2014年07月
130 Disciplining the senses is the first step you must take. They should not master you any more than do the hands and the feet. Our extremities do not suddenly develop a will of their own, and start acting independently. They obey the messages from the mind.
130 諸感覚を躾けることは、貴方が最初に取組まなければならない一歩です。感覚は手や足以上に貴方を支配すべきものではありません。私達の末端手足は突如として自らの意思を発達させたり、個別に行動し始めたりする訳ではありません。それらは心から発せられたメッセージに従っているのです。
【解説】
私達は感覚に私達自身を支配させてはならないということです。その為には、感覚こそ私達が訓練する対象としなければなりません。感覚は私達の手や足と同様に私達にその感受した情報を伝達するのが本分であり、その意思を押し付けて私達を支配するようなことがあってはならない訳です。
今までの私達はうわべだけの感覚情報に支配され、自己の生き方をも感覚の好き嫌いによって左右されて来た訳で、そこからの脱却を先ず図る必要があるのです。
テレパシー開発の課程の中で、最初に取り組む内容が既存感覚を従順にさせる訓練です。
128 This is no mysterious extrasensory perception; but an unconscious tuning in to universal knowledge. The student, understanding the law he is employing, will control his carnal mind and allow the solution to come to him. This information has been verified by the space Brothers.
128 これは神秘的な超感覚的な知覚などと言うものではなく、宇宙的な知識への無意識の同調作用なのです。学習者は自分が用いている法則を理解すれば、自分の肉欲の心を制御して解決法を自分にやって来させるようにするようになります。この情報は宇宙兄妹達によって実証されて来ました。
【解説】
自分の心を統制することが問題解決に向けた全ての始まりです。
私達の心は結果の世界にのみ重心を置いている訳で、結果を生み出す因の世界までの関心は薄いのです。それを宇宙本体から来る印象の方向に関心を向けさせることから始める必要があります。
しかし、どのようにして心の関心を常日頃、宇宙の本源に向けて置くかについては、各自の工夫が要るところです。それには先ず、自分自身の肉体各部、手や腕その他をよく見つめ、それらの内側でどのような生命活動が行われているかを知ろうとすること、更にはその活動の中に宇宙本源の働きを観るように努めることです。
私達はこれら宇宙の真っ只中に暮らしていることは間違いありません。その中に暮らしていながら、自分が棲んでいる家の美しさに無関心であることが最大の問題なのです。
127 Here is one more example of how help may be received unconsciously, which we all have experienced at some time; let us say our minds are struggling with a problem. We have studied it from every angle, and still the solution evades us. We may even be ready to give up . . . when, suddenly the answer is laid before us.
127 ここに如何にして援助が無意識の内に受信され得るかのもう一つの例があり、私達全てが時折、体験しているものです。それは、私達の心がある問題で奮闘しているとします。私達はそれをあらゆる角度から研究して来ましたが、未だに答えは我々をすり抜けています。私達もう諦めようとも思ったその時、突然にその答えが私達の前に置かれます。
【解説】
私達各人が問題を抱えているという本項の事例は、私達にとっては大変馴染みのあるテーマです。しかし、多くの場合、私達は容易には解決に至らず、その間悶々と暮らすことも多いものです。
しかし、それに対する解決策は、その問題解決に向けて長時間過ごした後、私達が最終的にその問題解決を諦めかけた瞬間にやって来るのが実状です。
私達が意識しない状況の中に解決策は提示されているという点が重要な所です。通常、私達は自分(即ち心)の経験(記憶)の中で、何とか解決策を模索するのですが、真の解答は宇宙的な源泉から湧き出たものである筈です。その源泉に波長を合わせることを最優先にすべきで、心の乏しい経験では解決策にならない事例も多いということでしょう。
ひたすら宇宙の源泉からのメッセージに耳を傾ける取組み姿勢が大事という訳です。
123 Since each thought registers a certain pitch, or frequency, relative to itself, we will naturally find different levels of thought. The level of thought-frequency into which we tune daily depends entirely on our understanding. For remember, like attracts like. While at times we may contact either a higher or a lower level, our minds normally move in the ruts in which our understanding has placed them.
