2017年05月

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2017年5月25日
竹島 正

ジョージ・アダムスキー 「生命の科学」第4課-段落172

172 You can see that the mind is seldom aware of the conscious intelligent operation within the form. For when we sleep the consciousness operates the form while the mind knows nothing. Thus proving that there is a form of intelligence which never rests. And the mind must unite with this intelligence in order to be the knower. Once this is done man will eliminate all the unpleasant ways of life he now endures. And he will know what goes on in every form known, and its purpose. And divisions will no longer cause mysteries.
172 あなたには心は身体の中の意識的知性活動についてまれにしか気付かないことが分かるでしょう。何故なら、私達が寝ている時も意識は心が何も知らない間にその身体を運営しているからです。このことは決して休むことのないある知性体が存在していることを示しています。そして心が知る者となる為にはこの知性と結びつかなければなりません。ひとたび、これが為されると、人は現在耐えているあらゆる不愉快な人生を取り去ることでしょう。そして全ての形有るものの中で起っていることやその目的を知るでしょう。そうなればもはや分裂が神秘をもたらすようなことはなくなります。


【解説】
 私達の心は決して私達自身の支配者ではありません。眠ってしまっていても身体内の活動は何一つ変わらず続きますし、肉体の維持活動は心とは別な英知の下、着実に実行されているからです。全ての肉体の活動は心とは別の所で行われている訳であり、私達の心はその英知を探究し、その教えを乞う必要があるのです。
 自分の中に英知を司る存在があり、物質に膨大な知識・経験が蓄積されているにも拘わらず、肝心な自身の主人公が何も知ることなく不安定な状態を続けていて良い筈もありません。
 内部にこのような立派な仕組みを与えられている以上、他に求めるものは何もない訳で、心はそれを自覚すれば自ずと落ち着いた穏やかな状態となる筈です。その中で身体の中で起こっている事柄を学び、自ら探究する中で、心自体をより素直で感受性のある、これら英知と同期出来るような高次な存在に仕上げなければなりません。

ジョージ・アダムスキー 「生命の科学」第4課-段落171

171 We all must admit that as mentalists we know little about what is going on in our bodies. But we do know that a certain kind of knowledge is operating through the body that knows what to do when the mind does not. So the mind has been accepting this on blind faith as an established fact. Yet it is the duty and privilege of the mind to learn all that takes place within the form if it is ever to have a peaceful existence. And thus fulfill the purpose for which it was created and eliminate the conditions brought on by confusion and fear caused by uncertainties. Then the mind would not repeat mistakes as it does today.
171 私達は皆、心至上主義者の私達は自分の身体で何が起っているのかほとんど知らないでいることを認めなければなりません。しかし、私達は心が知らなくても身体を通して何を為すべきかを知っているある種の知識が作用していることは分っているのです。ですから、心はこのことを確立された事実として盲目的信仰の上に受け入れて来たのです。しかし、心が平安な存在であり続けたいのであれば、形有るものの中で起っているすべてを心が学ぶことが心の義務でもあり、また特権でもあるのです。そしてこのようにすることが、その形有るものが創造された目的を成就させ、不安状態による混乱や恐怖によってもたらされた状態を取り除くことになるのです。そうなれば、心は今日のように誤りを繰り返すことはなくなるでしょう。



【解説】
 本項は、そもそも私達の心と肉体の関係はどうあるべきかを説いているように思います。
 中でも私達は自らの意思、即ち心こそが自分の本体であり、肉体の支配者であるとして来ましたが、果たしてそうなのでしょうか。現代の生命科学や本講座のこれまでの記述から、あらゆる生きものが等しく構成する細胞というシステムには共通する遺伝分子があり、それらが分化して各々の身体を部位を造り上げていることが分かっています。
 更にはその遺伝物質が記憶をも運んでいると、これまで本講座で説かれて来た訳です。つまりは肉体の側の中に英知があり、私達の心は無知な暴君でしかなかったのです。
 このように考えれば、全ての知識は私達自身が持っていることになり、それらの存在にどのように気付くかが次の課題になります。もちろん時間は十分にありますし、何処に行くにせよ自身の膨大な図書館とも言える肉体と一緒である訳で、こんなに頼りになることはありません。私達各自が生まれて来た目的はこれら知識の宝庫から適切なものを取り出して、各自実践活用し、行動することで他者ともそれらの知見を分かち合うサービス(奉仕)に従事することでしょう。”汝自身を知れ”とは、このように深い意味があったのです。

