2014年08月

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第1章-段落154

154 Our gardens furnish a very understandable example of this law in operation. The flower matures, broadcasts its seed, then dies. Through decomposition, the plant will return to the dust from whence it came; thereby releasing into the soil and the atmosphere, the atoms which once formed its body.
154 私達の庭はこの法則が働いている大変分かりやすい例を提供して呉れています。花々が円熟し、その種を散らすとやがてそれは死にます。分解を経て、その植物はそれが生まれたチリに還ることでしょう。その結果、かつてその身体を形づくった原子群は土や大気に解放されるのです。



【解説】
 長い目で見ると私達は物質循環の中の一つの経路として生きていることが分かります。つまり、肉体を構成しているもの(原子)は時々刻々の呼吸や食物摂取を通じてこの惑星に生きる様々なものを取り込み、排出し、最後は再び惑星の構成物に還って行くという訳です。
 丁度、本文で言う「庭」が地球という惑星に相当します。そういう意味ではあらゆる生命体の遺伝子を破壊する放射能を長期間大量に作り出す核分裂こそはこの大切な「庭」を害する典型的なものではないかと思う次第です。
 昨今では「地球環境」という概念が定着して来ましたが、依然として地上は戦闘行為が続けられており、私達地球文明の未熟さが露呈している状況です。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第1章-段落153

153 Primal Matter, the Mother principle of creation, preceded form . . . and is indestructible! Through the law of attraction and repulsion the tiny atoms composing matter are gathered together to build a form; but eventually that form will disintegrate and the atoms will be set free, to be used again in manifesting yet another form. For, "dust thou art, and unto dust shalt thou return," Gen. 3:19.
153 創造の母性原理である原始の物質は形に先立って存在し、それは不滅のものです。吸引と反発の法則を通じて物質を構成する小さな原子は形あるものを作り上げる為、集められているが、いつかはその形あるものは分解し、その原子は自由にされます。更に別の形あるものを再び現出するのに用いられる為に。何故なら「汝はチリゆえにチリに帰る」(創世記第3章19節)からです。



【解説】
 私達が知らない更に深い世界があるにせよ、先ずはこれら原子群が宇宙の万物を構成する源であり、それらは過去から未来まで永続して創造と分解の活動を行っていることは確かです。
 この原子レベルで見れば、私達が誕生して肉体を授けられた時点から、死に至るまで、様々な生命体や無機体を取り込み、排出しながら自らの生命の営みを続けます。この間、その生命活動を支えているのがこれら小さな働き者という訳です。おそらくはこの原子達は更に深い宇宙の法則に従って行動しており、そこには迷いは無いように思われます。
 これら原子の中に秘められた活動力(エネルギー)があることは核分裂や核融合でも明らかなのですが、本来、これら秘められた原子本来の潜在力を他惑星におけるような地球とは別の方法で生かすことが出来れば、私達の生活も一変する程変化するかも知れません。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第1章-段落152

152 The cells of manifestation are composed of manifold combinations of these atoms. All matter, ranging from the most dense, or what we call mineral, through the varying stages of form until we reach space itself, is composed of these tiny electrically charged atoms vibrating at different rates. So you see, contrary to the information received through the physical senses, form is merely space surrounded by inconceivably small particles of force. Yet it is the action of these tiny units that produces all visible and invisible phenomena. Manifestation is born out of the potential force, or basic vibration within the atom, which, through the law of affinity, forces the particles to unite.
152 創造物の各細胞はこれら原子の多岐にわたる組合せから構成されています。最も密度が高く私達が鉱物と呼んでいるものから、私達が宇宙空間自身に到達する様々な形からなる段階を通じて、全ての物質は各々異なる速度で振動している小さい荷電した原子から成り立っています。ですからお分かりのように、肉体の感覚を通して受けた情報に反して、形あるものは想像も付かない程小さくフォースを持った粒子によって囲まれた空間に過ぎないのです。しかし、全ての目に見える、あるいは見えない現象を造り出すのは、これら微小は単位の活動なのです。創造はこの潜在力あるフォース、即ち原子の内側の基本的な振動から生まれますし、それは親和の法則を通じてそれら粒子に結合するよう働き掛けます。



