生命の科学 第4課

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落180

180 Can a man become immune to pain? Yes, we hear of those who can walk on hot coals without pain. But they have learned how to discipline their mind, and the mind had to be willing in order to be disciplined. This shows that whatever unpleasant conditions the mind faces, it is of its own creation through misapplication of the law. So it behooves the mind to become a willing student of cosmic principle if it is going to enjoy the blessings that life offers. This is where the memories from the past can serve man in recalling values he has gained through experiences he has had.
180 人間は痛みに動じなくなることが出来るでしょうか? もちろんです。私達は痛みを感じることなく、焼けた炭の上を歩ける人々について聞いています。しかし、彼等は彼等の心を如何に訓練するかを学んで来ており、心は訓練されることを喜んで応じなければなりません。このことは、例えどのような不愉快な状況に心が直面しようとも、それは法則の誤用によりそれ自身が造り上げたことを意味しています。ですからもし心が生命が提供する祝福を享受しようとするなら、心は宇宙の諸法則について喜んで学ぶ学生にならなければなりません。ここがこれまで体験を通じて得た貴重なものを人間に思い出させる過去の記憶が役立つところなのです。


【解説】
 もちろん本項の真意は痛みを克服することにある訳ではありません。確かに苦痛を訴える心に対し、その心の反応を和らげ消すことは可能ですし、バランスのとれた精神状態を維持する為には重要な点です。
 しかし、病気を治し痛みを和らげ取り去ることは、いわゆる対症療法であり、限界があるとも言えるでしょう。何よりもそのような不快な状態が起こった原因に遡っての内観が必要であるからです。
 私達が目指しているのは、その根本部分であるべきで、膨大な身体維持の作用にも拘らず、そのような事態に至った所に問題の本質があると見るべきでしょう。そういう意味では、苦痛は私達にそのような問題の存在を気付く機会を与えている訳で、私達はその苦痛に甘んじ、その場から何がしかのポイントを掴む気概も必要です。転んでもただでは起きないの心境でしょうか。
 その上で心が謙虚になり、意識に耳を傾けるようになれば、本項で書かれているように、分子原子達が保持している宇宙創生以来の過去の記憶にもアクセス出来るようになると、著者は述べているのです。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落179

179 The apple is made of matter and supported by conscious life the same as we are yet it does not scream when we bit into it. Why? Because it does not have the kind of mind that man has, endowed with a free will which is in constant opposition to Cosmic law.
179 りんごは私達と同じ物質から成り立っており、意識ある生命によって支えられていますが、私達が噛み付いても悲鳴を上げることはありません。何故でしょうか? それは人間が持つような、宇宙の法則に常に反対している自由意志を授けられているような心を持っていないからです。


【解説】
 リンゴは私達人間とは違って、痛みや苦しみに対し、叫びを発するような反応を示さないからといって、人間に比較して鈍感であるとか、知性が無いという話ではありません。
 本項で著者が言いたいのは、そのような苦痛を訴える、人間のような意志を持ち合わせていないということです。人間は自分の身を守ることに汲々としており、わずかな痛みも本人の関心を集中させる程です。しかし、リンゴはただ黙って身を任せ、他の生きものに役立つことを良しとしています。
 植物一般にそうなのですが、与えられた環境の中で、最大限の努力をし、自らを成長させますが、その成果(果実)は自ら享受することなく、他者に役立つ道を選びます。稔りの時期には人はもとより、鳥や獣等、多くの生きものが植物の実を生きる糧とすべく集まって来ます。奉仕する者の周りに人々が集まるのと似ています。
 人も同じこと、人生の稔りの時期を迎えた後は、その成果を多くの人々に分かち与え、やがて寿命を終える時まで、役立つ存在であり続けたいものです。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落178

178 For if we desire to be as our creator we must face all phases of life without being disturbed. The Creator faces his creation without discrimination. For should he like one and dislike another he would be dividing himself, and thus do no better than man. But all phases of creation are loved by its creator for its purpose is known. It is a human trait to discriminate and through this many hurts are received because the ego mind separates itself from the whole.
178 もし私達が創造主のようになりたいと望むなら、私達は心を乱されることなく生命のあらゆる側面を直視しなければなりません。創造主は自らの創造物を差別なく直視しています。何故ならもし創造主があるものを好み、他のものを嫌うならば、創造主は自らを切り裂くことになり、人間よりましなことができなくなるからです。しかし創造のあらゆる側面はその目的が知られているが故にその創造主によって愛されています。区別するのは人間の特徴であり、エゴの心が自身を全体から分離してしまう為、この過程を通じて多くの痛みを受けることになります。


【解説】
 万物・万象の活動を認めるということかと思われます。よく慈悲という表現がありますが、その意図するところは何も、哀れみのみでなく、全てのもの達を等しく認め、その存在を愛おしむ姿勢があるものと考えます。
 一方で私達は何故、このような当たり前とされそうな注意事項が、この場所で述べられているかについて考える必要があるかと思います。
 とかく観察力や感受性が高まると、それまで観えて来なかった様々な要素も分かってしまうことになります。観察眼が鋭敏になることで、相手の真意が分かったり、世の中の仕組みが見えてしまったりすることでしょう。
 これに対して、一つ一つ非難したり、毛嫌いの気持が湧くことも考えられます。しかし、そのであってはいけないと著者は言及しているのです。仮に現実はそうであっても私達は創造主がじっと見守ることを続けるように、裁きを行うことなく、等しく見守ることが大事だと述べている訳です。私達が好き嫌いを基準に個々の事例を裁くことをすれば、それは再び心に判断を委ねることを意味するからです。
 ある意味、問題のルツボと化している地球で、より良い生き方を目指すのは容易ではないわけですが、先ずは全てを現実のもの、創造の低次な姿として受け入れ、次にその進化の為に自分は何をすべきかを考えるということでしょう。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落177

177 This is where duality sometimes comes in. For you may love someone dearly and yet you do injury to them. This conflict is caused by memory cells of a lower nature, and those of a higher nature. If we knew something about our self we would combine these memories in relation to each other instead of the extremes with nothing between to support either of them. This lack of understanding is the cause of mysteries and misunderstandings. And when we hurt anyone we hurt ourself for we are all the same. We do this because our mind has not been trained to act as a good catalysis. This can only be done when the mind knows the reason for life.
177 ここが二重性が入り込む所以です。何故ならあなたは誰かを愛おしく愛しているかも知れませんが、それでもあなたはそれらを傷つけるかも知れません。この矛盾は低次な記憶細胞と高次な記憶細胞とによって引き起こされているのです。もし私達が私達自身についてなにがしかを知っていれば、私達はこれらの記憶を相互に補完することなく極端に走ることを止めて互いに関連づけてこれらの記憶を統合させることでしょう。この理解不足こそが神秘と誤解の原因なのです。また、私達が誰かを傷つける時は私達は自らをも傷つけることになります。何故なら私達はすべて同じ存在だからです。私達の心が良い触媒として行動するよう訓練を受けていないが故に私達はこのようなことを起こしているのです。その心の行動は心が生きて行くことの理由を知るようになる時にはじめて実現することになります。


【解説】
 今回、本項で着目したいのは心を「触媒」と表現している点です。
 多くの想念が記憶分子によって個体から個体への受け継がれることを私達はこれまで学んで来ました。そこにはいわゆる高次低次様々なレベルの想念(印象)が含まれる訳です。本項では明言されていませんが、多くの場合がそれらの想念(印象)の出力レベルは(あくまで相対的な意味ですが)、小さいのではないかと思っています。
 そのような妙なる想念(印象)を元に、人が行動を起こすに至る出力を持たせる為には、何らかの増幅が必要になることにもなります。その役割を果たすのが「心」ではないかと思う訳です。
 心は想念を人の行動にまで増幅する機能がある反面、誤った想念を増幅してしまっては、人体は混乱し、他への悪影響も甚だしいものとなります。そういう意味でもこれら心の反応については、先ずは落ち着かせて、全体のビジョンを見ることからスタートしなければなりません。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落176

