2012年10月

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第5課-段落200

200 The schooling of the mind is not an easy problem, but it is worth the effort even though it takes years to accomplish as it did for me. There is not a person on earth that does not receive impressions either from the earth, the inhabitants upon it or from other planets as well as the Cosmos. But there is a difference between the human and the cosmic impressions. For a mind is a mind whether on this planet or elsewhere and it has a tendency to confuse impressions and misapply them to suit the personal desire. Oftimes the mind permits the imaginary faculty to run away with it. The imagination is like a screen or a slate upon which the pictures are drawn and the human has a tendency to distort them.
200 心の訓練は容易な課題ではありませんが、それは私についてもそうであったように、達成に何年も要したとしても努力する価値があります。地球にいる人間で地球から、またその住人から、あるいは宇宙と同様に他の惑星から印象を受けてない人はいません。しかし、人間から来る印象と宇宙の印象とでは違いがあります。何故なら心というものはこの惑星上の場合も他の場所でも同様で、印象類を混乱させ、個人的な願望に合うように不正に使用する傾向があるからです。しばしば、心はその想像力にその印象といっしょになっての暴走を許します。人の想像力とはその上に絵が描かれるスクリーンや石板のようなもので、人間はそれらを歪める傾向があるのです。


【解説】
 私達が何を精進し、何処を相手に取り組むかと言えば、それは自分の心を対象とすべきなのでしょう。古今東西、宗教や哲学の対象は常にこの一点に尽きるものです。
 自分の心を如何に訓練し、本来のあるべき姿に戻すかは、本項に記されているように長年月を要する、根気の要る仕事です。しかし、著者も言うようにそれは何年かかろうとそれだけの価値のある取り組みなのです。
 しかし、仮に印象類に敏感になったとしても油断は禁物です。類は類を呼ぶの通り、自分と同じレベルの他の者の心が発した印象が当初は多いことでしょうし、宇宙本源からの印象は極く少ないものと考えるべきでしょう。また貴重なる印象を感受したとしても、私達はそれを元に勝手な想像を膨らませ、舞い上がってしまうこともありえるのです。
 そういう意味では、感受した印象を心に判断させないようにして、率直に受け取り、後でその意味を考えるというような姿勢が必要ではないかと考えています。まずは自分がどのような方向の印象を求めているかを明らかにして、しっかりその方向にアンテナを張って宇宙本源からやって来る印象を求め続けることが大切です。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第5課-段落199

199 When thinking of this let your mind be attentive as it was while viewing the ocean. And while the ocean has boundaries, space has none. This phase of development is very important, even when we begin to travel in space ships. For had I not developed along this line to some degree, my trips in space crafts taken bodily would have been of little value. Because there were many things on the ships and in space that my mind did not understand. But my consciousness revealed them to me. And later my understanding was verified. The language barrier was not present for in some cases I exchanged ideas with the space brothers consciously. This would have been impossible mentally.
199 このことを考える際、貴方の心を大洋を眺める時のように注意深い状態にさせることです。大洋には境がある一方、宇宙にはそれはありません。私達が宇宙船で旅行するようになった時でさえ、この発達の段階は大変重要です。何故なら、もし私がこの線に沿って幾分かの発達を遂げていなかったら、肉体を伴った宇宙船に乗っての私の宇宙旅行は大した意味を持たないものとなっていたことでしょう。何故なら、宇宙船や宇宙には私の心が理解しない多くの物事がありました。しかし、私の意識がそれらを私に明かしてくれたのです。そして後になって、私の理解は確証されました。言語の障壁は有りませんでした。ある場合には私は意識的に宇宙兄弟とアイデアを交換したからです。これは心では不可能なことでした。


【解説】
 自分が何らかの判断をしようとする気持を鎮めて、先ずは何処からか来る印象に心を開いていることが重要なポイントです。
 本項では宇宙に関心を持って、その広大な空間と自らの意識を通わせるような態勢を保つことで、印象に敏感になれるような訓練を各自行なうことを薦めています。
 このように印象に鋭敏になることが、本人をより繊細、精緻な存在に高めることに繋がるということでもあります。印象を感知して遠隔地の出来事を知ったり、言葉が異なっても相手との意思疎通が出来る等、この能力開発についての効能は多大です。
 他惑星の兄弟達はこの能力に優れている訳で、その文明のレベルと生活振りは私達の想像を超えるものであることは間違いありません。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第5課-段落198

198 Even though great distances exist between planets and there is no established communication with them, this does not prevent one from knowing what is going on upon them. But to do this the mind must be trained to listen and be taught by the conscious messengers, without questioning the impressions while they are being given. Some will come in the form of thoughts and some with thoughts and pictures
198 惑星間に長い距離が存在し、相互に確立された通信手段が無くても、それは人がそれら惑星上で何が起っているのかを知ることを妨げるものではありません。しかし、これを為すには心は与えられている間、その印象類に疑問を挟むこと無く、意識の伝達人に耳を傾け教えを受けるよう訓練されなければなりません。それらの内、あるものは考えとして、またあるものは考えと画像の形でやって来ることでしょう。


