2020年12月

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コロナの動向が気になるところですが、皆さまご自愛の上、良いお年をお迎えください。
2020年12月25日
竹島 正

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第16章-段落177

177 The Cosmos is ever active, constantly changing, and regardless of how little interest the average layman has in scientific subjects there is not one individual in the world who is not conscious of that ceaseless activity which is going on about him every moment. The growth of flowers and trees, the falling of rain and snow, the evaporation of liquids, the expansion of metals under the influence of heat and their contraction under cold, the fermentation of vegetable matter, the oxidation of minerals, the perpetual construction and disintegration of forms cannot possibly escape the attention of even the least observant of men. If we were to carefully gather all the gases that rise from a burning log and the ashes that were left after the fire had done its work we would find that nothing had been lost in the process of transmutation. There is no such thing as total destruction. The religionist looks more or less indifferently upon all of this changing phenomena, labels it the "work of God" and accepts at its surface value but the men of science have gone beyond the surface and uncovered the interesting and illuminating fact that life as a whole is the effect of an eternal process of chemicalization and that in the knowledge of Cause chemistry lies the victory over life and death, creation and recreation, joy and pain. The universe is nothing more or less than an immense chemical laboratory in which elements are combining constantly to produce the innumerable forms of expression or manifestation. The water, fire, earth, air, and the inconceivably fine ethers above the atmosphere of the earth are all chemical compositions. Light and darkness, love and fear are all chemical reactions.
177 宇宙は永久に活動的であり、常に変化し、平均的な通常人が科学的課題に対して如何にわずかしか関心を持たなかったとしても、自分について毎瞬起こっている休むことのない活動について意識しない者は、この世界に誰一人居ません。花々や木々の生長、雨や雪の落下、液体の蒸発、熱の影響下の金属の膨張や寒さの中でのそれらの収縮、植物性物質の発酵、形あるものの永久的な形成と分解は皆、どんな鈍感な観察者の注目をも見逃されることはあり得ません。もし、私達が燃える丸太から立ち上る気体を全て集め、火がその仕事を終えた後に残った灰を注意深く集まるなら、私達はその変質過程において何一つ失われたものが無いことに気付くでしょう。完全な破壊というようなものは存在しないのです。宗教家はこの変化の現象の全てを多少とも無関心に眺め、それを「神の御業」とレッテルを貼り、表層的な価値を受け入れますが、科学に根ざす人はその表層を越えて、全体としての生命は化学作用の永遠なる過程の結果であることや宇宙的化学の知識の中に生死や創造と再生、喜びと苦痛を超えた勝利があるという興味深く啓発的な事実を発見して来ました。宇宙空間とは諸元素が無数の表現の形あるものや現出物を常に結合させている巨大な化学実験室以外の何物でもありません。水、火、土、空気そして地上の大気の上部にある思いもよらない微細はエーテル体等、全ては化学的化合物です。光と闇、愛と恐怖も皆、化学反応なのです。




【解説】
 私達がどのような世界に生きているかを本項では私達に分かりやすく例を揚げながら著者は説明して呉れています。とかく私達は自らの迷う心の影響を受け、せっかくの恵まれた環境には目を呉れず、習慣的な想念習慣を送りがちですが、それは大変もったいないことです。
 私達が少しでも周囲の自然の諸活動に気付くなら私達は実は壮大な活動の一員として生きていること、また生死の繰り返しの中、万物と混じり合って成長して行く道筋にあることが分かります。
 とりわけ著者が指摘していることは、私達はもっと身近な自然を観察、研究して自然の中の諸元素の働きを学ぶべきであることです。最近も人体を巡るNHKのテレビ番組がありましたが、様々な細胞が互いに呼応し合って各自の人体を維持して呉れていることが良く分かる内容でした。それを観て思ったのは、私達はもっと自分自身の身体、各細胞に感謝しなければならないということです。まさに「ご自愛下さい」ということです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第16章-段落176

