2011年07月

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第14章-段落151

151 I believe that there is a misconception regarding relaxation. It is often thought of as a state of inertia, and people will be heard to remark, "Oh, I haven't time to relax; my work keeps me busy every minute." If relaxation were truly understood such ones would realize that there is ofttimes much greater relaxation in work than in so-called periods of rest. The law of nature demands purposeful action and if a person is intensely interested in his work he is making of himself an open channel for the free expression of energy which is always waiting to be used. In other words, a person who has lost himself in some particular piece of work forgets to set up the usual mortal resistance to free-flowing energy and so opens himself automatically to its benefits.
151 私はリラクセイションに関しては誤解があると思っています。しばしばリラクセイションは慣性状態のように考えられており、人々は「ああ、私にはリラックスする時間が無い。仕事が休む暇なく忙しくさせている」と言うのを聞くことがあるでしょう。もしリラクセイションが本当に理解されるなら、このような人はいわゆる休んでいる間よりは、しばしば働いている時の方がはるかにリラクセイションにあることに気付くでしょう。自然の法則は目的のある行動を要求しており、もし人が自分の仕事に対して情熱的な関心を抱く場合は、その者は常に使用されるのを待っているエネルギーの自由な表現の為の経路に自分自身を成しているのです。言い換えればある特定の仕事の断片の中に自分を没入させた人物は自由に流入するエネルギーに対する通常の死すべき抵抗を打ち立てることを忘れてしまい、自分自身を自動的にその恩恵に対し開くのです。


【解説】
 「どうぞゆったり、リラックスして」と言われるように、雑事から離れ、静かな環境の下、のんびりひと時を過ごすというのが、これまでのリラックスでした。「何もしない」というのが、リラックスだとしていた訳です。これに対して、本項ではそれはリラックスではなく、「慣性(惰性)」の状態であり、真のリラックスではないとしています。
 私達が日頃、何故疲れるのか、或いは何故ストレスが溜まるのかが問題な訳ですが、そのような疲労原因は私達自身による葛藤や恐れが本来の生命の流れを阻害し、抵抗を作り出していることにあると本項は示唆しています。
 それに対して、そのような自我本来を無くす、即ち没入させて何かの行動に当っている時は、文字通り、疲れを知らず打ち込める状況になり、それらは本当のリラックスだとしています。
 本項を注意深く読むと、夢中になって何かに打ち込むことの中では、潜んでいる宇宙エネルギーが次々に湧き起こり、その者の意図を助けることも読み取れます。ある程度は肉体をいといつつも、熱中する意欲が生命の流れを呼び込む心身のリラックスに繋がるということです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第14章-段落150

14 RELAXATION
150 One of the most ascribed methods of attaining physical and mental well-being is the development of the ability to relax. Psychology, medical science, athletes, etc., all acknowledge the beneficial results obtained when the body is not tense, but the average individual finds it difficult to relax at will.

第14章 リラクセイション
150 身体的及び精神的健康を達成する上で最も要因となる方法の一つは、リラックス能力の発達です。心理学、医学、スポーツ選手その他全てが、肉体が緊張状態に無いときに有益な結果が得られることを認めていますが、平均的な個人は、思いのままリラックスすることを難しいことだと思っています。


【解説】
 日常、ストレスが多い生活をしていると身体的にも精神的にも疲労は増し、遂には取り返しがつかない程、心身を痛めることにもなりかねません。私達はこれらの状況からいち早く抜け出て、リラックスした状態を保持するすべを身に付ける必要があります。
 本件については、既に感情のバランス等、ある程度は学んで来ているのですが、本章では改めて生命波動に従うとはどういうことかを学んで行きます。
 その中でも心身を自由自在はフリーな状態にしておき、心配事や緊張の要素を解消しておくことが重要です。リラクセイションを如何に維持するかは競技前のスポーツ選手の課題でもあります。元凶である緊張状態が如何に多くの障害を身体にもたらすかは、各自それぞれの体験をお持ちだと思いますが、先ずは、リラックス状態における疲労感が無く、爽やかな心身状態を自ら創り出そうとする努力が重要なのです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第13章-段落149