【解説】
 真のテレパシーの原理について、ここでは解説しています。印象の行き来には距離は関係なく、瞬時に全宇宙空間に同時に湧き起こるようなものかも知れません。
 それらを感受する為には、私達自身が従来の心が作り上げてきた殻を脱ぎ捨てて、如何なる印象(想念)が来ようと、それを先ずは受け入れ、リラックスした感受性の高い状況を維持して待ち構えておく必要があります。
 何分、長年月、私達はそのような訓練を受けておりませんので、印象に敏感になる態勢をつくることは難しい訳ですが、少しずつ自分で開拓する他はたい訳です。
 しかし、このように宇宙の根源に係る源泉に触れることが出来れば、後はその体験を元に望ましい方向に進むことが出来ます。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第5課-段落197

197 If the planet earth has produced out of its own body all that is upon it, and itself was born from the elements of space, then this should be a good proof that all planets are humming with life in varing degrees of development.
197 もし地球という惑星がそれ自身の体内から地上にある全てを作り出す一方、それ自身は宇宙にある諸元素から生まれたとすれば、すべての惑星は様々な発達程度の生命で活気溢れているという良い証拠になるはずです。


【解説】
 最近の天文学ではどうなっているのかは知りませんが、同じ宇宙空間にあって、同様な惑星には多少の差はあっても同じような生きものが棲息しているように考えるのは自然です。これまで地球だけが奇跡的に生命が誕生したとする学説は、丁度、地球を中心に太陽や星々が巡るとする中世の天動説に似た考えであり、実際には宇宙には無限の生命活動があるものと考えるべきでしょう。
 最近、出張で仕事をする機会が増えてしまいましたが、各地の風景は場所によって異なり、特に国外に出ると自然も違った雰囲気があります。おそらくは長年月経過した歴史の中で峰の形や風土、植生が造りだす自然の造形だとつくづく感じてしまいます。
 私達の頭上には、このような宇宙空間が拡がっていることに気付くだけでも、心にゆとりが生まれ、目前にしている環境が宇宙に浮かぶ惑星の一つに過ぎないことを知ることになります。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第5課-段落196

196 Scientists know of various kinds of gases that proceed into space. The word gas does not mean much but the component parts of which gases are made, does. For in these is the food that the three dimensional world must have in order to live. As an illustration we will use this manifestation that has been used elsewhere in the lessons. When we gaze into a clear blue sky we see nothing, yet under proper conditions a lightning bolt is created in that space, which is made of minerals well known on earth. This shows that the component parts of what we call gas has substance that can produce solids. This is not the only proof for we have others. Many meteorites have landed on earth in various sizes, and when examined they contained the minerals known on earth. I am sure that these meteorites have not been thrown off of the earth and then returned. For they have dropped on the moon and other planets, so they must have been made in space as the lightning bolt is. This tends to prove that all elements known on earth in a coarser form have had their origin in a refined state in space. And as stated before, space is an incubator of forms in which planets and all forms are born and have their being.
196 科学者達は宇宙に向かって進む様々な種類のガスについて知っています。ここでガスという言葉はあまり意味はなく、ガスを構成している成分が重要なのです。何故なら、これらの中に三次元世界が生きて行く上で必要な食物があるからです。実例としてこれまでこの講座の何処かで用いられて来た創造作用を示しましょう。私達が晴れ上がった青空を見詰めても何も見えませんが、ある適した条件のもとでは稲妻がその空間に形成されますし、その稲妻は地球でよく知られている鉱物群から造られています。このことは私達がガスと呼ぶ成分には固体を作り出すことができる物質があることを示しています。これは唯一の証拠ではありません、私達には他にも証拠があるからです。多くの隕石は様々な大きさで地上に着地しますが、調査するとそれらは地上で知られている鉱物を含んでいることが分かります。私はこれらの隕石が地球から投げられて再び戻って来たものではないことを確信しています。何故なら、それらは月や他の惑星にも落下していますし、それゆえ、それらは稲妻のように宇宙で造られたに違いないのです。このことは、地上で知られている粗い形態にある全ての元素は、宇宙空間に精化された起源を持っていたことを示すものと言えるでしょう。そして、先に述べたように、宇宙は惑星やすべての形有るものが生まれ、そして存在する孵卵器なのです。


