2012年09月

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いつもご覧戴いている皆様へのご連絡です。
この度、都合により、次回の更新は10月3日以降になりそうです。
また、以降の更新についてもしばらくは不規則になるかと思いますが、ご了承願います。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落179

179 The apple is made of matter and supported by conscious life the same as we are yet it does not scream when we bit into it. Why? Because it does not have the kind of mind that man has, endowed with a free will which is in constant opposition to Cosmic law.
179 りんごは私達と同じ物質から成り立っており、意識ある生命によって支えられていますが、私達が噛み付いても悲鳴を上げることはありません。何故でしょうか? それは人間が持つような、宇宙の法則に常に反対している自由意志を授けられているような心を持っていないからです。


【解説】
 リンゴは私達人間とは違って、痛みや苦しみに対し、叫びを発するような反応を示さないからといって、人間に比較して鈍感であるとか、知性が無いという話ではありません。
 本項で著者が言いたいのは、そのような苦痛を訴える、人間のような意志を持ち合わせていないということです。人間は自分の身を守ることに汲々としており、わずかな痛みも本人の関心を集中させる程です。しかし、リンゴはただ黙って身を任せ、他の生きものに役立つことを良しとしています。
 植物一般にそうなのですが、与えられた環境の中で、最大限の努力をし、自らを成長させますが、その成果(果実)は自ら享受することなく、他者に役立つ道を選びます。稔りの時期には人はもとより、鳥や獣等、多くの生きものが植物の実を生きる糧とすべく集まって来ます。奉仕する者の周りに人々が集まるのと似ています。
 人も同じこと、人生の稔りの時期を迎えた後は、その成果を多くの人々に分かち与え、やがて寿命を終える時まで、役立つ存在であり続けたいものです。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落178

178 For if we desire to be as our creator we must face all phases of life without being disturbed. The Creator faces his creation without discrimination. For should he like one and dislike another he would be dividing himself, and thus do no better than man. But all phases of creation are loved by its creator for its purpose is known. It is a human trait to discriminate and through this many hurts are received because the ego mind separates itself from the whole.
178 もし私達が創造主のようになりたいと望むなら、私達は心を乱されることなく生命のあらゆる側面を直視しなければなりません。創造主は自らの創造物を差別なく直視しています。何故ならもし創造主があるものを好み、他のものを嫌うならば、創造主は自らを切り裂くことになり、人間よりましなことができなくなるからです。しかし創造のあらゆる側面はその目的が知られているが故にその創造主によって愛されています。区別するのは人間の特徴であり、エゴの心が自身を全体から分離してしまう為、この過程を通じて多くの痛みを受けることになります。


【解説】
 万物・万象の活動を認めるということかと思われます。よく慈悲という表現がありますが、その意図するところは何も、哀れみのみでなく、全てのもの達を等しく認め、その存在を愛おしむ姿勢があるものと考えます。
 一方で私達は何故、このような当たり前とされそうな注意事項が、この場所で述べられているかについて考える必要があるかと思います。
 とかく観察力や感受性が高まると、それまで観えて来なかった様々な要素も分かってしまうことになります。観察眼が鋭敏になることで、相手の真意が分かったり、世の中の仕組みが見えてしまったりすることでしょう。
 これに対して、一つ一つ非難したり、毛嫌いの気持が湧くことも考えられます。しかし、そのであってはいけないと著者は言及しているのです。仮に現実はそうであっても私達は創造主がじっと見守ることを続けるように、裁きを行うことなく、等しく見守ることが大事だと述べている訳です。私達が好き嫌いを基準に個々の事例を裁くことをすれば、それは再び心に判断を委ねることを意味するからです。
 ある意味、問題のルツボと化している地球で、より良い生き方を目指すのは容易ではないわけですが、先ずは全てを現実のもの、創造の低次な姿として受け入れ、次にその進化の為に自分は何をすべきかを考えるということでしょう。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落177

177 This is where duality sometimes comes in. For you may love someone dearly and yet you do injury to them. This conflict is caused by memory cells of a lower nature, and those of a higher nature. If we knew something about our self we would combine these memories in relation to each other instead of the extremes with nothing between to support either of them. This lack of understanding is the cause of mysteries and misunderstandings. And when we hurt anyone we hurt ourself for we are all the same. We do this because our mind has not been trained to act as a good catalysis. This can only be done when the mind knows the reason for life.
177 ここが二重性が入り込む所以です。何故ならあなたは誰かを愛おしく愛しているかも知れませんが、それでもあなたはそれらを傷つけるかも知れません。この矛盾は低次な記憶細胞と高次な記憶細胞とによって引き起こされているのです。もし私達が私達自身についてなにがしかを知っていれば、私達はこれらの記憶を相互に補完することなく極端に走ることを止めて互いに関連づけてこれらの記憶を統合させることでしょう。この理解不足こそが神秘と誤解の原因なのです。また、私達が誰かを傷つける時は私達は自らをも傷つけることになります。何故なら私達はすべて同じ存在だからです。私達の心が良い触媒として行動するよう訓練を受けていないが故に私達はこのようなことを起こしているのです。その心の行動は心が生きて行くことの理由を知るようになる時にはじめて実現することになります。