176 It seems cruel to us to see a big fish swallow another, but it is just as cruel to see a man eat a carrot. For it is a living thing made of molecules just as you or I, or the fish. And the memory carriers do have records of all phases of life, from what we might call the cruelest to the highest.
176 大きな魚が他の魚を飲み込むのを見ると残酷に思えますが、それは人間が人参をかじるのを見て残酷と思うのと同じです。何故ならそれはあなたや私、或いは魚と同じ分子群からなる生き物であるからです。そしてその記憶を運び手は私達が最も残酷と呼ぶものから最高位のものまでの生命のあらゆる側面の記録を持っているのです。


【解説】
 私達生物が生きて行く上で、日々の食物が必要な訳ですが、それを他の生物に依存している中で、本項の内容に気付く人もあるものと思います。自然科学ではこれを物質循環の環として表し、物質(原子)を通じての互いの依存関係を表すことが多いようです。
 また、本項で示唆する内容は、東洋的な響きがあるように思います。物質(原子)を通じての記憶の伝達は、輪廻転生にも関連し、死を境とする断絶が存在しないことをも暗示しています。
 もちろん、どのような場合も、生命体に対し、私達は最高位の礼を尽くすべきであり、仮にそれらを手に掛けて食とする時も、手を合わせて頂戴したいものです。
 最高位の創造物である人間は他の生きもの達の餌となることはありませんが、それほどに他の生きものから世話になるばかりであることを自覚しなければなりません。
 普段私達が何気なく行っている食事やその他の行動の中に、この文明の本質的な問題が含まれており、その解決に向けて各自が問題点の整理と考察を行うことが求められています。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落175

175 If we are to know what we feel that we should - who we are - and what we have been, then we must use the same method that they have used. There is one thing that we must remember, we cannot judge and divide and discriminate, or resent, according to likes and dislikes and have this knowledge. For once you get impressions coming from the memory buds there will be all kinds. And some you will have a tendency to dislike or even be frightened by them. For remember here on earth there are very low stages of life's manifestation that the ego might not like. But without these manifestations life would not be complete, for all phases are necessary. But once they are understood the judgment against them ceases. Like a drama on the stage where cruelty is resented, yet without it the phases of life would not be truly expressed.
175 もし私達が知るべきだと感じている私達が誰で、また何であったかを知る為には彼等が用いて来たのと同じ方法を用いなければなりません。ここで覚えておかなければならないことは、私達はこの知識を持った上で、好き嫌いによって裁いたり、分割したり、差別したり、腹をたててはならないということです。何故なら、ひとたび記憶の芽からやって来る印象類を捕捉するや、あらゆる種類のものがやって来ます。そしてあるものについては、あなたは嫌う傾向になるでしょうし、恐怖すら覚えることでしょう。何故なら、地球ではエゴが好まないようなとても低い段階の生命の現れがあるからです。しかし、これらの現れが無くては生命は完全にはなりません。全ての側面が必要なのです。しかし、一度それらが理解されれば、それらに対する裁きの気持は消えてしまいます。残忍さに憤りが湧く舞台の上の劇のように、それがなければ生命の側面が真に現されているとは言えないのです。


【解説】
 本項を読んで、若い頃、当時或るアダムスキー哲学の学習会で、経験豊かなある年長の方が、テレパシー等のテクニックの訓練に走ることを戒める発現を繰り返しされていたことを思い出しました。当時、私にはその本当の意味が理解出来ていなかったのかも知れません。単なる貴重なるアドバイスとして心に銘じて置いた訳です。それから40年近く経過して、ようやくその真意が分かった気がします。それが本項に書かれている内容です。
 私達は十分な土台が出来ていない内に、技能だけが発育してしまうと折角育てたテレパシー能力を本来の方向に発展させることが出来ず、却って裁きや恐怖が増えてしまうこともあり得るのです。当に知らぬが仏ということでしょう。
 しかし、本来の道を歩むとなれば、この地球社会の現実や過去の歩みに目をそむけることは出来ません。その中に誤りを見つけ、求める人達に救いの手を差し伸べることが私達本来の役割です。
 一歩進む度に、新たな問題が見え、それを克服する一つ一つの積み重ねが必要だと考えています。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落174

174 There is no specific pattern that can be given by which man must work, as there are no two people alike. So no set formula is given in this course as in others. Just become awakened or aware of the conscious intelligence that is operating within your being. And eventually this will become habitual to the mind's way of thinking. And the mind and the intelligence will become a unit instead of two separate parts as they are today. This is the way the space people have developed and they now can commune with any form without words.
174 人がそれに基づいて取組まなければならないような特定の行動形式というものは授けられるものではありません。二人として同じ人間はいないからです。それ故、この講座においても他と同様、定められた形式は与えられません。只、貴方の中で作用している意識的知性について目覚め、気付くようになることです。そうすれば、遂にはこれが心が考える際の習慣になることでしょう。そして心と知性は今日そうであるような二つの分離した部分から一つの一体物になることでしょう。これが宇宙人達が発達させてきた方法であり、彼等は今やいかなる形有るものとも言葉によらず交流できるようになっているのです。


【解説】
 一人一人のこれまでの歩みや体験、更には心の傾向(性質)等、皆異なる訳で、その取組み方法について具体的にこうすればという正解はないと本項では断定しています。実はそれ程に私達を苦悩の中から救い上げる仕事は容易でないという訳でしょう。
 しかし、逆に言えば、本講座で教えられている事項が拠り所として十分機能出来る内容であり、各自はこれをベースに自分に合った方法で応用すれば良いということになります。
 私達地球人を救済すべく、多くの魂が地球を訪れ、同じ真理を伝えた訳ですが、これまでの宗教戦争の歴史を見ても分かるように、自らの主義を唯一のものとして、他を排除する動きに走ってしまう現状では、従来の宗教的アプローチの限界を感じさせます。その点、本講座は科学的アプローチを進めるところが従来と異なる存在であり、他惑星人が与えた新しい時代に相応しいテキストと言えるものと思います。
 各自が一生をかけて取り組むに足る内容として、自らの進化、同胞への支援、更には社会の進歩にこの学んでいる知識を生かして行きたいものです。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落173

173 The method that the space people use in working with this great intelligence is, to observe all forms with their consciousness instead of the mind. In plain they become conscious of the form as though they were the form, which they really are for nothing is separated from the whole. And in this way man as a mind blends with the whole
173 この偉大な知性とともに働く上で宇宙人達が用いている方法は、心に代わって意識で全ての形有るものを観察するということです。平易に言えば、彼等はあたかも彼等がそのものになったかのようにその形あるものを意識するようにするということであり、実際、彼等はそのもの自身になります。何故なら何物も全体から分離することがないからです。またこのようにして心としての人間は全体と混和するのです。