【解説】
 本項は宇宙に拡がるガス状物質(気体)の中に全ての物質の元があると解説しています。私達を取り囲む空気は何も無いように見えますが、化学の教科で学んだように1リットル当り10の23乗個もの分子・原子に満ちています。また、本項で著者が明かしているように大気層の中には鉄その他の鉱物元素も多く含まれているということです。
 以前にも何処かでお話したことがありますが、隕石のカット断面をご覧になった方は分かると思いますが、隕石の内部には多くは鉄の結晶が見えるものです。まさに宇宙空間でこれら元素が精製されていることを物語るものです。
 また、本項で記されているように電光の中には鉱物があるということは、他で聞いたことはありませんが、まだ、私達が知らない真相が数多くあるものと理解しています。
 大事なのは、これらの私達の目では皆目分からない様々な活動が頭上や私達の周囲に広がる空間で起こっていることであり、それらの活動は意識の意思と指導が一括して支えているということです。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第5課-段落195

195 That we may understand more clearly let us become aware of the rim of the earth, as we did the shore of the ocean. And let the conscious messenger reveal to the mind the things in space, beginning with the fourth dimension. First, we will give you some idea of what is there in this invisible state. And as stated before it begins with the crust of the earth.
195 よりはっきり理解できるよう、以前大洋の岸辺で私達が行ったように、地球のふちに気付くようになりましょう。そして意識の配達人に四次元が始まる宇宙での物事を明かさせましょう。先ず最初に私達は皆さんにこの目に見えない状態の中に何が存在するのかについていくらかの概念を授けましょう。そしてそれは以前述べたようにまず地殻から始まります。


【解説】
 本項に続いて次項(196)以降、具体的な説明がなされますが、意識の世界と私達とはどのように繋がっているかをここから説明しています。
 以前の記述に海岸で海を見ている時、寄せ来る波の奥には海底や海中で暮らす多くの生き物が居ることに気付くのは、目ではなく印象であるとありました。丁度そのように私達が宇宙を見る時、そこには無限に広がる宇宙空間があり、多くの惑星や星々があり、無数の仏国土に人々や多様な生きものが暮らしていることを感じさせるのは意識から来る印象だということでしょう。
 私達が当面、拠って立つ所は地殻であり、肉体である訳ですが、私達の本質はそれ(結果である物質)とは異なる非物質の部分、いわば魂の部分であり、それはこの宇宙に拡がる意識の世界と常時、溶け合っているということではないでしょうか。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第5課-段落194

194 So in order to unite that which is now divided in man, the mind must be willing to be taught by consciousness. And remember, consciousness is the soul of any form which makes life possible.
194 ですから人の中で分断されているものを統合する為に、心は喜んで意識によって教わるようにならなければなりません。そして覚えておいて欲しいのは、意識はあらゆる形あるものを生命たらしめている魂であることです。


【解説】
 「心の中で分断されている状態」については、以前、本項188でウエイン・ダイヤーの言葉としてご紹介したことと同じです。私達の問題は自身の身体や環境にあるのではなく、自分の心の中にのみ存在するということです。
 しかし、その問題は自身の内部には心なるものの他に生命を支える意識が既に在る訳で、その両者を如何に強調、融合させるかが重要になります。意識は常に沈黙を保ちながらも身体を支え、助言を無償で与え続けている訳ですが、身体を操る心は傍若無人に振舞って、その結果、痛い思いをしているという構図です。
 私達はこうして悟りを求めている訳ですが、その求める相手は、ご自身の内側に既に在ると言っている訳で、私達はそのことに気付くことから始める必要があります。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第5課-段落193

193 The three dimensional effects are the coarser part of its expression, like sound which is produced through a low state of friction or conflict among the elements. But consciousness in its fourth dimension does not produce sound as we know it. Its method of communication is through the feeling awareness given in the form of impressions.
193 三次元世界の結果物は丁度、粗いレベルの摩擦や各要素類の間における争いを通じて造り出される音のように表現の内でもより粗雑な部分でしかありません。しかし、意識は四次元世界にあって私達が知っている音を造り出すことはしません。その意思疎通の方法は印象の形態における感じによる気付きを通じて行われます。


【解説】
 四次元世界とは印象が行きかう世界であると本項は説いています。いわば言葉が不要な世界であり、当然、文字も不要ということになります。
 そうした因の世界、仏の世界では、言葉に比べてはるかに容易に内容の詰まった知識が距離にかかわりなく、瞬時に伝わるという訳でしょう。
 本講座の3部作の中に「テレパシー」がありますが、そこでも水面の波紋のように宇宙の果てまで伝わって行く状況が説明されていましたが、そのような印象波動が驚くべき速さで伝わり、対象に対して作用するものと思われます。
 そう考えると同じ原理を応用している私達は、粗雑な想念を因の世界に放っていることになり、迷惑者になっている可能性もある訳です。一人一人が清い想念の発信者になることが大切なところです。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第5課-段落192

