2014年12月

ご連絡

今年の更新は本日を最終回とし、年末年始の休みに入りたいと思います。
1年間、ご覧いただき、ありがとうございました。
明年は年明け、1月5日から再開する予定です。
少し早いですが、皆様、良いお年をお迎え下さい。

2014年12月26日
竹島 正

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第4章-段落233

233 For instance, those of you who have read INSIDE THE SPACE SHIPS, will notice that the space people mentioned in the book compared their way of life to ours quite impartially. They did not criticize or pass judgment upon us; they merely analyzed the two phases of life. They pointed out the path of brotherhood we should follow, but they did not condemn us for our selfish shortcomings. Rather, theirs was an attitude of compassionate understanding for a wayward, younger brother. These more highly evolved people are the only ones we should look to for enlightenment and help. Their thought frequencies are as accessible to us as the impressions from lower planets; but here again, because they do not conform to our normal thought patterns, we allow them to pass through our minds unnoticed.
233 例えば同乗記を読んだことのある皆さんは、その本に書かれている宇宙人達は何ら分け隔て無く彼らの生き方と私達の生き方を比較していたことに気付くでしょう。彼らは私達を批判したり、裁いたりはしていません。彼らは単に、生命の二つの姿を分析して見せたのです。彼らは私達が従うべき兄妹愛の道筋を指摘しましたが、彼らは私達の利己的な短所に対し非難することはありませんでした。むしろ彼らの姿勢は一人のわがままな弟に対する思いやりのある理解の姿勢でありました。これら更に高度に進化した人々は私達が啓発と支援を期待すべき唯一の人達です。彼らの想念振動は低次な惑星からの印象類と同様に私達が近付き易いものです。しかし、ここでもまた、彼らが私達の通常の想念パターンと一致しないが為に、私達は気付かないままそれらを私達の心の中に通過させているのです。


【解説】
 人々が慕う仏像の多くは穏やかなお顔で、いつも私達を見ているような情況を造り出しています。多くの者が困窮し、打開策を模索する中で、出会うのはこうしたどのような者に対しても暖かく向き合って呉れる仏様の姿がそこにあるように思われます。このように人々に安らぎを与える柔和な仏様ですが、それと同様な意味で記されているのが、本項の内容だと言うことが出来るでしょう。
 他惑星の人々の中には、地球人に対して慈しみの心を持ち、支援して呉れる方々も多いことでしょう。私達は同乗記の中の彼らの会話の端々にそれらを理解することが出来ます。しかし、アダムスキー氏が去り、彼ら宇宙兄弟達の活動の様子が私達に直接伝えられなくなってからは、残念ながら地球は再び元の暗黒の惑星に戻りつつあります。
 おそらくは長大な宇宙計画の下、同様なプロジェクトも再開されると思いますが、少なくてもアダムスキー氏の伝えた内容を知る私達は努めてこれら支援の想念・印象を受け取るよう努力する必要があります。その為には、彼らの心境に自らの心を合わせ、彼らと以心伝心の関係を作り上げる必要があります。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第4章-段落232

232 The second channel of Cosmic impression, comes from the same interblending of the Cosmos which brings the thought frequencies from the lower planets; but in this case the thought frequencies are coming from people of higher development than those on earth. Impressions from them can be of great value to us, since they can help us better conditions in the world.
232 宇宙的印象の第二の経路は、低次な惑星からの想念振動をもたらすのと同じ宇宙の混和現象から来ますが、この場合、想念振動は地球人よりも高次に進歩した人々から来ます。彼らの印象は私達にとって大いなる価値を持っています。それらの印象が、この世の中の状況をより良くする為に私達の手助けをしてくれるからです。



【解説】
 もちろんアダムスキー氏や彼の周辺で活動して来た多くの宇宙兄弟達から、私達がこれまでどれほどの援助を受け、助けられて来たのかは計り知れません。今日、この講座を含め彼らの活動の成果として残された生命の科学学習講座を学ぶ皆様は、引き続いて彼ら宇宙兄弟からの支援を求めている方も多いように思われます。
 しかし、その一方で逆の立場に立って、現在の私達がより低次な惑星に出向いて、命を懸けて何らかの啓蒙活動を行う気があるかと問われれば、途端にたじろいでしまうものと思われます。実はそれ程に、1952年のデザート・センターのコンタクト以来、アダムスキー氏を窓口として行われて来た一連の支援活動は宇宙的に貴重な期間だったのかも知れません。そのプロジェクトに関わった宇宙兄弟達は、それに向け、言語の習得をはじめ、地球の社会構造の研究その他、長年の準備を経て実行して来た様に思われます。
 宇宙空間の中には、私達のような低級な惑星の人達に支援の手を差し伸べようと希求されている高貴な方々も多くいらっしゃる筈です。その方々の支援アドバイスの心境は私達の身近にあって、いつでも私達が受容的な態度を整えれば、空間を超えていつでも私達は同期し、利益を受けることができると考えます。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第4章-段落231