ジョージ・アダムスキー 「生命の科学」第4課-段落170

170 This is the reason that the Will of man must will itself to the Will of this process if it is to know what it has been and its reason for being. We bring this to you in relation to our present science which is only on the brink of this knowledge. And as stated before, the space people have known and used it for thousands of years. And if man is ever to know his true self, this knowledge is very essential. For within it lies the absolute certainty of life.
170 これが人間が過去どうであったか、またその存在の理由を知りたいとするならば、人間の意志は自らをこの過程の意志に従わせようとしなければなりません。私達はこのことをこの知識のふちにいるだけの私達の現在の科学に関連してあなた方に授けているのです。そして以前述べたように、宇宙人達はこのことを何千年も以前から知っており、活用しています。そしてもし、人間が自分の真の自己を知るというのであれば、この知識はとても必須なものです。何故ならその中に生命の絶対的な確実性があるからです。



【解説】
 自身の肉体の各細胞が記憶を運ぶこと、そしてそれら細胞の経験を紐解くことで宇宙開闢以来の歴史や知識、経験を学ぶことが出来ることを、既に何千年も前から他惑星人が知り、学んでいたと著者は本項で私達に明かしています。
 私達はDNAに潜む膨大な知識を自ら学び取れるような感性が必要だということでしょう。これらの取り組み姿勢はDNAの配列を研究し、配列のどの部分が身体形成の何処の部分の設計図に相当するかを学んでいる私達の研究レベルからは、相当の開きがあることでしょう。
 一方で私達の科学は、これら英知であるDNAを勝手に切り取り、それらDNAに含まれる記憶という根本的な要素に気付かないまま、組み換え生物を創ったりと創造主に代わる行為にまで及んでいます。私達は各細胞が実は様々な記憶を運ぶことの意味をもっと深く考え、最も身近にある自らの細胞から学び取ろうとする姿勢が必要なのです。まさに”ご自愛”下さいという表現が当たります。

ジョージ・アダムスキー 「生命の科学」第4課-段落169

169 Now let me describe what I have seen on instruments and diagrams that the space people study on this subject. Their method is simplified and easier to understand than the way our scientists are presenting their findings. As an illustration let us use two parallel lines, one white, the other black. One is masculine and the other feminine and at certain intervals they cross each other in the form of a figure 8. And they are constantly active. Within the figure 8 they produce from seven to nine different combinations depending upon the purpose. After reaching nine such loops the messenger is born with a specific message. And it carries the blue print of what the next step is going to be but it does not separate itself from the past. This is where the memory is carried on. And memory is the only part of man or any form that becomes eternal. For as we know, man is not a man without a memory. And you can see that by this process the memory of the past is steadily connected with the experiences of the present. And all of this takes place independent of the world of man.
169 ここで宇宙人がこのテーマについて学ぶ際の装置や図表について私が見たものを説明したいと思います。彼等の方法は私達の科学者達がその発見を発表するやり方より、単純化され平易です。実例として2本の平行線を用います。一方は白、他方は黒とします。一つは男性、もう一つは女性であり、ある時間間隔でそれらは8の字の形に交わります。またそれらは絶えず活動的です。その8の字の形でいる間に、それらは目的に応じて7~9の異なる結合を作り出します。そのような9種の輪が出来た後、ある特定の伝言を携えたメッセンジャーが誕生します。そしてそれは次の段階は何が為されるかの青写真を携えていますが、それは過去から分離したものとはなっていません。ここが記憶が受け継がれる場所であるからです。そして記憶こそが人間であれ、いかなる形有るものが永続する唯一の部分です。何故なら私達は人間は記憶無くして人間ではないことを知っています。これで皆さんは、この過程により過去に対する記憶は現在の体験と常に繋がっていることが分かるでしょう。そしてこの全ては人間の世界とは独立して起っているのです。




【解説】
 DNAの二重構造は様々な「8の字」パターンを形作り、メッセンジャーRNAを作り出して、その記憶を新たな細胞に引き継ぐという一連の細胞の増殖過程について、他惑星ではより鮮明に学んでいるという訳です。
 これら2本の分子構造が絡み合う行為は宇宙産生の基本イメージを表すものと言えますし、日本の神社の注連縄(しめなわ)も同様な原理、即ち各自の細胞で刻々行われている活発なる生命誕生の息吹を祀る象徴かと思われます。
 重要なことは、今日体験した事柄、発した想念が翌日造られるご自身の一部に承継され、記憶が蓄積されて行くと解釈されることです。言い換えれば、私達は日々自身を自ら造り上げているということです。

ジョージ・アダムスキー 「生命の科学」第4課-段落168

168 I use this portion of scientific discovery in relation to memory and heredity to show that this type of intelligence operates independent of the mind. But the mind must learn about it in order to cooperate. And in this way the mind will know what has transpired in the past and what is taking place in the present.
168 私は記憶と承継に関係するこの部分の科学的発見をこの種の知性が心とは独立して作用していることを示す為に用いました。しかし、心は協力する為にはそのことを学ばなければなりません。そしてこのようにして、心は過去に何が起ったのか、現在何が起っているのかを知ることでしょう。