192 Man has learned much about the three dimensional world and now it is time for him to blend his knowledge with the four dimensional invisible world around him. That is if he is to do away with the mysteries that he has been governed by all of this time. And this can only be done by the mind, the effect, humbling itself to the consciousness - the cause, and thus allow it to explain the relationship of the two. Only consciousness can do this as it is the fourth dimension that knows no limitations.
192 人は三次元世界については既に多くを学んでおり、今はその知識を自分の周囲にある目に見えない四次元世界と融合させる時です。それは人が常日頃、支配されている諸神秘を取り去ろうとするならばです。そしてそれは、結果である心が自身を因である意識に謙虚にすることによってのみ可能となりますし、そうすることで意識に両者の関係を説かせることが出来るようになります。限界を知らない四次元である故に意識のみがこのことを為し得るのです。


【解説】
 ここで言う「四次元」とは、時間や場所を越えて成立する世界、物質を生み出す因の世界、あるいは創造の世界ということではないかと考えています。それはイエスの言った「神の国」と同義語で、2000年以上も経った今日、再び私達はその因の世界を学ぼうとしている訳です。
 私達は、物事の結果を重視し過ぎた結果、皆目この因の世界に気付くことは無くなってしまったようです。自分の目標以外は目に入らなくなっているとも言えるでしょう。しかしそれでは真の生活をエンジョイするどころではなく、慌しく短い人生を終えるだけになるかも知れません。
 私達が因の世界を知る為には、まず私達の心が自らの限界と課題を十分に認識し、従来からそっと支援の手を差し伸べてくれている因の存在に感謝し、その四次元世界から学ぼうと決心する他に方法はないのです。いくら援助したくても、本人がそれを拒めばそれ以上のことは出来ないのと一緒です。
 従って、先ずはこれまでの怠惰で貪欲な私達の心を反省しつつ、実は自分の身の回りはより精妙なる因の世界に包まれていることを知覚しようと努力することがポイントかと思っています。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第5課-段落191

191 The wealth of time could not be as great as an understanding that man must have before his future is secure. For without it he cannot hope to have the knowledge that our space brothers have.
191 時間の豊かさは人が自分の未来を確実にする前に会得していなければならない理解以上に偉大ではあり得ません。何故ならその理解なしには私達の宇宙兄弟達が得ている知識を持つことは望めないからです。


【解説】
 何年かかっても、その理解が無い限り、私達は次のステップには進めないことを本項では示唆しています。人によっては何千年もの人生を歩む中で、その理解を掴めないでいることもあるかも知れません。
 もちろん、私達には十分な時間は与えられている訳ですが、人の人生にもとりあえずには限りがあることも確かです。
 従って、本講座のような理解を得るチャンスを逃がさず、各自、著者が訴えている内容を自分から掴む工夫をすべきであり、その努力は大いに報われる結果をもたらす筈です。
 同じ肉体、同様な実生活を送っていたとしても、他惑星人と私達の間には、意識の世界についての理解と知覚力については莫大なる差があるものと思われます。また、相手を見て、本人の実体を見抜く等、外見によらない知覚力についても見習う事柄が多いように思われます。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第5課-段落190

190 Jesus for one tried to explain the fourth dimension, but even today his teachings are not understood. As a result the fourth dimension has been placed in the abstract side of life with the hope that it will be understood in the here-after. But how could one ever understand if he did not have some comprehension of it here? One must learn the next step to be taken before he can understand the reason for it.
190 一例として言えば、イエスはこの四次元を説明しようと努力しましたが、今日になってもその教えは理解されていません。その結果、四次元は今後理解されるだろうとする希望と共に生命の抽象的な側に置かれて来てしまいました。しかし、人がそれを今ここで何らかの会得をしない限り、これから先どのようにして理解できるというのでしょうか。人は進むべき次の一歩を学んだ後にその理由を理解することが出来ることを学ばなければなりません。


【解説】
 聖書にはイエスが弟子達に「神の国」について語った箇所が数多くあります。その時、イエスは本項で言う「四次元」世界を指して語っていた訳ですが、その内容を理解できないでいる私達は2000年前から大きな進歩はないようです。その後、地球人は力点を物質に置き、紆余曲折もありましたが、今日まで生活面では格段の向上を成し遂げて来ました。
 しかし、ことイエスの言われた「神の国」の内容についての理解は進んでいないようです。
 本項では、この四次元世界というものが、長らく抽象的、概念的なものだとして来た点に問題があるとも指摘しています。実際には、意識の世界ははるかに現実的であり、一部の人達がそれを知る時、多くは人生観を変え、奇跡的とされるような業績を上げることになるものと思われます。
 しかし、意識について皆目知覚出来ない私達にとって、必要なのは、先ずその世界を知ることであり、その後に初めてその意義を知るだとうと本項は説いているのです。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第5課-段落189

