2020年11月

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第14章-段落158

158 When relaxed one is flexible and receptive to unlimited conscious energy which is free to all who draw upon it. Life and energy are limitless but we can have only as much as we are willing to accept.
158 リラックスしていると人は柔軟になり、それを求める全ての者に自由に与えられる無限の意識的エネルギーを受け入れられるのです。生命とエネルギーは無限ですが、私達は受け入れようとするだけしか得られないのです。


【解説】
 私達の前には無尽蔵の英知があり、それを受け入れる者に無償、無制限に与えて呉れます。もちろん、本人が受け入れたいと思う分野や量に応じて贈られるという訳です。
 これについては、最近のインタネットサイトでは有料の会員登録をした者であるとか、使用料を支払った者のみに情報が与えられるのが普通ですが、この宇宙英知には、そのような制限は一切ありません。まさに「求めよ、さらば与えられん」の通りです。
 一方、こうした知識にあずかれない人々も数多いものです。それらの人々は自分の殻の中に閉じ籠って外界からの支援を受け入れようとはしないのです。そうした状況を解決するには、先ずその者の心を柔軟なものとし、外界と融和出来るリラックスした状況に置く必要があります。その為にこそ、楽しい事柄も必要な訳です。おそらく精神医学が処方する薬剤もそうした作用を目論んでいるものかと思われます。
 しかし、こうした手段より、自らの自覚によって本来の宇宙の姿、調和した美しさに気付き、私達が実は美しい世界に暮らしていることに気付くことが大切かと思っております。リラックスした心境は宇宙からのアイデアを受信する上からも大切な要素なのです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第14章-段落157

157 In the beginning, man dwelt in the state of contentment and relaxation for he knew no "thine and mine" - he was guided totally by the Father and his every conscious thought was executed freely and perfectly in its pure state of perception. It was only when man set up resistance to free-action that he became tense; the results of which are pain, disease and death.
157 原初において、人は満足とリラクセイションの中で暮らしていました。何故なら、「貴方のものと私のもの」という概念を知らなかったからです。人は父によって全てを導かれ、人が意識するあらゆる想念は、その純粋な感受の下、自由かつ完全に実行されていました。人が緊張状態になったのは、唯一人が自由な行動に対して抵抗を打ち立てた時なのでした。そしてその結末は苦痛、病そして死なのです。



【解説】
 創世記のエデンの園の記載にあるように、そもそも私達人間が原初において創造された時、私達は何一つ不足ない楽園に暮らしていました。自分と他人との区別なく、皆一体とした生命観の下、文字通り天国の国で暮らしていたのです。
 しかし、その後は今日に至るまで私達は緊張と争いの中に生きるようになってしまいました。知識や知能という分野では進歩したかも知れませんが、今日の世界を見て分かるように、私達はおよそリラクセイションとはかけ離れた生活を送っていることに間違いはありません。
 その原因が何処にあるのか、何故私達は原初の穏やかな生活を失ってしまったのか、一人一人がよく考える必要があります。所有欲の行く末がどのような状況をもたらすのかを考えることを著者は本項で求めているのです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第14章-段落156

156 The average individual does not realize how completely he is bound and limited by his own opinions. Tenseness is wholly a condition caused by the personal ego; possessiveness, greed, fear, covetousness and self desires all produce a set and unyielding condition within the body. The person who is of a very positive nature finds relaxation a most difficult accomplishment, for relaxation consists of releasement and non-resistance. It is a natural state of being which should be maintained at all times but cannot be held by one who is absorbed in self interest only.
156 平均的な人間は自分が如何に自分自身の意見によって完全に縛られ、制限を受けているかが分かっていません。緊張状態は個人的なエゴによってもたらされた全くの状態なのです。所有欲、欲張り、恐怖、どん欲そして自己願望、これら全てが一派を作って頑固な状態を肉体内部に作り出します。とても独断的な性格の人はリラクセイションを最も達成が困難なものだと思っています。何故なら、リラクセイションは解放と無抵抗から成り立っているからです。それは常時保持されるべき自然な状態なのですが、自己の関心のみに没入している人には掴むことは出来ません。



