2019年07月

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部第4章-段落220

220 While these will not have the immediate impact upon our consciousness that contact with the strong emotions registered, unless guarded against constantly, they will insinuate themselves insidiously into our thinking pattern as opinions, criticism, snobbishness, and so forth. A flare of anger impresses the mind momentarily, but unless the person develops into a perpetual grouch, the mind will gradually regain its normal equilibrium; and once again resume its pursuance of thoughts in the same old rut it has been following.
220 強烈な感情と接触する際には記録する私達の意識に対し、これらは直ちには影響を与えない一方で、常時見張っていないと、それらは自分達を気付かれぬよう私達の意見や批判、上品振り等々の思考パターンの中に巧みに入り込ませます。怒りの炎は瞬時的に心に印象付けますが、当人が不機嫌を永続させない限り、心は次第に通常の平衡状態を取り戻します。そしてこれまで追従して来た古い轍(わだち)に沿った想念の追求を再開するのです。




【解説】
 本項は私達が感知し心に同調を許した想念が、その後どのように私達に影響を与えるかを解説しています。もちろん、怒りその他の強烈な想念は一時的には私達をせきたてるような働きかけをしますが、それ以上に注意しなければならないのは、いわば慢性的な働きかけについてです。
 実は私達の心が侵入を許した低次元の想念波動は、その直後は目立った影響を発揮しなくても、その後徐々に私達に影響を与えるというのです。私達の思考の傾向に影響を与え、ゆっくりと性格を変えて行く潜在力があるというのです。いわば慢性的な疾患として瞬間的な影響よりも大きな影響を私達に及ぼすことに注意しなければならないのです。
 巧みに私達に近づき、私達を同調させ、やがては支配する存在をサタンとすれば、私達の周囲にはサタンなるものが多く居ることが分かります。是非それらの誘いに乗ることなく、正しい道を歩いて欲しいし、その為に各自の力を発揮してもらいたいと思うものです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部第4章-段落219

219 But of more importance to us in our daily lives than either the strong, destructive emotions, or the interception of vibrations from the lower planets, is the subtle manner in which we are influenced by the waves of thought floating around us at all times. Inasmuch as the total universe is composed of thought-producing action, we can easily perceive that the human form as well as every other type of manifestation, is not only bombarded with billions of thoughts per second from outside sources, but is also creating billions of thoughts pertaining to itself. In most cases, the thinkers who gave birth to those thoughts coming to us from the outside, were limited to an understanding of the world of effect. Therefore, their thought emanations are steeped in divisions, discriminations, personal likes and dislikes, and other expressions of the ego.
219 しかし、日常的な生活の中で私達にとって強烈な破壊的感情や低次な惑星からの振動の傍受より重要なのは、いつも私達の周囲を浮遊している想念波に影響を受けているような密かな種類のものです。全宇宙は想念造成の作用から成り立っている以上、私達は人体は他のタイプの創造物と同様、外部発信源から毎秒何十億個の想念が衝突するばかりでなく、自身に関連して何十億個の想念を造り出しています。多くの場合、外部から私達にやって来るそれらの想念を生み出した思考者は、結果の世界への理解に限られています。その為、彼らの想念放射物は分裂や差別、個人的な好き嫌い、またその他、エゴの表現に浸っています。




【解説】
 重要なことは、私達は日常的に他の者から発せられた想念から影響を受けていることです。前述のような事例の起こる頻度は少ないのですが、それよりもはるかに大きな影響を私達は日頃接するこれら想念から影響を受けているのです。
 これらの想念は皆、私達と同類の者が発するものである以上、差別や好き嫌い等々、低レベルのものが多い筈です。せっかく培った想念感受の能力もこれらにばかり同調していたのでは、先々の進化はおぼつきません。それ故に私達は自身の感受性を高める以前に自身を精査して十分に内容を高めることに重点を置かなければならないのです。
 私達が知らず知らずの内に心に入り込むことを許してしまっている想念にこそ、注意を払う必要があるのです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部第4章-段落218

218 Many mediums are caught in this trap, and never escape from the illusion that they are in actual contact with the person. Not understanding the workings of their own minds or the impressions coming from the cells of their bodies, and having no comprehension of the vast sea of thought vibrations within which they live, they eagerly accept the "prophecies and messages" contained in the innumerable frequency levels around them. True clairvoyance is a natural unfolding of the perceptions, which will be discussed in Part Three.
218 多くの霊媒達はこのワナに捕えられ、自分達がその人物と実際にコンタクトしている幻影から逃れ出ることはありません。自分自身の心や自分達の肉体細胞から来る印象類の作用を理解せず、また自分達が生きている広大な想念波動の海を理解しないまま、彼らは自分達の周囲の無数の振動数レベルに含まれている「予言とメッセージ」をひたすら受け入れています。これに対し、真実の透視とは知覚の自然な開示であり、それは第3部で討議されることになるでしょう。