189 Since the beginning of time man has schooled himself to want concrete facts which are three dimensional like himself. He left the fourth dimension to mysteries and theories. And only here and there an individual could see the relationship of all dimensions. And when he would express his analysis he usually had very few followers.
189 時のはじまり以来、人は自分と同じ三次元の具体的な事実を求めるよう自分自身をしつけて来ました。人は四次元を神秘や理論に置き去りにしてきました。また、そこここでわずかながら、すべての次元世界の関連性を見る事が出来た者がいました。それでも、その者が自らの分析結果を表現する時、彼にはいつもほんのわずかの追従者しかいませんでした。


【解説】
 人は真理を結果の世界に求めていた為に、依然として本質を掴めず、不安定な状態にあるということでしょう。一見して物質は揺るぎないもののようですが、歳月とともに変化する訳で、人間の棲む世の中では、10年もすれば人々の記憶も薄れ、事物も変遷することは避けられません。
 しかし、こうした変化する現象の中にあっても、意識が作用する世界は変わることなく永続しています。創造主の意思は時間には係り無く作用し、宇宙全体が距離に係り無くその鼓動の元で動いている訳です。
 私達は結果こそが永遠なるものとして根拠を置けると考えていましたが、実はそれは誤りで、意識が作用する世界にこそ私達の立つ拠り所とすべきだと本項は説いています。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第5課-段落188

188 Man's troubles begin in the fourth dimension. For he as a sense mind operates in the three dimensions, an effect of the cause. So he gives much time to the world of effects and understands it fairly well. But he has trouble associating the invisible world around him with the world in which he lives. And when he uses his mind instead of his consciousness to try and understand the fourth dimension, he becomes confused. And the great difference which exists in the invisible fourth dimension which is cause, makes it still harder for him to understand, as he has been taught in the three dimensions for centuries. Even the ancients did not understand the fourth dimension, for had they done so they would not have divided heaven and earth. Or cause and effect.
188 人間の諸問題は4次元で起ります。何故なら、感覚の心としての人は原因の一結果である三次元で働いているからです。その為、人は結果の世界に多くの時間を費やしており、その世界をかなり良く理解しています。しかし、人は自分が住む世界と自分の回りの目に見えない世界に関しては悩みを持っているのです。そして人が4次元を理解しようとする時、自らの意識を使う代わりに心を使う為、混乱するようになるのです。そして因である目に見えない4次元に存在する大きな違いは更に理解を難しくしています。何世紀もの間、人は3次元世界の中で教えられて来たからです。古代人達も4次元を理解していませんでした。もし理解していたら、彼等は天と地、あるいは原因と結果に分割しなかったであろうからです。


【解説】
 以前聞いたウエイン・ダイヤーの講演CDの中に「貴方の悩みは何処にあるのか」というような発言があったように記憶しています。「物質世界の何処にも貴方の悩みは無く、悩んでいるのは貴方の心だけだ」というような主旨の説教であったかと思います。
 私達の問題は、外の世界にではなく、自身の心の中にのみ存在するということでしょう。
 その問題の出所は、私達の心が本質の意味を把握出来ないままに、混乱しているということですが、更に遡れば、本章(第5課)で言う四次元世界を理解できていないことだと本項は説いています。私達が心を用いて様々な事柄を理解しようとする所に混乱の原因がある訳で、心の代わりにご自身の意識を用いよとしている所が大事なところです。
 学習を進めるにつれて、私達もこの四次元世界に気付くようになる訳ですが、そこでも従来型の心の持ち方では問題が生じる訳で、努めて意識を働かせる中で初めて全体像が見えて来るということだと考えます。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第5課-段落187

187 Man should become aware of living two different experiences at the same time, for he is living on top of the earth of three dimensions, yet depending and living in the fourth dimension. For from the crust of the earth towards the sky is the invisible fourth dimension which we call space. Outside of it we could not live any more than the fish that cannot live out of the water. No form could live without the support of the fourth dimension for it is the air which we call atmosphere in which earth forms live and breath. And if it were withdrawn no form could live, not even the earth.
187 人は同時に二つの異なる体験を生きていることに気付くべきです。何故なら人は3次元である地上の頂上に生き、かつ4次元に依存しその中で生きているからです。地上の塊から大空に向かって私達が宇宙と呼ぶ目に見えない4次元が広がっています。魚が水無しでは生きて行けないのと同様、私達はその外側では生きて行けません。如何なる形有るものも4次元の支援が無ければ生きられません。何故なら地上の形有るものが生き、呼吸する私達が大気と呼ぶ空気が無ければ如何なるものも生きては行けないからです。そしてもし、大気が取り去られたら、如何なるもの、地球でさえも生きることはできません。