231 While not of Cosmic value, when you receive a thought from a relative or a friend who is now living, you can accept it. This communication is natural, and will often carry an important message from a loved one. But guard against thoughts of discrimination or dissension--even from those we know best. For a discordant thought is just as harmful when received from someone dear to us, as it is from a total stranger.
231 宇宙的価値を有しないものの、現に生きている親類や友人から想念を受けた場合には、貴方はそれを受け入れても良いでしょう。この意思伝達は自然であり、しばしば愛する者の大事なメッセージを運ぶことでしょう。しかし、差別や口論の想念からは、私達が最も良く知っている者達からのものであっても、守ることです。何故なら、不調和な想念は私達と親密な者からのものであっても、全くの未知なる者からのと同様、有害であるからです。


【解説】
 ここではよくある事例として、近親者間では想念・印象は伝達され易いことを示しています。夫婦や兄弟、親しい友人の間では何気なく一緒の行動をしたり、相手の気持ちを良く理解できるものですが、それらも本項と同様のことかと思われます。
 しかし、これらの想念・印象も発信した者の段階が低く、差別や裁きを含んでいる場合に対しては、注意が必要だと述べています。つまりは親しい間柄になった場合に、良くも悪くも両者が影響し合うということでしょう。
 もちろん、想念・印象の感受性が高まること自体は良いことであり、本講座の目的でもあるのですが、注意しないと知らない間に差別や偏見等の送信者の心の影響も受けやすいという訳です。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第4章-段落230

230 The first channel of Cosmic impression comes from Cosmic Cause, or true Life Force, to the pure cause, or life force within us. We have shown that this Force in Intelligence permeates all manifestation, carrying no judgments or divisions. This is the Law of Relativity wherein, through interrelationship, pure knowledge is accessible to those who seek in humility. For the Cosmos can become an open book when we overcome our personality.
230 宇宙的印象の第一の経路は、宇宙の因、即ち真の生命力から、私達内部の純粋なる因、即ち生命力に向けてやって来ます。私達はこれまで英知におけるこの力が全ての創造物に染みわたり、如何なる裁きも分裂ももたらさないことを示して来ました。これは謙虚さを希求する者にとって相互に関係することによって、純粋な知識に触れることが出来る相関法則なのです。何故なら、大宇宙は私達が自らの個人性を克服する時、開かれた一冊の本になり得るからです。


【解説】
 ここで注目したいのは、著者が宇宙の英知に由来する生命力というものは、あらゆる創造物に「染み渡っている」と表現していることです。丁度、私達の身体がスポンジや凍豆腐のように空間の多い構造から成っているとした時、その空隙を宇宙的生命が隅々まで染み渡っているという訳です。
 私達が目で見る物体の外見はここで言うスポンジ状のものですが、中には脈々と宇宙的生命力が息づいているということでしょう。
 身体に染み渡る生命力は実は宇宙くまなくあらゆる創造物と融合しており、それらの間に障壁は無いものと考えられます。また、このように考えると、ある者が想起したアイデアは、これら宇宙生命力という媒体を伝わって宇宙くまなく伝わることも理解できます。
 これらの理解は、身体の現象を注意深く見る中で促進されるものと思いますし、何十億、何百億もの太陽系を包含する宇宙に自らが直接つながっている安心感も育むものと思われます。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第4章-段落229

229 For the most part, impressions coming from all three channels of effect are steeped in discriminations and judgments; but occasionally a message may come which contains certain gems of Cosmic Truth. The average person will recognize these gems and because of their presence, will then accept the entire message, divisions, personal promises, etc., as being of Cosmic origin. Whereas, the very presence of discriminations proves it to be from a confused source.
229 大抵の場合、これら結果の3つの経路から来る印象類は差別や裁きに染まっています。しかし時には、宇宙的真理について或る種の珠玉を含んだメッセージもやって来るかも知れません。平均的な人はこれらの珠玉に気付き、その存在の為に次にはその全体のメッセージや分裂、個人的な約束等々を宇宙の源泉から来るものとして受け入れてしまいます。しかしながら、差別の存在そのものが、それが混乱した源からのものであることを証明しているのです。



