2019年03月

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部第1章-段落138

138 While this combination of thought vibrations bombarding us at all times staggers the imagination, if we take one vibration at a time it becomes understandable. A common example of how thought, or violent emotion-bear in mind that emotion is the expression of strong thought-will impregnate itself upon matter, can be found in the atmosphere of a dwelling.
138 この想念波動の組み合わせが常に私達に衝突して来るということは想像力をも驚かす一方、私達は一度に一つの想念を捉えるようにすれば、その想念は理解できるものとなります。想念ないしは激しい感情、即ち感情とは強い想念の表れであことを覚えていて欲しいのですが、よくある例として如何にしてそれらが物体にしみ込むかは、住居の雰囲気の中に見い出すことが出来ます。




【解説】
 おそらく想念は釣鐘の音のようにその帯びたものに長らくその振動は留まるものと思われます。そしてまた、それが振動している間は周囲のものに少なからず影響を与えるということでしょう。私達は感受する想念についてもそれが同調すべきものか避けるべきものかを注意して、受け入れるべきもののみに着目する必要もあるのです。
 同時に私達自身が発する想念はまた、他人にも大きな影響を与えることをよくよく自覚することが必要です。もちろん、自分自身の細胞が最も影響を受ける訳ですが、それは自業自得としても、他の者に悪い影響を及ぼすことは厳に慎まねばなりません。一方、優れた上質な想念は広く拡散することで多くの生きものの為になりますし、これら良質な想念を発することが善行でもあるのです。
 このように想念は物体に残留する為、私達は物体からも影響を受けることは十分に有り得るのです。そういう意味では私達の感受力が高まるにつれて、高次なものより、低次元の残留想念についても感受し易くなる為、より一層の精進が必要だということになります。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部第1章-段落137

PART Ⅱ
Chapter 1 Cell to Cell Impressions
Chapter 2 Impressions From the Body Cells
Chapter 3 Effect of Emotions on the Body Cells
Chapter 4 Other World Impressions and Thought Habits of Earth
Summary - Part Ⅱ
Suggested Exercises

CHAPTER  I
Cell to Cell Impressions
137 Since there are over two-and-a-half billion people living in the world today-all of them thinking to some degree-we can readily see that we live in a veritable sea of thought. Not only do we receive thoughts from human minds, but since the cell structures of their bodies and all the cells that make up nature, are constantly broadcasting, we also receive impressions from these sources. To augment our conception of the immensity of this truth, we must realize that there is a perpetual blending and an interblending throughout the whole of the Cosmos. Therefore, it naturally follows that there is an intermingling of thought frequencies between the worlds. We will discuss this phase more fully in a later chapter.
第2部
第1章 細胞から細胞への印象
第2章 肉体細胞からの印象
第3章 肉体細胞に及ぼす感情の影響
第4章 他の世界の印象と地球の思考習慣
第2部要約
推奨される練習法

第1章 細胞から細胞への印象
137 今日、世界には25億人を超える人々が住んでおり、それらの全てが何らかの程度に思考していることから、私達は容易に私達が紛れも無い想念の海の中で生活していることが分かります。私達は人間の心が発する想念ばかりでなく、人間の細胞組織や自然を作り上げている全ての細胞が常に想念を発していることから、私達はまたそれらの源泉から出た印象も受信しています。この真実の広大さに関する私達の概念をさらに増大させる為に、私達は全宇宙を通じて永続的なる融合と混合が行われていることを実感しなければなりません。それ故、当然に世界の間での想念周波数の混ざりあいが起ることになります。私達はこの側面については章の後半でより詳細に述べることとしましょう。



【解説】
 本項からテレパシー講座第2部に入ります。ここでは地球で暮らす私達には他の人間から膨大な想念、また他の生きもの達の細胞それぞれからの無数の想念にも晒されていると説かれています。つまり、知覚しているいないに係らず、私達は膨大な数の想念の中で生きているのです。それは海の中に生きる魚と同じく、私達は想念の海の中で生きていると言えるのです。
 こうした中でどれが受け入れるべき想念で、どれを私達が避けなければならないかを知覚することは重要で、私達の進化に役立つ高品位な想念にこそアンテナを向けるべきです。
 とかく類は類を呼ぶというように、類似したレベルの想念に同調し易い為に、最初の段階は努めて良質なものを取り入れるよう努力することが肝要です。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部第4章-段落136