【解説】
 この生命の科学学習講座でよく言われる言葉に「意識でものを見る」という表現があります。実はその内容は従来の哲学書や宗教書に無い新しい概念であり、最も重要なところですが、実はあまり解説されて来なかったように思います。
 私達はこれまで、心の横暴さ加減や不安定さを解消する為、心をバランスを保つよう訓練することを求めてきました。しかし、それだけでは片手落ちである訳です。他の惑星人達は、心に代わって意識を拠り所として生きていることを本項では明らかにしています。
 つまり、これまで私達は目や耳、鼻や舌が訴える声を拠り所としていましたが、これからは意識を頼りに生きて行くべきだということです。即ち、真っ暗な中でも虫達はその長い触角を使って目の前の相手の素性を探るように、私達は意識を積極的に生活に活用しようという訳です。
 本項では、その意識の用い方について、先ずは相手に自分の意識を融合して印象を得ることを例として説いています。対象物と一体になることで相手を理解しようとする姿勢は、相手を受け入れる姿勢でもあります。同乗記に記載されているように他惑星人は相手の想念を読み取る能力に優れている訳ですが、それもこの意識を自由に用いることで容易になるものです。長らく地球人には忘れ去られていた意識の存在を知覚することは容易ではありませんが、私達の最終ゴールがそこにあることは間違いありません。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落172

172 You can see that the mind is seldom aware of the conscious intelligent operation within the form. For when we sleep the consciousness operates the form while the mind knows nothing. Thus proving that there is a form of intelligence which never rests. And the mind must unite with this intelligence in order to be the knower. Once this is done man will eliminate all the unpleasant ways of life he now endures. And he will know what goes on in every form known, and its purpose. And divisions will no longer cause mysteries.
172 あなたには心は身体の中の意識的知性活動についてまれにしか気付かないことが分かるでしょう。何故なら、私達が寝ている時も意識は心が何も知らない間にその身体を運営しているからです。このことは決して休むことのないある知性体が存在していることを示しています。そして心が知る者となる為にはこの知性と結びつかなければなりません。ひとたび、これが為されると、人は現在耐えているあらゆる不愉快な人生を取り去ることでしょう。そして全ての形有るものの中で起っていることやその目的を知るでしょう。そうなればもはや分裂が神秘をもたらすようなことはなくなります。


【解説】
 そもそも創造の初めから今日のような状態にあったかは疑問なところです。創造主が万物を創造した時には、当然、良い出来栄えの作品として創造の作業を完結させた筈です。それは、作品の製作に取り組む芸術家のように脱稿する時は、これで良しと作者が納得したからに他なりません。
 しかし、数ある創造物の内、どうやら人間だけがその本来の生き方を歩んでいないことが分かって来ました。その最大の違いが本項にあるように自らの内部の意識ある知性との交流が出来ていないことです。一般には軽く、本能と呼ばれてしまうこの知性は、様々な可能性を本来、人間に与えることが出来るのですが、私達はこれまでそれに気付くことはありませんでした。
 おそらくは知恵の木の実を食べたと伝えられるように、人間の心が浅知恵を持つようになり、本来の内部の知性を押しのけて自らを自己の支配者と宣言した時に、この問題の起源があるのかも知れません。
 いずれにせよ、誤りは正さなければなりません。私達はこれまでの習慣を捨てて、新たな気持で自身の生命活動の証や他の生きものの生き方を観察し、学ぶことです。毎秒の自身の心臓の鼓動からも、自分が宇宙を貫く生命力に生かされ、一人の構成員として存在していることが分かります。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落171

171 We all must admit that as mentalists we know little about what is going on in our bodies. But we do know that a certain kind of knowledge is operating through the body that knows what to do when the mind does not. So the mind has been accepting this on blind faith as an established fact. Yet it is the duty and privilege of the mind to learn all that takes place within the form if it is ever to have a peaceful existence. And thus fulfill the purpose for which it was created and eliminate the conditions brought on by confusion and fear caused by uncertainties. Then the mind would not repeat mistakes as it does today.
171 私達は皆、心至上主義者の私達は自分の身体で何が起っているのかほとんど知らないでいることを認めなければなりません。しかし、私達は心が知らなくても身体を通して何を為すべきかを知っているある種の知識が作用していることは分っているのです。ですから、心はこのことを確立された事実として盲目的信仰の上に受け入れて来たのです。しかし、心が平安な存在であり続けたいのであれば、形有るものの中で起っているすべてを心が学ぶことが心の義務でもあり、また特権でもあるのです。そしてこのようにすることが、その形有るものが創造された目的を成就させ、不安状態による混乱や恐怖によってもたらされた状態を取り除くことになるのです。そうなれば、心は今日のように誤りを繰り返すことはなくなるでしょう。


【解説】
 生命の科学は本項に明示されているように、私達が各々自らの身体の働きを自ら知ろうとすること、学ぶことです。科学の実験や研究によって様々な事柄が分かって来ていますが、私達自らがそれを自らの観察や探求によって、何らかの形で知覚することが大事なところです。
 それはデータでなく、私達の感覚がそれら微細な活動状況を察知出来ること、更にはこれら小さい英知者と意思の疎通が図れるよう、想念や印象の感性を高めることを必要としています。
 古来より、修験者達は山に篭り、これらの能力を高めようと修行して来た訳ですが、今日、本講座を学ぶ私達は生命に関わる科学的手法として、その原理を学び、実生活で応用しようとしています。
 これら学習の効用について一つ一つを指摘することは、はばかられますが、私自身の例で言えば、身体がより健康になったり、アイデアが湧くようになったりと、恩恵をより多く受けるようになったことは自信を持って申し上げることが出来ます。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落170

170 This is the reason that the Will of man must will itself to the Will of this process if it is to know what it has been and its reason for being. We bring this to you in relation to our present science which is only on the brink of this knowledge. And as stated before, the space people have known and used it for thousands of years. And if man is ever to know his true self, this knowledge is very essential. For within it lies the absolute certainty of life.
170 これが人間が過去どうであったか、またその存在の理由を知りたいとするならば、人間の意志は自らをこの過程の意志に従わせようとしなければなりません。私達はこのことをこの知識のふちにいるだけの私達の現在の科学に関連してあなた方に授けているのです。そして以前述べたように、宇宙人達はこのことを何千年も以前から知っており、活用しています。そしてもし、人間が自分の真の自己を知るというのであれば、この知識はとても必須なものです。何故ならその中に生命の絶対的な確実さがあるからです。


【解説】
 これらいわゆる遺伝分子の知識ことが、本質的なものであり、私達はこれら微小なる存在者の助けを借りなければ真の自己と自らの存在の目的を学ぶことは出来ないと説かれています。
 このことは、一方では私達は既にその学ぶべき教材資料も、またその手段も60兆個もの図書館という膨大な資産が与えられ、それらは利用者を待っている訳ですから、実に恵まれた存在と言うことが出来ます。
 一方、私達の進路を常に仕切ろうとする心は、本質的には何も学ぶ姿勢は無く、全てを自分の良し悪しの判断で裁定し、浮ついた生活を送るばかりで、その本質に向かおうとする気はありません。
 いくら恵まれた身体と言っても、長年、過酷な状況に置かれれば、やがては耐え切れず死を迎えるのが私達の現実です。自らの細胞がささやく助言を承るためには、心自体がそれら生命の深遠者を指導者として仰ぎ、助言を受け入れることから始めなければなりません。数千年を先に行く他惑星人に少しでも近づく為に、進むべき道程はとても長いのですが、何事も最初の一歩が重要なカギになる筈です。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落169