【解説】
 仮に一部が宇宙的要素を含んでいたとしても、その全貌として他者を差別し、裁きを与えるものは、到底宇宙的なものとは言えません。本項で言う課題について未だ経験はありませんが、本講座の学習者はいずれ遠からず体験するものかも知れません。
 よくある話は、最初の出発点は良かったのですが、次第に進む方向が悪くなり、最後は完全に誤った結末に至るケースです。ヒトラーをはじめ、このような例は実際、数多いのかも知れません。もちろん感受した本人が勝手な解釈を加えて歪めてしまうケースも多いことでしょう。しかし、その歴史的な事実も多くは地球から宇宙に再発信された筈です。地球にとっても大きな悲劇なのですが、宇宙にとっても迷惑な話です。
 私達は自分の身体内部の原子の記憶から来るものや、宇宙空間から来るものも合わせて、様々な源泉からの想念・印象に日常、出会う可能性があり、それら想念・印象を瞬時に見極める能力が求められます。それはファインダーの視野に入って来たものに瞬時にピントを合わせ、その正体を見破る最新式のカメラに似ているのかも知れません。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第4章-段落228

228 The third channel to be shunned is that of the memories of discarnate entities who have lived in this world. These thoughts are often mistaken for "spirit communion." Remember the illustration we used about tuning into a thought frequency Plato had set in motion while he lived? This same principle applies to thought frequencies from others who have lived on earth; but unless they have evolved above the personal pettiness of most Earthlings, these thoughts are of no value to us. We are growing and unfolding daily, so except for a few outstanding minds who have sojourned here, we have advanced past the place in development these people had reached. The Law of Progression is a fundamental law of the Cosmos.
228 遠ざけるべき第三の経路はかつてこの世界に生存し肉体を失った存在の記憶の経路です。これらの想念はしばしば「霊的な交流」と誤解されています。私達が用いたプラトンが生きていた間に起こした想念振動に同調した事例を思い出して下さい。これと同じ原理が過去に地球に住んだ他の者達から来る想念振動にも適用されるのです。しかし、それらが大部分の地球人の個人的な些細な事柄を越える程進化したものでない限り、これらの想念は私達に何ら価値はありません。私達は日毎に成長し目覚めています。ですからここに逗留した一部の秀でた心を除けば、私達はこれらの人々が到達していた発達の場所を既に越えて進化しています。進化の法則は宇宙の基本的な法則なのです。

【解説】
 私自身の反省も含めて、これまで各自がこの地上において放った想念のレベルについて考えるべきかと思います。いったいどのような想念をこの地上の物質に帯びさせてしまったかということです。これら原子に残留した想念が未来永劫残って行くとしたら、私達は何と後世の者達に悪い影響を与える存在であるか、畏れる思いです。
 おそらくはこれら想念は次第に減衰し、やがては失われるものと思われますが、本講座を学ぶ者としては、先ずその現実に向き合う必要があるでしょう。
 もちろん、地上に残るこれら不要な想念を私達は取り込む必要はありません。心が仮にそれらを感受したとしても、それらに同調してしまっては、忌まわしい過去が未来に影響を残す結果になりかねません。私達は進化の道を歩んでおり、現在の私達を助け未来に導くものだけを取り入れる必要があります。その為には、先ずは心をそれら良質で高度な周波数を持つ想念・印象に同調出来るよう、普段から備えて置く必要があります。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第4章-段落227

227 The second channel of effect that we should avoid comes to us through the interblending of the Cosmos, bringing thoughts from other planets, or systems, where the inhabitants have not yet evolved to our level. These, too, will carry divisions, judgments, discriminations, etc. Such thoughts are of no help to us. They will only add to the confusion already prevalent in the world today.
227 私達が避けるべき第二の経路は宇宙の混和を通じてやって来るものであり、他の惑星や太陽系等、その住人が私達のレベルまで未だ進化していない所の想念をもたらすものです。これらもまた分裂や裁き、差別等々を運んで来るでしょう。このような想念は私達には何の助けにもなりません。それらは今日の世界に既に流行っている混乱に付け加わるだけです。