【解説】
 以前、Wayne Dyer(ウエイン・ダイヤー氏)の講演録ビデオの中で氏が盛んにSurrender(降伏して明け渡せ)と説いていたことを思い出します。その意味は、早く自分自身の自我(エゴ)の限界と問題を自覚して、宇宙にあまねく存在する宇宙的生命波動の流れの下に立ち返れとしていたものと解釈しています。同様なことは、イエスの説いた放蕩息子が父の下に戻るたとえと同じ意味でもあるのです。
 とかく私達は一方では極めて積極的(ポジティブ)であり、独善的で他の者の意見や周囲を顧みず、我を押し通そうとしますし、もう一方では全てに自信を無くして何も出来なくなる悲観的、消極的(ネガティブ)のいずれかになりがちです。しかし、そのどちらも実は自我がその本人を支配しているのであり、それを抜け出るには、こだわりや面子を捨てなければならないのです。Surrenderとはそのように問題要素を捨て去ることの必要性を述べているものと思われます

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第14章-段落155

155 Relaxation reduces the friction within the body by eliminating the resistance of one cell-form to another. For instance, if a large number of fish were placed in a very small bowl there would be constant friction due to the inevitable contact between them, and the action of each would be retarded because of the congested condition existing within the bowl; but if these same fish were released into a large  pool they would swim about easily without interference with one another. They would be in a position to use the potential energy which they possess. The cells in the body act in the same manner and it is the mortal sense mind which must release them for free execution of their purpose.
155 リラクセイションは、細胞と細胞との抵抗を取り除くことによって、肉体内の摩擦を低減します。例えば沢山の魚がとても小さな鉢に置かれたら、それらの間には避けがたい接触に起因する恒常的な摩擦が生じるでしょうし、各々の行動はその鉢の中の混み合った状況のため、遅らされることでしょう。しかし、これら同じ魚が大きな池に放たれるなら、魚達は互いに干渉されることなく、たやすく泳ぎ回ることでしょう。彼らは自分達が持つ秘めたエネルギーを用いる立場になることでしょう。肉体の中の細胞も同様な行動を取りますし、細胞もそれらの目標に向けて解放しなければならないのは、死すべき感覚心なのです。



【解説】
 私達が相手にしなければならないのは、自分自身です。それは自身をこれまで束縛して来た心を鎮め、代わって私達の内部に湧き出る宇宙的印象を積極的に受け入れるようにすることです。これまでの私達は自我のこだわりや心配の為、自らの身体を酷使して来ました。その結果、肉体細胞は疲弊し、ストレスの中で辛うじて生きているのです。
 しかし、真のリラックスの重要性に目覚めた人は物事は心が自由、柔軟になった時に成就することを学ぶことが出来ますし、そのような心境こそ大切であることを知ることになるのです。「融和」という表現がありますが、周囲との摩擦やあつれきを防ぎ、和やかに互いが進歩する環境づくりの重要性はそこにある訳です。自分自身には厳しくとも、他人には寛容であるべき所以は、こうした環境づくりにあるように思います。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第14章-段落154

154 A person may quiet the body through a form of self-hypnosis, but this is not relaxation, for it destroys the free action of the body elements. The body is composed of tiny cells in each of which there is a spark of potential energy capable of unlimited radiation. This spark or nucleus within each cell is the animating energy of the body, but because the particles surrounding this central force are generally held in the tense state they act as barriers or resisters to the energy within. When this tense condition is released the outer substance composing each cell becomes receptive to the energy at its center and is set into a higher frequency through the action of the interpenetrating force.
154 ある人は自分の肉体を自己催眠の形を通じて鎮めるかも知れませんが、それはリラクセイションではありません。何故なら、それは肉体の構成要素の自由な活動を破壊しているからです。肉体は小さな細胞から構成されており、それら一つ一つの中に無限の放射能力が秘められたエネルギーの生気があるのです。この生気、もしくは細胞核は各々の細胞の中にあって、肉体の活動的エネルギーとなっています。しかし、この中央の力を取り囲んでいる粒子群が極度の緊張状態にあって、内側のエネルギーに対する障壁や抵抗になっています。この緊張状態が解放されると、各細胞を構成するその外側の物質は中央部にあるエネルギーを受け入れることが出来るようになり、その貫通する力の活動を通じて、より高次な振動数にセットされるのです。