16 THE CHEMICAL UNIVERSE
176 There is nothing in this world that does not speak the universal language and reveal the secrets of the Cosmos if we are alerted to the frequency of that which we observe. It is through this small world of ours that we can gain our understanding of the cosmos, and such knowledge can come through unceasing research regarding the elements which compose our earth, atmosphere, and the various forms upon the earth.
第16章 化学的な宇宙
176 私達が観察するものの周波数に私達が鋭敏であれば、この世界で宇宙普遍の言語を語り、宇宙の神秘を明かさないものは何一つありません。私達が宇宙の理解を得ることが出来るのはこの私達の極微の世界を通じてであり、こうした知識は私達の大地や大気、そして地上における様々な形あるものを構成する元素に関して絶え間ない研究を通じてもたらされることが出来るのです。




【解説】
 私達はこれまで、生物と無生物とに分けて来ました。目の前で動くもの、形を変えるものを生きものとし、他のものには心も無く意思もないとして来ました。しかし、本項では地球を構成するあらゆるものは宇宙の言語を語り、私達の問いかけに宇宙の知識を教えて呉れる存在だと説いています。
 その根本は万物の微細な構成要素である分子・原子が実は驚くべき知性を有しており、その源は宇宙に繋がっていることにあります。私達には未だ十分に理解できてはおりませんが、宇宙にはくまなく調和した波動が流れており、私達はその中でこれら各々の微細要素からの働きかけを受けることで、進化して行くことが出来るという訳です。万象ことごとくに神を観る心境はこうして生まれたと思われます。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第15章-段落175

175 The Great Ones who have performed so-called miracles in the controlling of elements could not have done those things if they had not understood the language of feeling and realized that every living thing also possessed the same awareness. Intuition in man, instinct in animal, affinity and attraction of atoms in matter are all evidence of the cosmic language. Every smallest frequency in the whole system is a word spoken by the voice of consciousness and when man has alerted his mortal sense mind to the place where it becomes aware of even the slightest motion of energy he will have torn away the veil of mystery that separates himself from the Cosmic Halls of Wisdom.
175 元素群を制御する中でいわゆる奇跡を演じた偉大なる者達は、もしフィーリングの言葉を理解せず、あらゆる生けるものもまた同じ知覚を有していることを自覚していなければ、そのようなことを成し遂げられはしなかったでしょう。人間における直観、動物における本能、物質における原子の親和性と引力は全て宇宙的な言語の存在の証です。全体体系の個々の最小の周波数は意識の声によって語られた言葉であり、人が自らの死すべき感覚心をほんのわずかな動きのエネルギーにも気付ける場所に注意を喚起する時、人は自分自身を宇宙的な智恵の感覚から切り離して来た神秘のベールを引き裂いていることでしょう。




【解説】
 偉大な業績を残した人達は皆、直感やヒラメキから発見のヒントを得ています。その直感こそが本章で説く宇宙の言語、宇宙意識の声を聞いた状態を指している訳です。これを動物で言えば本能、植物では自然の息吹とでも表現されているものです。
 結局、私達が向き合わなければならないのは、こうした目に見えない印象波に対し積極的に心を解放し、次々にやって来る印象を自身に取り入れること、共鳴同調することかと考えます。
 この心境を維持し、心を拡げることによって新しい展開が皆さまの前に展開して行くことは間違いありません。一つ一つの原子分子から個々の生きものに至るまで、印象の交流によって互いに理解が進むのです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第15章-段落174

174 When the Christ, made the statement, "I and the Father are one" He was professing absolute knowledge of the cosmic language, for the Father is All and how could the Christ be one with all unless he was able to enter into communion with it and acknowledge his relationship to it.
174 キリストが「私と父とは一つだ」と述べた時、キリストは宇宙的言語についての絶対的な知識を持っていることを明かしたのです。何故なら父は全てであり、キリストはその中に一体化して入って行き、自分とそれとの関係を自覚していなければ、どうして全てと一体になることが出来ることになるのでしょう。