【解説】
 私達生きものの細胞はもちろん、あらゆる物質を形作っているのが物質の最小単位とも言える原子です。そしてその原子も大部分は空間であり、私達が手に触れて知覚できるのは、これら原子核の周囲を回る電子群が作り出す領域であり、それを私達は固形物と認識しているだけのことです。
 本項で重要な点は、何か物が作り出されるような場合には、これら微細な原子達がそれを生み出そうとする働きが私達が知らない内に起こっているということです。すべての宇宙の営みはこの極微な原子達が知性を持ち、何らかの背後の指導に従って所定の行動を一斉に起こすことが想定されます。
 おそらく私達の想念は、この極微な存在に最も大きな影響を及ぼしているのではないかと考えます。その為に、低次元の想念が繰り返し発信されるとこれら原子達も元気が無くなり、本来の活動が抑えられてしまい、老化や劣化が生じるのかと思います。
 重要な点は原子レベルでは物体は消失も発生もなく、未来永劫同じ形態で存在する訳で、そこには劣化というものはありません。私達もいち早くこれら原子の潜在パワーに近づく必要があります。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第1章-段落151

151 Every form is composed of definite measurements of space, surrounded by energized particles of force. All substance is made up of these tiny units, which we call atoms. An atom may be compared to a miniature solar system containing a central sun, around which, in definite orbits, revolve negative electrical charges, or units of force. The central sun, or nucleus of the atom, is a positive charge; equaling perfectly the total number of electrical charges revolving about it.
151 あらゆる形あるものは、周囲をエネルギーを持った粒子群によって囲まれた特定の寸法を持った空間によって構成されています。全ての物質はこれら微細な単位から成り立っており、それらを私達は原子と呼んでいます。原子は中央に太陽を持ち、その周囲の特定の軌道をマイナスの電荷あるいは力の単位が周回しています。中央の太陽、あるいは原子核はプラスの電荷であり、その周囲を回る電荷の全数と完全に等しいのです。

【解説】
 原子の構造について著者が解説しています。内容は既に私達が知る所ですが、重要なのは著者がどのような統一的な概念の下でこの解説を行っているかにあります。
 既に他惑星人の宇宙船で外宇宙をこの目で見、彼らの宇宙観を学んだ著者が物質界の構造を改めて俯瞰し、原子の構造が宇宙太陽系の構造と極めて類似していると説いているのです。
 あらゆる側面に同一の原理が適用され、極小から極大まで統一した法則が貫いているという所が重要な訳です。言い換えれば全てが同じ原理・法則の下に生きているということになります。
 私達はこれまでの自分の目の限界に気づかず、勝手な心の判断の下、過ごして来ましたが、これからはこれら目に見えない極微の世界にも宇宙と同じ世界が繰り広げられていることを自覚しなければなりません。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第1章-段落150

150 When man gives any thought to material substance, he is very likely to accept the image given to him by those organs of deception, the eyes, which hold to the solidity of matter; so he believes a vast difference exists between matter and space. Yet, in the laboratory we have discovered that form is not solid; but may be likened, as one writer expressed it, to a mass of soap bubbles.
150 人が物質的な物に何らかの想念を与えようとする時、人は欺く器官、即ち物質の固体性に執着する眼によって与えられたイメージを受け入れ易いものです。その結果、人は物体と空間とでは莫大なる差異があると信じているのです。しかし、それでも実験室で私達は形あるものは硬いものではなく、ある作家が表現したように、形あるものは石鹸の泡の塊に似ていると表現できることを発見しているのです。