169 Now let me describe what I have seen on instruments and diagrams that the space people study on this subject. Their method is simplified and easier to understand than the way our scientists are presenting their findings. As an illustration let us use two parallel lines, one white, the other black. One is masculine and the other feminine and at certain intervals they cross each other in the form of a figure 8. And they are constantly active. Within the figure 8 they produce from seven to nine different combinations depending upon the purpose. After reaching nine such loops the messenger is born with a specific message. And it carries the blue print of what the next step is going to be but it does not separate itself from the past. This is where the memory is carried on. And memory is the only part of man or any form that becomes eternal. For as we know, man is not a man without a memory. And you can see that by this process the memory of the past is steadily connected with the experiences of the present. And all of this takes place independent of the world of man.
169 ここで宇宙人がこのテーマについて学ぶ際の装置や図表について私が見たものを説明したいと思います。彼等の方法は私達の科学者達がその発見を発表するやり方より、単純化され平易です。実例として2本の平行線を用います。一方は白、他方は黒とします。一つは男性、もう一つは女性であり、ある時間間隔でそれらは8の字の形に交わります。またそれらは絶えず活動的です。その8の字の形でいる間に、それらは目的に応じて7~9の異なる結合を作り出します。そのような9種の輪が出来た後、ある特定の伝言を携えたメッセンジャーが誕生します。そしてそれは次の段階は何が為されるかの青写真を携えていますが、それは過去から分離したものとはなっていません。ここが記憶が受け継がれる場所であるからです。そして記憶こそが人間であれ、いかなる形有るものが永続する唯一の部分です。何故なら私達は人間は記憶無くして人間ではないことを知っています。これで皆さんは、この過程により過去に対する記憶は現在の体験と常に繋がっていることが分かるでしょう。そしてこの全ては人間の世界とは独立して起っているのです。


【解説】
 本項では具体的に著者がDNAに関して他惑星人から受けた説明の内容が明かされています。光学顕微鏡では見えない分子の世界を他惑星人は詳細に把握し、活動状況を理解しているようです。本文中にも7~9パターン等、具体的な数値が示されています。これについては、現在地球の科学レベルでは、DNAから作られるRNAを、「メッセンジャーRNA」、「トランスファーRNA」、「リボソームRNA」、「ノンコーディングRNA」等と分類していることと関連するのかも知れません。
 私自身、この分野の現状の研究レベルは知りませんが、このような分子レベルの活動描写は、今後の研究にも大いに参考になるものと思われます。
 また、注目すべきは、DNAからメッセンジャー(RNA)が誕生する過程で、記憶が伝達されると説かれていることです。日々の記憶や印象がこれらメッセンジャー分子によって継承されて行くことが大切なところです。遺伝分子の中に脈々と記憶が伝わって行く仕組みは、実に良く出来ています。創造主の御業は実に緻密で無駄がありません。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落168

168 I use this portion of scientific discovery in relation to memory and heredity to show that this type of intelligence operates independent of the mind. But the mind must learn about it in order to cooperate. And in this way the mind will know what has transpired in the past and what is taking place in the present.
168 私は記憶と承継に関係するこの部分の科学的発見をこの種の知性が心とは独立して作用していることを示す為に用いました。しかし、心は協力する為にはそのことを学ばなければなりません。そしてこのようにして、心は過去に何が起ったのか、現在何が起っているのかを知ることでしょう。


【解説】
 正確なところはよく分かりませんが、私達の心は記憶に関して、極めて貧弱な能力しかないことは確かです。まして何年、何十年も前の記憶は曖昧となります。その為、私達は文字で記憶を残そうとする訳ですが、その記録の保存継承も容易なことではなく、事実、多くの史実さえ年月の経過とともに忘れ去られてしまうのです。
 しかし、本項で言う、いわば宇宙的記憶は脈々と分子・原子に受け継がれ、次々に新しい事象や想念が記憶されて行く訳ですから、そこに近づくことが出来れば一瞬にしてこれまでの歴史を知り得ることになります。
 その為には、本文にあるように、心が自ら進んでこれら記憶分子を受け入れ、同調することが必要です。既に自身の身体の中に60兆もの細胞があり、それら一つ一つの記憶分子が膨大な知識を持っているとすれば、後は自らの内側にあるこれら無尽蔵の図書館から必要な知識を得るだけのことです。その為に必要なことは自身の心を調教することだと本項は説いています。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落167

167 Cells in a form are grouped for specific purposes. i.e. The cells used to make a heart could not be used to make a brain, etc. But each group is in harmony with the others to produce a manifestation of a perfect form for a specific purpose.
167 体内の細胞達は特定の目的毎にグループ化されています。即ち、心臓を造り上げる細胞達は脳やその他を造るのに用いられることはありません。しかし、各々のグループは特定の目的の為、完全なる肉体を現出させる為に、他と調和しています。


【解説】
 これまでは、全ての生きもの、あらゆる細胞に共通する仕組みとして、DNAその他の基本的な要素について説明されて来ました。しかし、全ての細胞が全く同じになってしまったら、生きものは皆、単なる細胞の塊にしかなり得ません。そこには細胞の分化が起こり、個別の諸器官が形成されることで複雑な生命体の構造が成立します。
 細胞レベルについては、各器官毎にその機能に合った特有の形や構造になっている訳です。各細胞は与えられた指令に忠実であり、自分の任務を果たしているという訳です。
 重要な点は、身体を構成する器官毎に細胞は異なる形態になっていますが、それだからと言って各器官が他の器官と全く交流なく存続することはないということです。場所も異なり、形や機能も違う存在ではありますが、一つの生命体を維持する為には、これらの諸器官が文字通り有機的に調和しなければなりません。更に言えば、遠く離れた他の生命体も、その源となる細胞や原子に視点を戻せば、皆相互に関連し合うという言わば兄弟姉妹の関係にあることが分かります。私達は万物の一体感が湧く根本的な原因についても深く学ぶ必要があるのです。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落166

166 Protons in a form are very important for the creation of a messenger. The germ called E in science, or COLI flourishes in the intestinal tract of any form, and is referred to as ribson. As every form must feed on something, the food must be converted into protons and other needs. The whole procedure is chemical, and apparently according to science, the ribson acts as a universal translator.
166 メッセンジャーを造り出すのにその生物体の中の蛋白質が大変重要になります。科学でE或いはCOLIと呼ばれる細菌(訳者注:"Escherichia coli" 、略称"E.coli"と呼ばれている"大腸菌"のこと)はどのような生物体でも腸管に繁殖し、リボゾームに関連し言及されています。あらゆる生物体は何らかのものを食する必要があり、食物は蛋白質やその他の必要物に転換されなければなりません。すべての手順は化学的であり、科学によればそのリボゾームは普遍的な翻訳者として活動しているとされています。
(訳者注:原文の"Protons"は"Proteins(蛋白質)"、原文の"ribson"は"ribosome(リボゾーム)"の綴り誤記と解釈しています)


【解説】
 本項の内容について、私自身十分な知見を持っていませんが、実際、細胞の合成には蛋白質が必要であることと、その蛋白質自身が様々な機能を持っていることが重要だということでしょう。また、一般には糞便中の主要細菌として嫌われる大腸菌ですが、腸の中では食物を分解し蛋白質を合成する際の重要な機能を果たしていると指摘しています。つまりは、これまで単に余剰の摂取物を分解しているだけの存在とされて来た大腸菌が大きな役割を果たしているという興味深い指摘を行っています。
 これら一連の蛋白質の合成はリボゾームと呼ばれる細胞内の部位で行われる訳ですが、本項はDNAから発せられた伝令が具体的な創造作用を指揮する部分に働きかけ、それを実現させる仕組みについて解説しています。
 このように様々な活動が私達の細胞に刻々起こっており、私達に静止という状態は無いという訳です。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落165