【解説】
 かつては日本でも霊媒とか心霊とかに人々の関心が集まった時期もありました。海外でもエドガー・ケイシー等々、依頼者の過去生を透視したり、未来を予言した事例も多くあるように思います。
 これらの内、本項では何か特定の人物と霊的にコンタクトし、その者から特別な情報を得ていると主張する事例と特に戒めているのです。
 私達が注意しなければならないのは、これらは宇宙に漂う残留想念に起因するもので、決して生きている本人からリアルタイムで発せられたものではないということです。とかくそれらの予言が的を得たものであったり、各自のエゴを喜ばせるものである場合、これらの情報源に信頼を置きがちですが、こうすることで結局はこれらの情報を伝える霊媒者に傾倒し、支配されることになってしまいます。
 多くの宗教団体は同様の手法をとり、信者を集める訳ですが、私達は先ずは自らこのような宇宙に漂う想念波動を自ら感受し、それらの妥当性をチェック出来なければならないのです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部第4章-段落217

217 To make this illustration more understandable, should you, while daydreaming, have the good fortune to receive one of the great thought-frequencies Plato set in motion while he lived on earth, you would not be receiving a "message" from Plato in the "spirit world.'" You would merely be picking up that thought vibration which was imprinted in space during his lifetime.
217 この説明をより分かりやすくする為に、貴方が空想している間に、幸運にもプラトンが生きていた時、思いを起こした偉大な想念振動の一つを得たとしても、貴方は「霊の世界」のプラトンからの「メッセージ」を受けたことにはならないということです。貴方は単に彼が生きていた間に空間に刻み込まれた想念振動を拾い上げているに過ぎないのです。



【解説】
 私達は無数に飛び交う想念の海に暮らしています。それ故、鈍感な私達でも時としてこれら想念の一つと同調出来る時もあるのです。
 しかし、その場合でも同調したその想念が実はかつて放たれたものが今日まで残留していたものということもあり得るのです。この場合、私達はその発信者から直接、メッセージを受け取ったことにはならず、単にかつての想念に遭遇したに過ぎません。
 今後、私達がテレパシー能力を開発して行くにつれて、同種の事柄は増えて来ると思われますが、私達はこれら著名人から直接、指導を受けたなどと自分のエゴを喜ばせることなく、それらを有益な助言として有り難く受入れ、活用することが必要だと考えます。
 このように私達は今後は空間から学ぶという態度が必要となる訳です。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部第4章-段落216

216 The higher thought vibrations, coming from the more advanced planets, often flow undetected through our minds; for they do not confirm our divisions, judgments and personal opinions. These people have grown to the realization of the oneness of all life. and their impersonal thoughts do not exalt our ego. Therefore, they do not fit into the familiar thought pattern of most Earthlings.
216 私達より進歩した惑星からのより高次な想念振動は、しばしば私達の心の中を感知されることなく流れ去ります。何故なら、それらは私達の持つ差別や裁き、個人的な意見を確認するものではないからです。これらの人々は全ての生命の一体性を自覚する程に成長しており、彼らの主観を交えない想念は私達のエゴを持ち上げることはありません。ですから、それらの想念はほとんどの地球人の馴染みのある想念パターンには合わないのです。




【解説】
 想念というものは距離に関わらず伝わるということは、私達はこれら無数の想念が飛び交う空間の中に生きていることになりましょう。その中にあって日常、私達が感知する想念波が限られたものになっているのは、受信機である私達自身の感度が鈍いからであり、多くの想念が感知されないまま私達の心を通り過ぎて行くということでしょう。
 本項で述べられているように、私達の受信機(心)は自らの程度のものには反応出来るものの、より高次な波動には同調同期することは出来ないのです。せっかくの良質なアイデアも何ら気付かれることなく、私達の中を無為に通り過ぎているのかも知れません。
 これら高次な想念波動を感知する為に、私達自身を先ずは進化させ、より高次な発信体へと改質させなければならない訳です。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部第4章-段落215

215 These emanations are the source of many of the confusing "messages" supposedly being received from people on other planets. You will notice they are filled with personal names, predictions of events to come, (usually dire), and divisions of all sorts. To all and sundry, they give personal messages confirming and condoning hidden desires in the heart of the recipient. These should be disregarded, for they are worthless to us in our present growth.
215 こうした放射物は他の惑星の人々から受信したものと想定され、多くの混乱を与える「メッセージ」の源です。それらは個人の名前や今後起る出来事の予言(通常は悲惨なもの)、またあらゆる種類の分裂で満たされています。各自に対しそれらは受信者の心の中の隠れた願望を確認し、容認する個人的なメッセージを与えます。これらは無視されなければなりません。何故なら、それらは私達の現在の成長にとって価値のないものだからです。