123 各々の想念はその想念に比例したある種の高低、或いは振動数を記録に留めるために、私達は想念の様々なレベルに自然と気付くようになります。私達が日常、合わせる想念振動数のレベルはことごとく、私達の理解力に依存しています。類は類を呼ぶということを覚えておいて下さい。一方では、時たま私達はより高い、或いはより低いレベルと接触することもありますが、私達の心は普通、私達の理解力が敷いた轍(わだち)の中を動いて行くのです。
【解説】
感受性の鈍い私達も時々はこれまでとは違う印象を持つに至るのは、想念が通過する際に残留させた振動に私達が触れるからだとしています。通常、高次は振動を持つ想念は私達には感知出来ないレベルのものですが、想念自体、通過する媒体にその周波数に比例したより低周波の振動を残すという意味かと思われます。
しかし、私達はこれまで志向して来た種類の想念・印象しか容易に受け入れようとしない為、各自の志向として抱く想念の種類は事実上決まってしまうという訳です。年齢を重なるにつれ生活パターンや思考のパターンが固まるのと同様です。
本項ではそのような習慣的な生き方で良しとしているのではありません。私達に習慣の危険性を指摘し、もっと視野を拡げて高次な想念を受入れるよう、努力することを求めています。
122 They do not condemn us for our shortcomings, for they know we are behaving according to our understanding. Where we now are in Cosmic growth, they once were; where they now are, through the natural evolution and refinement of our thought patterns, we will be. So it behooves us to remember our Divinity at all times; and try to guide our minds carefully.
122 彼らは私達の欠陥をとがめることはありません。彼らは私達が自分達の理解に応じて振る舞っていることを知っているからです。宇宙的成長において現在、私達が居る所に彼らもかつては居たし、彼らが今居る所は自然の進化と私達の想念パターンの精化を通じてやがて私達が到達する所です。それ故に私達は常に自身の神性について覚えて置かなければならず、自身の心を注意深く導くよう努力すべきなのです。
【解説】
アダムスキー氏がデザートセンターで円盤から降り立った金星人オーソンと会見してから、既に60年以上が経過しています。この時を契機に積極的に宇宙普遍の生き方が伝承され、日本でも数多くの書籍が出版されて来ました。
しかし、本当の意味で私達はアダムスキー氏を通じて伝えられた人間の課題に未だしっかり向き合っていないのではないかと思っています。氏が亡くなり、後継となるべきグループも今日では姿を消してしまいました。一方では、世の中、オカルト的な予言、神秘的な啓示をセンセーショナルに伝える破滅予言の本が溢れているのが現状です。
このような状況の中、私達は様々な「にせ預言者」の間を掻い潜って真の宇宙的インスピレーションに辿り着かなければならない訳です。その中で多くは、本項で言う理解不足の故に自分の嗜好に合った予言に飛びつき受入れてしまうのかも知れません。
確かに昨今の状勢では、地球自体の存続も危ぶまれることは確かでしょうが、こうした混乱の中だからこそ、改めて自分の理解力を見つめなおし、自分が日々取り込んでいる想念が妥当なものであるかをチェックすることが必要なのです。
121 To digress for a moment: the space people, understanding that man is Divine Thought motivated by the Divine Breath (for ether is Divine Creation), feel a reverence for all humanity. This is the explanation of the statement in INSIDE THE SPACE SHIPS which has proved so puzzling to people. Practical Earthlings have questioned the philosophy of accepting death for themselves rather than the taking of human life; but the visitors know that when another stands before them, they are in the presence of the Living God.
121 少しの間、本題からそれますが、宇宙人達は人間は聖なる息(エーテルは聖なる創造物である故)によって活性化された聖なる想念であることを理解していますので、人類全てに対して敬意を感じます。これは人々に当惑を与えた「INSIDE THE SPACE SHIPS(空飛ぶ円盤同乗記)」における言及への解説です。現実的な地球人達は人生を迎え入れることよりも死を受け入れる哲学に対し疑問の声を上げています。しかし、訪問者達は他人が自分達の前に立つ時、自分達は生ける神の面前に居ることを知っているのです。
【解説】
私達と他惑星人がどの点で最も異なるのか、本項は対象に対する視点にあると具体的に指摘しています。外見上も内部の肉体構造上も何ら違いがない両者ではありますが、物事への視点は大きく異なるという訳です。
論理的に突き詰めて行けば、当然の見解になるのでしょうが、どうやら私達地球人は一時期真理に沿って学んでいても、それを他の分野まで適用しようとして来なかったということでしょう。
生活の全てを終始一貫その具体的な視点に基づいて整理すれば、自ずと得られる結論でもあるのですが、これには長年培った心が抵抗するという訳です。その最初の一歩である私達自身、そして他の生きもの全てに共通した創造主の息吹がそれぞれ受け継がれていることを深く考えれば、全ては良い方向に進むに違いありません。
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