136  Part Two, with its exercises, will give you a greater realization of yourself as an expression of Cosmic Intelligence.
136 第二部は、練習も含まれており、貴方自身が大宇宙の英知の表現の一つであるとのより大いなる実感をもたらすことでしょう。




【解説】
 このテレパシー講座は全3部から構成されています。これまで具体的に各部の関係を考察したことはありませんが、私達の学習の進展に応じて次第に深い内容を解説しているものと思われます。
 また、本項の短い文章の中にexercises(訓練)という言葉が用いられていることもにも注目すべきです。日々の実践こそ必要であり、その結果としてより深い内容まで理解出来るようになる訳です。
 私達は体験によって自らの知識を確実なものとすることが出来ます。いくつになっても新鮮さを失わず、毎日の感動の中から自分にとっての真実を掴むことです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部第4章-段落135

135  Self-discipline is necessary before you can take the next step. Therefore, I suggest you keep a daily ledger to check on the thoughts and emotions that have influenced you during the day. Note and evaluate each one carefully (both good and bad), then weigh its effect upon your life that day.
135 自己訓練は貴方が次のステップに移る為に無くてはならないものです。それゆえ、私は貴方にその日の中で貴方に影響を与えた想念や感情をチェックする為の一日の記録簿をつけることをお勧めします。(良いものも悪いものも共に)注意深く一つ一つをメモし評価し、貴方のその日の生活への影響を推し量ることです。




【解説】
 具体的な自己研鑽の方法として、著者は私達に毎日の想念記録をつけることを勧めています。その日一日、どのような想念が湧き、自分の行動に対してそれらがどのような影響を及ぼしたかをチェックせよということです。
 本来的には、数多くの想念に対してメモが追いつかないことも多いと思われますが、少なくともその日、自分に影響を与えた想念を列記することはお勧め出来る一例でしょう。冷静に自分を見詰めることに繋がるからです。
 そういう点では野生の生きもの達は、実に優れた直感力を持っていますし、それらを生活に活かしているように思います。私達の自己研鑽も彼らを手本に、湧き起こる良質な想念に従うことで少しずつ達成されるものと思われます。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部第4章-段落134

134 You must master and control your emotions. Do not be discouraged when your habitual thought-patterns try to oppose your desire to see things in their true state. Remember, you have been building your thought habits all your life. Perseverance will enable you to realize your oneness with all you see about you, and recognize the fallacy of the man-made divisions.
134 貴方は自分の感情を支配し制御しなければなりません。貴方の習慣的な想念パターンが物事の真実の状態を見ようとする貴方の願いに逆らうことがあっても落胆しないで下さい。貴方は貴方の全生涯を通じて自分の想念パターンを作り上げて来たことを思い出して下さい。忍耐は貴方に周囲に貴方が見る全てのものとの一体感を知覚することを可能にし、人間の作り出した分割の嘘を認知させることでしょう。




【解説】
 まさにこれまで培ってしまった自分との戦いが次に必要になるという訳です。これまでの習慣が築いてしまった自我の支配を脱する為に、私達は粘り強く自我からの横槍を押し留め、本来の生命の一体感を維持しなければなりません。
 その為にも、自然界の諸物を学ぶことが重要です。多くの場合、野生の生きもの達は無言で、印象のままに生きているように思えます。時として警戒の声を発して仲間に注意を促しますが、それ以外は黙々と草を食み、餌を探して1日を過ごしています。危険が迫らない限り、厳しい環境の中にあっても皆伸び伸びを暮らしているように思えるのです。
 私達も各々の日常生活を通じて、宇宙的一体感を持てるよう、またそれら良質な想念を引き続き取り入れられるよう、従来型の誤った想念パターンを断固拒否する決心が必要です。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部第4章-段落133