【解説】
 実際には私達は宇宙に包まれた存在であることを自覚する必要があります。私達を包む空間こそ、意識の世界だと本項は説いています。つまりは、日常的には私達は三次元世界に生きていますが、実はそれを包むように意識が支えている領域があり、そのお蔭で私達が生存するとしています。
 これが、私達が自然と天空に憧れ、星々を眺める真の原因となっているのかも知れません。普段の生活を行ないながら、実は別の世界のことも意識しているということになることを、本項は示唆しています。
 その為には、意識からのささやきに絶えずアンテナを張って、もらさず聴こうとすることや、その意識の印象のレベルと比較して日常の心のありようがそれで良いかを絶えずチェックすることが特に重要となるでしょう。
 地球自体も含めて、あらゆるものを支える意識の力は、私達の想像を超える英知であり、それに触れることは、本人の劇的なる進化を意味することでしょう。「2001年宇宙の旅」の中の原人達のように、意識が導く未来は大いなるものがあると期待できます。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第5課-段落186

186 The whale, although there are others, masters the pressures and elements of the sea, for it is able to go to great depths yet it can swim on the surface of the water and partake of the invisible gases from space that enshroud the earth. And there are some like the flying fish that leave the liquids for an experience in the sea of gases. Thus they have experience in two different kingdoms. The liquid of the water and the gases of which the liquid it made.
186 クジラは、他の者もいますが、海の様々な圧力や要素をマスターしています。何故なら海中深くまで潜ることが出来ますし、水面付近で泳ぎ地球を覆っている宇宙から目に見えないガス類を取り込むことが出来るからです。そしてトビウオのようにガスの海での体験を求めて液体を離れる者もいます。そのようにして彼等は二つの異なる王国での体験を持つのです。液体としての水とその液体を造ったガスの二つです。


【解説】
 心が自分の殻に閉じこもっていようとすれば、半ば永遠に外の素晴らしい世界を知らないまま生涯を終わることにもなりかねません。私達は本来の可能性を引き出す為にも、努めて印象が行き来する、いわゆる因の世界を知るようにしなければなりません。
 しかし、これは決して従来の「霊界」とか「心霊」のような神秘・オカルトの世界を指すものではありません。その辺の識別が大事な所なのですが、ポイントは決して他人の言う事柄をそのまま信じるのではなく、自分の体験を通じて、印象の感受とその応用姿勢について自ら自分のやり方を作り出すことだと考えています。
 つまり、ご自身で何か「印象に基づいて行動する」とはこういう心持ちの時であったとか、その時の心はどうであったかを、しっかり覚えておき、同様な心境を持ち続けよう、印象に対する受容的姿勢を維持しようとすることが重要です。
 その上で少しでも本講座で言う、「意識に対する知覚力」を持てれば、従来、自分の心が暮らしていた世界の他に、同時により高次な世界が並存することを垣間見ることが出来るかも知れません。丁度、クジラやシャチが海中を住処としていても、その海は大気に囲まれ、上には別の世界が広がっていることを確認するようなものです。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第5課-段落185

185 Let us now place the mind in relationship to consciousness as an observer of conscious action. And for this the shore of the ocean can be used as an example. For as we gaze out over the vast stretches of water we know that there is untold life within its body. So let us become consciously aware of the activity that is taking place within its depths that the sense mind does not see. We should now become consciously aware through impressions of the many active forms and see those as small as a grain of sand searching the bottom of the ocean for food. And millions of kinds of form life from the bottom to the surface doing the same thing. Some never rise from the bottom to see the light near the surface, while others do.
185 それでは意識に関連して心を意識的活動の観察者の立場に置いてみましょう。そしてこの為には、例として大洋の岸辺を用いることが出来ます。何故なら、私達が水の広大な広がりの彼方を見つめる時、私達はその中に人知れぬ生命があることを知っているからです。ですから感覚の心が見ることのない海中深く起っている活動について意識的に気付くようになりましょう。私達は今や、多くの活動する形有るものの印象を通じて意識的に気付くよう、また大洋の底を食べ物を探している砂粒ほどの生き物を見るようにならなければなりません。しかも海底から水面まで何百万もの種類の生命が同様なことを行っています。あるものは決して水面近くの光を見る為に海底から浮かび上がることはありませんが、そうするものもいます。


【解説】
 日常生活の慌しさの中で、私達はとかく意識的知覚状態を維持して行くことは難しいものです。しかし、それに取り組まなければこの講座の意味も単に他人の話であったり、単なる理論に終わってしまいます。
 本項では具体的に私達が為すべきことは、まず第一に意識的行動の観察者になれと説いています。視覚や聴覚が教えてくれない現象の背後に生き生きと活動する多くの生き物の諸活動に気付くようになれば、それは自身の意識を使い始めているということだと説いているものと思われます。
 使い始めなければその先には行けない訳で、まずはご自身の意識の膨大な力量を信頼して、意識の活動を良く観察し、自らの生き方を任せるようになれば素晴らしいことです。
 海を眺めることは好きですが、その絶え間ない波の動きの不思議と共に海中に生きる無数の生物と意識を通わせるような時間を持つことが大事だとも言えます。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第5課-段落184