【解説】
 私達が本項を読んで驚くべき本当のことは、2000年前、既にイエスは今日、私達が学ぼうとしている宇宙的言語について完全に理解し、その上で当時の地球人に分かりやすく語っていたということです。
 1952年11月20日以降、アダムスキー氏が指名され、携わって来た地球人覚醒の為のプロジェクトはこのように2000年スパンの長大な計画であったと解釈すべきでしょう。
 本講座で説かれている内容は、それほどに地球人の進化にとって大切な要素なのですが、現実というもう一つの側面から見ればそれ程、私達地球人にとって容易でない事柄なのかも知れません。私達はそれ故、急ぐ必要はなく、一歩一歩自らの理解を進めて行けば良いのです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第15章-段落173

173 It has been said that such form of communication cannot be relied upon but that is untrue. We are being guided constantly by the voice of conscious thought, whether projected from a cosmic source or through a personal channel. There is no man who is not to some extent aware of his power of intuition which is nothing more or less than the voice of consciousness.
173 このようなコミュニケーションの形成は信頼できないとされて来ましたが、それは真実ではありません。私達は宇宙的源泉から投影されたものにせよ、個人的な経路からにせよ意識的想念の声によって常に導かれています。意識の声以外の何物でもない自らの直観力について幾分かも気付いていない者は誰一人居ないのです。




【解説】
 私達に救いがあるのは、本項で説かれているように、私達には絶えず想念・印象波動が注がれており、少し気付きさえすれば、やがてその径路への理解も拡がるからです。
 とかく私達は日々の生活の中で不安や迷いに同調しがちです。社会の出来事を伝えるニュースもそうした話題のみを私達に訴え続けて来ますので、遂には恐怖が私達を支配するようになって行くのです。
 こうした中で立ち直るには、私達自身の心境をもっと穏やかに保ち、やって来る宇宙的印象に共鳴、発展出来るよう常に常にスタンバイして置く必要があります。直感に従い自らを創造主の僕(しもべ)に置くことで、自らを通して宇宙的印象が表現されることを願う心境に自らを調律する必要があるのです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第15章-段落172

172 We have spoken about this language as it expresses through the medium of sound, which is one of the lower voices of consciousness, but let us now consider thought. Here we have taken a step higher for through this form of communication we have eliminated time and space. Through the medium of thought we are able to speak to another although we are thousands of miles away and the contact is made almost instantaneously. Through this means of transmitting a message we can contact another person even though their body is in the state of sleep. Conscious thought is a messenger that works unhampered by time, space or conditions.
172 私達はこの言語というものについて、意識の低次な声の一つである音の媒体を通じて表現されるものとして語って来ましたが、更に想念を考えて見ましょう。ここでは私達は一段高いステップに立っています。何故ならこのコミュニケーションの形態を通じて私達は時間と空間を取り払っているからです。想念の媒体を通じて私達は何千マイル離れていても他者と話すことができますし、その接触はほとんど瞬間的に行われます。このメッセージを発信する手法を通じて私達は相手の肉体が睡眠状態にあっても相手と接触することが出来ます。意識的想念は時間や空間、あるいは状態に妨げられることなく働くメッセンジャーなのです。




【解説】
 日本には言霊(ことだま)という概念があります。人が言葉を音声として発する時、同時にその発した言葉は諸々の実現力を発揮するというものです。本項で説かれていることは、私達が音声で言葉を発する時、同時に私達は同じ内容の想念波動を空間に発しており、その想念波は距離に関係なく瞬時に相手に伝わるという言霊と類似した内容を伝えているものと思われます。
 問題はそれら想念波動を受信したとしても何ら感知出来ない者が多いということでしょう。戦争中に敵味方双方の暗号通信が飛び交っていた訳ですが、それらの感知や解読等、想念波動の感知能力が高ければ、相手の動きも手に取るように把握できることになります。
 そうなれば、隠し事や秘密の企て等が皆無の惑星になることは間違いありません。惑星自体の進化の上からも本章で学ぶ宇宙普遍の言語の修得が重要となるのです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第15章-段落171

171 Man's greatest power lies in his recognition of this cosmic language, for when he realizes that every tiniest atom is able to comprehend the language he speaks he will impersonally command with greater certainty and all lesser forms of life will obey him. Man, himself, will rise to vaster heights of accomplishment for he will know the greatest and the smallest and can guide them into united action.
171 人の最大の能力はこの宇宙的言語の理解の中にあります。何故なら人があらゆる最小の原子は人が話す言葉を理解することを理解するや、人はより大いなる確かさで非個人的に命令を下すことでしょうし、人より下位の全ての生きものは人に従うだろうからです。その結果、人は自分自身、達成のはるかの高みに昇ることでしょう。人は大いなるものも小なるものも合わせて知り、それらを結束した行動に導くことが出来るからです。