【解説】
 宇宙から来る印象もその全てが有益という訳ではないのです。私達とさほど変わらないレベルの惑星の断片やそれ以下のものも宇宙には多く漂っており、それらからの残留想念波動に同調できたからと言っても、逆に混乱を及ぼしかねないものもあるのです。
 従って私達は浮かび上がる想念一つ一つをチェックして妥当なものであることを確認した上で取り入れなければなりません。各自の自我を喜ばせるようなもの、或いは悲惨なイメージのみを伴う場合については特に注意が必要です。いわばそれらは悪魔(サタン)と呼ばれるべきものであり、私達が想念・印象を開発する際に必ず現れる現象とも言えるのではないでしょうか。
 一方、これらの低レベルの想念は私達の側で真の進化が遂げられた後は私達に同調することが出来ず、退散するということでしょう。私達がある程度以上の進化を遂げれば、無くなる種類のものであるからです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部第4章-段落214

214 So we can see that surrounding us in space are planets below us in development, and others far beyond the scope of our understanding. Impregnated vibrations from both lower and higher planets, through the blending and interblending of the Cosmos, influence our world in an ever-changing pattern.
214 ですから、宇宙の中で私達を取り囲んでいる惑星は進化において私達より下位にあるものもあり、一方では私達の理解の範囲をはるかに超えたものもあることが分かります。低次と高次の両方の惑星から帯びた振動は、大宇宙による混合を混和作用を通じて、永遠に変化し続けるパターンの内に、私達の世界に影響を与えているのです。




【解説】
 よくアダムスキー氏は万華鏡(カレイドスコープ)を私達が暮らす宇宙空間になぞって表現しています。万華鏡は1回転毎に異なる紋様を私達に見せて呉れますし、その紋様は色彩豊かで同じものは二度と出てきません。
 実は宇宙にも様々な要素があり、私達が通り抜ける空間には過去には様々な出来事があり、現在も多様な段階の天体が運行しているのです。これら多様な天体相互の影響を受けながら私達は広大な宇宙の海を航行している訳です。
 現在、地球では各地で異常気象を遭遇している所ですが、それらも単に惑星だけの範囲で考察しても理解出来るものではありません。私達の惑星が運行する宇宙空間の状況変化も大きく影響しているからです。
 このように私達は小は自分自身の心の状態から、大は宇宙空間の状況変化まで様々な要素と相互に影響し合っているという訳です。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部第4章-段落213

213 True, the space people I have met from our system are more advanced than we on earth. That is why they have such compassionate understanding of our present struggles; for they once met and conquered the same problems which face us today. They know we will eventually place our feet upon the rung where they now stand, while they in turn, will climb even higher.
213 私が会った私達の太陽系の宇宙人達は、地球の私達よりさらに進化しています。そのことが彼らが現在の私達の奮闘に同情的な理解がある理由です。何故なら彼らもかつては今日私達が直面しているのと同じ諸問題に出会い、克服して来たからです。彼らは私達が何時かは彼らが現在立つ踏み段に私達の両足を置くだろうことを知っていますし、その間、彼らは更により高く登ることでしょう。




【解説】
 私達が目指すべきは、各自の進化とともに惑星全体のレベルアップです。その為に私達は関心を持つ多くの人達に対し適切な知識を提供して覚醒への機会を設ける必要があるのです。
 また、本講座を学ぶ私達自身もかつてはGAPその他のグループからアダムスキー氏や他惑星の兄弟達の考えや生き方について教えられて来た訳で、真理への道筋を教わって来たのです。
 残念ながらアダムスキー氏の死後、今日に至ってはその正統の教えを堅持する活動グループはわずかしか残っておりませんが、これからは各自が自ら後続の人達に導きの手を差し伸べるべき時代となっています。また、そうする中で他惑星の兄弟達が良しとすれば、そのように努力する私達を支援して呉れるものと思っています。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部第4章-段落212

212 Earth is one such class room in the Cosmos. It is a holy place, where we are given the opportunity to grow in understanding that we may climb to another rung on the endless Ladder of Life. When, through our own efforts, we place our feet upon a higher rung, we must then pause to assimilate the lessons to be learned at that level. But climbing far below us, struggling through the phases of development we have already mastered, are the dwellers of countless other planets.
212 地球は宇宙の中のこのようなクラスの一つです。それは私達に終わることのない生命の梯子でもう一つ上の段に登れる理解への成長の機会を与えられている聖なる場所なのです。私達自身の努力によって両足を上の段に置いた時、私達は次に立ち止まってその高さで学ぶべきレッスンを理解し、自分のものとしなければなりません。しかし、私達のはるか下方を登っていて、私達が既にマスターした発達の諸段階で奮闘している無数の他の惑星の住人達がいるのです。




【解説】
 私達の各自の生涯や各惑星は、私達各々が進化を遂げる為の各段階に過ぎません。私達の中にあっては、私達は各自進化を遂げる道程を歩んでおり、その学習の目的に合った惑星がその環境として与えられているのです。
 従って、宇宙には多種多様な環境があり、各々に合致した者がそこで生きることになります。言い換えれば、私達は自分に合った環境の中で暮らしていると思うべきでしょう。本生涯で学ぶべきものが目前に用意されているとも言えるのです。
 こう考えれば、私達は高度に発達した惑星社会を憧れるばかりでなく、足元の環境を見詰めなおし、自分の何が問題かを突き詰めて、一つ一つ解決して行くことが重要となります。これら地球において学ぶべき事柄を学び終えた時、初めて私達も他惑星社会の一員となれるのです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部第4章-段落211