【解説】
 暗示や自己催眠によって、細胞を不活発にすることが如何に有害であるか、本項はよく解説しています。私達には本来、様々な活動的な想念・印象波動が贈られて来る訳ですが、自らの周囲に殻を作り上げ、その内側に籠って不活発な状態に居ることは、やがてあらゆる物事を静止させ、肉体の生命活動さら停止させることにもなるのです。
 私達はもちろん、過度な活動も有害なのですが、これら宇宙に源を発する活動的な波動に心身を調和させることで、常に若々しい精神状態を保つことが出来るというものです。それこそ、生命の息吹を与えた創造主の意図でもあるのです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第14章-段落153

153 Relaxation is not inertia! A person may be very quiet and still not be relaxed. It is possible to be in a state of lethargy which may be interpreted as relaxation but such a condition is no more than the effect produced by loss of equilibrium which lowers the frequency of the body cells and puts them in a state of partial coma. Such a condition is to be avoided for it is actually destructive. Relaxation does not include the creation of a mental vacuum or the cessation of action. It is the means by which the mortal consciousness releases itself to the greater action of the Cosmos and therefore should not and cannot produce a dormant condition in any part of the body. If a person is not aware of a finer and more intense activity taking place within his being he can assure himself that he is not relaxed but has merely dropped into a state of indifference.
153 リラクセイションは惰性状態のことではありません。人はとても静かであってもリラックスしているとは限りません。リラクセイションと解釈されるかも知れない無気力状態もあり得ますが、このような状態は肉体細胞の振動数を下げ、それらを昏睡状態にさせるような均衡を失ったことによってもたらされた影響でしかありません。このような状態は避けなければなりません。何故なら、それらは実際には有害であるからです。リラクセイションは精神的真空状態や行動の中断を作り出すようなことは含み得ません。それは死すべき意識が自分自身を宇宙のより大きな行動に解放する手段であり、それ故、身体のどの部分にも休眠状態を作り出すことはありません。もし、ある人が自分自身の中により精緻で、より激しい活動が生じていることを感知しないのであれば、その者はリラックスしているのではなく、単に無関心の状態に落ち込んでいるに過ぎません。




【解説】
 真のリラクセイションについて著者は本項で、その内容を説明し、同時に私達がこれまでリラックスするという意図で行って来た体内の生命活動・精神活動の停滞状態は有害であることを説いています。
 これまでも述べられて来たように、私達にとって本当の意味のリラックスとは生命本来の生き生きした活動の中に、それら生命波動と共鳴し、不調和無く生きることであり、私達自身を通じてそれらを現実世界に表現することです。従って、そこには停滞の要素はなく、無関心も有り得ないのです。
 実は、この状況を実現する為には私達自身の側で様々な工夫も必要とすることでしょう。自我に生じがちな未経験な物事への不安や失敗への恐怖等、乗り越える課題は数多いものです。しかし、練習や努力の積み重ねがやがてこれらを克服し、本来の自分の舞台、表現の場で活躍できるものと考えます。真のリラクセイションの習得は、その人のその後の人生を飛躍させる大きな力を与えて呉れるものであるからです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第14章-段落152

152 Relaxation should be used as a process of reestablishing harmonious, non-resistant action; the true way of expressing those words of the Christ, "Not my will but Thy Will be done."
152 リラクセイションは調和ある無抵抗の行動を再構築する過程として用いられるべきです。その道はキリストの言葉、「わたしの望むことではなく、あなたの望まれることが為されるように」が表す、真の道です。



【解説】
 本文のイエスの言葉は、イエスが自分が捕らえられる前にゲッセマネで祈っていた際の言葉とされています。(マルコ14:32-42)。
 捕らえられた後に起こることを知っていたイエスが決心して、自ら捕らわれて行った際、自らの命が断たれることに対し、「父」なる創造主の意思に自らを託し、その役割を受け入れた時の言葉なのです。
 それ程、大事な言葉なのですが、本項ではそれこそがリラクセイションの意義であると説いていることに注目すべきでしょう。真のリラクセイションとは、生死を掛け、創造主を信頼した一大決心を要することを遠く示唆しているように私には思えるのです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第14章-段落151

