細胞の支配ユニットとなって、その後の細胞分化を指示しているという訳です。
 本書が記された当時、これら遺伝物質についての知見が少なかったため、著者はこれをMaster Unitと表現したものと思われます。
 いずれにせよ、私達の身体各部の細胞にはそれぞれのマスターユニットがあり、本文で記されているようにミツバチの巣の中の女王バチのように一つ一つの分子を育て、細胞を成育させているということでしょう。
 これら無数にある自分のマスターユニットと交流できれば、私達はより深い生命の意義やミクロの驚くべき活発な世界を観ることが出来るのです。

ジョージ・アダムスキー 「生命の科学」第9課-段落330

330 This particular phase has produced the mysteries of the world before this became known as it is today. The mystic groups do not know what takes place when the sense mind connects with the cell intelligence, so they have classified what they receive as coming from the dead.
330 この特定の状態は、今日のようにこのことが知られる前は神秘の世界を造り出していました。神秘主義的な集団は感覚心が細胞の知性と繋がる時に何が起っているかを分からない為、彼らは死者からやって来るかのように分類して来たのです。



【解説】
 おそらく私達がより鮮明にこれらの細胞群と交流しはじめる時、私達はそれらの情報・印象が何処から来るのか、誰と交信しているのかをいぶかることも想定されます。本文はその際、私達は心霊現象や死者との会話であるとするような誤解に陥らないよう注意しているのです。
 それらは実際には自らの細胞や宇宙にまで拡がる他の細胞達との交流の結果、生じたものだからです。
 まして昔あった心霊等の神秘にその源を押し付けてはいけません。私達は現在を生きている生命体と交流し、それらに蓄えられた知識を分かち合っているのです。
 これらの事柄・現象を事前に知って置くことは有益であり、自分にそのような現象が現れた時、慌てずに対処することが出来るものと思われます。私達各自は進化の道を進んでおり、その過程で様々な従来にない現象に遭遇することでしょう。それらは進化の証(あかし)でもあるのです。

ジョージ・アダムスキー 「生命の科学」第9課-段落329

329 One who is interested in this, and the student should be, can read the June 1964 issue of Readers Digest, page 195. The scientists say here, supporting my earlier statements, quote; "These traveling enzymes are the voices of other cells calling across intercellular space, swapping information so that the millions of cells gathered to create body parts act in concord in dividing and multiplying, taking their places and assuming special shapes." end quote.
329 これに関心がある人や学生は1964年6月号のリーダーズ・ダイジェスト、195頁を読むべきです。そこに科学者達が私の以前の声明を立証して次のように言っています。「これらの移動する酵素類は何百万もの細胞が集まり、協調して分裂し増殖し、それらの位置を占め、特定の形を造るべく身体の部品を造り上げる為、細胞間の空間を通じて呼び掛け、情報を交換している他の細胞の声なのです。」



【解説】
 人体を構成する60兆もの細胞にとって人体は宇宙空間にも等しい広大さを持っています。そうした中、一つ一つの細胞が発する声は本文で紹介されているように、様々な酵素の分泌でもあるのです。細胞同士が互いに意思を交換することも協働して細胞を作り続ける場合もこれら酵素が身体を巡りわたって身体全域に協力体制を構築するものと思われます。
 このような有機的な協働関係が有る中で、病気に陥る場合は余程私達自身のこれら細胞活動に問題があったということでしょう。その原因は各自にとって大切な事例として身体と私達の精神活動の関係について調査する必要があります。
 病の中にこそ私達自身が学ぶべきものも多いのです。また最も大事なことは私達自身、このような自分の体内で嬉々として働いている細胞達の活動を邪魔するようなことがあってはならず、彼らのやり易いように自由な状況を身体に造り上げることです。

ジョージ・アダムスキー 「生命の科学」第9課-段落328

328 As we stated before, the human body is made of billions of cells, each with a specific mission in life which is carried out in group form. Yet each cell fills its geographic purpose for a structure to be. And remember all of this activity is independent of the sense mind. For it is the cells that bring about the sense mind and sight, hearing, etc., and once the mind realizes this, it looks to the cells for intelligent instructions. And it can communicate with any phase of life here on earth, in space, or on other planets. Even the scientists admit this now.328 以前にも述べたように、人体は何十億もの細胞から成っており、それぞれの細胞は集合体としての役割を果たすそれぞれ特有の使命を持っています。しかし個々の細胞は構造があるべき姿になる為の地勢上の目的を満たしています。そして、この活動の全ては感覚心とは独立していることを覚えておいて下さい。何故なら、感覚心や視覚、聴覚その他をもたらすのはその細胞達だからですし、心がこのことを悟った後は、心は知性ある教えを求めて細胞に注視するようになります。そうして心はこの地球上や宇宙、或いは他の惑星上の如何なる段階の生命とも意思の交流をすることができるようになります。科学者達でさえ、今やこのことを認めています。