133 So you can see there are no divisions. You must work until you honestly feel a oneness with all creation; for sympathetic feeling is the avenue of communication. This must be established before success in thought-transference can be expected. All Nature expresses the Creator in a free, unhampered manner, and you must strive to emulate her. A good example of what is meant can be found in the message given by the Masters in INSIDE THE SPACE SHIPS. You will notice they compared their way of life to ours, yet at no time did they pass judgment on us for our shortcomings.
133 その結果、貴方は分裂というものは一切無いことが分かります。貴方は正直に全ての創造物と一体になる感じを得るまで力を尽くさねばなりません。何故なら共感的なフィーリングが意思疎通の本道であるからです。このことは想念転移において成功が期待される前までに確立されていなければならない事項です。全ての自然は自由で妨げられることなく創造主を表現しており、貴方は自然を見習おうと努力しなければなりません。その意味での良い例が空飛ぶ円盤同乗記の中の長老によって授けられたメッセージの中に見出せます。長老達は彼らの生き方を私達のと比較しましたが、一度も私達に対して私達の欠点を非難しなかったことに貴方は気付かれることでしょう。




【解説】
 私達の疎外感、孤独感の由来は、この長年の自然からの分離観にあります。独り人間だけが自我の迷いの中にもがいているということでしょう。その人間が頂点に立つ地球は、他の惑星に比較して、まさに救いようのない状況に陥っていることは、今日の世界を見れば明らかです。
 しかし、それでも光明に続く道は示された訳で、私達は与えられた教材を拠り所として少しずつ前進出来ることは喜びでもあるのです。
 今日、様々な指導者が現れ、各々の分野で人々を導いているように思いますし、また、アダムスキー氏に関連する新しい書籍も次々に出版されて来ています。しかし、本を読むだけでは不十分で、各自が工夫しながら如何に自然を教師として日常生活に取り入れるかが問われているのです。自他の境目を無くして同一化する中で初めて心自体の癒合、そして想念の共有も達成されるのではないでしょうか。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部第4章-段落132

132 Observe nature with compassionate understanding, realizing that all forms are supported by the same Divine Breath of Life which gives you being. For within this Breath is contained the motivating Force of the vast Cosmos. It is this one Force, permeating all manifestation, which gives form the ability to fulfill its purpose.
132 自然を暖かみのある理解で観察し、全ての形あるものが貴方を存続させているのと同じ聖なる息によって支えられていることを認識することです。何故なら、この息の中に広大な宇宙の躍動を与えるフォースが含まれているからです。全ての創造物に浸透して、形あるものにその目的を成就する力を与えるのは、このフォースです。




【解説】
 慈悲の心で万物を観よと著者は説いています。まさに釈迦の教えです。その背景にあるのは、皆諸共に同じ空気を吸い、その呼吸を通じて宇宙によって生かされていることを自覚することから始める必要があるのです。
 全ての生きものが同じ源泉に由来するところが、万物が家族であり、兄弟姉妹であると説く由縁です。各生物を細胞レベルで観れば、皆同じ構成となっていますし、その生命の原理も同様です。私達全ての生きものは基本的に同じであり、構成結果において多少の違い、バリエーションを持っているだけです。
 その相違は各人の個性、特徴であり、それらを生かすことで、多様性を生み出し、豊かさに貢献する訳で、差別や区別を生み出すようなものではありません。私達各人は自らの役割を果たすことで社会を豊かにし、自らも進化させるよう、努力したいものです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部第4章-段落131

131 Our senses of sight, hearing, taste and smell should be nothing more than conveyors of information to the brain, not the autocratic rulers of our lives. They should be our servants-not our masters. As you study these four senses, you will find they continually exalt their position in the scheme of life, belittling all that they see about them. Do not let this happen.
131 視覚、聴覚、味覚及び嗅覚から成る私達の感覚は、脳への情報の伝達人でしかなく、私達の命の独裁的支配者ではありません。それらは私達の召し使いであるべきで、主人ではない筈です。貴方がこれら四つの感覚を研究するにつれ、それらが見るもの全てを軽視することで、生命の図式における自らの地位を常に押し上げようとしていることを発見するでしょう。このことを起らせてはいけません。