151 I believe that there is a misconception regarding relaxation. It is often thought of as a state of inertia, and people will be heard to remark, "Oh, I haven't time to relax; my work keeps me busy every minute." If relaxation were truly understood such ones would realize that there is ofttimes much greater relaxation in work than in so-called periods of rest. The law of nature demands purposeful action and if a person is intensely interested in his work he is making of himself an open channel for the free expression of energy which is always waiting to be used. In other words, a person who has lost himself in some particular piece of work forgets to set up the usual mortal resistance to free-flowing energy and so opens himself automatically to its benefits.
151 私はリラクセイションに関しては誤解があると思っています。しばしばリラクセイションは慣性状態のように考えられており、人々は「ああ、私にはリラックスする時間が無い。仕事が休む暇なく忙しくさせている」と言うのを聞くことがあるでしょう。もしリラクセイションが本当に理解されるなら、このような人はいわゆる休んでいる間よりは、しばしば働いている時の方がはるかにリラクセイションにあることに気付くでしょう。自然の法則は目的のある行動を要求しており、もし人が自分の仕事に対して情熱的な関心を抱く場合は、その者は常に使用されるのを待っているエネルギーの自由な表現の為の経路に自分自身を成しているのです。言い換えればある特定の仕事の断片の中に自分を没入させた人物は自由に流入するエネルギーに対する通常の死すべき抵抗を打ち立てることを忘れてしまい、自分自身を自動的にその恩恵に対し開くのです。




【解説】
 よく引き合いに出されるのは、パイプのたとえです。私達は自ら何かを生み出すというよりは、宇宙の因から与えられる想念・印象パワーを自らを通して表現する、即ち自分をその経路とするという訳です。
 この場合、重要なのは私達は源のパワーの流れに対して抵抗となるようなあらゆる要素を無くして、可能な限り源泉オリジナルのものを表現し、現実世界に見せることです。
 丁度、芸術家が寝食を忘れて作品に取り組む中、疲労感は無く、作業を進めて行くような状況です。本項で説く本当のリラクセイションとはこのような状況を言うのです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第14章-段落150

14 RELAXATION
150 One of the most ascribed methods of attaining physical and mental well-being is the development of the ability to relax. Psychology, medical science, athletes, etc., all acknowledge the beneficial results obtained when the body is not tense, but the average individual finds it difficult to relax at will.
第14章 リラクセイション
150 身体的及び精神的健康を達成する上で最も要因となる方法の一つは、リラックスする能力を発達させることです。心理学、医学、スポーツ選手その他全てが、肉体が緊張状態に無いときに有益な結果が得られることを認めていますが、平均的な個人は、思いのままリラックスすることを難しいことだと思っています。




【解説】
 刀を交えて相対する際、相手の剣の先が緊張してこわばる様子がなく、自在、柔軟に動く様子があれば、相手は相当の達人であり、急いで逃げよとする話を以前、本で読んだことがあります。如何なる状況にあっても自らの心をリラックスさせられる者は道を究めた者と言うことも出来るのです。
 一方、私達は少しでも厳しい状況に出会うと、緊張し、全身が硬直して柔軟さを失いがちです。しかし、そのような状態では細胞は硬直し新しい想念を受け入れることが出来ず、問題の解決も出来ないことになります。
 如何なる時も、穏やかな心境を保ち、やって来る瞬発的な印象のヒラメキを受け入れられるよう、心の中を無、即ち空っぽにして置くようなリラックスの方法について、各自研究することが求められるのです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第13章-段落149

149 Newness, constant action, progression of thought, substitution and replacement of ideas keeps one in pace with life. If you seek a broader understanding of the cosmos you need not affirm or deny but use your emotional power with reason for the betterment of yourself and others. Control your emotions instead of being a slave to them, for uncontrolled emotion which is temporary self-hypnosis is the cause of crime. You may never take the life of a fellow-being but if you indulge in self-hypnosis you will be guilty of killing your own soul.
149 新しさ、絶えざる行動、向上する想念、アイデアの交換や取替えは人を生命に遅れず付いて行かせます。もし貴方が宇宙のより広い理解を求めるなら、貴方は貴方の感情の力を肯定も否定もする必要はなく、貴方自身と他の人達の向上の為に用いる必要があるのです。貴方は感情の奴隷になるのではなく、それらを制御するのです。何故なら、制御されない感情は一時的な自己催眠であり、犯罪の原因であるからです。人は決して仲間の命を奪ってはならないのですが、もし貴方が自己催眠に身を任せるとしたら、貴方は貴方自身の魂を殺す罪に問われることになるからです。