【解説】
 本項で著者はこれまで私達がDNAやRNAを遺伝物質と称して来ましたが、実はそれらの中に私達の記憶も収録され、文字通り太古以来の記憶が遺伝物質の中に組み込まれて行くと説いているのです。
 これら遺伝物質の持つ記憶にアクセスすることが出来れば、私達は生命誕生以来の悠久の歴史を知ることが出来ますし、過去の知見のみならず、宇宙の出来事をも追体験できることになります。
 これを実現させる為には、各自の身体細胞に気持ちを揃え、これらの英知ある分子・原子と同調する必要もあることでしょう。実際、私達の記憶と呼ぶものの本質もこれら遺伝物資との関係があると本項は示唆しているように思われます。
 これら知識の泉は私達自身の中にあり、それらを探究する、即ち自らを学び知る中で私達は生命の尊さを学ぶことになるのです

ジョージ・アダムスキー 「生命の科学」第4課-段落167

167 Cells in a form are grouped for specific purposes. i.e. The cells used to make a heart could not be used to make a brain, etc. But each group is in harmony with the others to produce a manifestation of a perfect form for a specific purpose.
167 体内の細胞達は特定の目的毎にグループ化されています。即ち、心臓を造り上げる細胞達は脳やその他を造るのに用いられることはありません。しかし、各々のグループは特定の目的の為、完全なる肉体を現出させる為に、他と調和しています。



【解説】
 現代の科学レベルによる説明では、身体の細胞は皆同じDNAを持つとされています。DNAは全細胞の設計図を有しているという訳です。当初の受精卵から細胞分裂が生じ、各々の細胞の形成が進むのは、その細胞分裂の過程で特定の部位に相当する部分の設計図が読み込まれることによるとされています。そうして各器官に分化されて行くようです。
 その過程で心臓は心臓を形成する為の細胞、脳は脳細胞がそれぞれ形成されて器官を構成する訳です。
 言い替えれば、全員が等しく全能の能力を潜在的に有していますが、具体的な場面では各自は自らの役割分担を責任を持って達成し機能することで身体全体を機能させていることが分かります。同様に私達の社会も各自の潜在能力は皆平等であり、社会を機能させる為に様々な職業が必要だということでもあります。

ジョージ・アダムスキー 「生命の科学」第4課-段落166

166 Protons in a form are very important for the creation of a messenger. The germ called E in science, or COLI flourishes in the intestinal tract of any form, and is referred to as ribson. As every form must feed on something, the food must be converted into protons and other needs. The whole procedure is chemical, and apparently according to science, the ribson acts as a universal translator.
166 メッセンジャーを造り出すのにその生物体の中の陽子が大変重要になります。科学でE或いはCOLIと呼ばれる細菌(訳者注:"Escherichia coli" 、略称"E.coli"と呼ばれている"大腸菌"のこと)はどのような生物体でも腸管に繁殖し、リボゾームに関連し言及されています。あらゆる生物体は何らかのものを食する必要があり、食物は陽子やその他の必要物に転換されなければなりません。すべての手順は化学的であり、科学によればそのリボゾームは普遍的な翻訳者として活動しているとされています。(訳者注:原文の"Protons(陽子)"は"Proteins(蛋白質)"の誤記の可能性もありますが、そのままの訳としています。なお、原文の"ribson"は"ribosome(リボゾーム)"の綴り誤記と解釈しています)



【解説】
 本項執筆当時、既に著者は今日で言うメッセンジャーRNAと呼ばれるDNAの持つ情報を転写して送り込まれる役割を持つ要素について述べていることは驚きです。本項の内容について未だ著者の示唆する内容に理解出来ていない部分もあるのですが、私達の身体内で起こっている細胞の合成、増殖について説かれていることは容易に理解出来ることでしょう。特に私達の腸の中の主要な細菌である大腸菌が大きな役割を担っていることを示唆していることも重要なポイントでしょう。
 普段何の注意もせず当たり前と思っている事柄の中には私達を根底から支える仕組みが働いている訳です。
 こうした知識を知った上で日常の生活をしている者とそれらを考慮することなく生活を送っている者の差は実は大変大きいのではないかと考えます。もしその精緻な仕組みを意識していれば、やがてそれらの”因”からの印象も感受でき、同期することも出来るようになると思うからです。本講座のタイトル「生命の科学」はその点を目指した学習でもあるのです。