【解説】
 今回、本項で着目したいのは心を「触媒」と表現している点です。
 多くの想念が記憶分子によって個体から個体への受け継がれることを私達はこれまで学んで来ました。そこにはいわゆる高次低次様々なレベルの想念(印象)が含まれる訳です。本項では明言されていませんが、多くの場合がそれらの想念(印象)の出力レベルは(あくまで相対的な意味ですが)、小さいのではないかと思っています。
 そのような妙なる想念(印象)を元に、人が行動を起こすに至る出力を持たせる為には、何らかの増幅が必要になることにもなります。その役割を果たすのが「心」ではないかと思う訳です。
 心は想念を人の行動にまで増幅する機能がある反面、誤った想念を増幅してしまっては、人体は混乱し、他への悪影響も甚だしいものとなります。そういう意味でもこれら心の反応については、先ずは落ち着かせて、全体のビジョンを見ることからスタートしなければなりません。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落176

176 It seems cruel to us to see a big fish swallow another, but it is just as cruel to see a man eat a carrot. For it is a living thing made of molecules just as you or I, or the fish. And the memory carriers do have records of all phases of life, from what we might call the cruelest to the highest.
176 大きな魚が他の魚を飲み込むのを見ると残酷に思えますが、それは人間が人参をかじるのを見て残酷と思うのと同じです。何故ならそれはあなたや私、或いは魚と同じ分子群からなる生き物であるからです。そしてその記憶を運び手は私達が最も残酷と呼ぶものから最高位のものまでの生命のあらゆる側面の記録を持っているのです。


【解説】
 私達生物が生きて行く上で、日々の食物が必要な訳ですが、それを他の生物に依存している中で、本項の内容に気付く人もあるものと思います。自然科学ではこれを物質循環の環として表し、物質(原子)を通じての互いの依存関係を表すことが多いようです。
 また、本項で示唆する内容は、東洋的な響きがあるように思います。物質(原子)を通じての記憶の伝達は、輪廻転生にも関連し、死を境とする断絶が存在しないことをも暗示しています。
 もちろん、どのような場合も、生命体に対し、私達は最高位の礼を尽くすべきであり、仮にそれらを手に掛けて食とする時も、手を合わせて頂戴したいものです。
 最高位の創造物である人間は他の生きもの達の餌となることはありませんが、それほどに他の生きものから世話になるばかりであることを自覚しなければなりません。
 普段私達が何気なく行っている食事やその他の行動の中に、この文明の本質的な問題が含まれており、その解決に向けて各自が問題点の整理と考察を行うことが求められています。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落175

175 If we are to know what we feel that we should - who we are - and what we have been, then we must use the same method that they have used. There is one thing that we must remember, we cannot judge and divide and discriminate, or resent, according to likes and dislikes and have this knowledge. For once you get impressions coming from the memory buds there will be all kinds. And some you will have a tendency to dislike or even be frightened by them. For remember here on earth there are very low stages of life's manifestation that the ego might not like. But without these manifestations life would not be complete, for all phases are necessary. But once they are understood the judgment against them ceases. Like a drama on the stage where cruelty is resented, yet without it the phases of life would not be truly expressed.
175 もし私達が知るべきだと感じている私達が誰で、また何であったかを知る為には彼等が用いて来たのと同じ方法を用いなければなりません。ここで覚えておかなければならないことは、私達はこの知識を持った上で、好き嫌いによって裁いたり、分割したり、差別したり、腹をたててはならないということです。何故なら、ひとたび記憶の芽からやって来る印象類を捕捉するや、あらゆる種類のものがやって来ます。そしてあるものについては、あなたは嫌う傾向になるでしょうし、恐怖すら覚えることでしょう。何故なら、地球ではエゴが好まないようなとても低い段階の生命の現れがあるからです。しかし、これらの現れが無くては生命は完全にはなりません。全ての側面が必要なのです。しかし、一度それらが理解されれば、それらに対する裁きの気持は消えてしまいます。残忍さに憤りが湧く舞台の上の劇のように、それがなければ生命の側面が真に現されているとは言えないのです。