211 It must always be borne in mind that all levels of mental development exist throughout the Cosmos. Since in recent years so much publicity has been given to the coming of visitors from other worlds, and particularly since some theologians now recognize that the mysterious visitations spoken of in the Bible undoubtedly referred to space people, many Earthlings are inclined to think that all dwellers on other planets are more advanced than ourselves. This is not true. All planets are class rooms in the Cosmic School of Life; and there exist many grades, from those far below us in development, to the very highest . . . which are beyond our present comprehension.
211 宇宙全体を通じては、あらゆる精神的発展レベルが存在することを常に頭に入れて置かねばなりません。近年、他の世界からの訪問者の来訪についてあまりに多くの宣伝広報が為されましたし、またとりわけ何人かの神学者は聖書の中で伝えられた神秘的な訪問は宇宙人を指しているものと今や認識している為、多くの地球人は他の惑星の全ての住人は私達よりはるかに進んでいると考えがちです。これは真実ではありません。全ての惑星は生命の宇宙的学校の中のクラスであり、私達よりはるか下から私達の現在の理解を超えた最高次のものまで多くの段階が存在するのです。




【解説】
 宇宙には様々な段階の惑星社会があり、私達もその中の一つに過ぎません。中には科学技術においては私達の遥か先を行くものの、精神面や社会の発達については私達の遥か昔のレベルに留まるものも多いということです。
 従って外宇宙から地球を訪れる者全てが私達より進化した者とは必ずしも言えない訳で、私達も注意が必要です。映画「スターウォーズ」の中の一連の登場人物が地球人一般と何ら変わらず、争いの中に居るように描写されているのも、単なる娯楽以上の意味を持つのかも知れません。
 こうした中でもちろん、私達は進化した他惑星人との交流を求めるものであり、彼らとの交流に向けて想念感受の訓練を行い、彼らに近づけるよう、日々精進を進めている訳です。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部第4章-段落210

210 The thought frequencies pervading these dusts and gases are not altered by their trip through space. So when we intercept one of these vibrations that has come from another world and is now moving in our atmosphere, it does not mean we are in contact with a dweller on that planet. It can mean we have merely picked up a discarded thought from there, which contains no more value than any of the billions discarded by our own Earthlings.
210 これらのチリやガスに浸透している想念振動は、それらが宇宙空間を旅する間、変化することはありません。その為、私達がこれら振動の一つを掴み取ったとしても、それは私達がその惑星の住人とコンタクトしていることを意味するものではありません。それは私達が単にそこから捨てられた一つの想念を拾い上げたことを意味するだけで、私達地上の者が捨てた何十億もの内、いずれかを含む程度の価値しかないのです。




【解説】
 私達の感受性が高まるにつれて、注意しなければならない事柄も増えるという訳です。元来、"類は類を呼ぶ"という言葉のように、まだ低次なレベルを抜け切れていない者達は、少しテレパシーの能力を身に付けると、私達と同レベルの者達の想念・印象が増えるという問題です。
 本項のように現在、生きている人達の想念の他に、トウの昔に発せられたものも物体には帯びている訳で、これらの一つ一つに同調していたのでは、本来の進むべき向上の道は歩める筈もありません。
 これらの想念は発信源が他の天体であっても価値あるものでない以上、私達は感受すべき想念について監視することが重要となります。即ち、自らの心の横暴という面の他に、心が感知した想念パルスもそれが適切なものかどうかを見極める必要もあるのです。もちろん、自らが高位な想念の発信者になれれば、それら低次元の想念波動が入り込むことがない為、これらの事柄は私達が次のステップに飛躍するために越えなければならないハードルと言えるかも知れません。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部第4章-段落209

209 These gases and dusts will travel the waves of the sea of space, mingling and intermingling with similar dusts and gases from other worlds, until eventually they are gathered unto another planet through the same motion that cast them free from their home body. For centuries man has been aware of this star dust falling to earth, and science has studied it closely. While this cosmic dust sifts down from countless other worlds, our planet, in turn, is broadcasting dust particles and gases from its own body into space.
209 これらのガスやチリは宇宙空間という海の波に乗って移動し、他の世界からの類似したチリやガスと混ざりあい、混和して遂にはそれらの故郷の天体から放たれたと同じ運動を通じて、別の惑星に集められます。何世紀にわたって人はこの星屑が地球に降っていることに気付いており、科学はそれを綿密に研究して来ました。この宇宙のチリが他の無数の世界からの篩下(訳注:ふるいの目を通過する粉の意)である一方、私達の惑星はその天体からチリやガスを宇宙空間に放出しているのです。