184 No form or mind can live independent of consciousness. For outside of it, if there were any, would be absolute nothingness. So it is up to man to strive to have his mind listen to the teacher, the parent of all creation.
184 如何なる形有るものも、また心も意識と独立して生きることは出来ません。何故なら、その外側というものがもしあったとしても、そこは、絶対的な無であろうだからです。ですから、自らの心をすべての創造物の教師、両親に耳を傾けさせようと努力することが人間の義務なのです。


【解説】
 確かに私達の心は自分の身体を丁度、自動車を運転するように自由に操ることが出来ます。しかし、そのドライバーのほとんどが単にアクセルとブレーキの操作が出来るというだけで、自動車の各部品がどのように機能し、エンジンが作動して具体的な動きに繋がっているかは知る由もありません。
 私達の身体も同じこと。これを支えているのは私達の心ではありません。その心なるものはわずかな記憶でさえ、持ち合わせていないことが分かります。老化が進み、心が少しでも衰えると少し前の事柄も覚えていることが出来なくなることは良く知る通りです。
 結局、心自体は大した能力も無いことを自覚することから始める必要があります。その上で、万物を支える意識の存在を頼りにすること、それを信頼することから始める必要がある訳です。自分の中にあるその全知性に全信頼を寄せること、創造主が授けるヒントを受け入れようとするオープンな姿勢がまず必要ということです。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第5課-段落183

183 Even some marine life strives to see the light above the water. And the liquid of water would not be if it were not for the essence of hydrogen and oxygen which are invisible. In this invisible state the prime of life cannot be seen with the sense of sight of the human mind. But it can be known to the mind through consciousness. For consciousness is the intelligence and power that is independent of the forms, yet it activates all forms when it acts through them. Consciousness knows no light or darkness as man classifies these frequencies. Nor does it know good or bad for these are classifications of the mind through misapplication of the law.
183 ある種の海洋生物でさえ水面上の光を見ようと努力します。また液体である水は目に見えない水素と酸素の基本化合物が無ければ存在しないでしょう。この目に見えない状態の中では生命の本源は人間の心の視覚では見ることは出来ません。しかし、意識を通じて心に知られることは可能です。何故なら意識は形有るものから独立している知性であり力であり、それを通じて働く全てのものを活性化するからです。意識は人がこれらの振動を分類するように光とか闇とかを区別することはありません。また、善悪も知ることはありません。これらは法則の誤用を通じた心の分類だからです。


【解説】
 若い頃の職場の上司が居を移している関係で、何度となく伊豆七島の三宅島に行ったことがあります。その三宅島からの帰りの船ではよく海を眺めてひと時を過ごすのですが、ある時、船の前方の水面の上をトビウオが滑空するのを目撃しました。本項の冒頭はそのような海の中に生きるもの達が空に憧れる振舞いを称しているのです。
 同様に、私達人間も本来は地上に生きるものですが、空や宇宙に多くの人達が関心を持ち、星やオーロラに憧れを持つということがあります。その本当の意味は私達がより高次な存在、目に見える存在を超えた所を志向しているからかも知れません。
 著者はまた、このように目に見えない知性の存在は地上の全ての物質・物体を構成している元素についても同様であり、それらも目には見えないものだと説いています。
 私達が第5課で取り組もうとしているのは、意識と呼ばれる物質の指導者が行なっている統合させる力の存在に気付くことです。善悪の裁きや恐怖で毎日を送るレベルから少しでも抜け出して、他の生きもの達が頼りとしている意識の存在をどうにか知覚出来るように努力する姿は、水面を滑空するトビウオに似ていると言えるようです。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第5課-段落182

182 Living as we do, guiding ourselves by other effect no different than ourselves, we remain close to the form life of earth. Which is in itself only an expression from its lowest state of awareness.
182 私達は自分達と何ら変わらない他の結果物に頼って自らを導いて生活している以上、地上の生物体に近いまま留まっています。それらはそれ自身、悟りの最も低位な状態から来る表現でしかありません。