【解説】
 私達の持つ感覚の取扱について、例えば目及び視覚は目に見えたもの、そのものを伝えれば良く、見た時の判断は不要です。それらの裁きは目がその対象と外観で比較し、良し悪しの判定をつけていることになります。自分より劣っていると思う対象には優越感を、勝っている対象には劣等感を抱くのが感覚人の常という訳です。
 その結果、視覚は本人を支配するばかりか、世の中全体を化粧品やファッションという一大産業になるまで成長させています。人間の傾向を利用した"ビジネス"が展開されている訳です。
 しかし、所詮これらは表層的なものに過ぎず、私達はその奥にある実体を観るように努力しなければなません。顕微鏡下では何気ない葉の中にも驚くべき美しさがありますし、水たまりの一滴にも様々な微生物が生きています。こうした目に見えない部分にも因を知ろうとする私達は気付くよう努めなければなりませんし、既存の感覚の限界を認識すべきなのです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部第4章-段落130

130 Disciplining the senses is the first step you must take. They should not master you any more than do the hands and the feet. Our extremities do not suddenly develop a will of their own, and start acting independently. They obey the messages from the mind.
130 諸感覚を躾けることは、貴方が最初に取組まなければならない一歩です。感覚は手や足以上に貴方を支配すべきものではありません。私達の末端手足は突如として自らの意思を発達させたり、個別に行動し始めたりする訳ではありません。それらは心から発せられたメッセージに従っているのです。




【解説】
 各自の為すべき最初の事柄は、自身の感覚(四感覚)を訓練することであると、著者の指導は明解です。これまで私達は自分自身を自分の心と区別せず、もっぱら未熟な心の不安定な指示の下に行動して来ましたが、それではイケナイという訳です。舞台の上で演じる自分の姿を別の自分がしっかり観察しているように、心の動きを監視して、不要な心の意見に左右されないようにすべきです。
 また、心自体、決して疎外されるべき悪者ではなく、発達途上の存在である訳で、それらを訓練して自ら育成する必要があるのです。自分自身を訓練すること、修練することは、他人に頼めることではありません。示された道は本人が歩んではじめてその者に成果がもたらされるという訳です。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部第4章-段落129

Summary of Part One
129 This first part is very important, for it is the foundation for the other two that are to follow. It should be read and reread until this knowledge becomes a part of you.
第1部要約
129 この第1部は大変重要です。後に続く他の2部にとって基礎となるからです。この知識が貴方の一部となるまで何度も読み返されるべきものです。



【解説】
 第1部のまとめとして著者は、この第1部が基本であり、繰り返し独習することによって、その知識を自分のものにせよ、と説いています。
 1,2回読み通したからといって、その内容が完全に理解したということにはなりません。自ら実践、行動する中で様々な体験を積み、実証を経て確実な知識となるのです。そういう意味では単に読むことだけでは限界もあるのです。成功にしろ失敗にしろ、体験を経て記憶に残る知識となるということでしょう。
 私達が毎日を生きる目的は、この体験を積み重ねることにある訳で、目の前に広がる未来に各自が貢献することが求められています。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部第4章-段落128

128 This is no mysterious extrasensory perception; but an unconscious tuning in to universal knowledge. The student, understanding the law he is employing, will control his carnal mind and allow the solution to come to him. This information has been verified by the space Brothers.
128 これは神秘的な超感覚的な知覚などと言うものではなく、宇宙的な知識への無意識の同調作用なのです。学習者は自分が用いている法則を理解すれば、自分の肉欲の心を制御して解決法を自分にやって来させるようにするようになります。この情報は宇宙兄妹達によって実証されて来ました。




【解説】
 このような状態の時、私達は無意識に宇宙的な波動に自分の心を同調させているという訳です。特に何も不可思議も神秘的な条件もありません。極めて普通の心の状態の中で自らの心を高次な波長に合致させることが出来たということです。
 これを自然界の動物では"本能"、植物では"自然の生命力"と私達は称して来た訳ですが、いずれも各個体が自らの心を宇宙の知性に同期することにより、テレパシックに最良の方策を身につけているのです。
 重要な点は如何に自らの心をこのような状況を常に作り上げて行くかです。その為には自らが感受したアイデア(想念)を信頼しそれらを行動に移すことで、その真偽を確かめ、経験を積み重ねる中で、これらアイデアを授けてくれる宇宙の因への信奉を深めることだと思います。
 様々なレベル、段階の想念の発信元がある中で、価値あるものを探し出すこと、判別することは容易ではないとされて来ました。しかし、砂浜の無数の砂の中で、一粒の輝く砂粒の光は大きく、少し観察すれば手に取ることが出来ます。そして無数の砂粒の中で貴重な一粒を手に取ることが出来たことは、何よりも勝る歓びとなり、私達が実はこれら恵みの中に暮らしていることを噛み締めることにもなるのです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部第4章-段落127