【解説】
 想念・印象の中には他の惑星の住人を起源とするものもあるという訳です。しかし、それも様々なレベルがあり、私達が同調し易いのは同レベルのもの、即ち現在の地球と大差ない或いはむしろ遅れている文明のものという場合も多いと本項は警告しています。
 外宇宙を超えて到達した想念であっても必ずしも私達の役に立つものばかりではないという訳です。私達がこれら外宇宙に由来する想念に出会う経路としては、単純に空間に湧く想念を感受するというケースもあるでしょうし、高速度で宇宙空間を航行するこの惑星が宇宙を漂流する他の天体を起源とする微粒子と衝突することで、私達が感知するものもあることでしょう。
 いずれにしても、たとえ外宇宙を起源とする想念・印象であっても、その訴える内容は先ずは吟味する必要があるということでしょう。或いは自らの精神レベルを向上させてこれら低次な想念を寄せ付けなくすることの方が効率的かも知れません。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第4章-段落226

226 The first channel of effect that you should guard against comes from the average human mind. Since there are over two-and-a-half billion people on our planet, most of whom live under the daily influence of thought-patterns of avarice, personal judgment, and a thousand and one petty worries, you must try constantly to protect yourself against attracting these impressions to your mind. Remember, like attracts like. So endeavor to keep your thoughts on a level where they will not attract these emanations. If one is to develop to the state of Cosmic understanding, although these impressions will come to him, he will recognize their character and not lend himself to them. This is a major thing to watch for.
226 それに対し身を守るべき第一の経路は平均的な人間の心から来るものです。私達の惑星には25億を越える人々がおり、それらのほとんどが強欲や利己的な裁きで千一夜の些細な心配事という日常的な想念パターンの影響下で生きている以上、貴方はこれら諸印象を自分の心に誘引しないよう自身を常に守らなければなりません。類は類を呼ぶことと覚えておいて下さい。ですから貴方の諸々の想念をこれらの放射物を誘引しないレベルに常に保つよう真剣に努力することです。もし、人が宇宙的な理解の状態まで進化すれば、これらの印象がやって来ても、それらの性質が分かり、自身をそれらに委ねることはないでしょう。これが警戒すべき主要な事柄です。



【解説】
 前述の6つの経路の内、最大のものが本項で記されている地上の人間から発せられた想念・印象の類という訳です。”以心伝心”と称されるように特に近しい間柄では相手の発想がそのままほぼ同時に分かってしまうものです。距離に関係なく起こるこの現象は想念の伝達というものが物理的な距離や速度という概念では表現出来ない要素を持っていることが分かります。
 しかし、しずれにせよ、私達が良かれと思って同調する想念・印象の中には地球上の人間から発せられたものも数多く混在する訳で、私達は感受した印象の善し悪しを監視する必要があります。
 私達は日常、これら地球に住む者達の精神影響を受け、また他人にも影響を及ぼしているという訳ですから、少なくても自分が発する想念が自分自身はもとより他の多くの者に及ぼす影響を畏れ、皆にとって有意義な品質のものを日頃から発するよう心掛ける必要があります。世の中のあらゆる同胞の幸せを祈り心が貴重であり、惑星全体にも有用であることはこのことからも容易に理解されることでしょう。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第4章-段落225

Summary of Part Two
225 There are six channels of impressions; three of effect, and three of Cosmic value. As we have shown you, the three of effect carry discriminations, divisions, and hatreds, so well-known in the world today.
第2部要約
225 印象には6つの経路があります。3つは結果の、残り3つは宇宙的価値を持っています。これまで示したように結果の3経路は差別や分裂そして憎しみ等、今日の世界で良く知られている要素を運びます。

【解説】
 本項に続く各項において、著者はテレパシー講座第2部のまとめを記しています。とりわけ本項では私達がテレパシーと称している印象・想念の伝達ルートとして計6ルートがあり、多くは受け入れるべきものではなく、むしろ取り扱いに注意すべきことが説かれています。
 私達は良くも悪くも想念・印象の大海の中に生きている訳で、宇宙に存在する者、あるいは過去に存在した者から発せられた想念・印象の響く空間に生きていることになります。膨大な周波数の中のどのチャンネルに心を合わせるべきか、番組を正しく選択することが重要な訳です。
 しかし余程注意しないと、自分の精神レベルに近い印象類が数多くやって来る中、本当に必要な印象に心を合わせるのは容易なことではありません。自分に必要なものは何であり、自分は何を求めているかを明らかにし、他の要素は心から排除する必要があるように思っております。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第4章-段落224