149 Newness, constant action, progression of thought, substitution and replacement of ideas keeps one in pace with life. If you seek a broader understanding of the cosmos you need not affirm or deny but use your emotional power with reason for the betterment of yourself and others. Control your emotions instead of being a slave to them, for uncontrolled emotion which is temporary self-hypnosis is the cause of crime. You may never take the life of a fellow-being but if you indulge in self-hypnosis you will be guilty of killing your own soul.
149 新しさ、絶えざる行動、向上する想念、アイデアの交換や取替えは人を生命に遅れず付いて行かせます。もし貴方が宇宙のより広い理解を求めるなら、貴方は貴方の感情の力を肯定も否定もする必要はなく、貴方自身と他の人達の向上の為に用いる必要があるのです。貴方は感情の奴隷になるのではなく、それらを制御するのです。何故なら、制御されない感情は一時的な自己催眠であり、犯罪の原因であるからです。人は決して仲間の命を奪ってはならないのですが、もし貴方が自己催眠に身を任せるとしたら、貴方は貴方自身の魂を殺す罪に問われることになるからです。


【解説】
 章の最後にあたり、著者は「自由意志」対「自己催眠」について、ポイントをとりまとめて私達に示しています。
 宇宙に流れる生命力は私達に多くの恵みをもたらして呉れますが、その生命力に追いついて行く為に、或いはその生命力に同調する為に、私達は何をしなければならないかを示したのが、冒頭の言葉です。
 宇宙に流れる生命力は実に活発であり、常に新たな展開を見せる等、創造的な波動であると言えるでしょう。それ故、私達がそれと同期して、恵みを多少なりとも受けるには、新鮮さや活発な行動性、更には想念活動、思考活動を自由で柔軟なものに保つ必要があります。そのように呼応出来る波動を保つことで、身体はより健康状態を保つ訳で、全身の細胞が歓びで湧き立つような充実した生涯を送ることが出来ます。
 一方で、このような状態を保つ上での課題は、私達自身の持つ不安定な感情です。これらは内外ともに大きな力を持っていることから、それらを野放しにするのではなく、制御することが必要だとしています。この場合、重要なのは本文で示されているように、それらを統制した状態の中で、その力を有益な方向に活用するということでしょう。これらの感情を否定したり、肯定したりして自分を決め付けることは意味がないことも述べられています。私達が持つ感情の力をより良い目的の為に活用すべきだとしている点も注目したい所です。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第13章-段落148

148 The Christ said, "Fear not the man that slays the body but fear the man that slays the soul." This individualized soul is the reasoning and will-power of man.
148 キリストは言いました。「肉体を殺す者を恐れず、魂を殺す者を恐れよ」と。この個別化された魂とは人間の推論と意志の力のことです。



【解説】
 初期のキリスト教徒が迫害を受けた際に、思ったであろうキリストのこの言葉は、今日の私達についても当てはまる言葉となっています。
 多くの迷える者が存在する中で、巧みにそれらの者を取り込んで、自分達の組織の働きバチに仕立てようとする者も覆い筈です。私達は、油断も隙も無い世の中に暮らしている訳で、全ての情報については、鵜呑みにせず、自ら考える(本項でいうreasoning推論する)こと、例えどのような誘いがあっても自ら選択する意志の力を発揮することが必要です。
 先日もある会でお話したのですが、最近"George Adamski A Herald For The Space Brothers"という本がオランダで出版されていることが分かりました。早速、入手したところ、これまでになくアダムスキー氏の著作が数多く紹介されており、著作のリストも整備されていて好感が持てました。念のため、英国の友人にこの本について問い合わせた所、思わぬ返事が返って来たのです。
 その友人によれば、その内容はアダムスキー氏の著作を紹介していて一見、好意的に見えるが、肝心な所でその主旨を捻じ曲げており、その著者の信奉する別の団体の主張に誘導しているという訳です。
 実は、最近、日本でもアダムスキー氏に類似した主張をするUFO団体が多く存在するようです。私自身はそれらの個別の内容について知るものではありませんが、例え「言葉の上では」同じような主張をしているからと言って、100%それらを鵜呑みにして信じることは危険です。自らの魂、意識の声、印象に従って、真実を見抜くことが必要です。これについては、そのイギリスの友人は"How to know a space person"というアダムスキー氏の著作を参考資料として送ってくれました。それはアダムスキー氏が土星旅行に行く前の頃、パロマーの自宅に当時、宇宙人が訪ねて来た時の話で、宇宙人は決して自ら、身元を明かすことはなく、各自自分の意識でそれを感じ取ることが必要だと述べられています。
 自分の道は自分で切り開くということかと思います。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第13章-段落147