ジョージ・アダムスキー 「生命の科学」第4課-段落165

165 In the study of life, on other planets, half of the DNA would be considered the feminine part, and the other half the masculine. And there is constant relationship going on between the two parts which produces the messenger called RNA. And this carries the information of heredity or specific instructions, depending upon the type of a form. And as you can now see, there is a trinity involved. Two phases of DNA and one of RNA. You can also see that the two parts of DNA manufacture the RNA with a specific message.
165 他の惑星における生命の学習では、DNAの半分は女性部分、残りの半分は男性部分と考えられていることでしょう。そして、それら二つの間にはRNAと呼ばれるメッセンジャーを造り出す不断の関係があります。また、これ(メッセンジャー)は生命体のタイプによって異なる遺伝の情報や個別の指令を運びます。そうなると、既にお分かりのように、三位一体がそこに関連されています。DNAの二つの側面と一つのRNAです。そしてあなたは、二つのDNAの部分が特定のメッセージを携えたRNAを造り出していることも見ることができます。



【解説】
 DNAの二重ラセン構造には、男性・女性それぞれの要素の一体化という意味があることにも私達は気付く必要があるという訳です。
 日本では正月の飾りや神社の本殿に掲げられる注連縄(しめなわ)がありますが、本来の意図は、私達に生命の本源的なパターンとしてこれら遺伝分子の構造と男性・女性の役割について教示するものであるのかも知れません。詳細については知りませんが、出雲大社の巨大な注連縄にはよほど大きな意図があって、歴代作られて来たものと考えるべきかと思われます。
 これまで知るところでは、DNAの基本構造は比較的単純でデオキシリボースと言う5角形の糖の2つの位置にりん酸が繋がった鎖状の骨格を成し、それぞれA(アデニン)とT(チミン)、G(グアニン)とC(シトシン)という物質のペアが結合し、それぞれ2本の骨格がA-TとG-Cで繋がり合っているというものです。
 比較的単純な構造とも言えますが、そのA-TとG-Cのみが結合点という所が、DNAの二重構造が剥がされ、それぞれ一重になった後でも再び片方からでも元のDNAに復元できることにもなる訳です。生まれ変わりの際、男性は女性に、女性は男性に転生すると考えることもこれに類したことかも知れません。
 これらDNAやそれに付随するRNAの機能の意味については、より深遠な意味があることを本項で著者は示している訳で、私達も日常、その意味を考える必要があります。

ジョージ・アダムスキー 「生命の科学」第4課-段落164

164 DNA according to scientists is a master blue print which carries instructions of life. And anyone who has given thought to the creation of form life, whether of man or an insect, must admit that there is some kind of intelligence that directs the structure of the form. As there are no two identical forms, this suggests that there are minor changes in each case. And that the matter which is used in making the form must have a certain kind of intelligence in order to receive directions.
164 科学者達によればDNAは生命の指令を運ぶ設計原図であるとのことです。そして人間であれ昆虫であれ、生命体の創造に考えを寄せた者は誰でもその形ある者の構造を指揮するある種の知性が存在することを認めなければならないでしょう。また、全く同一な形が無い以上、各々の場合においてわずかな変化があることが分かります。そして形有るものを造る中で用いられた物質もまた、指示を受ける為にある種の知性を持っている必要があるのです。



【解説】
 もちろん、細胞の設計図を持つDNAではありますが、それだけでは新しい細胞を生み出すことは出来ません。何より全ての分子・原子がそれらDNAの指示する内容を理解し、従う必要がある訳です。言い換えれば全ての分子・原子はこれら創造過程を含めあらゆる知性に反応するということでしょう。
 よく仏教説話の中に仏陀が歩いた跡に花が咲いたとか、様々な動物が仏陀に従ったという話がありますが、それも高いレベルの想念にはあらゆる動植物が呼応することを示唆しているのです。
 私達各自は、自らを実験対象として如何に日々の想念が自身の肉体に影響を与えるかを確認する必要があります。個々の細胞の動きまでは把握できませんが、少なくとも身体全体の状況を注意深く観察し、自らの想念レベルによって最も大きく影響を受ける自身の身体の変化との関係を学ぶ必要があります。
 これら日常的な研究を通じて、何が宇宙的、即ち宇宙の法則に沿ったものであり、何がそうでないかを理解することが出来ます。もちろん誤りは人の常ですので、誤りに気付いた段階で適宜、誤りを修正し、前に進んで行くことが重要なことは言うまでもありません。