【解説】
 私達が対象物に目をやる時、まず最初は私達の目がその対象物を形あるもの、固体として認識するでしょう。この時、見えるものしか相手にしない私達の視覚の限界性について、著者は第一の問題と指摘しているのです。
 視覚に依存する私達は目に見える範囲のものしか思考の対象としなくなってしまいました。しかし、実際には著者がいみじくも述べているように、物質は泡のようなものである訳です。既に私達も学んでいるようn原子の構造はその大部分の質量を原子核が有しており、その原子核から離れた周囲を電子が周回し、丁度雲のように包んでいる訳で、物質のほとんどは空間ということになります。
 逆に言えば、目で見、手で触って確かに固体と私達は思っている訳ですが、それも実際には空間であると言うことが出来ます。即ち、目の前の空間と物体との本質的な違いはないことになります。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第1章-段落149

149 The average person is generally little concerned with the composition of space, for he conceives it to be a vast void existing between planets. The suns, planets and planetoids visible to the eye, he recognizes as form; but the space between these bodies appears to him as nothingness. However, our scientists know that space is a sea of activated attracting and repelling force, always in motion.
149 通常の人は一般的に宇宙空間の構成にはほとんど関心がありません。何故なら宇宙空間は現存する惑星の間にある膨大な空(カラ)の空間だと考えているからです。太陽や惑星それに小惑星を形あるものと認識していますが、それら天体の間の空間は何も無いように見えているのです。しかしながら、私達の科学者は宇宙空間は活性化された吸引と反発の力から成る海であり、常に活動状態にあることを知っています。

【解説】
 私達生命の源が宇宙空間であり、そこには絶えざる創造の活動が為されているという訳です。また、この宇宙空間は私達が暮らす地上とも境目が無くつながっており、空間の作用は私達も上空に流れ、湧き起る雲の姿からも垣間見ることが出来ます。
 重要な点は、空間(即ち「空」)はあらゆる創造的活動を内包する重要な場所であることです。このテレパシーの作用もこうした空間への働きかけとして理解した方が良いように思われます。
 目に見えない空間に畏敬を払い、その存在に融合した生き方を説く教えは神道をはじめ、太古からの信仰にも通じるものがあります。目に見えるもののみを対象とするこれまでの科学を更に空間への洞察のレベルまで深めることが求められています。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第1章-段落148

148 Before going further, I believe it would be well to discuss the importance cell impressions play in our lives. To do this, we should have some understanding of the physical composition of both tangible and intangible manifestation.
148 先に進む前に、私は私達の生活の中で細胞の印象が果たす役割の重要性について論議した方が良いと考えています。そうする為には私達は有形及び無形の創造の現れに関する物理的な構成について幾分かの理解を得ている必要があります。

【解説】
 このテレパシー問題に取り組むに当たっては、形があり触れることが出来るものと、出来ないものについて学ぶ必要があると説かれています。この両者について私達は十分な理解を持つことが重要という訳です。
 後の項には宇宙空間のこと等が説かれていますが、これら気体や無限に広がる空間についての認識が重要になります。
 目に見える段階の世界は本項で言う"tangible(有形)"である訳ですが、細胞段階の微細で目に見えない段階の世界を理解する為には、そうした極微細から広大な宇宙空間までの目に見えない無形世界はどのような構成になっているかを多少なりとも知る必要があることになります。
 ちなみに般若心経に言う「空」とは本項で言う"intangible(無形)"が相当するように思われます。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第1章-段落147

147 Though the person is not aware of using telepathy in this instance, the inanimate manifestations of the plant world definitely respond to the love pouring out from the mind of the individual. This phase of telepathy is little understood and almost never used consciously by Earthlings, for its application calls for a thorough knowledge of man's unity with nature. It is just as easy to exchange mental impressions with plants, vegetables, trees, minerals, etc., as it is with another human being.
147 その人物はこの場合、テレパシーを用いていることに気付いていませんが、植物世界の無生物的造形物はその個人の心から注がれる愛情には断固として応えるのです。この側面のテレパシーは地球人にはほとんど理解されておらず、これまでもほとんど意識的には用いられて来ませんでした。何故なら、その応用には自然との人間の一体性についての完全なる知識が必要となるからです。植物や野菜、木々や鉱物と心の印象を交換することは、他の人間の場合と同様に簡単なことだからです。