【解説】
 私達はあたかも呼吸をするのと同様に、毎回想念を摂取し、また放出しなければなりません。想念も空気と同様に呼吸し、放出する必要があるのです。即ち、自由な心境を保ち、様々な宇宙的想念・印象と接する中で、それらを実践行動して成果を得ることが望まれています。
 こうする一連の行動の中で、私達は自らの感情の力を自らコントロールして用いて行けば良いという訳です。感情の力は大きく、それらを自分の配下に置いて、活用することが肝要だという訳です。
 著者は拙速な結果ばかりに力点を置く、自己催眠のやり方では、やがては自分自身を殺すことになると警告しているのです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第13章-段落148

148 The Christ said, "Fear not the man that slays the body but fear the man that slays the soul." This individualized soul is the reasoning and will-power of man.
148 キリストは言いました。「肉体を殺す者を恐れず、魂を殺す者を恐れよ」と。この個別化された魂とは人間の推論と意志の力のことです。




【解説】
 このイエスの言葉は、遠く2000年以上も前の言葉ですが、現実には今でも当てはまるものと言えるでしょう。人々を熱狂させるカリスマが真に確かな者かは危ういというものです。多くの場合、人々はその者を信奉し、突き進んだ結果が、残忍な戦争と空しい敗戦であった例は枚挙にいとまはありません。
 多くの場合、人々を熱狂させ、いわば狂気に陥れる者の背景こそ、私達は注意しなければならないのです。とりわけ他惑星文明に関する真実はタブー視され、一般には地球以外に文明はないとされて来ています。これは太古からの地球の支配者が自分達のコントロールが転覆されると恐れていることに由来します。しかし、遂には少しずつ真実は明らかにされ、人々は真理に目覚めて行くものと思われます。これまでの呪縛からいち早く抜け出て、自ら宇宙空間における私達の立ち位置を確立し、新たな世界観、宇宙観を持つことが求められているのです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第13章-段落147

147 Success in any endeavor comes not through self-hypnosis but through self-control. The perverted will is the cause of all mortal suffering but that suffering cannot be permanently lessened by a mere suppression of the will through any form of hypnosis. The will and understanding must be united to produce a worthwhile life of service and accomplishment. Emotionalism can very easily produce illusionary effects and lift an individual into a temporary state of ecstacy but it will never bring about the regeneration of the mortal body or the changing of the ego-will to the cause-will which is necessary for an all-inclusive understanding of life and the cosmos. There is but one way, into the sheepfold and that is through the expansion of conscious awareness in the field of understanding and a systematic training of the will rather than the deadening of the will.
147 どのような努力においても成功とは自己催眠を通じてではなく、自己統制を通じてもたらされます。堕落した意志が全ての死すべき苦難の原因ですが、その苦難はどんな形をとるにせよ、催眠からの意志の単なる抑制からでは永久に緩和されることはありません。意志と理解は有意義な奉仕と業績の人生を作り上げる為に統合させなければなりません。感情主義は大変容易に幻想上の諸効果を作り上げることが出来、個人を一時的な恍惚状態に引き上げることが出来ますが、死すべき肉体の再生や生命と宇宙の全包含的理解に必要な自我の意志の因の意志への転換をもたらすものではありません。目的とする羊の囲いには唯一つの道しかなく、それは理解という分野における意識的気付きの拡張を通じてであり、意志を強めるのではなく、意志を系統的に訓練することによるのです。




【解説】
 何事も一時的な恍惚・マヒ状態によって達成したものは、後に続けることが出来ません。どのようにしえ、そのような心境に到達し、物事を実現したのかの実体験や記憶がなければそれらの現象は一時的なもので終わってしまいます。
 一方、私達に必要なのは、継続的な歩みであり、その後、様々な状況変化の中にあっても、それら新たな環境の中、再び同様な道筋で努力することによって、普遍宇宙の法則の下、再び更により大きな成果を達成できるのは、こうしたこれまでの成功体験をよく覚えているからです。
 その為に当時、自分はどのように覚悟し、どう行動したかをしっかり記憶しておけば、今後も同様な道筋で同様な成功体験を得ることは間違いないからです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第13章-段落146