【解説】
 私達は文字通り唯一無二の宇宙空間の中を旅している惑星上に住んでいます。海の中を行く大型船と言った方が良いかも知れません。その航行の中で宇宙の海に漂う様々な物質と接触し、それらが取り込まれると同時に、その航行の過程で船から離れるものもあるのです。そのいずれにしても、私達は宇宙空間と親しく接し、相互に関係し合っているという訳です。
 この場合、地球誕生の前から宇宙は存在する訳で、これら惑星自体、また太陽系自体も元はと言えば宇宙空間に漂うチリ、星々を創る原始物質から創造されたということになります。
 地球上で自然界の生命の活発な営みについては、私達も目にすることが出来るのですが、その源となる宇宙空間におけるいわゆる星間物質による星々の誕生については私達の想像を超える活発でスケールの大きな創造活動があるに違いありません。著者アダムスキー氏は自身で宇宙船から見た宇宙空間のこれら活動を踏まえて、本項を述べているのです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部第4章-段落208

CHAPTER IV
Other World Impressions and Thought Habits of Earth
208 Now let us return to a fuller explanation of the blending and interblending of the Cosmos. As a planet moves through space, traveling at awe-inspiring speeds both on its axis and in the orbit it follows around the sun, it is eternally depositing portions of its body in space as dust, gases, etc. The atoms forming these particles are all impregnated with thought frequencies from that planet - just as were the cells of the dwellings mentioned earlier impregnated with the thought vibrations of the occupants.
第4章
他の世界の印象と地球の思考習慣
208 さて、ここで宇宙における融合と混和のより完全な説明に戻りましょう。惑星は宇宙空間をその自転軸及び太陽の周囲を付き従う公転軌道の両方で荘厳なスピードで運行していますので、その天体の幾分かを宇宙空間の中にチリやガスとして永久的に放出し続けています。これら粒子を形成する原子は丁度、以前お話した家の細胞が住人の想念振動を染み込んでいるように、皆その惑星からの想念振動を染み込ませているのです。



【解説】
 第4章においては、これら想念波動を宇宙空間との関係において説かれています。
 私達の暮らす惑星、地球は普段、日の出や日の入りを見ているように、宇宙空間を高速度で移動、運行しています。その過程で本項に述べられているように宇宙空間にチリやガス等を残すと同様に、隕石のように宇宙に漂う物体を取り込むことも多いのです。
 即ち、惑星は絶えず宇宙空間と物質のやり取りを行っており、それらの物質が保有する想念波動も相互に行き来しているという訳です。
 太古の昔に何らかの事情で放たれた物体と接することで、それら物体が帯びていた想念波動とも接する機会もあることでしょう。私達が自らの理解の幅を広げればこれら宇宙の起源にまで遡る想念・印象ともアクセスできることになるのです。

訂正

昨日の「第2部第3章-段落207」ですが、中身が「203」のままでしたので、本日訂正いたしました。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部第3章-段落207

207 These are but a few examples of what I meant when I referred to impressions as being from effect to effect. This thought can be enlarged upon almost indefinitely; the only limitation placed on it is the scope of our imaginations. Each person should search thoughtfully into his daily life, recognizing and studying as many of these examples as possible. The key to opening the consciousness to commune with the Cosmos, is a thorough, impartial analysis and understanding of . . . mind. For it is through consciousness man expresses; so the better his understanding of the many pases of creation which are capable of influencing his mind - both from within the body, and from space itself - the more comprehensive will be his understanding of Cosmic Cause.
207 これらは、私が結果から結果への印象と表現した時に意味したことの多少の事例でしかありません。この考えはほぼ無限に拡大出来ます。唯一置かれた限界は私達の想像力の限界です。各自はこれらの事例を可能な限り多く見つけ出し、学びながら自分の日常生活を注意深く調べ上げるべきなのです。各自の意識を大宇宙との交流に開くカギは、......心を完璧に片寄らず分析し、理解することです。何故なら、人が表現するのは意識を通じてであるからで、肉体の内からと宇宙自体の両方から自分の心に影響を与えることが出来る多くの創造の歩みを良く理解すればするほど、大宇宙の因の理解は幅広いものとなるでしょう。


【解説】
 本項は私達の意識を広げるにはどうすれば良いかを的確に説いていると言えるでしょう。この場合の意識はこれまでアダムスキー氏が説いて来た「意識」のことであり、それらがどのように発達させることが出来るかを述べているとも言えるのです。
 ポイントは私達自身、自分で概念の限界を作り出してしまいますが、実際には日常生活の中で数多くの創造物との間で印象のやり取りがあり、万物が互いに意思疎通を行っていることに先ず気付く必要があります。更にはそれらが自然界の調和、均衡の中でどのような役割を担っているか等々を良く学ぶことによって、私達は神の計らいを学ぶことになるのです。
 こうする中で、私達は知覚出来る範囲を増やし、創造主を理解して行くことになり、文字通り意識する範囲を広げることが出来る訳です。各自が気付くことによってのみ、各自の意識を広げることが出来るという訳です。



ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部第3章-段落206

206 In infancy and young childhood, before the indoctrination of accepted beliefs has filled the mind with preconceived ideas, the young life is governed almost entirely by impressions. Long before a baby can talk, it can receive thoughts and respond to them. Therefore, is not the importance of the parent's attitude self-evident? Remember, our children are little mirrors reflecting our emotional stability or instability.
206 古くからそのまま受け入れられて来た信条による洗脳が行われる前の幼児期や幼年期においては、年少者の生活のほとんどは印象によって完全に支配されています。赤ん坊が喋れるようになるはるか前、赤ん坊は想念を受け取り、それら想念に応答します。それ故、両親の姿勢が重要であることは自明のことではないでしょうか。私達の子供は私達の感情の安定あるいは不安定さを映す小さな鏡だということを忘れないで下さい。




【解説】
 かつて植物育種家のルーサー・バーバンクはその著書Training of Human Plantの中で人間の赤ん坊ほど、感性が鋭敏な存在は居ないという主旨の記述をしていたと記憶しています。おそらく本来、最高位の創造物として創造される人間はその誕生した際には、驚くべきほどの想念波への感受性を持っているということでしょう。本項で述べられている事柄についてルーサー・バーバンクも良く自覚していたということです。
 実はこのような幼児期から遠く離れてしまった私達も目指すべきは赤子のような天真爛漫、宇宙的想念波動に素直な心境なのです。柔軟性はこれら素直さを表すものであり、努めて宇宙的な想念、自然界の生命活動と同期する心の状態を保つことが重要です。私達の心自体は何らのメボシイ能力が無い訳で、そのほとんどを外からの印象に依存していることを認める必要があります。神の導き手に従うということかと思っています。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部第3章-段落205

205 Authorities now recognize it is the delinquent parent rather than the delinquent child who is the real culprit. This delinquency is not confined to the neglected child, for many of these young criminals come from homes where they have been given every advantage; but it would be interesting to make a survey of the mental outlook of their parents.
205 今や当局は本当の元凶は非行の児童よりは非行の両親であることを認識しています。この非行問題は捨て置かれた児童に限定されるものではありません。何故なら、これら若い犯罪者達の多くは、あらゆる点で恵まれた環境を与えられた家庭から出ているからです。しかし、彼らの両親達の心の視点について調査することは興味深いことでしょう。


【解説】
 本項ではこれら問題の原因は物質的な貧しさではなく、経済的に恵まれた過程においてもその両親の心の状態、即ち心境に問題があれば、それが直ちに子供に影響を及ぼすと指摘しています。
 "子は親の鏡"という表現もあるように、家庭の中で子供に対する親の影響というものは大きいということでしょう。事実、著名な芸術家はシュトラウスの例を引くまでもなく、代々、芸術分野で活躍されて来た例も多いように思われます。また歌舞伎や華道、茶道その他の"家元"によってそれら芸術が引き継がれ、発展するのもそうした親子関係の中で育まれ、継承される心境という要素が大きいのかも知れません。
 これは家族ばかりでなく、一般の会社における上司の職責、企業における社長の役割についても似た要素があるものと思われます。即ち職場の上職にある者ほど、配下への影響力が大きいことを十分に自覚して置かなければなりません。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部第3章-段落204

204 Since the adult mental attitude overshadows and molds the mental attitude of the young, we should be particularly careful in our dealings with children. The young mind, not yet cluttered by our accepted tenets, is naturally receptive to impressions. Because the child is dependent upon us, both for physical care and love, this makes a very close tie; and our thoughts will have a direct bearing upon the mental and emotional development of the young life. If we are tense and irritable, the child will become nervous and filled with a feeling of insecurity; if we are calm and balanced, the child will feel secure.
204 大人の心の姿勢が年少者の心の姿勢に影響を与え、形づくることから、私達は子供達を取扱う際には特に注意すべきです。私達が受け入れた諸々の教義に未だ散らかされていない若者の心は自然と印象に感受性があります。子供は身体上の保護や愛情の両面において私達に頼っていますので、これはとても親密な絆を形成しますし、私達の想念は年少者の生命における心や感情の発達に直接的に関連します。もし、私達が緊張し苛立っていた場合、子供は神経質になり、不安なフィーリングで満たされることでしょう。もし、私達が静かで調和がとれていれば、子供は安心を感じることでしょう。




【解説】
 ここでは子供に接する際の注意点について、著者は私達大人によくよく説いています。
 子供の頃は親の影響下にある訳で、良くも悪くも親の心境は子供の心身に大きな影響を与えるものです。
 地球では未だ認識されていませんが、生まれ出て間もない乳児や幼児こそ、本来、私達が保つべき心境を保有しているように思います。イエスが"幼子のようにならなければ"と話された時も、そのことを説いていた訳で、他惑星社会において、宇宙本来の生命波動を保持している幼子こそ尊ばれているのです。
 これに反して地球上では子供は親の支配下に置かれ、昔ながらの決まりごとに束縛されており、やがて保持していた宇宙的な記憶も薄れ、世俗の中に埋没してしまう人生を辿ってしまう例が多いのではないでしょうか。
 木々の若葉が豊かで美しいのと同様に、私達大人は宇宙の源から生まれ来る子供達からもっと大切なものを学び取る必要があり、これらやって来る子供達各々の持つ才能を開花する手助けを行わなければなりません。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部第3章-段落203