【解説】
 私達、即ち心(感覚心)は自覚していませんが、私達がこうしている間にも、人体の各細胞は所定の任務にいそしんでいるのです。血液は体内を巡り、また休み無く呼吸することを通して必要な酸素を血液中に取り込み、また二酸化炭素を排出する等、様々な活動が心の意思に関わることなく安定して遂行されます。その結果として私達は生存することが出来るのです。 本文で述べられているように、私達はこれら自らの細胞に教えを請わねばなりません。その為に私達は自らの身体をいつくしみ大切にする必要があるのです。自らを生ける神の宮とする為に、それらを預かる自分を謙虚に保ち、体内60兆もの知性と融合する心境を保つべきです。 また、前項(327)で述べられたように、これら「細胞」は各自の身体のみならず宇宙にも普遍遍在していることを考えれば、その姿勢は身体の枠を超えて宇宙にまでコミュニケーションを拡げることが出来るという訳です。 先ずはご自身の中にあり、各自に授けられているご自身の身体こそ宇宙の英知が存在することは私達にとって大変有難い環境と言えます。挨拶文にある”ご自愛下さい”という表現は本来、こうした状況を知った者の言葉かも知れません。

ジョージ・アダムスキー 「生命の科学」第9課-段落327

SCIENCE OF LIFE - STUDY COURSE
LESSON NINE
Cosmic And Carnal Cell Activity
By GEORGE ADAMSKI

327 In Lesson Eight we spoke of the scientists acknowledgement on the cells and color. And they now admit that there are living cells in space. I would say, space is an aggregate of living cells from the Brother's point of view.
生命の科学-学習コース
第9課
宇宙的細胞と肉欲的細胞の活動
ジョージ アダムスキー著

327 第8課では細胞と色について科学者達が認めたことをお話しました。今や、彼らは宇宙には生きた細胞が居ると認めています。私としては、宇宙兄弟の見解から宇宙は生きた細胞達の塊だと言いたいところです。




【解説】
 第9課の冒頭で著者は、この宇宙は生ける細胞の塊だと説いています。それは宇宙空間は原子や分子で満ちていると言うよりも数段踏み込んだものであり、目的を持ち統合的な役目を果たす有機的な単位に満ちていることを意味します。
 もちろん私などにはこの真意は十分に掴めませんが、私達の頭上に広がる宇宙には直ぐにも創造作用を担えるような有機的な要素が無尽蔵に存在しているということでしょう。またこのことはアダムスキー氏が宇宙旅行の際に目撃した”宇宙ホタル”等のまるで生きているような光体群とも関係があるのかも知れません。それはまさに天地創造の現場であり、私達が宇宙に出れば目撃し体験できるものかと思う次第です。
 この宇宙と地上はそのまま接している訳で、地上における生物はこれら宇宙を源とするものと考えるべきかも知れません。そうなれば、宇宙のあらゆる惑星にほぼ同種類の生物が居ることも理解出来ますし、私達が他惑星人と同種であることも理解出来ます。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第9課-段落363

363 In lesson ten I will try to illustrate how you can become aware of the things in the cosmic house. And that is the reason I explained entity worship at the beginning of this lesson. Which involves the present uninformed phases of psychism and the true meaning in relation to oneself. So that when the tenth lesson is given you will know the difference in your experiences. And know how to proceed without being involved in mystery, such as present psychics experience.
363 第10課では貴方がどのようにして宇宙の家の中の物達に気付くことが出来るようになるか説明しようと思います。またそれは、この教科(訳注:第9課)のはじめに神聖なる実体物への崇拝(訳注:「宇宙的細胞」と表現されているものを指すと考えられます)を説明した理由でもあります。それは今日の知識の無い神秘主義の段階と自分自身に関連した真の意味との両方を含むものです。ですから、第10課が与えられれば、貴方は自分の体験の中の違いを知ることになるでしょう。そして今日の心霊的体験のような神秘に巻き添えになることなく、どのようにして前進して行くかを知ることになるのです。


【解説】
 地上で生活しながらも宇宙奥深く存在する事物に気付くことは、どのようにして可能になるのかについて、次の第10課で説かれることになります。
 その前に本課(第9課)では、宇宙的細胞の存在について私達は学んで来ましたが、その宇宙的実体物(本文で言う"entity")への畏敬の念から、まずは始める必要があるという訳です。
 私達の感性が鋭敏になるにつれて、様々な印象類がやって来ますが、その中でも肉欲細胞に由来するものか、宇宙的な細胞からの適切なアドバイスなのかを自ら判別することが重要となります。自らを十分観察出来ていないと、利己心に流される結果にもなりかねません。それらの違いについて特に注意を払い、巧妙な感覚心やそれに従う肉欲細胞からの影響を排除し、正しい道を絶えず念頭に置いて歩む必要があります。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第9課-段落362