ジョージ・アダムスキー 「生命の科学」第4課-段落163

163 This is the true Cosmic Self. This discovery has been made with the help of our space brothers many years ago, but not until now do our scientists realize its value and potential. And they named it DNA and RNA. Yet the space brothers have been using this knowledge for thousands of years. And they have applied it in their daily life by schooling their minds to be obedient to impressions coming from these memory carriers
163 これこそが真実の宇宙的自我というものです。その発見は何年も前に宇宙兄弟達の支援によって成されましたが、最近まで私達の科学者達はその価値と潜在能力について認識して来ませんでした。それで科学者達はそれをDNAやRNAと名付けました。しかし、宇宙兄弟達は何千年もの間、この知識を活用し続けています。そして彼等はこれら記憶の運び手からやって来る印象類に従うよう自らの心を訓練することによって自分達の日常生活にそれを応用して来たのです。



【解説】
 本文で著者が説いている内容と比較すれば、現代の分子生物学と称される分野は、本項で述べられているDNAやRNAという遺伝物質が有する本来の機能のわずか一部しか取り扱っていないように思います。即ち、生物種の同定、個人の識別等であり、一方では遺伝子組み換え操作等、誤った方向に応用することも行われている訳です。
 しかし、本項を学ぶ私達は、私達自身の肉体細胞それぞれに含まれるこれら遺伝物質こそが永劫の時間、蓄積された知識を持ち、また各個体が体験した記憶を保存していることを深く認識する必要があります。自らが持つ膨大な記憶を紐解くことが各自のこれからの進化にとって必要なことなのです。
 生物が子孫を残すことは自然界の基本であり、動植物のこれら営みの成果の上に各生物が生存しています。そういう意味では各々の種の生殖活動には本来、宇宙的な役割と意義が含まれていることが分かります。人類の進化は世代を受け継ぎながら進んで行く訳ですが、祖先の体験や文化が子子孫孫に生かされるようになれば、未来は明るいものとなる筈です。その為にも、他惑星人が達成しているように、先ずは私達自身、自らの中に太古から連なる知識や記憶を活用するすべを身に付けなければなりません。

ジョージ・アダムスキー 「生命の科学」第4課-段落162

162 We can say that these tiny memory molecules are actually conscious entities capable of maintaining the form and guiding the mind if the ego allows it to do so. They are the knowers of all that has ever been or is. This proves that the human mind once properly schooled can commune with all forms in nature. And mysteries regarding life would not longer prevail. And secrets and guess work would cease to be, for these tiny memory molecules have recorded all action.
162 私達はこれら小さな記憶分子達が実際、形有るものを保ち、もしエゴがそれを許すなら心を導くことができる意識的な実体であると言うことができます。彼等はかつて存在したあるいは現在存在する全てのものを知る者です。このことは人間の心は一旦適切に訓練されれば、自然にある全ての形有るものと親しく語り合うことが出来うることを意味しています。そうなれば、生命に関する神秘はもはやはびこることはないでしょう。また秘密や憶測の作業は終わりを遂げることでしょう。何故ならこれら小さな記憶分子群は全ての行動を記録しているからです。



【解説】
 具体的にどのような仕組みで各分子・原子に想念が記録されるのかは明かされていませんが、著者が本分中に"memory molecules(記憶分子群)"と述べていることから、私達は各細胞のDNAその他の遺伝物質がその主要なものと考えることが出来ます。
 この場合、記憶分子が遺伝することを考えるといわゆる"日本人が持つ性格"とか"親の気質そっくり"とか言われる事柄も、実際にはこれら記憶分子「の発現効果である可能性も高いことが分かります。芸術家が何世代も継承されて行く背景には、これら記憶分子の効能も多く含んでいるのかも知れません。
 このように考えると、現代に生きる私達は未来の子供達への責任も大きいことが分かります。良質な想念、良質な記憶を積み重ねる中で、未来の人類に発現する要素を日々蓄える必要もあるからです。

ジョージ・アダムスキー 「生命の科学」第4課-段落161

161 We know something about psychometry that permits a person to hold a ring or a watch belonging to another and give the owner a reading. These people have schooled themselves to accept impressions that come, without any feeling of doubt. And these impressions come in vibrations from the molecules that have had the experience.
161 私達はある人物に他の者に属する指輪や腕時計を握らせ、その持ち主にリーディングを与える精神測定(サイコメトリー)について幾分か知っています。これらのことが出来る人々は如何なる疑問の感じを持たずにやって来る印象類を受け入れるよう自分自身を訓練して来ました。そしてこれらの印象はその体験を持った分子から振動としてやって来るのです。