147 Success in any endeavor comes not through self-hypnosis but through self-control. The perverted will is the cause of all mortal suffering but that suffering cannot be permanently lessened by a mere suppression of the will through any form of hypnosis. The will and understanding must be united to produce a worthwhile life of service and accomplishment. Emotionalism can very easily produce illusionary effects and lift an individual into a temporary state of ecstacy but it will never bring about the regeneration of the mortal body or the changing of the ego-will to the cause-will which is necessary for an all-inclusive understanding of life and the cosmos. There is but one way, into the sheepfold and that is through the expansion of conscious awareness in the field of understanding and a systematic training of the will rather than the deadening of the will.
147 どのような努力においても成功とは自己催眠を通じてではなく、自己統制を通じてもたらされます。堕落した意志が全ての死すべき苦難の原因ですが、その苦難はどんな形をとるにせよ、催眠からの意志の単なる抑制からでは永久に緩和されることはありません。意志と理解は有意義な奉仕と業績の人生を作り上げる為に統合させなければなりません。感情主義は大変容易に幻想上の諸効果を作り上げることが出来、個人を一時的な恍惚状態に引き上げることが出来ますが、死すべき肉体の再生や生命と宇宙の全包含的理解に必要な自我の意志の因の意志への転換をもたらすものではありません。目的とする羊の囲いには唯一つの道しかなく、それは理解という分野における意識的気付きの拡張を通じてであり、意志を強めるのではなく、意志を系統的に訓練することによるのです。



【解説】
 本項で表現されている「羊の囲い」は、私達が目指すべき目的地として述べられていますが、それは聖書で言う迷える子羊達を羊飼いが集める先にある囲いであることを意味しています。その囲いの中入ることが出来れば、より安全で安定した生涯を送れるという訳です。
 さて、本項で度々出現する自己催眠(self-hypnosis)については、多少考える必要がありそうです。著者は単に催眠術について述べているのではなく、自己催眠と規定しているからです。「自己」という言葉には「自分で自分を」という意味合いがあるように思います。つまり、自我が自我自身を催眠状態にするという意味も含まれているように思うからです。古来から日本でも念仏を何度と無く唱えれば成仏するという教えがありました。その中身として念仏を唱えることで、自己催眠的な状況に陥るのであれば、本項に言う問題が発生することになります。
 実は、さまざまな宗教の中には、こうしたある種の行を通じて、恍惚感を得る要素が多いのではないかと懸念しており、それぞれの主張は異なるものの、やっていることは皆同じということも考えられます。中でもある特定の人物に帰依することで、自己の意志を弱めてしまうことは危険だと著者は指摘しており、自我を無くすということだけでは良くないということが分かります。
 それに対して、自我を自分で統制し、生命の包括的理解に向けて訓練することが最も必要だとまとめています。意思を強くするのではなく、拡げること、様々な分野を積極的に受け入れ、自分の間口を広げることを目指せと言っているように思います。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第13章-段落146

146 It is true that many effects similar to the desired actions can be produced through self-hypnosis but when the person has returned to his normal state of mind he is unaware of the process by which he gained the experience. It therefore does not benefit him for he is never able to contact that particular experience again, and he has weakened his will. The Will is the controlling element of man's being - the element that makes the individualized consciousness a man or a beast, god or devil.
146 望んでいた行動と類似した多くの結果が、自己催眠を通じて作り出され得ることは確かですが、自分の心の正常な状態に戻れば、その者は自分がその体験を得たプロセスに気付くことはありません。それ故、その者にとって恩恵をもたらすものではないのです。何故なら、その者がその特別な体験と再び接触することは出来ず、その者は自分の意志を弱めてしまったからです。意志とは人の存在を支配する要素であり、個々の意識を人にするか野獣にするか、神にするか悪魔にするかを決める要素なのです。