127 Here is one more example of how help may be received unconsciously, which we all have experienced at some time; let us say our minds are struggling with a problem. We have studied it from every angle, and still the solution evades us. We may even be ready to give up . . . when, suddenly the answer is laid before us.
127 ここに如何にして援助が無意識の内に受信され得るかのもう一つの例があり、私達全てが時折、体験しているものです。それは、私達の心がある問題で奮闘しているとします。私達はそれをあらゆる角度から研究して来ましたが、未だに答えは我々をすり抜けています。私達もう諦めようとも思ったその時、突然にその答えが私達の前に置かれます。



【解説】
 私達の多くは困った時にふと解決策がひらめいたり、誰かの助け舟が来たりした経験を持っていると思います。自分で考え模索して辿り着けなかった解決への道でしたが、私達の心がそれまでの自分の想念でいっぱいであった状態から、半ば諦めかけた結果できた隙間に新しいアイデアがようやく入り込めたという状況かと思われます。
 とかく私達は自身の持ち物と同様、自分の習慣的想念を心に留めておく習性があります。これは仏教で言う執着と表現されている訳です。私達各々には所定の容量があり、それが満たされれば、他の要素は入り込むこともありません。それ故に当座重要でないものは捨て去ることが必要となるのです。
 もちろん、捨て去るだけではダメで、その空いたスペース、軽くなった心に宇宙本来の上質な想念を導き、自由闊達な振動に自らを高め、本来の想念レベルに同調させることが必要なのです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部第4章-段落126

126 By this I do not mean we should accept every unusual thought which enters the mind as being of a universal nature; for as we progress in this study, we will learn that thought comes from many different sources. We have been accustomed to thinking of thoughts as coming only from other human beings; when in fact they eminate from Cosmic Cause, from the very atoms of our bodies, and from all phases of nature. It is obvious therefore, that man should be extremely selective about the thoughts he entertains in his mind.
126 このことで私は私達が心に入って来るあらゆるいつもと異なった想念を、宇宙的性質を持つものとして受け入れるべきだと言っているのではありません。何故なら、私達がこの学習を進めるにつれて想念は多くの異なる源から来ることを学ぶことになるからです。私達は想念は他の人間から来るように思い馴らされて来ました。しかし実際には、想念は宇宙の因から、また私達の身体の中のまさに一つ一つの原子から、そして自然の全ての側面から発せられています。それ故に、人は自分の心を喜ばす想念については極めて厳密に選択する必要があるのです。



【解説】
 全ての行動の発端は想念にある訳で、私達は想念の影響下にあると言えます。そしてその想念も感受する全てが妥当なもの、的確なものとは言えないところが難しいところです。様々な源泉から想念は発せられており、適切なものに同期する一方、そうでないものはいち早く捨て去る必要があるのです。
 この瞬時の見極めの為には、各自の心はあらかじめ偏ることなく、冷静で落ち着いた状況であった、その想念の帯びる雰囲気に鋭敏であらねばなりません。私達がどのような想念を取り入れるかは、その想念と生死を共にするくらいの覚悟が本来必要な程、重要な事柄なのです。
 こうして何回かの体験を経て、どのような想念が建設的アイデアか、将来を拓くヒントであるかを分かるようになるものと考えています。そういう意味では失敗事例こそ、多くを学ぶべきかと思うのです。

ご連絡

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都合により、明日3月6日(水)から3月11日(月)まで、更新をお休みします。