146 It is true that many effects similar to the desired actions can be produced through self-hypnosis but when the person has returned to his normal state of mind he is unaware of the process by which he gained the experience. It therefore does not benefit him for he is never able to contact that particular experience again, and he has weakened his will. The Will is the controlling element of man's being - the element that makes the individualized consciousness a man or a beast, god or devil.
146 望んでいた行動と類似した多くの結果が、自己催眠を通じて作り出され得ることは確かですが、自分の心の正常な状態に戻れば、その者は自分がその体験を得たプロセスに気付くことはありません。それ故、その者にとって恩恵をもたらすものではないのです。何故なら、その者がその特別な体験と再び接触することは出来ず、その者は自分の意志を弱めてしまったからです。意志とは人の存在を支配する要素であり、個々の意識を人にするか野獣にするか、神にするか悪魔にするかを決める要素なのです。




【解説】
 本項も自己催眠への警告を説いています。
 おそらく当時、多くの場所でこくした野外集会が開かれ、人々が自称霊能者と称する者に自身を委ねて、一時的な恍惚状態を作り上げていたものと思われます。時代の変化の際に偽物が自分には霊能力があるとして、人々の悩みや不安を一時的にマヒさせていたものと思われます。
 このことは日本も含め各地に起こっており、特に戦後は「巷の神々」のごとく多くの新興宗教が生まれ、人々を救済するとして来ました。しかし、その実態の多くは集金システムに他ならない例も多かったのではないでしょうか。
 同様な事例はUFO・アダムスキー氏に関連しても言えることで、アダムスキー氏の死後、これまでも自称コンタクティーや自称超能力者の話が出ては消えて行ったことも確かです。
 多惑星文明へのあこがれは、それ程、私達各人が抱いているものであり、それを狙う者も多く出現してしまう地球の現状があるのです。私達はハトのように穏やかであると同時にヘビのように賢明でならねばならないのはそれ故です。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第13章-段落145

145 Some self-acclaimed Truth Centers are using this emotional hypnosis, induced by various methods. Innumerable individuals are testifying to healings but permanent healing or the regeneration of the body must be attained through an understanding of the conditions to be dealt with, and the execution of all actions must be taken in a free and conscious state of will. True faith is not a state of self hypnosis, it is a knowing, a willing of the personal ego will to the guidance of the All Intelligent Cause Will. The Will is the man and if the Will is restricted or held in dominance by another the individual ceases to exist as a thinking, reasoning being. Man must understand the forces of his being and control those forces to bring about the desired effects in his life.
145 幾つかの自称真理センターは、様々な方法で誘導される、この感情催眠を用いています。無数の個々人が癒しについて証言していますが、永続的な癒し或いは肉体の再生は取り扱わるべき条件を理解した中で得られるものであり、全ての行為の実行は自由で意識的な意志状態の中で行われなければなりません。真の信仰は自己催眠の状態ではなく、知っていることであり、個人的な自我の意志が全知の因意志の導きに喜んで従うことです。意志とは人そのものであり、もしその意志が他の者によって制限を受け、或いは支配下に捕捉されるようなことがあれば、その者は考え、推理する存在ではなくなります。人は自分自身の存在の諸々の力を理解し、自分の生涯の中で望ましい結果をもたらすようそれらの力を制御しなければなりません。




【解説】
 真に私達が救われる為には、一時的な催眠状態や恍惚状態では達成される筈もありません。何より、日常的、継続的な心境変化、宇宙的理解と実践行動による体験が必要であるからです。そのような一時的な恍惚状態は多くの場合、自分の意志を消滅させて指導者の意志に置き換える為、その後はもはやその本人は自分そのものを失ってしまうことにもなりかねません。危険な行為と言えるのです。
 本項はすぐに結果が出るような神秘に向かう傾向に対して、警鐘を鳴らすと同時に、かつて仏陀が説いたように日々の覚醒の中で理解を拡げ、宇宙の法則(法)に沿った生き方を歩めとする教えとなっています。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第13章-段落144