【解説】
 私達の本当の力は、こうした宇宙普遍の言語を駆使できることであると本項で説かれていることは重要です。著者の文脈からは、いわゆる創造物の最高位に位置付けられた人間故の能力という意図も伝わって来ます。つまり、他の生きものよりも人間は本来、はるかに想念・印象の伝達・感知能力が高い存在だという訳です。
 また、こうした能力は原子・分子の微細要素に伝達できる為、諸々の自然現象をもコントロールできることになります。イエスがカラシ種ほどの信念でも山を動かすことができると言われた背景には、私達地球人も大きな可能性を有しているという理解があるのです。
 一方で、人心の乱れが国を亡ぼす例えの通り、私達の日々の心境が大地に大きな影響を及ぼすことも確かでしょう。今日の地球規模での気候変動は単なる炭酸ガス濃度の上昇等といった原因でなく、私達自身の「内部の状況を反映しているものと思うべきかも知れません。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第15章-段落170

170 The language of the cosmos is the vibration or frequency of sound, of light and of thought. It is all one voice - the great voice of feeling. It speaks with deep reverberation in the thunder and it speaks in the silence of our deepest repose.
170 宇宙の言語は音、光そして想念の振動ないし周波数です。それら全ては一つの声、フィーリングの大いなる声です。それは雷鳴の深い反響と共に、また私達の深い安らぎの沈黙の中でも語っています。



【解説】
 宇宙の言語は波動・振動であると明言されています。そのことは一つ一つの断片的な音ではなく、絶えず揺れ動くような波動として伝わって行く性質を持っているということです。その根本は私達が発する想念・印象と思われますが、それらは水面に拡がる波のように各地に伝播するということでもあります。
 それら波動は、物質界の音のレベルに関わらず、常に空間を行き来しており、私達の身体を貫いて伝わって行く訳です。丁度、カミオカンデのように地中深くにあって、他の粒子は到達出来ない場所であっても、大地を貫く素粒子のような、物質を超越したエネルギーであるとも考えられます。
 こうした素粒子のような無限のエネルギーを想念波動は持っていると考えた方が良いかも知れません。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第15章-段落169

169 If it were not true that a universal language exists how is it possible to train animals to act according to man's command? Even a little insect like the flea can be trained to perform perfectly. It is certainly not the human voice or the words spoken in French, English, Spanish or any other tongue that guides their actions; it is the voice of conscious feeling which speaks more clearly than any audible word.
169 もし、宇宙普遍の言語が存在するということが真実でなかったとしたら、どうやって動物達を人間の命令に従って行動するよう訓練することが可能となるのでしょうか。ノミのような小さな昆虫でさえ、完璧に演技するよう訓練され得るのです。彼らの行動を導いているのは人間の声、或いはフランス語、英語、スペイン語その他の言語で話された言葉ではないことは確かです。それは耳に聞こえる言葉よりも更にはっきり話される意識の声なのです。




【解説】
 飼い主と動物との間には何一つ意思疎通上の問題はありません。とりわけ、犬は盲導犬や介助犬等、人を支える大きな役割も担っている程、飼い主に寄り添い、飼い主の生活を支えています。
 こうした動物との間にはもちろん、音声による意思の伝達もあるのですが、双方の信頼等、深い所での理解には、本項で言う音声に拠らない宇宙普遍の無言の言語が機能しているのです。
 私達が自然を理解するには、この宇宙の言語とも言うべき想念・印象の感受が大切になります。その為には努めて既存の感覚を鎮めて、より穏やかな生命波動に気付くことが必要です。大自然の沈黙の中に生命の息吹を感じ取る心境を発達させる必要があるということでしょう。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第15章-段落168