【解説】
 私達は想念は物質に記録されるとは考えて来ましたが、その原理は本項に示されているように、その想念は分子・原子に記録され、後年再びそれらの想念を分子・原子から感受することにある訳です。決して不思議な現象でも、誰かの未知の超能力でもないところが重要なポイントです。
 即ち、誰でもご自身の感度を高めれば、それら残存する想念に同調することが出来る訳です。そういう意味では、地球にある様々な巡礼は、かつて偉大な導師達が過ごした場所を巡る中で、これら残存する導師の想念を感じ取ろうとする意義があるのではないでしょうか。
 しかし、より重要な点は、日々私達がどのような想念を自身の肉体を構成する細胞、即ち分子・原子達に浸透させているかにあります。将来ともに残留する日常の想念が絶えず自身の肉体各部に染み込まれていることは、畏れ多い限りと言う他はありません。

ジョージ・アダムスキー 「生命の科学」第4課-段落160

160 i.e. Scientists have recently discovered that the memory of life's experiences are recorded within each molecule within the cells of a form. And each form of man is made of trillions of cells. And each cell in turn is made of thousands of molecules which carry a memory pattern of past and present action and a pattern for future action. These molecules are grouped for service to the many parts of the body according to the function of the part but all are interrelated. They not only carry the memory of the progress that an individual form and mind has made, but also the progress of all matter from the lowest conceivable stage to the present. This could be called the foundation of form growth guided by the memory molecules known as consciousness. This gives us a clue how a consciously alerted person who has learned to submit his critical mind to the obedience of conscious impressions that are given steadily by the molecules, can receive much information.
160 即ち、科学者は生命における体験の記憶はその身体の細胞内に記録されることを最近発見しています。そして人体は何兆もの細胞からなっているのです。そして個々の細胞は過去と現在の行動や未来の行動に関する記憶パターンとを運ぶ何千もの分子から構成されています。これらの分子群は肉体の多くの部分の機能に応じて各部に奉仕するようグループ化されていますが、皆相互に関連しています。それらは個々の肉体や心が成した進歩の記憶だけでなく、認識できる最も低次な段階から今日にいたるまでの全ての物質の進歩をも運んでいます。これは一つの意識として知られる記憶分子達に導かれた形有るものの成長の土台と呼ばれるべきものです。これは意識的に警戒状態にある人がこれら分子達によって絶えず与えられている意識的印象に自身の批判的な心を解き放つことによって、如何に多くの情報を得られるかがカギとなっています。



【解説】
 記憶が人体各細胞に残されることは重要です。私達の日々の行動や想念の一つ一つが細胞を構成する分子に記録されることは、太古からの地球の歩みもまた分子に受け継がれることになります。
 私達はこれまで人間の自我だけが唯一の知性であるなどと勝手に主張して来ましたが、実は自身も含めあらゆる物質には宇宙開闢以来の歴史が詰まっているということにもなるからです。
 問題はその知性をどのように取り出すかにある訳ですが、その前に私達は自身をそのような妙なる振動に同調出来るよう、心を清らかに保つ必要があります。これら精妙なる調べに同調するためには、心を柔軟・受容的にして置く必要があります。
 その上で、これら身内から来る知性を受け取り、それらを自らの将来に生かすことで進化を遂げることが出来るというものでしょう。

ジョージ・アダムスキー 「生命の科学」第4課-段落159

159 Yet even the human form has evolved because matter lends itself unto the Cosmic Will and keeps progressing. And the matter of which the human form is made has a certain influence upon the mind or ego. So the mind has progressed also to a small degree. Not because of its own will but because of the part that the body intelligence plays upon it.
159 しかもこの人体ですら、物質が自らを宇宙の意志に委ね、進歩を続けているが故に進歩して来ました。そして人体を構成する物質が心或いはエゴに幾分かの影響を与えています。その為、心もまた、わずかながら進歩してきました。心自身の意志の故でなく、肉体の知性が作用する部分の故にです。



【解説】
 人体自身も進化の道を歩んでいることは過去の地上の原人達や古代人の体型の変化からも理解出来ます。本項で述べられているのは、こうした人体の進化変遷には人体を構成する原子・分子達の向上心が寄与しているということでしょう。私達自身、私達の身体を構成する要素から常に助けられているということでもあります。
 このように宇宙は自然と進化向上の途上にある訳ですし、その進歩を妨げる唯一のものが、私達自身の心であり、その驕りや強欲さ、支配欲にあるのです。その結果、犯罪者や策略家は一時の繁栄を得ても、本質的に宇宙を貫く法則を相容れない以上、長続きする筈もなく、その末路は惨めで落胆した状況でこの世を終わることになります。
 しかし、これら宇宙の法則の方向性を学び、それに沿った方向に自ら歩んで行けばこれらの法則が皆さまの背中を押してくれる筈です。そして進化の道の歩みを加速することは間違いありません。宇宙における基本的な方向性を知り、それらを自らの進化の力とすることが大切です。