144 Did you ever attend a camp-meeting where the participants threw themselves into such a high emotional state that they were finally hypnotized into performing things they could never have done when in a normal state of consciousness? After coming out of this emotional spell they were asked if they knew what they had done and the answer would be a negative one. All that they were conscious of was the fact that the Holy Spirit had them under control. This proves that they were under an imposed influence which deprived them of their power of reasoning and will.
144 貴方はこれまで、参加者達が、このような激しい感情状態に陥った結果、最終的には催眠状態にかかり、正常な意識状態では出来ないような事柄を成し遂げるような野外集会に参加したことはありますか。この感情の魔法から抜け出した後、彼らは自分達が何を成したかを訊かれますと、否と回答するでしょう。彼らが意識していたことの全ては、聖なる魂が自分達を統率していたという事実だけです。このことは彼らが自分達から推論と意志の力を奪った、ある押し付けられた影響力の下にあったことを示しています。




【解説】
 1960年代後半、米国ではヒッピーと称される若者達が反戦運動も含めて野外集会を通じた活動を行っていました。おそらく同種の集会が様々な主張の下、全米各地で起こっていたのかも知れません。
 同様な事例が日本にもあったのかも知れませんが、多くは”火渡り”その他の行者が行う奇跡として残っているものと思われます。
 とかく私達は通常では行い得ない過酷な行為を、痛みを感じることなく実行して見せる者を超人として称賛しますが、その実態について良く理解しなくてはならないということでしょう。単なる既存感覚の一時的鈍化であるかも知れないからです。
 私達は元来、どのような目的で、これら向上の道を歩もうとして来たのか、再度考え、一時のショーのような奇跡には近づくべきではないのです。もっと広い宇宙の理解の下に息づいた自然の生活こそ目指すべきでしょう。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第13章-段落143

143 Religion in the early days held the upper hand over the masses through such actions as this. The Soul-seeking populace were thrown into a state of emotional hypnosis which made them an easy prey to the more clever individuals who perpetrated such methods of worship.
143 初期の頃の宗教は、これと同様な行動を通じて大衆を支配しました。魂を求める民衆は感情的な催眠状態に陥れられ、このような礼拝の方法を実施したより悪賢い者達へのたやすい餌食になってしまったのです。



【解説】
 歴史を見れば、メキシコ・アステカ王国を征服したコルテスやペルー・インカ帝国を滅ぼしたピサロ等々、南米へのヨーロッパ諸国の侵略にはキリスト教の信仰を拡げるという大義名分がありました。しかし、その名分の下に行われたのは略奪であり、殺戮であった訳です。
 もちろん、今日そうであるようにその後、この地域はカトリック信仰の地となった訳ですが、実際に行われていたのは、本文に記されているような「新宗教」による素朴な民の支配であったことに間違いはないでしょう。
 そういう意味では、「宇宙文明」という新しい分野が登場したことによって、同様な懸念を抱くのも当然なことです。事実、UFO目撃が顕著になった1950年代から、UFOを宗教化する動きが、人々に危機をあおって金品を集める者も出たことがあるのです。更に最近では地球規模の変動期に入る中で、人々の不安を突いて、恐怖を助長する傾向も出始めています。私達はこれに対して、自らの良識と経験を最大限生かして、真実なるものを見極めることが大変大事な時代に入りつつあります。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第13章-段落142

142 Is it not true that when a hypnotist wishes to put a subject under his control he suggests something which he asks him to hold steadily in his mind? If the subject does this he becomes the victim of the hypnotist's will and is forced to obey whatever thought is presented to him. The hypnotist can make his subject believe anything that he tells him. He can cause the individual to eat onions thinking that they are apples and he will not discern the difference, which proves that the subject has lost his reasoning as well as his will power.
142 催眠術者が被術者を自分の支配下に置こうとする際、術者は被術者に何かを自分の心に常に保持しておくようほのめかすことは、本当に行われていることではないでしょうか。もし被術者がこのようなことをするなら、被術者は術者の意志の餌食になり、自分に示されるどのような想念にも従わざるを得ないことになります。催眠術者は自分の被術者を自分が語るどのようなことをも信じさせることが出来るようになります。術者はその者にタマネギを食べさせ、それらがリンゴであると思わせることも出来ますし、その者が違いを見分けることはなく、そのことは、自分の意志力同様、推論の力も失っていることを示しています。