362 There is nothing in the Cosmos that we cannot be a part of or know something about.
362 宇宙には私達がその一部になれないものや、それについて知ることが出来ないものは何もありません。


【解説】
 広大な宇宙の何処にでも私達は意識の力を用いて行くことが出来、それらの一部になる等、一体化出来ると説かれています。
 自らの身体内の宇宙的細胞には距離に係りなくメッセージを伝え、他の細胞と交流できる機能が存在することを示唆しているものと思われます。顕微鏡下で見る小刻みに振動しながら動き回る細胞の生命力の原動力は、この辺にあるのではないかと思われます。生物は何も無い所から、芽を出し花を咲かせ、果実を付ける等、豊かな環境を創り出しますが、それら諸活動はこうした細胞達の絶え間ない奉仕のお蔭でもあります。
 私達はこれら精神面の発達を何処か他に求めるのではなく、自らの肉体の中にある宇宙的細胞に求めることが望ましく、その指導に沿って生きることで自身も宇宙的要素が強められ、宇宙自体と一体化出来るようになると説かれているのです。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第9課-段落361

361 Remember that each one of us is but a single cell in Cosmic Consciousness and once we become united with this consciousness there will be no limits to the knowledge that we can have. This is what the Brothers are striving for and they are well on the way. They too had to struggle to get started and we have hardly started. But with determination, and using the knowledge they have given to us in the recent years we have the opportunity to travel right behind them. It is up to the individual, what he wants and how well he will use the knowledge at hand.
361 私達一人ひとりは宇宙意識の中の一つの細胞に過ぎず、ひとたび私達がこの意識と一体になれば、私達が持つ知識に限りはないことを覚えていて下さい。これは宇宙兄弟達が努力して目指していることであり、彼らはその道筋をしっかり歩んでいます。彼らもまた、始動には苦闘も必要でしたが、一方の私達は開始すらしていません。しかし、心を決め、彼らが近年私達に授けてくれたこの知識を用いることで、私達には彼らの後について正しい旅をする機会が出来ました。自分が何を望み、如何に手元にあるその知識を用いるかは、個人に委ねられています。


【解説】
 進化した他惑星人が今なお宇宙意識と一つになって得られる広大な知識を得ることに努力していることに注目すべきでしょう。既にテレパシー能力の開発や巨大な宇宙船の建造をはじめ、平等な社会システムの構築など、私達地球人のはるかに及ばない段階まで到達した人達が、更になお努力するほどに、この宇宙意識の持つ力は広大無辺ということです。
 一方の私達は、この歩みをスタート地点で足踏みしている状況ですが、これら優れた先人の後姿を遠くに見ること、その歩んだ道程を本文をはじめ、アダムスキー氏が書き残してくれた教科の中に見出すことで、私達もその道程に沿って歩みだすことが出来ます。
 UFO・宇宙問題には様々な要素がありますが、肝心な所はUFOの飛行原理等の問題ではなく、彼ら宇宙人が追い求め続けている、宇宙に遍満する意識との交流、一体化であると言えるでしょう。その知識を自分のものと出来るかどうかは、本人の取組次第という訳です。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第9課-段落360

360 As soon as a man places his foot upon the right path the chemical composition of his cells begin to change towards the goal. The pains and diseases he has had begin to disappear for he is beginning to use his full life force instead of just half of it as he did before. And all the cells of his body begin to take on new life. And the doors of knowledge begin to open wider and wider. And for the first time since he strayed away he will feel the closeness of his Creator.
360 人はその足を正しい道に乗せると直ぐに、自身の細胞群の化学的組成が目的地に向かって変化し始めます。その者が持っていた痛みや病は消えて行きます。何故なら彼は以前のように只半分の生命力を用いることから完全なる生命力を用い始めているからです。そして自身の身体の全ての細胞群は新しい命を身につけ始めるのです。知識の全ての扉がますます広く開き放たれるようになります。そしてその者は自分が道をはずれて以来、初めて自分の創造主を身近に感じることでしょう。