ジョージ・アダムスキー 「生命の科学」第4課-段落158

158 We have the evidence that all matter that does lend itself, is in a constant state of existence. And is everlastingly being refined into a higher state of expression or service to all parts, fulfilling the Cosmic Purpose. We know this to be true for the earth made of matter has existed for billions of years and has gone through many changes. Yet human civilizations have come and gone. One continues under the will of a creator, while the other ends through the will of the mind. This does not mean that the matter of which man is made ends. Nor does it mean that the consciousness ends. But the ego mind has an end when it insists on acting independent of the Cosmic Intelligence. For the only things that continue on are Cosmic Consciousness and matter, through the process of constant action and newness.
158 私達には自らを貸し与えているすべての物質が常に変わらぬ生存状態にある証拠があります。そしてそれは宇宙的目的を成就する為、より高い表現状態やすべての部分に奉仕する中で、永続的に洗練されているのです。物質から出来た地球が何十億年も存在し、多くの変化を経て来たことにより、私達はこのことが真実であることを知っています。しかし、人類の文明はこの間、去来して来ました。ある文明は創造主の意志の下、続きましたが、他は心の意志を経た結果、終っています。このことは人間を作っている物質が終りになるということを意味するものではありません。また、その意識が終ることを意味するものでもないのです。エゴの心が宇宙的英知から独立して行動することを主張する時、終末を迎えるのです。何故なら、永続する唯一のものは永続的な活動と新鮮さの過程を通じた宇宙意識と物質であるからです。



【解説】
 形あるものは移ろう訳ですが、それでもそれらを構成する成分である分子・原子は変わることなく存在し続け、再び新たな創造の過程に活躍する筈です。以前、ウエイン・ダイヤー氏が自分の血液中の鉄分は死後、何処に行くのかと問い掛けた講演記録を聞いたことがあります。鉄の原子は自分の死後も大地で生き続けることを私達は知覚しなければなりません。
 一方で、人間の造り上げた文明の遺産は衰亡の過程を幾度となく過ごして来ました。つまり、人の心を拠り所とするものは文字通りはかない存在なのです。一方、それに引き換え宇宙創造の作用は、これら人間の心には左右されず、普遍的な力を発揮します。
 このことは仮に現在の文明が核兵器の開発競争や宗教対立、更には戦争経済の支配者によって再び滅びることがあっても、宇宙の中には再びエデンの園を創り出す力が備わっているということでしょう。私達が学び、吸収すべきは、宇宙の中に浸透しているこれら創造作用の源泉ということになります。

ジョージ・アダムスキー 「生命の科学」第4課-段落157

157 Do we not classify intelligence on a basis of an expression or manifestation? Isn't it true that we judge a man's intelligence by how well he expresses himself or how well he produces something or behaves? And if he does not come up to the standards of society he is called a moron. Doesn't this manifestation which appears to be more orderly in bringing forth results, baffle men representing intelligence? I would say that it does, and we will notice this more as we go on. It shows that there is an overall Cosmic Intelligence as well as Cosmic laws that governs all creation. And this intelligence does not need a form as it embodies itself in all forms for various purposes. And all manifestations through the gases and mineral kingdoms will themselves to this intelligence except man.
157 私達は知性を表現や創作を基礎に分類していないでしょうか。私達はその者が如何に上手に自らを表現するかとか、如何に上手に何かを造り上げるとか振舞うとかによって、その者の知性を査定しているということではないでしょうか。そしてもしその者が社会の標準に達していない場合、その者はまぬけと呼ばれます。そういう意味では、はるかに整然と結果をもたらしているように見えるこの創造作用は知性を代表する人間を当惑させてはいないでしょうか。私はそうだと思いますし、私達は先に進むにつれてそのことに気付くことになることでしょう。全ての創造物を支配する宇宙の法則とともに総体的な宇宙の知性が存在するのです。そしてこの知性は様々な目的の万物の中に自らを体現している為、ひとつの形を持つ必要はありません。そして気体や鉱物の王国の中のすべての創造物は、人間を除いてこの知性に自らを委ねているのです。




【解説】
 私達は自然の中に何を観るべきか、何を学ぶべきかを本項は説いています。
 ある人は花の美しさ、またある人は小鳥達の姿をめでるかも知れません。これらはもちろん、自然の造形の作品であり、その美しさは細部を観察すればするほど、目を見張るほどの調和と美しさを備えたものであることに気付きます。
 今日では良いカメラも出来ていますので、その感動を写真に収めることも容易な時代になりました。こうした中、私達はここで自然の中の美しさを単にその形あるものの表層的な美しさだけに目を置いてはいけないと思う訳です。
 本項では、それら創造物を指導し、導いている宇宙の法則性を観ることを説いています。私達自身、今後どのように生きるべきかも含め、私達が頼りにすべきはこの目に見えない法則であるのです。