【解説】
 本項を読んで、若い頃、当時或るアダムスキー哲学の学習会で、経験豊かなある年長の方が、テレパシー等のテクニックの訓練に走ることを戒める発現を繰り返しされていたことを思い出しました。当時、私にはその本当の意味が理解出来ていなかったのかも知れません。単なる貴重なるアドバイスとして心に銘じて置いた訳です。それから40年近く経過して、ようやくその真意が分かった気がします。それが本項に書かれている内容です。
 私達は十分な土台が出来ていない内に、技能だけが発育してしまうと折角育てたテレパシー能力を本来の方向に発展させることが出来ず、却って裁きや恐怖が増えてしまうこともあり得るのです。当に知らぬが仏ということでしょう。
 しかし、本来の道を歩むとなれば、この地球社会の現実や過去の歩みに目をそむけることは出来ません。その中に誤りを見つけ、求める人達に救いの手を差し伸べることが私達本来の役割です。
 一歩進む度に、新たな問題が見え、それを克服する一つ一つの積み重ねが必要だと考えています。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落174

174 There is no specific pattern that can be given by which man must work, as there are no two people alike. So no set formula is given in this course as in others. Just become awakened or aware of the conscious intelligence that is operating within your being. And eventually this will become habitual to the mind's way of thinking. And the mind and the intelligence will become a unit instead of two separate parts as they are today. This is the way the space people have developed and they now can commune with any form without words.
174 人がそれに基づいて取組まなければならないような特定の行動形式というものは授けられるものではありません。二人として同じ人間はいないからです。それ故、この講座においても他と同様、定められた形式は与えられません。只、貴方の中で作用している意識的知性について目覚め、気付くようになることです。そうすれば、遂にはこれが心が考える際の習慣になることでしょう。そして心と知性は今日そうであるような二つの分離した部分から一つの一体物になることでしょう。これが宇宙人達が発達させてきた方法であり、彼等は今やいかなる形有るものとも言葉によらず交流できるようになっているのです。


【解説】
 一人一人のこれまでの歩みや体験、更には心の傾向(性質)等、皆異なる訳で、その取組み方法について具体的にこうすればという正解はないと本項では断定しています。実はそれ程に私達を苦悩の中から救い上げる仕事は容易でないという訳でしょう。
 しかし、逆に言えば、本講座で教えられている事項が拠り所として十分機能出来る内容であり、各自はこれをベースに自分に合った方法で応用すれば良いということになります。
 私達地球人を救済すべく、多くの魂が地球を訪れ、同じ真理を伝えた訳ですが、これまでの宗教戦争の歴史を見ても分かるように、自らの主義を唯一のものとして、他を排除する動きに走ってしまう現状では、従来の宗教的アプローチの限界を感じさせます。その点、本講座は科学的アプローチを進めるところが従来と異なる存在であり、他惑星人が与えた新しい時代に相応しいテキストと言えるものと思います。
 各自が一生をかけて取り組むに足る内容として、自らの進化、同胞への支援、更には社会の進歩にこの学んでいる知識を生かして行きたいものです。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落173

173 The method that the space people use in working with this great intelligence is, to observe all forms with their consciousness instead of the mind. In plain they become conscious of the form as though they were the form, which they really are for nothing is separated from the whole. And in this way man as a mind blends with the whole
173 この偉大な知性とともに働く上で宇宙人達が用いている方法は、心に代わって意識で全ての形有るものを観察するということです。平易に言えば、彼等はあたかも彼等がそのものになったかのようにその形あるものを意識するようにするということであり、実際、彼等はそのもの自身になります。何故なら何物も全体から分離することがないからです。またこのようにして心としての人間は全体と混和するのです。


【解説】
 この生命の科学学習講座でよく言われる言葉に「意識でものを見る」という表現があります。実はその内容は従来の哲学書や宗教書に無い新しい概念であり、最も重要なところですが、実はあまり解説されて来なかったように思います。
 私達はこれまで、心の横暴さ加減や不安定さを解消する為、心をバランスを保つよう訓練することを求めてきました。しかし、それだけでは片手落ちである訳です。他の惑星人達は、心に代わって意識を拠り所として生きていることを本項では明らかにしています。
 つまり、これまで私達は目や耳、鼻や舌が訴える声を拠り所としていましたが、これからは意識を頼りに生きて行くべきだということです。即ち、真っ暗な中でも虫達はその長い触角を使って目の前の相手の素性を探るように、私達は意識を積極的に生活に活用しようという訳です。
 本項では、その意識の用い方について、先ずは相手に自分の意識を融合して印象を得ることを例として説いています。対象物と一体になることで相手を理解しようとする姿勢は、相手を受け入れる姿勢でもあります。同乗記に記載されているように他惑星人は相手の想念を読み取る能力に優れている訳ですが、それもこの意識を自由に用いることで容易になるものです。長らく地球人には忘れ去られていた意識の存在を知覚することは容易ではありませんが、私達の最終ゴールがそこにあることは間違いありません。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落172