203 We have shown the detrimental influence destructive emotions have in our lives; yet, there is a simple demonstration to prove how easily their hold can be broken. If we can get an angry person to accept a pleasant thought, his strong, destructive emotion will quickly fade. The mind cannot retain thoughts of anger, fear, anxiety, worry, or any of the other destructive emotions which plague it, when one is happy. In this balanced state, we are using Nature's law of harmony; which relaxes the mind, releases tension in the body, and opens the way for unhampered telepathic reception.
203 私達は、私達の生活の中で破壊的な感情が持つ有害な影響について示して来ました。しかし、如何にそれらの支配が容易に壊れるかを示す簡単な実例があります。もし、私達が或る怒っている人間に、楽しい想念を受け入れさせることが出来れば、その者の強い破壊的な感情はすぐに消失することでしょう。心はその人物が幸せである場合、怒りや恐れ、不安や心配、その他、心を病に陥らせている破壊的な感情を保持出来なくなります。そのバランスのとれた状態では、私達は大自然の調和の法則を用いており、それは心をリラックスさせ、身体の中の緊張を解放し、妨げられることのないテレパシー受信への道を開くのです。




【解説】
 私達の人生は私達自身の心にどのような想念を招き入れるかにかかっています。つまらない悩みや本文で例示されている怒り等は、私達自身を破壊させる程の影響力を持つ一方、一たび心が明るく楽しい想念を招き入れることが出来れば、状況は一変するものです。
 それ故に全てにおいて穏やかさ、明るさが必要であり、他の生きもの達もこれと同様の心境を保っていることでしょう。
 古くから"怒りは敵と思え"という表現がありますが、私達はこれら想念の持つ影響力の大きさを知った後は、努めて日常生活の中でより建設的で調和ある心境を保ち、これらと類似した想念を招き入れるようにしなければなりません。
 ご自身の心身の健康の他、周囲の人々への波及効果、環境への働き掛け等々、私達が抱く想念の持つ力の大きさについては強調しすぎることがない程、重要な事柄と言えるのです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部第3章-段落202

202 I cannot stress too strongly the importance of our daily attitudes; for it is during the long hours of routine living that our thought-habits are formed. While it is an admirable practice to devote a specified number of hours each day to study, if, with the closing of the book, the mind reverts to the old thought-pattern of worry, the benefit gained from study is nullified.
202 私は私達の日々の姿勢の重要性について強調してもし過ぎることはありません。何故なら、私達の想念習慣が形成されるのは、決まりきった日常の生活の間であるからです。毎日、特定の時間を学習に充てることは賞賛に値する訓練ですが、その一方でもし、本を閉じると同時に心が心配の古い想念パターンに戻ってしまうなら、学習で得た恩恵は無になってしまいます。




【解説】
 毎日の生活、時々刻々の自身の心境こそが大事ということです。書物を読むことも重要ですが、その本を閉じた後に心が関心を止めてしまえば、心に作用しているのは本を読む時間だけであり、他の圧倒的な時間の全ては無益の昔ながらの状況となるのでは、進歩は遅いものとなってしまいます。
 当然、日常生活の中では本ばかりを読んで居られませんので各自、自分なりの実践が重要となる訳です。私の経験からも努めて自分の心境を良質なものに保とうとする心掛けが非常に重要なように思います。とかく私達は結果を急ぎがちですが、目に見える結果を求める前に、目の前の状況を素直に受け止め、解決策のヒントがやって来るのを待つことです。そしてもし成功裏の結果を導き出せたら、その時保っていた心境について、よく記憶して置き、次の機会に備えることです。
 こうした日常生活における実践的研究はやがて大自然や宇宙への信頼に繋がり、それらの中で暮らす私達を包む環境の美しさを愛でるものとなり、日々の精進も楽しいものになります。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部第3章-段落201

201 Since we all have certain daily routines we must follow, it is advisable to learn to do everything with joy. Be happy there is a task for you to do, and be thankful you are able to do it. No task is irksome, regardless of how menial, unless we give it the power to irritate us. Do not allow the little vexations of life to control your mind and upset the functioning of the body cells, for this closes the door to receptivity.
201 私達は皆、何らかの決まりきった仕事を持っていますので、何事も楽しく実行する仕方を学ぶのは賢明です。貴方には仕事があることに幸せを感じること、そして貴方がそれを為すことが出来ることに感謝することです。仕事は如何につまらないものであっても、貴方がそれに苛立ちのパワーを与えない限り、退屈なものにはなりません。生活に関するどんな小さな苛立ちにも貴方の心を支配させてはならず、肉体細胞の機能を狂わせてはなりません。何故なら、これは感受性への扉を閉めてしまうからです。