ジョージ・アダムスキー 「生命の科学」第4課-段落156

156 In the first two stages we find that some kind of intelligence as we call it, was the director behind the scenes.
156 この最初の二つの段階の中、私達がある種の知性と呼ぶものがそれらの光景の背後の指導者であったことに気付きます。



【解説】
 各分子・原子が動き回る混沌とした状態の中から、液体や固体が形成されて行く過程には必ずそれを導く法則、創造主の意図がある筈です。本項で著者はその意図を見抜くよう求めているのです。
 とかく私達は目に見える状態、形になった段階で初めてその存在に気付く訳ですが、実はそれに先行して生じているプロセスに創造のエッセンスが存在するということでしょう。つまりは目に見えない空間や極微の世界に活発な創造作用が起こっているという訳です。
 目の前の空間を何もない空虚(Empty)な場所と捉えることと、原子・分子が密集する中、創造作用が目まぐるしく起こっていると観ることには大きな差があることが分かります。

ジョージ・アダムスキー 「生命の科学」第4課-段落155

155 I trust that we now have some light or understanding of the first kingdoms, and how it may have been possible for creation to take place from what appeared to be nothingness, into form manifestation. Yet we may go a little further and ask, where did the gases come from in the beginning? And what, or who, set the law of attraction and repulsion in action where the various gases either combine with or repel one another ?
155 私達は今や第一の王国について、また、どのようにして一見何も無いように見える所から形有るものに創造が起こり得るのかについて、いくらかの光明あるいは理解を得ているものと信じています。私達は更に進んで最初にガス成分は何処から来たのかと尋ねるかも知れません。そして何が、あるいは誰が様々な気体が互いに結合したり反発したりする活動に親和や反発の法則を設けたのかと。


【解説】
 更に探究を進めれば、本項にあるように、そもそも原子は何処から来たのか、また法則は誰が創り上げたのかに行き着きます。
 誰でも中学や高校時代に元素の周期律表を学んだことでしょう。実は多様な原子もそのような表に整理され、系統別に整えられる訳です。ちなみに仏教の曼荼羅は宇宙の成り立ちを説くものとされていますが、私にとって、これは周期律表にも繋がるイメージがあります。
 私自身、自分の役割、即ち自然界における立ち位置について十分理解出来てはいませんが、本来はより大きい曼荼羅の構図の中で位置づけが為されている筈だと思うのです。そして宇宙の諸法則も、これらの間を関係づけるものとして成立しているものと思われます。
 私達は未だ理解出来ていませんが、宇宙にあまねく存在する原子を統制し、創造の過程に駆り立てる存在があることは確かですし、私達はその流れに従って各自の出来ること、即ち才能を発揮すべきことは言うまでもありません。

ジョージ・アダムスキー 「生命の科学」第4課-段落154

154 The primal force of creation, the Cause, or purpose, is constant. While the manifestations or effects of the cause are transitory. All of this is governed by varing vibrations, speeds or frequencies, which in their change constantly produce new effects. And each is important to the other, for no part could perform as it does in the absence of the others.
154 創造の主なる力、因、あるいは目的は不変です。一方、形の現れや因の結果はつかの間のものです。それらすべては振動や速度、周波数の変化に支配されており、それらの変化にあたって、絶えず新しい結果を生み出しているのです。そしてそれぞれは、他にとって重要であり、いかなる部分も他の存在無しには自らの任務を果たすことができません。



【解説】
 本項の内容も前項と同じく、形あるものは絶えず変化することについて述べています。その根本的原理はかく言う創造作用自体が振動や速度に直結しており、他との関係において影響を受けるからとしています。
 これを言い換えれば、物質を構成する各原子の振動、原子核を巡る電子のスピン(回転)は他の振動やスピンと互いに影響し合い、常に変化するということかと思います。私達は気付かないのですが、全てのものが互いに影響を受けながら変化しているということでしょう。
 これら振動に影響されるという点で重要なことは、想念波によって物質は影響を受けるということです。刻々と発する私達の想念は、私達自身の肉体にその最も大きな影響を与えます。悲しみや怒りが如何にご自身を傷つけてしまうのかは、よくよく考えねばなりません。
 私達が保つべき心の状態(心境)はどのようなものであるべきかは、自らの想念が自分ばかりでなく他者にも大きな影響を与えていることを考えれば、自ずと明らかである筈です。イエスが説いた博愛や仏陀が説いた慈悲の心境は単なる心構えではなく、こうした物質の真相に基づいたものであったのです。

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