172 You can see that the mind is seldom aware of the conscious intelligent operation within the form. For when we sleep the consciousness operates the form while the mind knows nothing. Thus proving that there is a form of intelligence which never rests. And the mind must unite with this intelligence in order to be the knower. Once this is done man will eliminate all the unpleasant ways of life he now endures. And he will know what goes on in every form known, and its purpose. And divisions will no longer cause mysteries.
172 あなたには心は身体の中の意識的知性活動についてまれにしか気付かないことが分かるでしょう。何故なら、私達が寝ている時も意識は心が何も知らない間にその身体を運営しているからです。このことは決して休むことのないある知性体が存在していることを示しています。そして心が知る者となる為にはこの知性と結びつかなければなりません。ひとたび、これが為されると、人は現在耐えているあらゆる不愉快な人生を取り去ることでしょう。そして全ての形有るものの中で起っていることやその目的を知るでしょう。そうなればもはや分裂が神秘をもたらすようなことはなくなります。


【解説】
 そもそも創造の初めから今日のような状態にあったかは疑問なところです。創造主が万物を創造した時には、当然、良い出来栄えの作品として創造の作業を完結させた筈です。それは、作品の製作に取り組む芸術家のように脱稿する時は、これで良しと作者が納得したからに他なりません。
 しかし、数ある創造物の内、どうやら人間だけがその本来の生き方を歩んでいないことが分かって来ました。その最大の違いが本項にあるように自らの内部の意識ある知性との交流が出来ていないことです。一般には軽く、本能と呼ばれてしまうこの知性は、様々な可能性を本来、人間に与えることが出来るのですが、私達はこれまでそれに気付くことはありませんでした。
 おそらくは知恵の木の実を食べたと伝えられるように、人間の心が浅知恵を持つようになり、本来の内部の知性を押しのけて自らを自己の支配者と宣言した時に、この問題の起源があるのかも知れません。
 いずれにせよ、誤りは正さなければなりません。私達はこれまでの習慣を捨てて、新たな気持で自身の生命活動の証や他の生きものの生き方を観察し、学ぶことです。毎秒の自身の心臓の鼓動からも、自分が宇宙を貫く生命力に生かされ、一人の構成員として存在していることが分かります。

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本講座をご覧戴き、ありがとうございます。
都合により、次回の更新は9月19日になりますので、ご了承下さい。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落171

171 We all must admit that as mentalists we know little about what is going on in our bodies. But we do know that a certain kind of knowledge is operating through the body that knows what to do when the mind does not. So the mind has been accepting this on blind faith as an established fact. Yet it is the duty and privilege of the mind to learn all that takes place within the form if it is ever to have a peaceful existence. And thus fulfill the purpose for which it was created and eliminate the conditions brought on by confusion and fear caused by uncertainties. Then the mind would not repeat mistakes as it does today.
171 私達は皆、心至上主義者の私達は自分の身体で何が起っているのかほとんど知らないでいることを認めなければなりません。しかし、私達は心が知らなくても身体を通して何を為すべきかを知っているある種の知識が作用していることは分っているのです。ですから、心はこのことを確立された事実として盲目的信仰の上に受け入れて来たのです。しかし、心が平安な存在であり続けたいのであれば、形有るものの中で起っているすべてを心が学ぶことが心の義務でもあり、また特権でもあるのです。そしてこのようにすることが、その形有るものが創造された目的を成就させ、不安状態による混乱や恐怖によってもたらされた状態を取り除くことになるのです。そうなれば、心は今日のように誤りを繰り返すことはなくなるでしょう。


【解説】
 生命の科学は本項に明示されているように、私達が各々自らの身体の働きを自ら知ろうとすること、学ぶことです。科学の実験や研究によって様々な事柄が分かって来ていますが、私達自らがそれを自らの観察や探求によって、何らかの形で知覚することが大事なところです。
 それはデータでなく、私達の感覚がそれら微細な活動状況を察知出来ること、更にはこれら小さい英知者と意思の疎通が図れるよう、想念や印象の感性を高めることを必要としています。
 古来より、修験者達は山に篭り、これらの能力を高めようと修行して来た訳ですが、今日、本講座を学ぶ私達は生命に関わる科学的手法として、その原理を学び、実生活で応用しようとしています。
 これら学習の効用について一つ一つを指摘することは、はばかられますが、私自身の例で言えば、身体がより健康になったり、アイデアが湧くようになったりと、恩恵をより多く受けるようになったことは自信を持って申し上げることが出来ます。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落170