【解説】
 毎日をどのような心境で過ごそうとするのか、為すべき仕事に対しどのような気持で取り組んだら良いか、本項はそれらについて明言しています。毎日を感謝し、楽しい心境で仕事に向き合うことの大切さは著者アダムスキー氏のみならず、私の知る限り、あらゆる宗教者が説く所であり、共通する真理と言えるのです。
 もちろん、その原理は本項で述べられて来たように、私達が心に招き入れる想念が及ぼす影響に由来している訳で、皆共通の真理を表現しているのです。
 以前、若い頃、職場の先輩から「仕事は楽しく」というアドバイスを戴いたことがあります。その言葉はその方が悟った真理か、あるいは誰かに聞いた言葉なのかは、今となっては知る由もありません。しかし、物事を楽しく進めるという表現には、ご自身の中の心境を明るく保つこと、仕事の仲間同士協力、助け合うゆとりが必要であることを示しています。どのような仕事であれ、楽しんで取り組む必要があるという名言です。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部第3章-段落200

200 Now, consciously change your thought-pattern by replacing the above thought with a cheerful one. Notice how the sensation of heaviness dissipates, and the body actually seems to lighten as the cells resume their normal activity. Notice how with the relaxing of the brain cells, thoughts once more flow freely. It is in this state of coordinated harmony between the mind and body cells, that true telepathic reception is possible.
200 今度は前述の想念を快活なものに置き換えることで、意識的に貴方の想念パターンを変えて下さい。如何にその重苦しい感じが消失し、身体が実際に個々の細胞が正常な活動を再開するにつれて、実際軽くなるように思えることに気付く筈です。頭脳細胞をリラックスさせることで、如何に想念が再び自由に流れるかに気付くことです。心と肉体の細胞との間のこの調和したハーモニー状態の中で、真のテレパシー的受信が可能となるからです。




【解説】
 私達が私達自身の主人となる為に、先ずは自分の心が持つ作用、身体や周囲の環境に及ぼす影響を学ぶ必要があります。これまでも私達は、自らが抱く想念によってその後の心の傾向や身体各部の状態に大きく影響を受けることを知っています。病気療養中の患者に笑いや美術その他の芸術が効果を発揮するのは、こうしたより高次元の想念パターンを摂り入れることに由来していることも確かな筈です。
 更には私達は各自の身体細胞を本来の活動的な状況に保つ為に、努めて明るく活発な想念パターンを摂取する必要があります。おそらくその意義は高齢になる程、重要で、それまでの人生で蓄積され易かったネガティブな想念波動に打ち勝つ程のポジティブな想念パターンを積極的に招き入れることが必要となることでしょう。その延長線上には当然、テレパシー能力、宇宙的想念波動との同調力も増進される筈なのです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部第3章-段落199

199 You can easily demonstrate this in your own life. Consciously implant a thought of worry or anger in your mind, then study the effect it has on you. You will notice a feeling of heaviness spread rapidly through your body as the discordant thought impinges its influence upon the cells, disrupting their normal activity. Still holding the thought, watch how the law of affinity attracts impressions of a similar nature; and how each additional thought adds to the weighty feeling in the body. Here, we are breaking Nature's fundamental law of harmony. And because of the barrier of tenseness created in the mind, causing inharmonious functioning of the body cells, telepathic reception is almost impossible.
199 貴方はこれをご自身の生活の中で簡単に実証して見せることが出来ます。意識的に貴方の心の中に心配あるいは怒りの想念を植え付けて、その後それが貴方に及ぼす影響を研究することです。その不調和な想念が各細胞にその影響を打ち付け、それらの正常な活動を妨げるにつれて、貴方は重苦しい感じが急速に貴方の身体中に広がることに気付くことでしょう。依然としてその想念を持ち続けた場合、親和の法則が如何に同種の性質の印象類を引き寄せ、更には個々の加わった身体に重苦しい感じを付け加えるかを観察することです。ここに私達は大自然の調和と言う基本法則を破っているのです。そして心の中に造り上げられた緊張の障壁の為、肉体細胞の不調和な機能をもたらして、テレパシックな受信はほとんど不可能になることでしょう。




【解説】
 本項では、著者は各自自らネガティブな想念を試しに心に招き入れて、その後どのような影響を受けるのか、実感して見よと説いています。
 しかし、少し考えれば私達のほとんどは、かつて同類の苦い体験を持っていることでしょうし、このようなある意味危険な”試み”は敢えて行う必要もありません。そうでなくても実社会で暮らす私達は常にそのような状況が望まずともやって来る訳で、自ら進んで”試み”に立ち入らずとも、類似した場面はすぐにもやって来るものです。
 ここで重要だと思う点は、著者が私達生徒に、その取り入れたネガティブな想念がその後、どのような影響を与えて行くか、よく観よとしていることです。即ち、いわば自分を客観視していて、決して騒ぎの渦中に居る訳ではないということです。自分を客観的に観察することが出来れば、それら心の苦悩というものも解脱出来るということかと思われます。

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