【解説】
 もちろん、身体の中に本来の生命力とは異質な細胞が混在していた訳ですから、健康に良い筈はありません。それが本人の意志でこれまでの生き方を反省し、本来の進むべき道を歩もうと決意した途端、身体の中のこれら異質な細胞に変化が生じ、隣接する宇宙的細胞に従いはじめ、やがては同化して本来の肉体になると説かれています。
 全ては本人次第である訳です。少しでも良い方向に一歩を印すことが出来れば、心身ともに変化が起こるということです。言い替えれば「病が治った」という事例も多いものと思われますが、本項から分かるように、誰かが治してくれたのではなく、本人が自ら変化することで、本来の姿に戻ることが出来たというべきでしょう。
 私達はまだ、十分に身体内部に英知を知る宇宙的細胞群を有している訳で、それらを思う存分活躍出来る環境を維持して、自ら造り出してしまった肉欲細胞を本来の性質に変質させることを見届ける必要があります。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第9課-段落359

359 All that a person has to do is to look at the thoughts expressed by man today to see how foreign they are to cosmic principle. And we know how hard it is for a man to accept cosmic principles, showing the vast difference between the two manifestations. This is why he feels that he needs perfection, for the mild conscious feeling is still present as a perfect manifestation. Even though he became foreign to it he feels that there is perfection some where. And this feeling pulls him towards its accomplishment. But man will never reach this state by taking the highways of least resistance. This has been proven through the ages. Only here and there an individual has traveled on the right path, through self will and not yielding to opposition from the masses.
359 人が為さねばならないことの全ては、今日人間によって表わされた想念類が如何に宇宙的原理に縁遠いかを見ることです。そうすれば私達はそれら2つの現れの間にある途方も無い距離が見える等、人間にとって宇宙的原理を受け入れることが如何に困難であるかが分かります。しかし、これが人が完徳を必要とすると感じる理由です。何故なら穏やかな意識の感覚が完全なる現れとしてそこに存在するからです。人がそれに対して異質な存在になったとしても、人は何処かに完徳が存在すると感じているのです。そしてこの感じがその者をして成就に向けて引き寄せます。しかし、人は抵抗の無い道を通ってはこの状態に到達できません。このことは世代を通して証明されています。わずかにあちこちに個人が自己の意志を貫き、大衆からの反感に屈せず、正しい道を旅しているだけです。


【解説】
 自分や他人をよく観察すれば、それらの行動が如何に宇宙的な性質のものとかけ離れてしまっているかがよく分かります。これが地球の実情なのです。
 従って、それらに異議を唱えることは、イエスの時代の洗礼者ヨハネのように当局から弾圧されたり、多くの人々から反発を受けることもまた、現実でしょう。かつて多くの教師が地球を訪れ歩むべき道を説いた筈でしたが、未だにこの惑星は精神面に関する限り、太古からの状況が続いているという訳です。
 しかし、これに対し、実は人間の内側には、本来の目的地が存在すること、そこに向かって歩みたいとする要素が残っていると本項は説いています。それが私達にとっての救いではありますが、その道を歩むことは実は容易ではないとしています。多くの困難や苦痛を伴うその道を少数の個人がそこここで、一人歩んでいるというのが実情です。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第9課-段落358

358 This is why people feel a division between themselves and the Creator with a great distance between the two, when in reality there is none. This effect known as the carnal man or ego promotes foreign cells through his aggression and they in time cause his body to be anything but healthy and perfect. Thus many types of diseases are brought about by his many unpleasant expressions as we mentioned before. For as we know, as a man thinketh so is he.
358 これが何故人々が自分自身と創造主とがとても大きな距離、離れていると感じる理由です。しかし、実際にはその距離は無いのです。肉欲的人間、或いはエゴとして知られるこの結果物は、その攻撃性を通じてよそ者細胞群を増殖させ、それらはやがてその肉体に健康でも完全無欠とは程遠い状態をもたらします。こうして、多くの病が以前述べたように、その者の多くの不愉快は表現によってもたらされるのです。何故なら、私達が知っているように人は考える通りの者になるからです。


【解説】
 私達はおそらく誕生した際は、多くは宇宙的細胞で満ちているものと思われますが、やがて生長するにつれ、エゴや発達した感覚心が造りだす肉欲細胞がはびこるようになるということでしょう。
 宇宙的細胞は穏やか、従順で潔い一方、感覚心に従う細胞や利己的、批判的な訳で、人体の不調和を生み出し続けています。こうした中では、宇宙根源と自分とはかけ離れたものだと思うことはある意味、当然です。
 よくある事例は、本人は「悪いことだ」と思いつつ、これまでの延長で悪事を続けるというケースです。決して本人は心底、楽しい訳ではないのですが、結局は習慣的細胞が本人の行動を支配してしまっているということでしょう。
 私達はこれらの習慣から離別し、もっと自然に生きるよう、自然界の動植物をよく観察して、シンプルな生き方を始める必要があります。絶えず創造主の見守る中で、日常を暮らすという姿勢です。自分の思い通りの自分になることは、日常発する想念の実現力をもっとも身近な例として、誰もが実演できることです。
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