170 This is the reason that the Will of man must will itself to the Will of this process if it is to know what it has been and its reason for being. We bring this to you in relation to our present science which is only on the brink of this knowledge. And as stated before, the space people have known and used it for thousands of years. And if man is ever to know his true self, this knowledge is very essential. For within it lies the absolute certainty of life.
170 これが人間が過去どうであったか、またその存在の理由を知りたいとするならば、人間の意志は自らをこの過程の意志に従わせようとしなければなりません。私達はこのことをこの知識のふちにいるだけの私達の現在の科学に関連してあなた方に授けているのです。そして以前述べたように、宇宙人達はこのことを何千年も以前から知っており、活用しています。そしてもし、人間が自分の真の自己を知るというのであれば、この知識はとても必須なものです。何故ならその中に生命の絶対的な確実さがあるからです。


【解説】
 これらいわゆる遺伝分子の知識ことが、本質的なものであり、私達はこれら微小なる存在者の助けを借りなければ真の自己と自らの存在の目的を学ぶことは出来ないと説かれています。
 このことは、一方では私達は既にその学ぶべき教材資料も、またその手段も60兆個もの図書館という膨大な資産が与えられ、それらは利用者を待っている訳ですから、実に恵まれた存在と言うことが出来ます。
 一方、私達の進路を常に仕切ろうとする心は、本質的には何も学ぶ姿勢は無く、全てを自分の良し悪しの判断で裁定し、浮ついた生活を送るばかりで、その本質に向かおうとする気はありません。
 いくら恵まれた身体と言っても、長年、過酷な状況に置かれれば、やがては耐え切れず死を迎えるのが私達の現実です。自らの細胞がささやく助言を承るためには、心自体がそれら生命の深遠者を指導者として仰ぎ、助言を受け入れることから始めなければなりません。数千年を先に行く他惑星人に少しでも近づく為に、進むべき道程はとても長いのですが、何事も最初の一歩が重要なカギになる筈です。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落169

169 Now let me describe what I have seen on instruments and diagrams that the space people study on this subject. Their method is simplified and easier to understand than the way our scientists are presenting their findings. As an illustration let us use two parallel lines, one white, the other black. One is masculine and the other feminine and at certain intervals they cross each other in the form of a figure 8. And they are constantly active. Within the figure 8 they produce from seven to nine different combinations depending upon the purpose. After reaching nine such loops the messenger is born with a specific message. And it carries the blue print of what the next step is going to be but it does not separate itself from the past. This is where the memory is carried on. And memory is the only part of man or any form that becomes eternal. For as we know, man is not a man without a memory. And you can see that by this process the memory of the past is steadily connected with the experiences of the present. And all of this takes place independent of the world of man.
169 ここで宇宙人がこのテーマについて学ぶ際の装置や図表について私が見たものを説明したいと思います。彼等の方法は私達の科学者達がその発見を発表するやり方より、単純化され平易です。実例として2本の平行線を用います。一方は白、他方は黒とします。一つは男性、もう一つは女性であり、ある時間間隔でそれらは8の字の形に交わります。またそれらは絶えず活動的です。その8の字の形でいる間に、それらは目的に応じて7~9の異なる結合を作り出します。そのような9種の輪が出来た後、ある特定の伝言を携えたメッセンジャーが誕生します。そしてそれは次の段階は何が為されるかの青写真を携えていますが、それは過去から分離したものとはなっていません。ここが記憶が受け継がれる場所であるからです。そして記憶こそが人間であれ、いかなる形有るものが永続する唯一の部分です。何故なら私達は人間は記憶無くして人間ではないことを知っています。これで皆さんは、この過程により過去に対する記憶は現在の体験と常に繋がっていることが分かるでしょう。そしてこの全ては人間の世界とは独立して起っているのです。