224 We have shown earlier the influence uncontrolled emotions play in our lives; how bad temper can separate us from our friends and cause people to avoid us; how anxiety can bring unhappiness to us and to all around us. Therefore, is it not clear that our first task should be the conquering of these destructive emotions? No one can do this for us. Only we can change our thinking habits. However, now that we have a clearer understanding of the workings of our bodies and minds, this should be an easier goal to reach.
224 私達は先に、制御されない諸感情が私達の生活に及ぼす影響、即ち、如何にして不機嫌が友達から私達を引き離し、人々が私達を避けるようにさせ得るか、如何にして不安感が私達や私達の周囲の者全てに不幸をもたらし得るのかを示して来ました。従って私達の最初の任務はこれら破壊的な感情を克服することにあるべきだということは明らかではないでしょうか。誰もこれを私達に代わって行うことは出来ません。私達だけが私達の思考習慣を変えられるのです。しかしながら、私達は私達の肉体や心の働きについてより明確な理解を得ている今、これは到達するに易しいゴールである筈です。



【解説】
 私達の最大の問題点は自身の感情にあることを本項では改めて説いています。長年の友人付き合いも何らかの契機で感情の行き違いが不仲をもたらす等、せっかくの出会いを損なう結果も多いものです。それも心自身の問題に帰着しています。そういう意味でも私達は自らの心の動きや特徴を良く監視して置く必要があります。
 こうした自分の心の問題は各自で解決して行く他方法はありません。優れた教材、素晴らしい助言は大変貴重ですが、それを取り入れ実践して成果を得るか否かは、本人次第という訳です。他人は助言は出来ても本人に代わって何かをしてあげる訳には行かないのです。
 自分の思考習慣を見直して、より良いものに積極的に転換して行くこと、その結果、自身に現れた成果と影響をよく覚えておき、成果があった心境を努めて再現し、新しい自分の作り上げて行く為の土台とすることです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第4章-段落223

223 But to accomplish this he must first learn to control his emotions, his sense reactions, his selfish desires; and to understand that he is one with all creation. He must comprehend that the atoms vibrating in his present body have been used and reused throughout creation; therefore, they have participated in every phase, from the lowest conceivable form, to immense planetary bodies that ages ago were absorbed back into space. There are no divisions except those man has imposed upon himself.
223 しかしこれを達成する為には、彼は自らの感情や自らの感覚の反応、利己的な願望をコントロールすることを学ばねばなりません。そして自分が全ての創造と一体であることを理解する為にでもあります。人は自分の現在の肉体の中で振動している原子群は創造を通じて利用され、また再利用されて来たことを理解しなければなりません。ですから彼ら原子群は考えられる最も低次な形状物から大昔に宇宙空間に吸収された惑星体に至るまであらゆる段階に参画して来たのです。人が自分自身にこれらを押し付けない限り区分というものは無いのです。

【解説】
 私達の心は一体毎日何を考えているのか、全く宇宙的な素養のないものばかりを追い続け、遂には力尽きてその生涯を終わってしまうことも多いものと思われます。
 既に私達は誰でも万物は原始からなり、その原始は時代を通じて変化はなく、次々に物質を通じて移動し、転生していることを知識として知っています。
 これに対し、本項では著者はテレパシー能力を修めて行くに従い、物質を構成する原子の振動にも気づくようになると示唆しています。言い換えれば本来のテレパシー能力とは自身の肉体を作り上げている各原子の活動に気付き、その持つ記憶を学べる能力を指すということです。
 これら原子は私達のこの生涯では身体を構成していますが、次の機会には別のもの、更には惑星を形作るもの等々、宇宙各地に広がる程の活躍の場があるのです。従ってこのように考えれば、長年月の間には、宇宙は混和融合され、文字通り皆同胞の素材から出来上がっていることが分かります。全てのものが皆、原子レベルから言っても文字通りの兄弟姉妹であるのです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第4章-段落222

222 To the impatient mind, man's progress seems discouragingly .slow; but the Living Soul is ever unfolding and expanding. And though at times we may appear to have slipped back two steps where we have taken one, slowly but triumphantly man is preparing himself to become an occupant in another of the many mansions in the Father's house.
222 せっかちな心にとって、人間の進歩はがっかりする程、遅く見えます。しかし、生ける聖霊は永遠に開示し続け、拡張し続けます。そして時として私達は一段昇った所で、2段滑り落ちるかも知れませんが、人はゆっくりではありますが、意気揚々と父の家の多くの館の内のもう一つの館の主人となるよう準備を進めているのです。