168 Why is one very joyful in the springtime and vibrant with life? Why does the feeling of quiet releasement come with the fall of the year? Because nature speaks the cosmic language and man, though he realizes it or not, understands that language and is affected by it.
168 何故、春に人はとても楽しく生気に溢れるのでしょう。何故、秋とともに、落ち着いた解放感がやって来るのでしょうか。それは自然がその宇宙的言語を語っており、人は認識するしないにかかわらず、その言語を理解し、それに影響を受けているからです。




【解説】
 私達は地球という大きな自然環境の中に暮らしており、周囲の環境から大きく影響を受けています。それは冬の寒さや雪国の厳しさの中で暮らす北方の人々と常夏の島に生活する人々の性格や文化の差に現れることにもあるでしょう。
 また、季節の変化も私達の心境に大きな影響を及ぼすものでもあります。これらはいずれも言語によらず、自然の風景や気候の変化等を通じて私達が感じ取る印象変化に基づいており、私達自身が生活する場所から影響を受けていることを背景としています。
 見知らぬ外国語の文章の中身を理解しなければ、その意味をつかむことは出来ませんが、私達の心に直接的に伝達できる印象経路を通じることによって、私達は相互に理解を深めることが出来るのです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第15章-段落167

167 Why is one affected by music, for instance? It does not speak words as a human speaks and still one melody will produce a feeling of great joy, another of sadness, and still another will carry one into a state of exaltation. It effects a person who has never studied the science of harmony just as it affects the one who is a musical master. Music is a universal language for it is interpreted through the Cardinal Sense of Feeling.
167 例えば何故、人は音楽によって影響を受けるのでしょうか。音楽は人間が話すような言葉を語ることはありませんが、それでも一つのメロディーは至福感を作り上げ、他のメロディーは悲しみを、そして更に別のものは聞く者を高揚感の中に導きます。それは和声学を学んだことのない者も、音楽の巨匠である人に作用するのと同様に影響を受けるのです。音楽とはフィーリングの中枢感覚を通して翻訳されるが故に、一つの宇宙普遍の言語と言えるのです。




【解説】
 確かに音楽は誰でもが理解できます。その曲調により、悲しみや喜び等、作曲家の思いが聴衆に伝わりますが、そこには言語による解説は不要です。その理由として、本項で著者アダムスキー氏は私達がその音楽を私達自身に備わっている中枢的間隔を通じて翻訳されているからだと説いています。
 つまり、単に音のつながりを把握しているのではなく、その波動を翻訳し理解する機能が私達に備わっているという訳です。私達がテレパシーその他として表現しているのは、こうした波動の翻訳機能が万物それぞれに備わっており、それ故に各自の想念が互いに理解されるということかも知れません。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第15章-段落166

166 You are related to everything in the cosmos. The language of consciousness is spoken by all, and if you will be continuously aware of this fact the time will come when you will understand every living thing. The leaves upon the trees, the chirp of the birds, the croak of the frog, the hum of the bees - all will speak to you and you will understand life as it manifests through each individual channel. Every slightest sound will become a voice no different than the voice of another human and you shall partake of the consciousness of each thing that lives.
166 貴方は宇宙の中のあらゆるものと関連しています。意識の言語は全てのものによって話されており、貴方がこの事実に絶え間なく気付いていれば、貴方があらゆる生きものを理解する時が来ることでしょう。木々の葉、鳥達のさえずり、カエルの鳴き声、ミツバチの羽音、これら全てが貴方に話し掛けるようになり、貴方は各々の経路を通じて生命が現れることにより生命を理解するようになるでしょう。一つ一つのわずかな音が他の人間の声と何ら変わらない声になることでしょうし、貴方は生きるものの意識を分かち合うことになる筈です。




【解説】
 以前、芹沢光治の著作を読んだ中に、作家自身が樹木や鳥たちの話声を聞くようになったという記述があったことを思い出します。おそらく、本項で説かれているように、私達も感受性を高めれば、やがては木の葉や鳥のさえずりの中に、これら生きもの達の意思を感じ取ることが出来るようになるのではないでしょうか。
 その背景には、私達の肉体の感覚器官が音声を聞き、また併せて発せられる想念・印象波動を私達の心で感知出来るようになっていることがあるのでしょう。多くの啓示もこうしたメカニズムで起こるものと思われます。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第15章-段落165