【解説】
 本項では具体的に著者がDNAに関して他惑星人から受けた説明の内容が明かされています。光学顕微鏡では見えない分子の世界を他惑星人は詳細に把握し、活動状況を理解しているようです。本文中にも7~9パターン等、具体的な数値が示されています。これについては、現在地球の科学レベルでは、DNAから作られるRNAを、「メッセンジャーRNA」、「トランスファーRNA」、「リボソームRNA」、「ノンコーディングRNA」等と分類していることと関連するのかも知れません。
 私自身、この分野の現状の研究レベルは知りませんが、このような分子レベルの活動描写は、今後の研究にも大いに参考になるものと思われます。
 また、注目すべきは、DNAからメッセンジャー(RNA)が誕生する過程で、記憶が伝達されると説かれていることです。日々の記憶や印象がこれらメッセンジャー分子によって継承されて行くことが大切なところです。遺伝分子の中に脈々と記憶が伝わって行く仕組みは、実に良く出来ています。創造主の御業は実に緻密で無駄がありません。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落168

168 I use this portion of scientific discovery in relation to memory and heredity to show that this type of intelligence operates independent of the mind. But the mind must learn about it in order to cooperate. And in this way the mind will know what has transpired in the past and what is taking place in the present.
168 私は記憶と承継に関係するこの部分の科学的発見をこの種の知性が心とは独立して作用していることを示す為に用いました。しかし、心は協力する為にはそのことを学ばなければなりません。そしてこのようにして、心は過去に何が起ったのか、現在何が起っているのかを知ることでしょう。


【解説】
 正確なところはよく分かりませんが、私達の心は記憶に関して、極めて貧弱な能力しかないことは確かです。まして何年、何十年も前の記憶は曖昧となります。その為、私達は文字で記憶を残そうとする訳ですが、その記録の保存継承も容易なことではなく、事実、多くの史実さえ年月の経過とともに忘れ去られてしまうのです。
 しかし、本項で言う、いわば宇宙的記憶は脈々と分子・原子に受け継がれ、次々に新しい事象や想念が記憶されて行く訳ですから、そこに近づくことが出来れば一瞬にしてこれまでの歴史を知り得ることになります。
 その為には、本文にあるように、心が自ら進んでこれら記憶分子を受け入れ、同調することが必要です。既に自身の身体の中に60兆もの細胞があり、それら一つ一つの記憶分子が膨大な知識を持っているとすれば、後は自らの内側にあるこれら無尽蔵の図書館から必要な知識を得るだけのことです。その為に必要なことは自身の心を調教することだと本項は説いています。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落167

167 Cells in a form are grouped for specific purposes. i.e. The cells used to make a heart could not be used to make a brain, etc. But each group is in harmony with the others to produce a manifestation of a perfect form for a specific purpose.
167 体内の細胞達は特定の目的毎にグループ化されています。即ち、心臓を造り上げる細胞達は脳やその他を造るのに用いられることはありません。しかし、各々のグループは特定の目的の為、完全なる肉体を現出させる為に、他と調和しています。


【解説】
 これまでは、全ての生きもの、あらゆる細胞に共通する仕組みとして、DNAその他の基本的な要素について説明されて来ました。しかし、全ての細胞が全く同じになってしまったら、生きものは皆、単なる細胞の塊にしかなり得ません。そこには細胞の分化が起こり、個別の諸器官が形成されることで複雑な生命体の構造が成立します。
 細胞レベルについては、各器官毎にその機能に合った特有の形や構造になっている訳です。各細胞は与えられた指令に忠実であり、自分の任務を果たしているという訳です。
 重要な点は、身体を構成する器官毎に細胞は異なる形態になっていますが、それだからと言って各器官が他の器官と全く交流なく存続することはないということです。場所も異なり、形や機能も違う存在ではありますが、一つの生命体を維持する為には、これらの諸器官が文字通り有機的に調和しなければなりません。更に言えば、遠く離れた他の生命体も、その源となる細胞や原子に視点を戻せば、皆相互に関連し合うという言わば兄弟姉妹の関係にあることが分かります。私達は万物の一体感が湧く根本的な原因についても深く学ぶ必要があるのです。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落166

166 Protons in a form are very important for the creation of a messenger. The germ called E in science, or COLI flourishes in the intestinal tract of any form, and is referred to as ribson. As every form must feed on something, the food must be converted into protons and other needs. The whole procedure is chemical, and apparently according to science, the ribson acts as a universal translator.
166 メッセンジャーを造り出すのにその生物体の中の蛋白質が大変重要になります。科学でE或いはCOLIと呼ばれる細菌(訳者注:"Escherichia coli" 、略称"E.coli"と呼ばれている"大腸菌"のこと)はどのような生物体でも腸管に繁殖し、リボゾームに関連し言及されています。あらゆる生物体は何らかのものを食する必要があり、食物は蛋白質やその他の必要物に転換されなければなりません。すべての手順は化学的であり、科学によればそのリボゾームは普遍的な翻訳者として活動しているとされています。
(訳者注:原文の"Protons"は"Proteins(蛋白質)"、原文の"ribson"は"ribosome(リボゾーム)"の綴り誤記と解釈しています)