【解説】
 おそらく本項はこのテレパシー講座の本質的価値を表しているものと思われます。
 私達は生命の海の中に生きており、本来、身の回りの全てのものと意気投合出来る関係にあります。それは既に私達も知っているようにあらゆるものが原子・分子から成り立っているのですが、その原子自身が想念波動を記憶することや、細胞が印象を発すること、感受することに由来しています。
 想念がどのように記録されるのか具体的なことは未だ私達は理解できていませんが、大切なことはそのような基本法則が各自の実生活において成立しているかどうか、目の前の自然の営みの中に発見出来るかにあります。
 目や耳が伝え切れない印象の世界は私達自身の全細胞をアンテナとして探って行くことになります。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第1章-段落146

146 Another good example of telepathic exchange between human and inanimate nature, can be found in people who possess what we call a green thumb. Everything grows abundantly for them, for while they are planting they unconsciously commune with the soil and the seedlings. You will notice these people know each plant intimately, pointing with pride to those which are thriving, and feeling concern for the plight of the sickly.
146 人間と無生物との間のテレパシー的交流のもう一つの良い例は、いわゆる園芸の達人とされる人々に見い出すことが出来ます。それらの人々の為に全てが豊かに育ちますし、彼らが植えている間も、彼らは無意識に土や種と会話します。皆さんはこの人々が親しく個々の植物を知っており、すくすく育つもの達を誇らしく指差し、また、病いの苦境にあるものに対しては気に掛けていることに気付くことでしょう。



【解説】
 植物と会話するという話は、古くはルーサー・バーバンク(1849-1926)が著名ですし、日本ではピータ・トムプキンズの本(「植物の神秘生活」、工作舎、1987年)が紹介されています。また最近では「奇跡のリンゴ」の木村秋則氏の話が伝えられているところです。
 物言わぬ植物と意思を交流することで、植物も私達に応えてくれるということでしょう。丁度、家庭で飼うペットのように言語は使わなくても十分に意思疎通が図れるという訳です。
 私達動物はその生存を植物に依存しています。食糧も石油等の燃料も衣料も全て元はと言えば多くは植物に由来しています。その植物と自由に会話できることは私達の人生を豊かなものにすることは間違いありません。そのことだけでも、このテレパシー開発の意義が十分あるというものです。生きとし生けるものを慈しみ、育む気持ちが大切です。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第1章-段落145

145 Ninety-nine people out of every hundred consider thought only in relation to the human brain. They would be amazed to learn that every cell in their body, as well as every cell constituting any other form, is a thought-producing unit; for all manifestation is composed of atoms. We receive the illusion of divisions because of the different vibratory rates of the atoms; but in actual fact, the basic atoms making up the human body, and those manifesting as minerals, are the same. Thus, when we have an understanding of our true relationship to, and oneness with, all creation, we will be able to commune consciously with all phases.
145 毎100人の内、99人が想念というものを人体の脳とだけに関連して考えています。しかし、彼らは自分達の身体の一つ一つの細胞が他の形あるものを構成している個々の細胞ともども、想念を作り出す単位であることを知れば驚くことでしょう。私達は原子群の振動の違いの為に分裂の幻影を受け入れていますが、人体を構成している基本的な原子と鉱物を現出させている原子は同じものです。従って、私達が全創造物との真の関係と一体性の理解を得れば、私達は全ての段階のものと意識的に交流することが可能となることでしょう。

【解説】
 想念というものは頭脳だけが発するものではなく、全身各部の個々の細胞が想念を発し、また受信が出来るという訳です。
 顕微鏡下では活発に動き回る微生物の姿を見ることが出来ますが、彼らも危険を察知し、あるいは餌を捕食する等、目を持たない中では全て印象によって行動しています。光の無い深海の生き物も同様でしょう。このように各細胞は実に印象には敏感なのではないでしょうか。
 自らの肉体を若々しく保つのはその者の義務である訳ですが、その面からも自らの肉体を構成するこうした細胞達に快く仕事をしてもらえるよう、全身に響き渡る私達の心が抱く想念については上質なものとしなければなりません。仁王門にあるような怒りや苦しみを門をくぐる際には捨てなければならないのです。また、鉱物も含め周囲のあらゆるものと交流が出来ること等、本項のような本質を学べばどのような状況下でも私達は喜んで生きて行けることになります。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第1章-段落144