【解説】
 そもそも、どのような想念を抱こうとしているのかによって人間の価値は決まるという訳です。その想念を選択し、自らの心情とするのは意志であり、あらゆる種類の催眠的要素はその意志を抹殺するものだと本項は警告しています。
 私達の日常は、失敗や成功から出来上がっているとも思えますが、重要なのはその結果に至るプロセスです。うまく行った時はそのような心境、心構えの下、その行為を行ったのかを十分反省することも重要です。私達は不変の法則の下で生きており、物事は全く同じでないにせよ、再現性があることに気付く必要があります。つまり、同様な行動は同種の結果をもたらすことになります。
 そういう意味では、催眠術なものは本人の自覚が無い中での出来事であり、気付いたら結果のみ得ていたということで、本人にはプロセスの記憶はなく、それでは再現性は望めません。
 一方地道な精進により、学習を進めた結果、実を結ぶ結果を得た場合には、後日、自分がどのような心境の下でその行為を行ったかを振り返り、再現すれば、再び同種の成果が得られることでしょう。まさに成功体験を活用して自身を発展させることが出来る訳です。
 昔、ある人から、UFOを目撃した時、どのような心境であったかと訊かれたことがあります。彼ら宇宙人がどのような時に出現したのかを記憶しておけば、再び見える機会も多くなるものと思われます。私達の精神状態に呼応して活動する傾向もあるからです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第13章-段落145

145 Some self-acclaimed Truth Centers are using this emotional hypnosis, induced by various methods. Innumerable individuals are testifying to healings but permanent healing or the regeneration of the body must be attained through an understanding of the conditions to be dealt with, and the execution of all actions must be taken in a free and conscious state of will. True faith is not a state of self hypnosis, it is a knowing, a willing of the personal ego will to the guidance of the All Intelligent Cause Will. The Will is the man and if the Will is restricted or held in dominance by another the individual ceases to exist as a thinking, reasoning being. Man must understand the forces of his being and control those forces to bring about the desired effects in his life.
145 幾つかの自称真理センターは、様々な方法で誘導される、この感情催眠を用いています。無数の個々人が癒しについて証言していますが、永続的な癒し或いは肉体の再生は取り扱わるべき条件を理解した中で得られるものであり、全ての行為の実行は自由で意識的な意志状態の中で行われなければなりません。真の信仰は自己催眠の状態ではなく、知っていることであり、個人的な自我の意志が全知の因意志の導きに喜んで従うことです。意志とは人そのものであり、もしその意志が他の者によって制限を受け、或いは支配下に捕捉されるようなことがあれば、その者は考え、推理する存在ではなくなります。人は自分自身の存在の諸々の力を理解し、自分の生涯の中で望ましい結果をもたらすようそれらの力を制御しなければなりません。


【解説】
 著者は催眠術が危険であることを、様々な箇所で繰り返し述べています、いわゆる「宗教」を求める人々に対して、多くの団体が行っている祭事や行の中には、催眠を基本とするものも多いのではないかと、私も懸念しています。
 結局のところ、それらに従った本人は、その意志をその団体の主催者の意志に支配されている訳で、本人の自由意志が望み、決定した事柄でない以上、仮に成果を得たとしても、その経験は本人に何の役にも立ちません。
 一方で、私達は、その自由意志をエゴ(自我)の好き放題の世界とすることも誤りな訳です。悟りとは、自ら内容を理解した上でその意志を創造主の意志に従うという、極めて冷静な心の状態を必要とします。とかく私達は自我主体の生き方か、他の者の言いなりの生活かのいずれかに片寄りがちですが、真実は自我自らが自分を捨てて、自我の部分に創造主の意志を受け入れることと言うのだと思います。
 悟りとは、静かに全体を見通す中で、自らを道具として創造主の表現者になり切っている状態を指すものと考えています。私達一人一人には大きな能力が備わっており、その力を本来の方向に発揮すべく、コントロールすることが必要だと本項は指摘しているのです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第13章-段落144