【解説】
 本項の内容について、私自身十分な知見を持っていませんが、実際、細胞の合成には蛋白質が必要であることと、その蛋白質自身が様々な機能を持っていることが重要だということでしょう。また、一般には糞便中の主要細菌として嫌われる大腸菌ですが、腸の中では食物を分解し蛋白質を合成する際の重要な機能を果たしていると指摘しています。つまりは、これまで単に余剰の摂取物を分解しているだけの存在とされて来た大腸菌が大きな役割を果たしているという興味深い指摘を行っています。
 これら一連の蛋白質の合成はリボゾームと呼ばれる細胞内の部位で行われる訳ですが、本項はDNAから発せられた伝令が具体的な創造作用を指揮する部分に働きかけ、それを実現させる仕組みについて解説しています。
 このように様々な活動が私達の細胞に刻々起こっており、私達に静止という状態は無いという訳です。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落165

165 In the study of life, on other planets, half of the DNA would be considered the feminine part, and the other half the masculine. And there is constant relationship going on between the two parts which produces the messenger called RNA. And this carries the information of heredity or specific instructions, depending upon the type of a form. And as you can now see, there is a trinity involved. Two phases of DNA and one of RNA. You can also see that the two parts of DNA manufacture the RNA with a specific message.
165 他の惑星における生命の学習では、DNAの半分は女性部分、残りの半分は男性部分と考えられていることでしょう。そして、それら二つの間にはRNAと呼ばれるメッセンジャーを造り出す不断の関係があります。また、これ(メッセンジャー)は生命体のタイプによって異なる遺伝の情報や個別の指令を運びます。そうなると、既にお分かりのように、三位一体がそこに関連されています。DNAの二つの側面と一つのRNAです。そしてあなたは、二つのDNAの部分が特定のメッセージを携えたRNAを造り出していることも見ることができます。


【解説】
 本項から、当時既に著者はDNA分子の作用と構造について相当の知識を有していたことが分かります。もちろん、その背景にはこれまで述べられて来たようにDNA分子の持つ重要性について他惑星では良く知られており、更に深く日常的な概念の中に生かされていたことがあります。
 私達はDNAの二重ラセン構造を単に形のユニークさとしか見ませんでしたが、他惑星人はこれを男性面と女性面の融合と見ていると本項では解説しています。丁度、日本神道のしめ縄のように複数の要素が密接に絡み合った姿は宇宙における普遍的なシンボルなのかも知れません。
 問題はこれらDNA分子が単に新しい個体の誕生に関わっていることのみでなく、日々の記憶までも次なる個体に脈々と伝えているということです。いわゆる民族性その他の特質もこのような要因から確立してくるかも知れません。
 しかし、所詮は地球人の歴史の範囲内では、ともに大同小異のレベルであることは間違えありません。私達は必ずしも自らの過去の体験に頼る必要はなく、積極的に新しいアイデア、新しい世界にこそ活路を見出す必要があるように思っています。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落164

164 DNA according to scientists is a master blue print which carries instructions of life. And anyone who has given thought to the creation of form life, whether of man or an insect, must admit that there is some kind of intelligence that directs the structure of the form. As there are no two identical forms, this suggests that there are minor changes in each case. And that the matter which is used in making the form must have a certain kind of intelligence in order to receive directions.
164 科学者達によればDNAは生命の指令を運ぶ設計原図であるとのことです。そして人間であれ昆虫であれ、生命体の創造に考えを寄せた者は誰でもその形ある者の構造を指揮するある種の知性が存在することを認めなければならないでしょう。また、全く同一な形が無い以上、各々の場合においてわずかな変化があることが分かります。そして形有るものを造る中で用いられた物質もまた、指示を受ける為にある種の知性を持っている必要があるのです。


【解説】
 今日では、このDNAと称される遺伝情報を司る分子が、あらゆる生命体の細胞中にあって、その生きものの再生や分化を支配していることは、広く知られるようになりました。
 一方で、分子生物学の発達により、生物種の分類手法にも遺伝子解析技術として活用されるようになったり、特定の条件に強い作物の品種改良にも用いられているようです。このように現状の私達地球人は自らの都合の良いように、他の生命体を利用することのみに関心を持っている訳で、何とも利己的な存在であることが分かります。
 本来、あらゆる生きものに共通の遺伝分子が存在すること自体、驚異的な事実であり、私達はこのことの意味を深く考える必要があります。また、よく言われることに、この遺伝情報のお蔭で、親子が良く似ることも実感する所です。
 例えば、このこと一つをとっても、聖書に言うように、神の似姿を持つものとして人間が創造されたとされていますが、そもそも私達はDNAを創造主から授かり、似姿となっている訳で、自らの姿に似た要素を多く持つ人間に対して、創造主は愛らしく思う筈です。
 既に私達の体内隅々に必要な知識は備わっていることになれば、後はじっくりその内容を噛みしめて与えられた恩恵に感謝しつつ、期待の行動をとるだけということになります。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落163