【解説】
 進歩は実にゆっくりしたものです。私自身もこの分野に触れてから半世紀近くも経過しましたが、未だにいわゆる超能力は出現していません。しかし、本項はそうした外見上成果が上がらない者に対しても優しく継続的な努力を説いています。
 そこには人間の本質として向上心が備わっており、身体内を司る生命力自体が次々に真理を明かしてくれること、人間本来の姿として進化する道程が備わっていることも大きな要因となっています。私達は自然と、自らの生きる目的を丁度、各学年で学ぶ生徒のようにこの惑星で学び取ること、更には次の生涯に他の人生が待っていることを知っているのかも知れません。
 もちろん、手痛い失敗もある訳で、本文に記されているように、一歩前進二歩後退という事態も中にはあるでしょう。しかし、私自身のわずかな体験からも、努力は必ず報われますし、継続して精進することで自ずと成果は後から付いてくるものです。結果である成果を得ようとするのではなく、究極の生きる目的を見据えて日々を大切にすることが大事なところです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第4章-段落221

221 It is the instinctive, inborn desire in Man for a better understanding of all he sees about him, that keeps his eyes raised heavenward and his hand ever reaching for a higher rung on the Ladder of Life. If this were not so, he would have been content with a sub-human existence; never seeking the answer to why the Sun God rode through the sky each day, or how his protector from the storm, the mighty oak, sprouted from a tiny acorn.
221 人が生命の梯子のより高い段を目指して両目で天空を見上げ、手を上の段に伸ばすのは、自分に関するより良い理解を得たいとする本能的な生まれながらの願望です。もしそうでなければ、人は類人の状態で満足していたでしょうし、何故毎日太陽の神が昇るのか、どのようにして小さなドングリから彼を嵐からの守護者となる樫の木が芽吹くのか知ろうとはしなかったでしょう。



【解説】
 唯一の救いとしては、本項に説かれているように、私達には進歩しようとする心、探求しようとする意思があることです。よく年齢を重ねるにつれて老化が目立つようになりますが、これもその本人が好奇心を無くし、向上心を失うことから来ているように思われます。
 一般に芸術家にはボケは起こらないように思いますが、これも本人がより良いもの、より美しい世界を探求し、自ら表現しようとしていること、また他人から評価されることが、その理由であると思っております。そもそも高齢になって毎日何も新しい試みを行うことなく、漫然とした生活を送るほど、つまらないものはなく、当然、心も身体も退化してしまうことになります。
 私達は常に身の回りのものに関心を持ち、その些細な生命の営みの中にも大きな真理を見出す努力をし、自己の心境を高めようとする向上心こそが、進化の本来の道を照らす光であると思っています。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第4章-段落220

220 While these will not have the immediate impact upon our consciousness that contact with the strong emotions registered, unless guarded against constantly, they will insinuate themselves insidiously into our thinking pattern as opinions, criticism, snobbishness, and so forth. A flare of anger impresses the mind momentarily, but unless the person develops into a perpetual grouch, the mind will gradually regain its normal equilibrium; and once again resume its pursuance of thoughts in the same old rut it has been following.
220 強烈な感情と接触する際には記録する私達の意識に対し、これらは直ちには影響を与えない一方で、常時見張っていないと、それらは自分達を気付かれぬよう私達の意見や批判、上品振り等々の思考パターンの中に巧みに入り込ませます。怒りの炎は瞬時的に心に印象付けますが、当人が不機嫌を永続させない限り、心は次第に通常の平衡状態を取り戻します。そしてこれまで追従して来た古い轍(わだち)に沿った想念の追求を再開するのです。



【解説】
 毎日の食事が本人の肉体を形作るように、私達が時々刻々摂取し、放出する想念が私達の心を作り上げています。よく生活習慣病の問題が指摘されますが、想念の場合も同様に大変重要なテーマなのです。本項で言うように一過性の問題よりは慢性型の問題の方がより深刻な影響をもたらすからです。
 私達が普段何気なく抱いているような習慣的想念はゆっくりですが確実に私達の個性とも言える心に影響を与えます。加えて私達自身、習慣に従う傾向があることから、気づかない内にそれらの習慣的想念・心境に浸ってしまい、その影響が身体にも表れる訳です。
 よく子供達の目は光っていると表現されますが、それは外界の出来事や新しい知識に関心を持っているからであり、一方でアルコールその他の依存症に陥っている者の目は曇っています。そのどちらが有意義な生涯を送れるかは明らかな訳で、私達は努めて習慣的な想念を廃し、常に新鮮な心境を維持しなければなりません。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第4章-段落219