165 In the study of life, on other planets, half of the DNA would be considered the feminine part, and the other half the masculine. And there is constant relationship going on between the two parts which produces the messenger called RNA. And this carries the information of heredity or specific instructions, depending upon the type of a form. And as you can now see, there is a trinity involved. Two phases of DNA and one of RNA. You can also see that the two parts of DNA manufacture the RNA with a specific message.
165 他の惑星における生命の学習では、DNAの半分は女性部分、残りの半分は男性部分と考えられていることでしょう。そして、それら二つの間にはRNAと呼ばれるメッセンジャーを造り出す不断の関係があります。また、これ(メッセンジャー)は生命体のタイプによって異なる遺伝の情報や個別の指令を運びます。そうなると、既にお分かりのように、三位一体がそこに関連されています。DNAの二つの側面と一つのRNAです。そしてあなたは、二つのDNAの部分が特定のメッセージを携えたRNAを造り出していることも見ることができます。


【解説】
 本項から、当時既に著者はDNA分子の作用と構造について相当の知識を有していたことが分かります。もちろん、その背景にはこれまで述べられて来たようにDNA分子の持つ重要性について他惑星では良く知られており、更に深く日常的な概念の中に生かされていたことがあります。
 私達はDNAの二重ラセン構造を単に形のユニークさとしか見ませんでしたが、他惑星人はこれを男性面と女性面の融合と見ていると本項では解説しています。丁度、日本神道のしめ縄のように複数の要素が密接に絡み合った姿は宇宙における普遍的なシンボルなのかも知れません。
 問題はこれらDNA分子が単に新しい個体の誕生に関わっていることのみでなく、日々の記憶までも次なる個体に脈々と伝えているということです。いわゆる民族性その他の特質もこのような要因から確立してくるかも知れません。
 しかし、所詮は地球人の歴史の範囲内では、ともに大同小異のレベルであることは間違えありません。私達は必ずしも自らの過去の体験に頼る必要はなく、積極的に新しいアイデア、新しい世界にこそ活路を見出す必要があるように思っています。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落164

164 DNA according to scientists is a master blue print which carries instructions of life. And anyone who has given thought to the creation of form life, whether of man or an insect, must admit that there is some kind of intelligence that directs the structure of the form. As there are no two identical forms, this suggests that there are minor changes in each case. And that the matter which is used in making the form must have a certain kind of intelligence in order to receive directions.
164 科学者達によればDNAは生命の指令を運ぶ設計原図であるとのことです。そして人間であれ昆虫であれ、生命体の創造に考えを寄せた者は誰でもその形ある者の構造を指揮するある種の知性が存在することを認めなければならないでしょう。また、全く同一な形が無い以上、各々の場合においてわずかな変化があることが分かります。そして形有るものを造る中で用いられた物質もまた、指示を受ける為にある種の知性を持っている必要があるのです。


【解説】
 今日では、このDNAと称される遺伝情報を司る分子が、あらゆる生命体の細胞中にあって、その生きものの再生や分化を支配していることは、広く知られるようになりました。
 一方で、分子生物学の発達により、生物種の分類手法にも遺伝子解析技術として活用されるようになったり、特定の条件に強い作物の品種改良にも用いられているようです。このように現状の私達地球人は自らの都合の良いように、他の生命体を利用することのみに関心を持っている訳で、何とも利己的な存在であることが分かります。
 本来、あらゆる生きものに共通の遺伝分子が存在すること自体、驚異的な事実であり、私達はこのことの意味を深く考える必要があります。また、よく言われることに、この遺伝情報のお蔭で、親子が良く似ることも実感する所です。
 例えば、このこと一つをとっても、聖書に言うように、神の似姿を持つものとして人間が創造されたとされていますが、そもそも私達はDNAを創造主から授かり、似姿となっている訳で、自らの姿に似た要素を多く持つ人間に対して、創造主は愛らしく思う筈です。
 既に私達の体内隅々に必要な知識は備わっていることになれば、後はじっくりその内容を噛みしめて与えられた恩恵に感謝しつつ、期待の行動をとるだけということになります。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落163

163 This is the true Cosmic Self. This discovery has been made with the help of our space brothers many years ago, but not until now do our scientists realize its value and potential. And they named it DNA and RNA. Yet the space brothers have been using this knowledge for thousands of years. And they have applied it in their daily life by schooling their minds to be obedient to impressions coming from these memory carriers.
163 これこそが真実の宇宙的自我というものです。その発見は何年も前に宇宙兄弟達の支援によって成されましたが、最近まで私達の科学者達はその価値と潜在能力について認識して来ませんでした。それで科学者達はそれをDNAやRNAと名付けました。しかし、宇宙兄弟達は何千年もの間、この知識を活用し続けています。そして彼等はこれら記憶の運び手からやって来る印象類に従うよう自らの心を訓練することによって自分達の日常生活にそれを応用して来たのです。


【解説】
 多くの方がご存知のようにDNAが二重ラセンの構造であることは1953年米国で発見されましたが、その発見に宇宙兄弟達の援助があったと本項は明かしています。今日では個人を特定出来る程、DNA分子の解析技術も高まって来ましたが、これらDNA分子に私達の想念体験が記憶されるというレベルまでには、私達の科学レベルは到達していません。
 しかし、本項にあるように、他惑星人がその発見を支援したのは、それだけの理由があったことに私達は気付く必要があります。
 即ち、電気が私達の生活に無くてはならない要素であるのと同様、これら微細な分子達と意思を交流することが、これからの私達の進化の拠り所になるということを、本項は示唆しているのです。
 これから私達が相手にしなければならないのは、顕微鏡でも見ることが出来ない微小なる英知集団と印象を通じて交流することだと本項は説いており、その為の心の態勢を整えること、妙なる印象に気付くよう、自らの身体内で日々活動するこれら微細なる英知者に対して心を鋭敏にすることが重要となっています。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落162

162 We can say that these tiny memory molecules are actually conscious entities capable of maintaining the form and guiding the mind if the ego allows it to do so. They are the knowers of all that has ever been or is. This proves that the human mind once properly schooled can commune with all forms in nature. And mysteries regarding life would not longer prevail. And secrets and guess work would cease to be, for these tiny memory molecules have recorded all action.
162 私達はこれら小さな記憶分子達が実際、形有るものを保ち、もしエゴがそれを許すなら心を導くことができる意識的な実体であると言うことができます。彼等はかつて存在したあるいは現在存在する全てのものを知る者です。このことは人間の心は一旦適切に訓練されれば、自然にある全ての形有るものと親しく語り合うことが出来うることを意味しています。そうなれば、生命に関する神秘はもはやはびこることはないでしょう。また秘密や憶測の作業は終わりを遂げることでしょう。何故ならこれら小さな記憶分子群は全ての行動を記録しているからです。


【解説】
 微細で文字通り数え切れない数の分子によって記憶が保存され、運ばれており、それらの分子達と交流することで無尽蔵の知見を得ると本項は伝えています。
 これについては、細胞内のDNAという遺伝情報を司る分子は、それを構成するアミノ酸配列によって必要な情報を次の個体あるいは新しい細胞に伝えることは既に私達も知るところとなっています。
 しかし、ここでは私自身の現時点でも個人的な発想として、これらDNA等の分子・原子の内、各々の原子核の周りを回る電子の振動に想念波動が作用しているのではないかと思っています。一般に振動は様々な波が合成して作られるように、様々な波動を受け入れることが出来、この電子の波動に時々の想念波動が組み込まれるようなイメージを持っている訳です。
 以前、時間変動する流速の測定結果をフーリエ解析という手法で解析したことがありますが、変動する現象を様々な波の合成と見立てて各波長毎の大きさをスペクトルとして見る手法を試みた訳です。私達の想念波もこのように、体内の原子の波動に取り込まれ、記憶として原子に運ばれて行くということかと思われます。プラスの想念、マイナスの想念など、様々なパターンを各原子がスペクトルのように記憶して行くということかも知れません。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落161