144 Those who receive these impressions are often referred to as "sensitives," but when properly understood, this is nothing more than an automatic reaction to the world of effect In other words, the effect of the strong emotions absorbed by the cells of the buildings, affected the individual. This is one phase of telepathy where the "feeling" within us is altered to, or communicates with, so-called inanimate substance.
144 これらの印象類を受信する者はしばしば「霊能者」と評せられますが、適切に理解すれば、このことは結果の世界への自動的な反応以上のものではないのです。言い替えれば、建物の細胞によって吸収された強い感情の影響がその個人に作用をもたらしたのです。これは私達の内側の「フィーリング」がいわゆる無生物の物体によって変えられたり、それらと意思疎通を行うというテレパシーの側面の一つです。

【解説】
 本項では、これら物体に記憶・残留する想念に私達の肉体細胞が同期するのはごく自然の作用であり、それを私達が感じることは当たり前の事象であるとしています。
 物体がどのような振動を帯びているかは直接物体に触れなくても分かることは丁度、理科の実験で同一形状の音叉が離れていても同調して音を発することに似ています。つまりはそのような残留波動がその物体付近に発せられているということかと思われます。
 よく仏像の背に光を発するような彫刻飾り(光背)が施されますが、それも仏や仏像から発せられる「ありがたい」想念波動をイメージしたものと思われます。私達自身もやがては周囲にそれら良質な想念を発し、触れる物体にそれら好ましい想念・印象を染み込ませる努力が必要となります。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第1章-段落143

143 These impressions are known as cell impressions. The cells (or atoms) of the structure have absorbed the destructive or constructive emotions of the occupants, and have communicated these impressions to the cells (or atoms) of our body; causing either a feeling of depression or tranquility.
143 これらの印象は細胞印象として知られています。構造物の細胞(原子)が居住者の破壊的あるいは建設的な感情を吸収し、これらの印象類を私達の肉体の細胞(原子)に伝え、憂鬱なあるいは穏やかなフィーリングをもたらしていたのです。


【解説】
 あらゆる物質を構成している細胞や原子と呼ばれる極微小実体は、想念波を記録するという訳です。長年身に付けていたものには当然、その者の想念波動が染み込むことから、その物体に近づくとその残留波動を感知するという訳です。その際、私達が何らかの感じを抱くのは、私達自身のこれら極微細の細胞や原子達がそれを感知するためです。
 このように考えると私達は少なからず想念・印象においても環境から影響を受けることが分かります。そういう意味ではこの地球上の人間社会では、好ましくない印象類が多いことについてはも注意が必要です。知らず知らずこのようなマイナスの印象を受けやすくなるからです。
 こうした中にあっても私達は自分にとって必要な印象分野を見失うことがあってはなりません。確かに現実を学ぶことは必要ですが、それ以上に自らプラスの想念を発信し、他者に良い効果をもたらすよう想念レベルで努力することも大切です。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第1章-段落142

142 So we have proof that bricks and mortar do not make a house a home -- for a home is made from the harmonious thoughts of the people living in it. If at all possible, we will avoid the first house after our initial visit, for we will never feel at ease there; but we will revisit the second house as often as the opportunity presents itself.
142 ですから、レンガやモルタルが家屋を家庭に築く訳ではないという立証がある訳です。何故なら家庭というものはその中に暮らす人々の調和ある想念から作られるからです。もし出来ることなら、私達は訪問の後、最初の家は避けようとするでしょう。何故なら私達はそこでは決して落ち着かないからです。しかし、二番目の家は機会があれば何度も再来したいと思うことでしょう。


【解説】
 結局のところ私達自身も多少は現状でも想念・印象に対する感受性を持っているということでしょう。自分では気づかないままに、印象に対応した気分になるものと思われます。その結果、当然のことながら自分に心地よい雰囲気の環境には惹かれることになります。
 ここで思うことは各自の身体そのものも含めて、「家」というものの雰囲気はそこに住む者が作り出すものであるということです。私達が日常発する想念が自分自身の身体、更には社会にまで広がる環境を左右するものとなっています。
 地球を住みやすい惑星にする為に、中で暮らす私達の責任は大きいものがあるという訳です。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第1章-段落141