【解説】
 宗教的儀式その他で問題となるのは信者が指導者に盲目的に従うあまり、自ら考え思考して何かをつかむのではなく、指導者の支配に完全に委ねてしまうことです。その極端な例は本文にあるような催眠術の場合と言えるでしょう。
 実はこのテーマは大変難しい内容だとも言えるのです。即ち、一方では”素直になれ”と説いている訳ですが、もう一方では自らの判断を相手に委ねてはダメだとしている訳です。そのどちらの極端においても問題があるということかを思われます。即ち、指導者の言動であってもそれが私自身にとって適切な内容か、よく吟味して消化せよということかと思います。もちろん相手の教示を受け止めることが第一なのですが、その後はその何処が優れているのかを自身で十分に吟味消化して良いものであれば努めて身に付けるということでしょう。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第13章-段落141

141 Religion and so-called spiritual teachings have not, in most cases, brought true realization to the heart of humanity. Some of these organizations practice rituals and affirmations which produce a temporary intoxication during the performance of the rites but tend towards a tremendous "let down" after the service has been completed. Most of the individuals attending, upon returning to their worldly pursuits revert to the old ways where the survival of the fittest attitude takes over, and man continues to take advantage of his brother instead of being his brother's keeper. In the religious sanctuary the individual feels that he would help anyone according to their needs and where hate had been, there arises an emotion that is interpreted as love, but outside of the sanctuary these emotional influences change, which proves that they were nothing more or less than a form of hypnosis induced by the service that he attended.
141 宗教そしていわゆる精神主義的教えは、ほとんどの場合、人間の心の底に真の悟りをもたらしては来ませんでした。これらの組織のいくつかでは、その間だけの一時的な陶酔を作り出す儀式や宣誓を実施しますが、その礼拝が完了した後は、とてつもない「落ち込み」をもたらす傾向があります。出席している個々人のほとんどは、それぞれの世俗的追求の場に戻るや、適者生存の原理が支配する昔ながらの方式に復帰してしまい、人は自分の兄弟の後見人になる代わりに自分の兄弟を利用し続けるのです。宗教的な聖域の中では各自は必要があれば誰をも助けようと感じ、憎しみがあった所でも愛と解釈される感情が湧き起こるのですが、その聖域の外側ではこれら感情の影響は変わってしまい、自分が出席した礼拝によって誘引された催眠の形態以上の何物でもなかったことを立証するのです。



【解説】
 よく海外諸国では、人は宗教には忠実で、信仰する神の前では敬虔な信者である一方、教会やモスクの外に出ると、他者との厳しい商売に明け暮れる姿を見るものです。つまり自らの神に対する心持は真剣そのものなのですが、他者や商売相手、生活のなりわいの中にあっては、如何に相手から利益を得るかが第一となるのが普通なのです。
 その為、人々は互いを信じることが出来なくなり、犯した罪は全て宗教が中和して呉れるということかも知れません。
 しかし、ここでは私達が真に成長して行く為には、宗教儀式に頼ってはダメだと説いているのです。一人一人の日常の生き方が宇宙本来の波動に沿っていなければならないとしており、人によらず法(哲学原理)によって生きよとするかの仏陀の教えと近いものとなっています。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第13章-段落140

13 FREE WILL OR SELF-HYPNOTISM?
140 The choice is yours, for the acts of today bring the rewards of tomorrow. Enjoyable rewards will come to those who are living according to the laws set in motion by Cause Intelligence - giving honor to the All-Creative Principle of Life, and such honor does not incorporate the characteristics of emotionalism or self hypnotism.
第13章 自由意志か自己催眠か
140 選択権は貴方自身にあります。何故なら、今日の行動は明日の報いをもたらすからです。因なる知性によって起動させられている諸法則に従って生きる者、生命の全ての創造的法則に栄誉を捧げている者には、喜ばしい報いが訪れることでしょうし、このような栄誉は感情主義の性質のものや自己催眠とは組することはないのです。




【解説】
 前章(第12章)では私達が各自の内面にある真の姿に生まれ変わる必要があることを学びました。しかし、次なる課題はそれをどうやって実現するかになります。
 これに対し、これまでも教師と称する者が現れ、ワザを用いて各自を一時的に高揚させ、或は自己催眠にかけて一時的な思考麻痺を起こさせる例があったのです。
 しかし、これらの結果は、長続きせず真の覚醒とは言えないものでした。真の覚醒とは自ら宇宙の法則を知覚し、その法則を享受しながら、その法則の下に生きることであり、これら一時的な麻痺状態とは内容が全く異なるものです。

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