165 We have conceived the idea of a universal language among men because we are aware of being able to understand the human voice and have developed the habit of expecting the voice of man to interpret for our benefit the thought which passes through his mind, but we have not included in our efforts of unification any but the man kingdom. Why should this be so, for are the sounds which make up the various languages so different than those of nature itself? As the different races of men speak with various sounds and combination of sounds; each form of life in this world does the same, yet we do not seek to understand them. Man has limited himself to one phase of life and has closed the door upon the vastness of the Cosmos. This is due to the fact that he has given recognition only to the mortal senses which gain their impressions from outer things. He expects to hear only those sounds that are coarse enough to affect the physical organ of hearing and so he loses the ability to interpret the cosmic language as a whole. And what is this cosmic language? It is conscious feeling - the voice that speaks through every form and which, therefore, unites All into an inseparable unit. There is nothing in the cosmos that cannot speak to man with the voice of conscious feeling and there is not one thing that cannot understand that language. It speaks as clearly through the smallest thing as it does through the greatest.
165 私達は人間の間にある宇宙普遍の言語についてのアイデアを思い付いて来ました。何故なら私達は人間の声を理解出来、自分の心を通過する想念を私達のためになるよう翻訳しようとする習慣を発達させて来たからです。しかし私達は私達の統合化の努力を人間界のみに留めて来ました。何故そうなってしまったのでしょう。様々な言語を作り上げる音は自然自体の音とは違い過ぎるからでしょうか。様々な異なる人間は異なる音や音の組み合わせで話しますし、この世界の各々の生きものも同じことをしますが、私達は彼らを理解しようとはしません。人は自分自身を生命の一つの側面に限定させており、宇宙の広大さのドアを閉めているのです。これは印象を外部のものから得る死すべき感覚のみに認知を与えて来た事実によるものです。人は肉体の聴覚に影響を与える程の粗い音声のみを聞き分けることを期待しており、その結果、全体としての宇宙的言語を翻訳する能力を失っています。そしてこの宇宙的言語とは何でしょうか。それは意識的フィーリング、あらゆる形あるものを通じて語られる声であり、それ故、全てを離れられない単位に結びつけるものです。それは、最も大きなものを通じるのと同様に、最も小さなものを通しても明確に話し掛けています。




【解説】
 各地の人々により話される言語には差があるものです。同じ国であっても地方により方言が生まれ、また異なる言語が用いられる国もあります。私達は音声による言語に頼っている為、これら異なる言語圏に入った場合には、相手の意思を把握することが難しいのです。
 しかし、私達が更に深く相手の意思を理解しようとする時、私達はこれら音声言語と同時に発せられる想念・印象波の領域についても理解しようとする努力が必要になります。この想念・印象レベルの感受性が少しでも理解できるようになれば、私達は他の生きもの達と同様、音声言語も合わせて素早く学び取ることも出来る筈です。他惑星人はこうして新しい言語についても容易に習得することが出来るものと思われます。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第15章-段落164

164 Although few men are aware of its existence there is a universal language - a language which includes not only the expressions of man but that of every living thing; a language so simple that even a new-born babe can understand.
164 ほんのわずかの人しか、その存在に気付いていませんが、宇宙普遍の言語は存在するのです。人間による諸々の表現のみならず、あらゆる生きものの表現を含んだ言語で、あまりに簡単なため、生まれたばかりの赤ん坊さえ理解することが出来ます。




【解説】
 以前にも「テレパシー」の講座で学んできた通り、宇宙にはあらゆるものが生まれながらに持つ宇宙共通語を持っているという訳です。
 一つ一つの生きものが鳥のさえずりや虫の音等、各々の種に独特な音声を持っていますが、それ以外に互いに理解し合える共通の言語があるのです。同じ家の中に暮らす犬や猫もそれぞれ鳴き声とは別に互いに理解できますし、私達人間が外国で言葉が通じず困るような状況は一切見られません。動物達は何処に移されても、何不自由なく生活して行けるのです。
 次項では、詳細な解説が為されますが、この宇宙普遍の言語、フィーリングこそ、私達が最も大切にしなければならない日常生活のポイントなのです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第15章-段落163