161 We know something about psychometry that permits a person to hold a ring or a watch belonging to another and give the owner a reading. These people have schooled themselves to accept impressions that come, without any feeling of doubt. And these impressions come in vibrations from the molecules that have had the experience.
161 私達はある人物に他の者に属する指輪や腕時計を握らせ、その持ち主にリーディングを与える精神測定(サイコメトリー)について幾分か知っています。これらのことが出来る人々は如何なる疑問の感じを持たずにやって来る印象類を受け入れるよう自分自身を訓練して来ました。そしてこれらの印象はその体験を持った分子から振動としてやって来るのです。


【解説】
 各自の身の回りのものにも、その人の体験、即ち発した想念や同調した波動が残るという訳です。
 その原理は何も神秘な要素はなく、各原子の持つ波動に組み込まれた後、原子がその後、その振動を持ち運ぶということでしょう。このことは、私達の日常の想念が、周囲の者にも実質的に浸透し、影響を及ぼしていることをも示すものです。
 時々刻々、私達がどのような体験を積み重ねているかは、このようにして自分の身体だけでなく、周囲の環境にも影響を及ぼしています。良い想念を抱くことが如何に大切かが分かります。
 かつて地球には多くの偉大な魂が人々の救済の為に訪れており、その方々の痕跡は今も各地に残っていると思われます。これら偉大な魂を慕う人々は、それらの教師が残した書や身の回りの物を大切に受け継ぎ、師を懐かしみ、遺志を新たに自覚しようとすることでしょう。先々、私達が本項で言う能力を身に付けた時、重要なのは、地球には山とある問題ばかりに志向することではなく、私達の進歩に必要な高次な思念を受け入れることです。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落160

160 i.e. Scientists have recently discovered that the memory of life's experiences are recorded within each molecule within the cells of a form. And each form of man is made of trillions of cells. And each cell in turn is made of thousands of molecules which carry a memory pattern of past and present action and a pattern for future action. These molecules are grouped for service to the many parts of the body according to the function of the part but all are interrelated. They not only carry the memory of the progress that an individual form and mind has made, but also the progress of all matter from the lowest conceivable stage to the present. This could be called the foundation of form growth guided by the memory molecules known as consciousness. This gives us a clue how a consciously alerted person who has learned to submit his critical mind to the obedience of conscious impressions that are given steadily by the molecules, can receive much information.
160 即ち、科学者は生命における体験の記憶はその身体の細胞内に記録されることを最近発見しています。そして人体は何兆もの細胞からなっているのです。そして個々の細胞は過去と現在の行動や未来の行動に関する記憶パターンとを運ぶ何千もの分子から構成されています。これらの分子群は肉体の多くの部分の機能に応じて各部に奉仕するようグループ化されていますが、皆相互に関連しています。それらは個々の肉体や心が成した進歩の記憶だけでなく、認識できる最も低次な段階から今日にいたるまでの全ての物質の進歩をも運んでいます。これは一つの意識として知られる記憶分子達に導かれた形有るものの成長の土台と呼ばれるべきものです。これは意識的に警戒状態にある人がこれら分子達によって絶えず与えられている意識的印象に自身の批判的な心を解き放つことによって、如何に多くの情報を得られるかがカギとなっています。


【解説】
 おそらく本項はこの一連の講座の中で最も重要なポイントの一つになるものと思われます。
 私達が何故恵まれているかと言えば、各自を生かし支えてくれる人体の細胞自体が知性を持ち、記憶を運び、絶えず進化する道を歩んでいる中で、その身体を任されているからです。人体の細胞とそれを構成する分子・原子が太古に及ぶ記憶を有しており、私達はそれらの知識を所蔵した図書館を携行しているようなものです。
 この記憶分子(the memory molecules)について、本項では具体的には明かされていませんが、今日的にはDNAを中心とする遺伝情報を運ぶ分子群のことを示すものと思われます。
 もちろん、私達の日常は人間が作り出した様々な問題があり、蒔いた種を刈り取るように私達はそれらを解決して行かねばなりませんが、それでも容易に解決を見ないからと言って、悲観すべきではありません。大自然は進化発展の途上にあり、私達自身、その大きな流れの中でゆっくりながらも進化はしている訳で、自然の流れに沿うだけでも解決に至る場合も多いように思います。
 何よりも重要なことは、各自が自由に出来るこの身体に全ての必要物が備わっていて、私達は只、自らの心を落ち着かせて、細胞や分子原子からのささやきを受け入れることだけで良く、これら全てを与える創造主に感謝することです。まさに「ご自愛」下さいという訳です。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落159

159 Yet even the human form has evolved because matter lends itself unto the Cosmic Will and keeps progressing. And the matter of which the human form is made has a certain influence upon the mind or ego. So the mind has progressed also to a small degree. Not because of its own will but because of the part that the body intelligence plays upon it.
159 しかもこの人体ですら、物質が自らを宇宙の意志に委ね、進歩を続けているが故に進歩して来ました。そして人体を構成する物質が心或いはエゴに幾分かの影響を与えています。その為、心もまた、わずかながら進歩してきました。心自身の意志の故でなく、肉体の知性が作用する部分の故にです。


【解説】
 地球人の祖先が何処から来たのかは知りませんが、私達の人体自身もその構成成分自体が進化している為に、その恩恵を受けているという訳です。確かに人間の寿命も伸びていますし、人々の顔付きも昔の人間と比べて進化しているように思えます。また、ダーウィンの進化論のように、必要性に対応した進化というものも人間に起こっているのかも知れません。
 しかし、より重要な点は、これら物質上はゆるやかなりとも進化の道を歩んでいるのに対し、心の状態は古来と大差はない、或いは逆に低下しているのかも知れないのです。ほんの些細な事柄に怒りを覚えたり、他人を騙したりする事例は、近年増える傾向にあることは残念なことです。手にした科学技術に相応しい知性を持たないことが最大の課題なのです。各地で起こる戦闘行為ほど、この問題を反映しているものはありません。
 状況を打開する為には、各自が自らの心の状態を冷静に評価して、この心の訓練、開発にいそしむことが重要です。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落158

158 We have the evidence that all matter that does lend itself, is in a constant state of existence. And is everlastingly being refined into a higher state of expression or service to all parts, fulfilling the Cosmic Purpose. We know this to be true for the earth made of matter has existed for billions of years and has gone through many changes. Yet human civilizations have come and gone. One continues under the will of a creator, while the other ends through the will of the mind. This does not mean that the matter of which man is made ends. Nor does it mean that the consciousness ends. But the ego mind has an end when it insists on acting independent of the Cosmic Intelligence. For the only things that continue on are Cosmic Consciousness and matter, through the process of constant action and newness.
158 私達には自らを貸し与えているすべての物質が常に変わらぬ生存状態にある証拠があります。そしてそれは宇宙的目的を成就する為、より高い表現状態やすべての部分に奉仕する中で、永続的に洗練されているのです。物質から出来た地球が何十億年も存在し、多くの変化を経て来たことにより、私達はこのことが真実であることを知っています。しかし、人類の文明はこの間、去来して来ました。ある文明は創造主の意志の下、続きましたが、他は心の意志を経た結果、終っています。このことは人間を作っている物質が終りになるということを意味するものではありません。また、その意識が終ることを意味するものでもないのです。エゴの心が宇宙的英知から独立して行動することを主張する時、終末を迎えるのです。何故なら、永続する唯一のものは永続的な活動と新鮮さの過程を通じた宇宙意識と物質であるからです。