219 But of more importance to us in our daily lives than either the strong, destructive emotions, or the interception of vibrations from the lower planets, is the subtle manner in which we are influenced by the waves of thought floating around us at all times. Inasmuch as the total universe is composed of thought-producing action, we can easily perceive that the human form as well as every other type of manifestation, is not only bombarded with billions of thoughts per second from outside sources, but is also creating billions of thoughts pertaining to itself. In most cases, the thinkers who gave birth to those thoughts coming to us from the outside, were limited to an understanding of the world of effect. Therefore, their thought emanations are steeped in divisions, discriminations, personal likes and dislikes, and other expressions of the ego.
219 しかし、日常的な生活の中で私達にとって強烈な破壊的感情や低次な惑星からの振動の傍受より重要なのは、いつも私達の周囲を浮遊している想念波に影響を受けているような密かな種類のものです。全宇宙は想念造成の作用から成り立っている以上、私達は人体は他のタイプの創造物と同様、外部発信源から毎秒何十億個の想念が衝突するばかりでなく、自身に関連して何十億個の想念を造り出しています。多くの場合、外部から私達にやって来るそれらの想念を生み出した思考者は、結果の世界への理解に限られています。その為、彼らの想念放射物は分裂や差別、個人的な好き嫌い、またその他、エゴの表現に浸っています。



【解説】
 時たまやって来る想念・印象よりも、普段から身の回りの接している想念・印象類の方が遥かに重要です。私達は想念・印象の影響を受ける者ですが、その影響はそれと関わっている時間による訳で、日常生活をどのような心境で送るかが特に重要となる訳です。
 想念・印象は直接的に私達の身体細胞に影響を与えます。楽しい想念・印象は細胞を軽やかにさせ、沈うつな想念・印象は細胞の生命活動を沈ませます。私達が普段、さほど気づかないとしても、それら作用は絶え間なく私達に肉体細胞に影響を及ぼしているのです。
 一方、これら想念自体の起源は、外宇宙ばかりでなく、自分自身も大きな発信源であると本分は説いています。自ら発した想念が自らの肉体を蝕む場面も多いものと思われます。気持ちの持ち方、心境の保ち方が如何に重要かが良く分かります。自業自得と片付けることは簡単ですが、それでは救いは無い訳で、努めて各人の日常の心境が明日の人生を形作っている事実を私達は真剣に学ばなければなりません。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第4章-段落218

218 Many mediums are caught in this trap, and never escape from the illusion that they are in actual contact with the person. Not understanding the workings of their own minds or the impressions coming from the cells of their bodies, and having no comprehension of the vast sea of thought vibrations within which they live, they eagerly accept the "prophecies and messages" contained in the innumerable frequency levels around them. True clairvoyance is a natural unfolding of the perceptions, which will be discussed in Part Three.
218 多くの霊媒達はこのワナに捕えられ、自分達がその人物と実際にコンタクトしている幻影から逃れ出ることはありません。自分自身の心や自分達の肉体細胞から来る印象類の作用を理解せず、また自分達が生きている広大な想念波動の海を理解しないまま、彼らは自分達の周囲の無数の振動数レベルに含まれている「予言とメッセージ」をひたすら受け入れています。これに対し、真実の透視とは知覚の自然な開示であり、それは第3部で討議されることになるでしょう。


【解説】
 本書が執筆された当時、米国には多くの霊能者や霊媒者が居たことが本項の記述から分かります。その多くの者がいわゆる「霊感」を得て、未来の出来事を予言していた訳で、エドガー・ケーシーもそれに含まれるものと思われます。
 同様の傾向は現代の日本にも当てはまります。街には多くの予言本が出回っており、皆来るべき災害を予言しています。そうする中で、多くのカルト集団が生まれ、自ら霊感を高めるにはどうすれば良いかを説いているものと思われます。
 客観的に地球の行く末を見れば、このような災害が起こることは確かなのでしょうが、問題がそれらの多くがいわゆる超常的存在に由来していることです。一部の霊能者しか分からない源泉は大変危険です。以前にもCBAをはじめ多くの失敗例が日本でも起こっています。個人の心は大変、ずるく悪賢いものですから、それらの心に会員が利用される状況を問題視しなければなりません。
 私達にもし、予言情報的なものが訪れたとしても、先ずは本人の内に秘めて置き、それが真実のものか、一時的なものかを確かめる必要があります。それ程、未来の予言情報は危ういものであること、また私達はそれらに影響されることなく、毎日、各自が為すべき仕事を遂行する必要があります。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第4章-段落217