141 Now, let us take an example of how equally strong, constructive emotions impregnate a dwelling. When we enter another house, a warm feeling of friendliness greets us at the door. In contrast to the first, the rooms may be small, the carpet thread-bare, and the view from the windows confined to shabby cottages across a narrow street; but the cells of this dwelling have been impressed with harmonious thoughts of love and laughter; and we instinctively respond to these emotions. We will find ourselves smiling unconsciously, and will settle back to absorb this feeling of peace.
141 今度は、如何に同様なる強い建設的な感情が住居に染み込むかの例を取り上げましょう。私達がもう一軒の家に入ると、暖かい友好的なフィーリングが玄関口で私達を迎えます。最初の事例の家とは対照的に、部屋は狭く、カーペットは擦り切れ、窓からの眺めは狭い通りの向かいの古びた田舎屋が見えるだけです。しかし、この住居の細胞達は愛と笑いの調和ある想念によって印象付けられていますし、私達は本能的にこれらの感情に反応します。私達自身、無意識に微笑んでいることに気付きますし、この平和なフィーリングを吸収する為、ゆったり椅子に座ろうとすることでしょう。

【解説】
 本来の生命の流れに沿ったものに対しては、私達はそれに心を開き、それと融和しようとするものです。本事例の場合、たとえ外観は貧しい環境であっても、その中に居ると心がなごむのは、こうした私達自身が目に見えない想念波の影響を受けることに起因します。
 よく神社や寺院等で静かな気持になれるのは、単に景色、風景が落ち着いているというだけではなく、祈りや神仏に対する人々の想いを知らず知らず私達が感じ取っているからに他なりません。
 アダムスキー氏は生前に金星と土星を訪れましたが、その中で実際、他惑星人の住居を見てその中を見聞した訳で、その体験は氏の生命に関する更なる深い理解に役立ったものと思われます。
 もちろん、各自の家庭をどのような状態にするかは各人の責任です。「修身斉家治国平天下」の表現のように、自分自身の次に行うべきは、各自の家庭を本来の状況に引き上げることです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第1章-段落140

140 If we trace this feeling to its source, we will find one of two things. Either a tragic or terrible incident, involving the destructive emotions of intense fear and vehement hatred, occurred here, which impinged these emotions upon the cells (or atoms) of the house; or the thought-patterns of former occupants, or of those now living here, have filled the atmosphere with hatred, greed, selfishness and animosity. In either case, if people live continually surrounded by these strong emotions they will be affected adversely by them. It can, and usually does, bring dissension into their lives.
140 もし私達がその源泉に向かってこのフィーリングを辿るなら、以下の二つの事柄のいずれかを見い出すことになるでしょう。強烈な怖れと激しい憎悪の破壊的感情が含まれた悲劇的あるいはひどい事件がここで起き、それがこれらの感情をその家の細胞(あるいは原子)にぶつけたか、あるいは以前の居住者、または現在ここに住んでいる者達の想念パターンが辺りの雰囲気を憎しみや貪欲、わがままや恨みで満たしているのです。いずれの場合も、もし人々がこれら強い感情に囲まれて継続的に暮らしていると、それらによって悪影響を受けることになるでしょう。それは人々の生活に不和をもたらす可能性がありますし、通常は実際、そのような影響を及ぼしているのです。



【解説】
 これまでの地球の悲惨な歴史を考えれば本項で記されているような事例は数多いものと思われます。事実、昔から何らかの影響を受けたという話も何度か聞いておりますし、古来より日本人は特別そのような影響を恐れてきたことも確かです。神社におけるお祓いはこうした想念波動を除去・除染する意味合いがあることでしょう。
 一方、逆にある特定の場所では、高次な想念波動の影響を受け易い場合もあるようです。パワースポット等と称せられるその場所は気分が落ち着き、心身爽快になる他、UFOも多く見かけるようです。これらは逆の意味で私達の成長にとって価値ある環境をもたらすものと言えます。
 いずれにしても問題を抱える惑星に暮らす私達は日常的にこのようなリスクのある想念環境の中で生きている訳で、そうした中でも自分を正しい方向に成長させる信念をもって時々に遭遇する環境に対処しなければなりません。