【解説】
 私と同様、本講座を学ばれている方は、本項で言う「心」を本来の有り方に改めて行こうと決心されている方だと思います。問題は本項で指摘する心の離反問題がどの程度のことを言っているのかということかと思っています。一人一人の人間は、その生涯はとりあえずは一定程度、有限であり、その与えられた期間で期待された成果が得られなければ消滅することは止むを得ないということでしょう。
 一方で、文明が存続できるか否かについては、個人の問題を超えたはるかに大きな問題です。本項はかつての古代文明、ムーやアトランティスが高度に文明を発展させた後、この心の問題が主因となって滅びたとしています。
 そういう意味では、昨今の世の中は次第に世情は悪質になり、他人を利用し、騙して利益を得ようとするような風潮も見られるようになりました。これらは厳しさを増す経済情勢も要因ではあるものの、結局は心(マインド)の問題に帰着するものと言えます。
 この文明を本来の道を進めるよう、各自が出来ることを行動することが大切です。それは具体的な行動でなくても、想念のレベルの支援でも十分効果を持つものと考えます。私達は常に援助の手を差し伸べてくれる意識と私達の想念に呼応する分子・原子達と一緒に生活して行くことを考えれば、それはほんの少しの心の転換で始められることでもあると本項は教えています。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落157

157 Do we not classify intelligence on a basis of an expression or manifestation? Isn't it true that we judge a man's intelligence by how well he expresses himself or how well he produces something or behaves? And if he does not come up to the standards of society he is called a moron. Doesn't this manifestation which appears to be more orderly in bringing forth results, baffle men representing intelligence? I would say that it does, and we will notice this more as we go on. It shows that there is an overall Cosmic Intelligence as well as Cosmic laws that governs all creation. And this intelligence does not need a form as it embodies itself in all forms for various purposes. And all manifestations through the gases and mineral kingdoms will themselves to this intelligence except man.
157 私達は知性を表現や創作を基礎に分類していないでしょうか。私達はその者が如何に上手に自らを表現するかとか、如何に上手に何かを造り上げるとか振舞うとかによって、その者の知性を査定しているということではないでしょうか。そしてもしその者が社会の標準に達していない場合、その者はまぬけと呼ばれます。そういう意味では、はるかに整然と結果をもたらしているように見えるこの創造作用は知性を代表する人間を当惑させてはいないでしょうか。私はそうだと思いますし、私達は先に進むにつれてそのことに気付くことになることでしょう。全ての創造物を支配する宇宙の法則とともに総体的な宇宙の知性が存在するのです。そしてこの知性は様々な目的の万物の中に自らを体現している為、ひとつの形を持つ必要はありません。そして気体や鉱物の王国の中のすべての創造物は、人間を除いてこの知性に自らを委ねているのです。


【解説】
 私達は結局は自然の中で生かされています。毎朝、見上げる青空には様々な形をした雲が湧き、ゆっくりと流れており、川や山等、全てが季節の流れに沿って各々の生命を発現させています。これらの一連の活動が、ある共通の知性の下に動かされているとしたら、その知性は私達がひれ伏す程の偉大な存在であることであることは容易に分かります。
 本項はその知性が存在し、しかもそれは全てのものの中にくまなく存在していると述べています。もちろん、浅はかな私達とは比べようもない大きな存在であり、ガス状の分子・原子達はその知性に従って創造活動に参画しているという訳です。
 これら全てのものが頼りにしている知的な存在に私達人間もいち早く気付き、そこから惜しみなく与えられるアドバイスに喜んで従うことがポイントとなります。人間の世界にはこれまで人間が作り上げてしまった諸々の問題もあるでしょうし、過失による償いが必要とされているケースもあるかも知れません。しかし、多くの問題を抱えている私達にとって必要なことは、青空の下、次々に真っ白い雲が湧き上がる様を見上げる中で、私達がこれら美しい環境の中に置かれ、他のもの達に役立つよう、各々の才能を発揮することが望まれていることに気付くことです。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落156

156 In the first two stages we find that some kind of intelligence as we call it, was the director behind the scenes.
156 この最初の二つの段階の中、私達がある種の知性と呼ぶものがそれらの光景の背後の指導者であったことに気付きます。


【解説】
 先ず、本文で言う「最初の二つの段階」が何を指すかについては、前出の(141)と(146)をはじめとする二つの段階を指すものと考えます。つまりは、ガス状物質の活動の変化による微細な液滴の生成、更には液体から固体の生成の二つです。その変化の中に創造主の指令を見ると著者は語っているのです。
 私自身、昔、類似した体験を持ったことがあります。具体的に何の液体であったかは忘れましたが、過飽和、あるいは過冷却の液体がビーカーに入っており、通常、何もしなければビーカーの中の液体はそのままの形を維持しているのですが、そこを揺らすか何かの刺激を与えた途端、ビーカーのガラスの壁面に見る見る内に結晶が生成されて行く様を見たことがあります。
 実はこの場合、分子・原子のレベルでは猛烈な速度の反応がビーカー内の液体分子に起こっており、分子・原子は一斉に共通した目的に向かって動いていたことになります。
 何より印象深いのは、その結晶の模様が美しかったことですが、その結晶の形についても突き詰めれば分子・原子の形状を反映したものであると言われており、微細な構成要素から目に見える段階での結晶の形が関連する等、創造主の指導は終始一貫していることに驚きます。更には、各々の分子が一斉に形を作り上げるべく、驚くべきスピードで整列を始め、誰一つ不協和音を唱えることなく、完全な結晶体を造り上げて行く光景からは、これら指導を理解する素直な分子・原子達がいとおしく思える程に賢いものであることが分かります。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落155

155 I trust that we now have some light or understanding of the first kingdoms, and how it may have been possible for creation to take place from what appeared to be nothingness, into form manifestation. Yet we may go a little further and ask, where did the gases come from in the beginning? And what, or who, set the law of attraction and repulsion in action where the various gases either combine with or repel one another ?
155 私達は今や第一の王国について、また、どのようにして一見何も無いように見える所から形有るものに創造が起こり得るのかについて、いくらかの光明あるいは理解を得ているものと信じています。私達は更に進んで最初にガス成分は何処から来たのかと尋ねるかも知れません。そして何が、あるいは誰が様々な気体が互いに結合したり反発したりする活動に親和や反発の法則を設けたのかと。



【解説】
 前項に引き続き、尾瀬での話です。夏の山の天気は午後になると雷雨になることが多いようです。
 先日も、午前中は夏雲の湧く快適な天候でしたが、昼過ぎからは急に灰色の雲が出現し、雷鳴とともに大粒の雨が降り出しました。幸い早めのコース変更により、私自身は大雨に遭わずに済んだのですが、多くの方がずぶ濡れで山小屋に到着される事態になりました。その時も雨粒が落ちてくる前に、雨が来ることを想定して先を急ぐ中、空の変化に頓着なく、歓談している多くのグループを見ましたが、こちらも何と言ってよいか困ったものです。
 一方では、鳥達はしっかり森の中の大木の枝下で既に待機していました。その鳥達の姿を見て、改めて自分の直感が正しいことを確認し、事実、そのようになりました。
 さて、この雨ですが、何処から来たかを考えれば、上空の大気、ガス体がその由来であることは間違えありません。その大気の中の水蒸気(気体)が冷やされて凝縮したのが雨粒になって地上に落下すると一般には解説されています。
 しかし、地表に降る雨粒になるまでに、そのような変化が起こっているのか、私達は良くわかっていないのではないでしょうか。実験室で水蒸気を溜めた大きな袋を冷やしたからといって雨を降らすことは出来ません。水の分子が霧の粒子のような微細な塊になり、更にはそれらが急速に成長して落下する等、様々な現象が起こっている筈です。
 この例は雨の場合でしたが、雷や風、気温その他、気象現象は私達の生活に大きな影響をもたらしていますが、それら全てが気体の王国の活動である訳です。
 その気体の王国で行われている諸活動、更には元来の気体成分がどのように産み出されて来たのか、創造の根源に関する課題の探求が次に必要になります。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落154