217 To make this illustration more understandable, should you, while daydreaming, have the good fortune to receive one of the great thought-frequencies Plato set in motion while he lived on earth, you would not be receiving a "message" from Plato in the "spirit world.'" You would merely be picking up that thought vibration which was imprinted in space during his lifetime.
217 この説明をより分かりやすくする為に、貴方が空想している間に、幸運にもプラトンが生きていた時、思いを起こした偉大な想念振動の一つを得たとしても、貴方は「霊の世界」のプラトンからの「メッセージ」を受けたことにはならないということです。貴方は単に彼が生きていた間に空間に刻み込まれた想念振動を拾い上げているに過ぎないのです。


【解説】
 私自身、未だこのような体験を持ちませんが、具体的な歴史上の人物からのメッセージ等という話は不確かで危ういものが多くあるようです。とりわけ催眠状態で得られるものについては、自分の心の潜在的願望が表現されているものが多いように思われます。
 本項をはじめ、目下様々な箇所で宇宙空間に漂流する微粒子等に帯びた昔の想念・印象を感知してしまうことについての著者の忠告が続いています。これはテレパシー能力を開発して行く中で私達が直面することになる新たな課題について著者が事前に私達に真相を説いているものと思われます。
 確かに宇宙には高貴な先人達に由来する遺産も多く残されており、私達はそれらを活用し、理解することによって自らの進化に生かすことが出来ますが、多様な宇宙空間の中にはその他私達に役に立たない想念・印象も多く残されていることも確かということです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第4章-段落216

216 The higher thought vibrations, coming from the more advanced planets, often flow undetected through our minds; for they do not confirm our divisions, judgments and personal opinions. These people have grown to the realization of the oneness of all life. and their impersonal thoughts do not exalt our ego. Therefore, they do not fit into the familiar thought pattern of most Earthlings.
216 私達より進歩した惑星からのより高次な想念振動は、しばしば私達の心の中を感知されることなく流れ去ります。何故なら、それらは私達の持つ差別や裁き、個人的な意見を確認するものではないからです。これらの人々は全ての生命の一体性を自覚する程に成長しており、彼らの主観を交えない想念は私達のエゴを持ち上げることはありません。ですから、それらの想念はほとんどの地球人の馴染みのある想念パターンには合わないのです。


【解説】
 覚えて置かなければならないことは、如何なる想念・印象もそれに私達の心が同調しなければ認識出来ないということです。たまたま高次な印象を感受出来たとしても、それはその瞬間、私達の心がそれに同期し得る状態であったために得られた成果なのです。
 以前にも何処かで述べたかと思いますが、これは2つの同一形状の音叉は距離を置いても、一方の音叉を鳴らすと他方もそれに共鳴することに似ています。高次な想念は高次な心の持ち主にならなければ感受できません。
 それは高次な想念が存在しないということではなく、私達の心がそれらを感受するレベルに達していないことに由来します。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第4章-段落215

215 These emanations are the source of many of the confusing "messages" supposedly being received from people on other planets. You will notice they are filled with personal names, predictions of events to come, (usually dire), and divisions of all sorts. To all and sundry, they give personal messages confirming and condoning hidden desires in the heart of the recipient. These should be disregarded, for they are worthless to us in our present growth.
215 こうした放射物は他の惑星の人々から受信したものと想定され、多くの混乱を与える「メッセージ」の源です。それらは個人の名前や今後起る出来事の予言(通常は悲惨なもの)、またあらゆる種類の分裂で満たされています。各自に対しそれらは受信者の心の中の隠れた願望を確認し、容認する個人的なメッセージを与えます。これらは無視されなければなりません。何故なら、それらは私達の現在の成長にとって価値のないものだからです。


【解説】
 もちろん鈍感な者は本稿で述べるような問題には直面しない訳でしょうが、少しでも印象への感受性を増す段階で、これらの諸問題に直面することになるものと思われます。
 いわば進化の過程で避けて通れない課題という訳です。
 原理的に言っても私達が最初に気づきやすい印象の多くは自分の関心事や自分の精神レベルに合ったものとなる筈です。類は類を呼ぶということです。私達自身が内面で望んでいる或いは逆に危惧している内容に沿ったものが引き寄せられると言っても良いかも知れません。
 しかし、これを毛嫌いしていても仕方ありません。先ずはその正体を見極め、これらは自分の想念レベルに近いものだと認識することです。そしてそれを取り入れなければ良い訳です。
 私達が進化の過程で必要なことは、その場その場で自然に与えられるものだと考えています。このように宇宙空間から私達は影響を受ける訳ですが、宇宙には更に高次な想念・印象が圧倒的な強さで鳴り響いていることを自覚すれば、このような役に立たない印象類はやがて消失すべきものであることが分かります。

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