【解説】
 本項は私達が意識に向き合う際の基本的な姿勢を説いていると言えるでしょう。
 私達はこれまで結果の世界に生きて来たと言われて来ました。私達は自身の相談相手を自分と同類の人間に、或いは財産等を頼りとして生きてきたのです。
 しかし、その結果はどうでしょうか。信じた相手は私達と同様のレベルの人間である以上、不安定であり、時の経過と共に不仲になったり、利害で対立することも有り得るのです。また財産にしても経済情勢の変化の前に、所定の価値を保ち続けることは困難なのです。
 その結果、私達は頼れる存在を求めて右往左往しているのではないでしょうか。
 本項はそれらの状況について、私達が形を求めるあまり、結果の世界に埋没していることを戒めています。そのような変化する対象ではなく、恒久的に存在価値が不変な高次なる存在にこそ、根本を置けと述べているのです。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第5課-段落181

SCIENCE OF LIFE - STUDY COURSE
LESSON FIVE
Consciousness, The Intelligence And Power Of All Life

181 We are actually living in an invisible sea of life. And as I have said before, we should school ourselves to become aware of the visible and invisible at the same time. For today we are only mentally aware of the visible forms with which we have contact. Yet all forms rise from the lowest upwards, looking so to speak into invisible space. And why should this be so? Does not all creation look to its creator as a child looks to the mother for guidance? And as space is the birthplace of all forms, they look to and live within the household of their birth.

生命の科学学習コース 
第5課 
意識、即ち全生命の知性と力

181 私達は実際には生命の目に見えない海の中で生きています。そして以前にも述べたように、私達は私達自身を目に見えるものと見えないものとを同時に気付くように訓練すべきなのです。何故なら今日、私達は私達が接する目に見える形あるもののみに気付いているからです。しかし、すべての形有るものは最下位から上部を目指して、言わば目に見えない宇宙に向けて昇っています。そして何故、このようなことが起るのでしょうか?全ての創造物は丁度、子供が母親に導きを求めるように、創造主を求めているのではないでしょうか。そして宇宙は全ての形有るものの生誕の地であり、それらの生まれた家庭を見つめその中で生きているのです。


【解説】
 第5課からは本講座で着目している意識についての解説が為されます。
 私達はとかく目の前の現象に目を奪われがちで、多くは混乱した毎日を送っています。この状況を改善する為にはこれまで繰り返し述べられて来たように心をコントロールする必要があります。しかしそれだけでなく、意識そのものについて理解を深めることがそれ以上に重要となります。
 その意識に対する正しい姿勢について、著者は幼子が母親を頼りにするような態度であれと指導しています。全ての創造の知識を内在し、全ての創造物を指導する存在に対し、つつしみ敬う気持は当然と言えます。
 その上で、私達は各自の体験から、意識が私達を常に見守り、また惜しみなく助けてくれていることを実感しなければなりません。一つ一つの個人的体験を経て、私達は意識への信頼を増すことになれば、その人の進歩は顕著なものになるものと思われます。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落180

180 Can a man become immune to pain? Yes, we hear of those who can walk on hot coals without pain. But they have learned how to discipline their mind, and the mind had to be willing in order to be disciplined. This shows that whatever unpleasant conditions the mind faces, it is of its own creation through misapplication of the law. So it behooves the mind to become a willing student of cosmic principle if it is going to enjoy the blessings that life offers. This is where the memories from the past can serve man in recalling values he has gained through experiences he has had.
180 人間は痛みに動じなくなることが出来るでしょうか? もちろんです。私達は痛みを感じることなく、焼けた炭の上を歩ける人々について聞いています。しかし、彼等は彼等の心を如何に訓練するかを学んで来ており、心は訓練されることを喜んで応じなければなりません。このことは、例えどのような不愉快な状況に心が直面しようとも、それは法則の誤用によりそれ自身が造り上げたことを意味しています。ですからもし心が生命が提供する祝福を享受しようとするなら、心は宇宙の諸法則について喜んで学ぶ学生にならなければなりません。ここがこれまで体験を通じて得た貴重なものを人間に思い出させる過去の記憶が役立つところなのです。


【解説】
 もちろん本項の真意は痛みを克服することにある訳ではありません。確かに苦痛を訴える心に対し、その心の反応を和らげ消すことは可能ですし、バランスのとれた精神状態を維持する為には重要な点です。
 しかし、病気を治し痛みを和らげ取り去ることは、いわゆる対症療法であり、限界があるとも言えるでしょう。何よりもそのような不快な状態が起こった原因に遡っての内観が必要であるからです。
 私達が目指しているのは、その根本部分であるべきで、膨大な身体維持の作用にも拘らず、そのような事態に至った所に問題の本質があると見るべきでしょう。そういう意味では、苦痛は私達にそのような問題の存在を気付く機会を与えている訳で、私達はその苦痛に甘んじ、その場から何がしかのポイントを掴む気概も必要です。転んでもただでは起きないの心境でしょうか。
 その上で心が謙虚になり、意識に耳を傾けるようになれば、本項で書かれているように、分子原子達が保持している宇宙創生以来の過去の記憶にもアクセス出来るようになると、著者は述べているのです。
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