15 THE LANGUAGE OF THE COSMOS
163 In recent years there has been a greater trend towards the brotherhood of man than ever before in the history of this civilization. The advent of radio, television, etc., have united the world into a common relationship. There has been much discussion among the learned men of every nation regarding the possibility of formulating a common language so that intercourse between peoples of different nations may be facilitated.
第15章 宇宙の言語
163 近年、この文明の歴史の中でこれまで以上に人間の兄弟愛に向けてのより大きな傾向が生まれています。ラジオやテレビその他の到来は世界を共通の関係に結びつけて来ました。異なる国々の人々の間での交流を促進できるよう、共通の言語を形成する可能性に関し、あらゆる国の学者達の間で沢山の議論がなされました。



【解説】
 本講座が執筆された1961年当時、既に世界はラジオや新聞等のニュースが普及し、各自の生活の中に世界の出来事が流れ込んで来ていました。しかし、その傾向はそれよりはるか以前から、エスペラントその他の世界共通語の模索活動の中に表れていました。
 本項を読んで思い出すことがあります。私が未だ高校生の頃、当時、既にアダムスキー氏は何処かの講演記録の中で、これからは米国英語が世界の共通語になると言明していたことを記憶しております。当時はドイツ語、フランス語等、様々な言葉が言語圏を作っていた頃です。それを知った私は、ドイツ語から米国英語に切り替えて、進学を決めたものでした。その結果は、今日の通り、英語が仕事上でも実質上、世界の共通語になっています。母国語の他に英語を身に付けることが益々重要になる世の中になりつつあると思うのは私だけではないのではないでしょうか。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第14章-段落162

162 It is not the exertion of the personal will but the releasement of the personal to the impersonal will which brings increased energy and wisdom into our lives. We need only to remove the barrier of "self"-ishness and a tide of understanding will flow in and through our being until we become immersed in its activity
162 エネルギーの増加と知恵を私達の生活にもたらすのは、個人的意志の行使などではなく、個人的意志の非個人的意志への解放によって行われます。私達は只、自己中心的障壁を取り除くだけでよく、そうすれば理解の潮流が流れ込むようになり、遂には私達を通じてその活動の中に没入することになります。




【解説】
 何につけても、育て訓練するのは自分自身です。こればかりは他人に頼めるというものではありません。古くから修身という言葉があるように、自らを如何に本来の人間としてあるべき姿に戻すか、そして創造主の僕(しもべ)として暮らすかが重要です。
 先日、機会があり、函館のトラピスト修道院を訪問しましたが、山の上に建つ修道院で暮らす修道士の人達は毎日、自分と向き合い、日常の仕事を行いながら、ひたすら創造主の声を自分の中に取り入れる訓練をされているように感じました。また、その高貴な生き方が周囲の田園をより美しく保っているように思えたものです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第14章-段落161

161 The idea that one must become strenuous in outward action or must display an appearance of great personal effort in order to accomplish outstanding things is a false belief. The person who reaches the greatest heights of accomplishment is he who holds all of his actions in a serene and peaceful state, recognizing the fact that he is not the instigator or projector of intelligence but only the form through which it flows into manifestation; and the more fully the recipient is cleared for action the greater the action will be.
161 人は顕著な物事を達成する為には、外に向かっての行動に奮闘し、或いは大いなる個人的な努力をしている姿を示さなければならないとする考えは誤った信念です。最高位の達成に行き着いた人は、自らの行動を澄んで平安な状態に維持し、自らを英知の扇動者や計画者としてではなく、自分が創造物に流れ込む形あるものでしかないという事実認識をしている者です。そして受容者が行動の為、より完全に空になればなる程、より大いなる行動が起こることになります。




【解説】
 これまで聞かされて来た私達に求められる「努力」について、本項はその根本が誤っていることを指摘しています。自我の願望を実現しようとすることでなく、宇宙的知性を自らが表現者となって体現することを私達は目指すべきなのです。
 その為には、その業績の成果は個に帰すべきものではなく、宇宙本源にこそ属するものと言えるのです。その点、古来の芸術家や職人は作品に名を遺すことはありませんでした。成果として出来上がった作品を愛でることはあっても、自分の作品とは見ていなかったということでしょう。全ては宇宙から湧き起こるインスピレーションを見える形にしただけとの認識があったからです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第14章-段落160