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ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第1章-段落139

139 From the outside the house may appear very attractive. Upon entering we may find ourselves in a spacious, well-furnished room, with large windows offering a wide view of a peaceful countryside. But with the crossing of the threshold a strong revulsion, a deep depression, or in some cases an almost tangible feeling of hatred seems to fill the air around us. This disquieting effect will disturb us as long as we remain in the house.
139 その家の外側からは大変魅力的に見えるかも知れません。中に入ると私達は広々して上等な家具に彩られた部屋があり、大きな窓が平和な田園風景を見せています。しかし敷居を跨ぐや、強い反感と深い憂鬱、またある場合には肌で感じるような憎しみの感も私達の周囲に満ちているように思えます。この胸騒ぎの影響は私達がその家に留まる間中、私達を掻き乱すことでしょう。


【解説】
 本事例のように建物には長年そこで暮らしていた者が放っていた想念が染み込むという訳です。この例は著者が体験したことと思われますし、以前アダムスキー氏が英国に招かれ、古城の一つに案内された際、その内部に入りたがらなかったという逸話が伝えられています。氏はテレパシックにその城の中でかつて行われた悲しい出来事を察知してしまったからに他なりません。
 この点、鈍感な私達は文字通り”知らぬが仏”というように安穏に暮らして来ましたが、テレパシー能力が開発されて行く中で次第にこれら目に見えない残留想念についても気付くようになって来ます。そこで問題なのは、この劣悪な精神環境の惑星とも言える地球では、それら低次元の想念波動は山ほどある訳で、それら一つ一つに同調して身体を壊すことは意味のないことです。より積極的に明るい想念波動でそれらを中和し、鎮めこれからの世代に良質な想念環境を残す努力が必要だと言えるでしょう。
 かつてイエスの時代にも劣悪な環境の中でもイエスは従者に野のユリのように創造主に従って生きよと諭しています。他惑星からの進化した人達は地球の劣悪な想念環境の中にあってもそれらに負けないプラスの精神パワーを持っていることは間違いありません。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第1章-段落138

138 While this combination of thought vibrations bombarding us at all times staggers the imagination, if we take one vibration at a time it becomes understandable. A common example of how thought, or violent emotion-bear in mind that emotion is the expression of strong thought-will impregnate itself upon matter, can be found in the atmosphere of a dwelling.
138 この想念波動の組み合わせが常に私達に衝突して来るということは想像力をも驚かす一方、私達は一度に一つの想念を捉えるようにすれば、その想念は理解できるものとなります。想念ないしは激しい感情、即ち感情とは強い想念の表れであことを覚えていて欲しいのですが、よくある例として如何にしてそれらが物体にしみ込むかは、住居の雰囲気の中に見い出すことが出来ます。

【解説】
 文字通り、私達は想念の飛び交う世界に生きている訳ですが、著者が本項で述べているように、通常の私達の知覚力ではそれらを漠然とした印象で知るだけで、具体的には何か一つの想念に同調させてみて初めてその内容が分かるというものでしょう。
 また強い想念波動は周囲の物体にも波動を残留させる訳で、過去の地球に起こった様々な苦しみや悲しみの事例を考えれば、至るところにこのような悲しい想念波動が残っていることも理解出来ます。
 その一方で、この想念波動の影響は本人自身の身体細胞に最も影響を及ぼすことは誰もが良く分かる筈です。そういう意味で自らの身体管理の上からどのような種類の想念を抱くかについては特段の注意が必要な訳です。更にはその影響はその者が居住する空間、住居にも染み込むものであることも理解出来ます。日本神道には周期的に社殿を立替ますが、そうした行為の意味も人々の穢れた想念による汚染を防ぐ工夫の一つなのかも知れません。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第2部第1章-段落137