154 The primal force of creation, the Cause, or purpose, is constant. While the manifestations or effects of the cause are transitory. All of this is governed by varing vibrations, speeds or frequencies, which in their change constantly produce new effects. And each is important to the other, for no part could perform as it does in the absence of the others.
154 創造の主なる力、因、あるいは目的は不変です。一方、形の現れや因の結果はつかの間のものです。それらすべては振動や速度、周波数の変化に支配されており、それらの変化にあたって、絶えず新しい結果を生み出しているのです。そしてそれぞれは、他にとって重要であり、いかなる部分も他の存在無しには自らの任務を果たすことができません。


【解説】
 話は少し横道にそれますが、先日(8月中旬)尾瀬檜枝岐を訪れた時のことです。実はその年の2月、冬景色の写真を撮りに行った所でもあります。冬に撮影した同じ場所に行って、冬と夏の自然の姿を対比した写真を撮りたいと思ったことが、旅の主な目的でした。
 冬と同じルートを当時撮影した写真のプリントを見比べながら進む訳ですが、実はあまりの状況の違いに同じ場所を特定する作業は難しいものとなりました。理由の一つが冬、雪道を歩いていた時は、本来の道路面から何mも高く積もった雪の上を歩いていたため、視点の高さが異なること、更に冬、幹と枝ばかりであった木々が、夏は枝も伸び、葉も繁らせて一回りも二回りも大きくなっていたからです。場所によっては、山の稜線も変わったのではないかと思われる所もありました。それに引き換え、道の看板その他、無生物については、容易に発見することが出来、改めて生命活動が力強いものであることを実感した次第です。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落153

153 All gases contain the potential of repeating the cycle again and again. Everything in nature seems to be doing this. Which means that the gases in their original state seem to be constant, while the forms come and go. All of this takes place in a continuous state of action in varing degrees which we could call speeds or frequencies.
153 すべてのガス成分はその循環を何度も何度も繰り返せる能力を有しています。自然におけるあらゆるものがこうしているように見えます。つまり、形が行き来する一方でガス成分の元々の状態は変わらないように見えることを意味します。これら全ては私達が速度や周波数と呼ぶような様々な度合いの中、連続した活動状態として起っているのです。


【解説】
 一つ一つの創造物は結果物であり、個体としてはある一定程度の期間しかその形を保持することは出来ません。どのようなものであっても、時間の経過とともに形は移ろうものです。
 これは私達自身についてのみならず、創造物を育んできた惑星自体も同様です。太陽や星の寿命の話の中には、最後は超新星となって爆発し、再びガス状物質となって宇宙空間に拡がって行くと言われています。
 こうしたガス状物質が実は万物の基本的状態なのだと本項では解説しています。つまりはその宇宙における気体の王国においては全てが永続し、創造主の意図に直ちに対応する分子達が次なる発現のチャンスを待っているのです。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落152

152 This alone is proof that space is made of the elements which produce the many forms known to man that depend only upon the combination of the elements. As stated before, it can be said that the birthplace of forms is in space. And the miraculous part is that the law known as disintegration can also be called the law of birth. For when disintegration takes place, regardless of the form, the elements of which it was made return to the original state.
152 このことだけでも空間が人間に知られている多くの形有るものを作る元素から成り立っており、それら形有るものはその元素の組み合わせのみに依存しているということの証しとなります。以前に述べたように、形有るものの誕生の地は空間にあると言えるでしょう。そして分解として知られる法則はまた、誕生の法則として呼ばれるべきであることは奇跡的なところです。何故なら、形有るものに関わらず、分解が生じる時、それを作っていた元素が元の状態に回帰するからです。



【解説】
 普通、私達は形あるものが分解し、気体に還るのを見届ける際、大気に戻ると同時に、それらが再び元に戻ることのない分散の状態に移行すると観て来ました。その延長線上の概念として、一滴の水が大海に戻るように、二度と再び相揃うことのない、別離として受け止めて来ました。
 しかし、本項では、このような分解の過程を、新たな創造の過程の始まりとして、積極的に捉えていることに留意しなければなりません。
 言い換えれば、原子は破壊されることなく永続する訳で、その分解・解散の過程は、新たなる誕生への一歩とも言えます。もちろん、そこにはもはや同じ原子の組み合わせはなく、新しい形あるものの形成、新しい体験が生まれる訳です。
 こうしたいわば物質の大きな循環の過程において、私達の正体はどのようになっているのかが、次なる問題と言えるでしょう。
 私達が丁度、母なる海のように、これら万物誕生の場である気体の王国に取り囲まれて過ごしていることは、意識の海に暮らすこととも類似しており、創造主の見守りの中に息をつないでいることにも繋がる概念ではないでしょうか。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落151

151 We know that wherever there is activity from any source, energy is the result. We classify this energy as friction, static electricity, or kinetic. And it can be seen when clouds are forming and moving at a good rate of speed and take on what we call static electricity. And when they have a full charge they discharge this force in the form of lightning. If there are two or more clouds discharging towards each other and cross lines of force like two electric wires, at the point of crossing they produce a flash and an explosion. And at this point a lightning bolt may be created. This bolt contains most of the minerals known on earth. Prior to the discharging of the clouds there was apparently nothing but empty space between them, yet there must have been something there at the point of crossing to, create a lightning bolt. The necessary elements were there and only needed the proper conditions to solidify them into the form we call a lightning bolt.
151 私達は如何なる源泉からにせよ、活動がある所には、エネルギーが結果として生まれます。私達はこのエネルギーを摩擦や静電気、あるいは運動エネルギーに分類します。そして雲が形成され高速度で移動していわゆる静電気を取り込んでいる時、それを目で見ることができます。そして満杯まで充電されると、それらは電光の形でこの力を放出するのです。もし二つ以上の雲が互いに放電しあい、2本の電線のように力線を交叉させている場合、交叉する点において、それらは電光と爆発を生じさせます。そしてこの時点で稲妻が造り出されるでしょう。この稲妻は地球上で知られているほとんどの鉱物を含んでいます。雲からの放電の以前にはそれら(雲)の間には見掛け上からっぽの空間があるだけでしたが、それでも交叉する時点で稲妻を造り出す何かがあった筈です。必要な要素はそこにあり、稲妻と呼ぶ形態にそれらを固化する為の適当な条件だけが必要だったのです。


【解説】
 稲妻が原始の地球において無機物の気体から有機物を生成する役割を担ったことは、以前、お話を聞いたことがあります。ガス状の窒素からアミノ酸が生成することが密封されたガラス容器の中を放電させることで確認されたのです。
 このように稲妻(電光)は強烈なエネルギーを気中の分子・原子に与える中で、それらが反応性を高め、様々な活動が見られるということでしょう。
 一方、私達が未だ十分に知らない事柄の中に、大気中には多くの金属元素があると本項で明かされていることがあります。稲妻が通過した所には、様々な金属元素が認められると本項では説いています。通常、私達が考えるのは、これら金属は通常、固体の形態でしかないと考えかちですが、水銀やよう素の蒸気の例のように、気体として存在することもあり得るのではないかと思う次第です。昨今の原発事故以来、放射性セシウムの拡散が問題となっていますが、それらは固体の微粒子と言うよりは、分子・原子に近い大きさとなって大気中に漂い、広範囲な地域に拡散しているのではないでしょうか。
 金属・鉱物も目に見えない空間に多量に存在しており、創造に掻きたてられるエネルギーの供給を待っているということかも知れません。
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