3月5日
竹島 正

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部第4章-段落125

125  Let us say we are going about our daily routine, our minds quietly following their customary pattern of thought. From out of the "blue" will come a thought totally foreign to our normal thinking-something of a universal nature. The majority of people, not comprehending the magnitude of what is happening, will often break the flow with the startled inquiry, "Where did that come from?" Whereas, if they had quieted their carnal mind and listened to the small still voice within, vast vistas of understanding might have been unfolded.
125 例えば、私達が日常の決まりきった仕事に出掛けるとします。私達の心は黙って、いつもの習慣的な想念パターンに従っています。「突然青空から降って湧いた」ように、私達の通常の考えとは全く異質な想念、宇宙的な性質を持つ何かがやって来ます。大多数の人々はその時、起っていることの重大性に気付かず、しばしばびっくりして「それは何処から来たのだろうか」と問いただしてしまうことで、その流れを壊してしまうのです。しかし一方、もし人々が自身の肉欲の心を静めて、ひそかな内部の声を聞こうとすれば、広大な理解の展望が解き明かされたかも知れないのです。



【解説】
 私達が時折、それまでの自身の習慣的想念の隙間から、良質な想念が入り込むことがあります。まさに希望の光を垣間見る瞬間です。その時こそ、その者にとって好機であり、その恵みの機会を逃してはなりません。
 本項はこうした日常の生活の中にも、本来の進化に向けて各人が活かせるチャンスがあることを説いています。もし、そうでなければ私達はトウの昔に滅んでしまっていたものと思われます。
 このインスピレーションの中には各人の生き方をはじめ、科学的発見や道具の発明など、様々な要素が含まれていることでしょう。それまでもがき努力しても達成出来なかった事柄も、これらのアイデアが支えとなって解決する事例も多いものです。それはそれまで私達が志向して来た中で、培って来た因への願いが叶い、はじめて因と触れ合うことが出来た瞬間でもあるのです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部第4章-段落124

124 Most of the time, the only thoughts we are aware of, are those familiar ones amassed through our senses and experiences. Yet, gems of universal wisdom are interspersed in our habitual thinking.
124 大抵は、私達が気付く唯一の想念は、私達の諸感覚と経験を通じて蓄積されたものと馴染みのあるものに過ぎません。しかしそれでも、宇宙の英知の珠玉は、私達の習慣的な思考の中にも散りばめられています。



【解説】
 私達が日常的に抱く想念の中にも宇宙的なヒントが含まれていることがあるということでしょう。習慣的な日常を送る中でも感受力があれば、様々なアイデアが含まれていることに気付くことができますし、それは私達にとって救いになるものです。
 このように私達の抱く想念の中には劣悪なものの他に、良質な要素を持つものも含まれている時がある訳で、前項(123)で示された轍(わだち)を抜け出る為にも大いに注目すべき事柄です。
 結局、私達を導くものはこうした想念の要素であり、如何にしてそれらと結びつきを増やし、パイプを太くして行くかが重要となります。大事だと思うことはこれら良質な想念が何処に起源を置いているかであろうと思います。もし、創造主の思し召しとして贈られているとすれば、私達は実に恵まれた状況にあるかが理解出来るというものです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部第4章-段落123

123 Since each thought registers a certain pitch, or frequency, relative to itself, we will naturally find different levels of thought. The level of thought-frequency into which we tune daily depends entirely on our understanding. For remember, like attracts like. While at times we may contact either a higher or a lower level, our minds normally move in the ruts in which our understanding has placed them.
123 各々の想念はその想念に比例したある種の高低、或いは振動数を記録に留めるために、私達は想念の様々なレベルに自然と気付くようになります。私達が日常、合わせる想念振動数のレベルはことごとく、私達の理解力に依存しています。類は類を呼ぶということを覚えておいて下さい。一方では、時たま私達はより高い、或いはより低いレベルと接触することもありますが、私達の心は普通、私達の理解力が敷いた轍(わだち)の中を動いて行くのです。




【解説】
 私達が日常的に抱く想念が私達各自の進む方向を定めているという訳です。一つ一つの想念は瞬間的であっても、その積み重ねは本人の方向性を定め、遂には車輪の轍(わだち)のように、進路を決定づけてしまう危険性があるのです。
 ただでさえ習慣性を好む私達はひとたびこのパターンを踏襲し、怠惰な日常生活を送り始めてしまうと本来の道に戻るのは容易ではありません。
 自分の日常が正しい方向に向いているかいないかは絶えずチェックして、少しでも改善の必要を感じたら、躊躇なく修正することです。その際に役立つのが理解力を広げることです。より広い分野から先人達の忠告を学び、消化して、その方向転換の原動力にすることです。

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