163 This is the true Cosmic Self. This discovery has been made with the help of our space brothers many years ago, but not until now do our scientists realize its value and potential. And they named it DNA and RNA. Yet the space brothers have been using this knowledge for thousands of years. And they have applied it in their daily life by schooling their minds to be obedient to impressions coming from these memory carriers.
163 これこそが真実の宇宙的自我というものです。その発見は何年も前に宇宙兄弟達の支援によって成されましたが、最近まで私達の科学者達はその価値と潜在能力について認識して来ませんでした。それで科学者達はそれをDNAやRNAと名付けました。しかし、宇宙兄弟達は何千年もの間、この知識を活用し続けています。そして彼等はこれら記憶の運び手からやって来る印象類に従うよう自らの心を訓練することによって自分達の日常生活にそれを応用して来たのです。


【解説】
 多くの方がご存知のようにDNAが二重ラセンの構造であることは1953年米国で発見されましたが、その発見に宇宙兄弟達の援助があったと本項は明かしています。今日では個人を特定出来る程、DNA分子の解析技術も高まって来ましたが、これらDNA分子に私達の想念体験が記憶されるというレベルまでには、私達の科学レベルは到達していません。
 しかし、本項にあるように、他惑星人がその発見を支援したのは、それだけの理由があったことに私達は気付く必要があります。
 即ち、電気が私達の生活に無くてはならない要素であるのと同様、これら微細な分子達と意思を交流することが、これからの私達の進化の拠り所になるということを、本項は示唆しているのです。
 これから私達が相手にしなければならないのは、顕微鏡でも見ることが出来ない微小なる英知集団と印象を通じて交流することだと本項は説いており、その為の心の態勢を整えること、妙なる印象に気付くよう、自らの身体内で日々活動するこれら微細なる英知者に対して心を鋭敏にすることが重要となっています。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」 第4課-段落162

162 We can say that these tiny memory molecules are actually conscious entities capable of maintaining the form and guiding the mind if the ego allows it to do so. They are the knowers of all that has ever been or is. This proves that the human mind once properly schooled can commune with all forms in nature. And mysteries regarding life would not longer prevail. And secrets and guess work would cease to be, for these tiny memory molecules have recorded all action.
162 私達はこれら小さな記憶分子達が実際、形有るものを保ち、もしエゴがそれを許すなら心を導くことができる意識的な実体であると言うことができます。彼等はかつて存在したあるいは現在存在する全てのものを知る者です。このことは人間の心は一旦適切に訓練されれば、自然にある全ての形有るものと親しく語り合うことが出来うることを意味しています。そうなれば、生命に関する神秘はもはやはびこることはないでしょう。また秘密や憶測の作業は終わりを遂げることでしょう。何故ならこれら小さな記憶分子群は全ての行動を記録しているからです。


【解説】
 微細で文字通り数え切れない数の分子によって記憶が保存され、運ばれており、それらの分子達と交流することで無尽蔵の知見を得ると本項は伝えています。
 これについては、細胞内のDNAという遺伝情報を司る分子は、それを構成するアミノ酸配列によって必要な情報を次の個体あるいは新しい細胞に伝えることは既に私達も知るところとなっています。
 しかし、ここでは私自身の現時点でも個人的な発想として、これらDNA等の分子・原子の内、各々の原子核の周りを回る電子の振動に想念波動が作用しているのではないかと思っています。一般に振動は様々な波が合成して作られるように、様々な波動を受け入れることが出来、この電子の波動に時々の想念波動が組み込まれるようなイメージを持っている訳です。
 以前、時間変動する流速の測定結果をフーリエ解析という手法で解析したことがありますが、変動する現象を様々な波の合成と見立てて各波長毎の大きさをスペクトルとして見る手法を試みた訳です。私達の想念波もこのように、体内の原子の波動に取り込まれ、記憶として原子に運ばれて行くということかと思われます。プラスの想念、マイナスの想念など、様々なパターンを各原子がスペクトルのように記憶して行くということかも知れません。
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