PART Ⅱ
Chapter 1 Cell to Cell Impressions
Chapter 2 Impressions From the Body Cells
Chapter 3 Effect of Emotions on the Body Cells
Chapter 4 Other World Impressions and Thought Habits of Earth
Summary - Part Ⅱ
Suggested Exercises

CHAPTER I
Cell to Cell Impressions

137 Since there are over two-and-a-half billion people living in the world today-all of them thinking to some degree-we can readily see that we live in a veritable sea of thought. Not only do we receive thoughts from human minds, but since the cell structures of their bodies and all the cells that make up nature, are constantly broadcasting, we also receive impressions from these sources. To augment our conception of the immensity of this truth, we must realize that there is a perpetual blending and an interblending throughout the whole of the Cosmos. Therefore, it naturally follows that there is an intermingling of thought frequencies between the worlds. We will discuss this phase more fully in a later chapter.

第2部
第1章 細胞から細胞への印象
第2章 肉体細胞からの印象
第3章 肉体細胞に及ぼす感情の影響
第4章 他の世界の印象と地球の思考習慣
第2部要約
推奨される練習法

第1章 細胞から細胞への印象

137 今日、世界には25億人を超える人々が住んでおり、それらの全てが何らかの程度に思考していることから、私達は容易に私達が紛れも無い想念の海の中で生活していることが分かります。私達は人間の心が発する想念ばかりでなく、人間の細胞組織や自然を作り上げている全ての細胞が常に想念を発していることから、私達はまたそれらの源泉から出た印象も受信しています。この真実の広大さに関する私達の概念をさらに増大させる為に、私達は全宇宙を通じて永続的なる融合と混合が行われていることを実感しなければなりません。それ故、当然に世界の間での想念周波数の混ざりあいが起ることになります。私達はこの側面については章の後半でより詳細に述べることとしましょう。


【解説】
 本項から第2部に入ります。
 先ず最初のテーマは細胞間の想念のやり取りです。本文で述べられているように人間だけをとっても地球上には本書の執筆当時25億人(現在では68億人)の人間が暮らしており、各自が発する想念が各々空間を駆け巡っているとしています。
 更には人間ばかりでなく、生きもの全ての細胞が知性を持ち各々想念を発しているとすれば、この空間には実に多様、莫大な数の想念波動が渦巻いていることになります。
 これら想念は各々が指向するイメージを実現しようとする作用を持っておりますので、実際にその姿を見ることが出来れば、その動きは驚異的なものと映ることでしょう。他惑星人がモニタリングディスクを用いて地球を調査するのもそうした動向を調べているものと思われます。
 従って、こうした中にあっても一人これら想念傾向に抵抗し、良質なる想念を発信し続けることで、地球に渦巻く謝った観念の想念群を中和することも出来る筈です。古来、天地を鎮める祈祷等、修験行者が行っていた祈りもこのような意義があったのだと思います。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」 第1部第4章-段落136

136  Part Two, with its exercises, will give you a greater realization of yourself as an expression of Cosmic Intelligence.
136 第二部は、練習も含まれており、貴方自身が大宇宙の英知の表現の一つであるとのより大いなる実感をもたらすことでしょう。

【解説】
 第2部は具体的事例を含めたより詳細な想念伝達の仕組みが説かれることになります。
 アダムスキー氏の哲学3部作の内で最も早期に(注:1958年)に記された本書「テレパシー」の題名は、おそらく他惑星人との交流の中で著者が感じた地球人との最も大きな違いがテレパシー能力にあったことに起因しているものと思われます。
 そのテレパシーをどのようにして身に付けられるかについて考えられ、著作されたのが、本書出版の経緯であると考えます。
 そうした観点からすると本講座の第1部は学習者にテレパシーに関する仕組みの全体像を理解させようと費やされたと見るべきです。従って、私達は再度、第1部の最初から全体を通して読み直し、自らの知識を整理する必要もあるでしょう。
 次回第2部からはより深い説明がなされて行きます。
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