160 Man is capable of expressing the fullness of life but he must become non-resistant to cosmic energy if he would have it express through him. He has lost the true course of action by exalting the personal ego; he has created the habit of believing that all accomplishment is brought about through the exertion of personal effort. He fatigues himself unnecessarily by trying to force conditions which will come about perfectly in a natural way if allowed to do so. Much energy is wasted because of personal dominance. It is difficult for the mortal to understand that impersonal non-resistance allows a free flow of energy, that in peace there is more intense activity than in friction. Man has become so aware of the coarser frequencies that he cannot realize action in its finer, more quiet and peaceful state. One who does live the non-resistant, receptive attitude has found the highway of true happiness, for he knows no fatigue, no pain, no disappointment.
160 人は生命の完全さを表現できる能力を有していますが、それを自分を通じて表現するには、宇宙エネルギーに対して無抵抗にならねばなりません。人は各自のエゴを高ぶらせた結果、真に歩むべき行動の道を見失ってしまいました。人は全ての達成物は各自の努力の行使を通じてもたらされると信じる習慣を作り出してしまいました。人はもしそうすることが許されれば自然と完璧に訪れるような状況に対して、無理強いすることで、不必要に自身を疲労させています。より多くのエネルギーが個人の優位のために浪費されています。死すべき者にとって、非個人的な無抵抗がエネルギーの自由な流れを与え、平穏の中には摩擦状態よりはるかに強烈な行動があることを理解するのが難しくなっています。人はより粗雑な振動に対してあまりにも敏感になってしまったため、より精緻でより静かな平穏な状況における行動を知覚することが出来ないのです。こうした中、無抵抗で受容的な態度で断固生きる者は真の幸福の王道を見つけています。何故なら、その者は疲れや痛み、失望を知ることはないからです。




【解説】
 繰り返し述べられているように、私達に必要な事柄は自らを通じて宇宙の知性の表現者になること、宇宙的波動に自らを共鳴させて、自らを通して与えられたものを精一杯表現することです。そこには、自分の力は何一つ要せず、唯一湧き出るエネルギーをそのまま疑問視したりせず、伸び伸び表現することです。
 これは丁度、幼児が何事にも楽しく遊ぶ様子に似ています。彼らは恐れや失敗を気にせず、今を楽しんでいます。こうしたことが私達人間の本来のあるべき姿と言えるのです。そこには沸き起こる宇宙的衝動に対して、何ら自我の判断を差し挟むことなく、自らは表現者になり切っているということでしょう。
 このような体験を積み重ねることが、私達の肉体を活性化し、若々しく保つことにもなるのです。晩秋の頃、落ち葉が舞い落ちる日常の中にも、落ち葉が積もることで昆虫達の冬越しの場を提供する等、自然界における各構成員がそれぞれの役割を果たしている様子を学べる機会は多くあるものです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第14章-段落159

159 The people on Venus live this law and thereby do not have to endure the unpleasant conditions that we must contend with on earth.
159 金星の人々はこの法則に生きており、それ故、地球で私達が向き合わなければならないような、不愉快な状態を耐え忍ばなければならないということはありません。




【解説】
 これらリラックスした心境を保つことが私達が今後、進化する上のポイントになります。既に伝えられているように、他惑星人には感情が高ぶったり、怒ったり、また極端に悲しんだりすることはありません。こうした過度の感情は身体への悪影響が大きいこと、またそれに対応して発する類似した想念は他の者や周囲の環境に影響を及ぼすことを熟知しているからです。
 常時、心を穏やかにまた、オープンで寛容的に保つこと、基本を宇宙的な波動に置くことこそが全てを託された私達人間の最大の務めなのかも知れません。イエスはご自身が磔になっている最中でも、肉体の痛みを克服され、穏やかな言葉を語っておられたことは、こうした深い理解に基づいているということでしょう。

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