144 Did you ever attend a camp-meeting where the participants threw themselves into such a high emotional state that they were finally hypnotized into performing things they could never have done when in a normal state of consciousness? After coming out of this emotional spell they were asked if they knew what they had done and the answer would be a negative one. All that they were conscious of was the fact that the Holy Spirit had them under control. This proves that they were under an imposed influence which deprived them of their power of reasoning and will.
144 貴方はこれまで、参加者達が、このような激しい感情状態に陥った結果、最終的には催眠状態にかかり、正常な意識状態では出来ないような事柄を成し遂げるような野外集会に参加したことはありますか。この感情の魔法から抜け出した後、彼らは自分達が何を成したかを訊かれますと、否と回答するでしょう。彼らが意識していたことの全ては、聖なる魂が自分達を統率していたという事実だけです。このことは彼らが自分達から推論と意志の力を奪った、ある押し付けられた影響力の下にあったことを示しています。



【解説】
 米国ではこのような野外集会が多く開催されているようです。先日、韓国に出張で行った際にも、若い人達が短期間、仏教寺院の宿坊に宿泊し、座禅等の体験をすることが盛んになっていると聞いたことがあります。おそらく、様々な面で厳しくなって来た現代社会において、より精神的な修養を求める若者も増えているように思います。
 他方、このような道を求める人々が多い中で、本項で指摘するような好ましくない活動事例も広がっていることが懸念されます。詳細については知りませんが、原子力発電所の事故や震災以来、様々な警告を発するサイトが目立つようになりました。中にはもうすぐ日本全土が無くなるような警告を掲載し、日本から離れるよう指示する所もあるほどです。
 不安を抱える人々に対し、様々なグループが真理をもたらすものとして近づいている訳ですが、私達はそれらの招きに対して、全身全霊をもってその本質を見極める賢さが必要です。「ハトのように穏やかに、ヘビのように賢明に」の例えの通りです。
 古来、民衆には知識が無く、一部の支配階層に従うだけでしたが、これからの時代、民衆には十分な知識と情報がある訳で、本項のような催眠パフォーマンスにお金を払うことや魂を捧げることの無いよう、それらの本質を見抜くことが必要です。時代は末期に近づいていることから、悪は悪をより鮮明にし、善は善をより鮮明になるよう、時代が移り変わるものと思っています。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第13章-段落143

143 Religion in the early days held the upper hand over the masses through such actions as this. The Soul-seeking populace were thrown into a state of emotional hypnosis which made them an easy prey to the more clever individuals who perpetrated such methods of worship.
143 初期の頃の宗教は、これと同様な行動を通じて大衆を支配しました。魂を求める民衆は感情的な催眠状態に陥れられ、このような礼拝の方法を実施したより悪賢い者達へのたやすい餌食になってしまったのです。


【解説】
 古来行なわれていたことは、今日にも続いていると思うべきでしょう。私達の身の回りにある既存の宗教組織は、皆そのような要素を持っているのかも知れないと考えた方がよいようです。まさに道を求める私達子羊を食い物にする悪人が横行していると、著者は1960年代に警告している訳です。
 この地球という世の中には長年の経緯から、あらゆる所に、まさに「死すべき(mortal)」仕組みがあり、民衆から収奪するようなシステムが出回っています。人々の嗜好を刺激し、時間とお金を費やさせるゲームや携帯電話等々の普及は、人々に自分自身や生命を考えさせる機会を奪う、大衆扇動も多いように思います。
 このような中にあって、じっくり落ち着いて自らの身辺を見回し、宇宙と自分との関係に思いを致す存在になろうとすることは、大変貴重な存在と言えるでしょう。私達一人一人は大きな宇宙から見れば砂浜のほんの一粒の砂の存在でしかありませんが、ひとたび太陽の光に照らされれば、その砂粒だけが輝くことは明らかです。その輝きは上空からでも容易に認めることが出来るでしょう。
 本講座を学ぶ一人一人が小さいながらも、宇宙創造主から受けた光を周囲に照らす存在になり、周囲に影響を与える一粒になって欲しいと願うばかりです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第13章-段落142

142 Is it not true that when a hypnotist wishes to put a subject under his control he suggests something which he asks him to hold steadily in his mind? If the subject does this he becomes the victim of the hypnotist's will and is forced to obey whatever thought is presented to him. The hypnotist can make his subject believe anything that he tells him. He can cause the individual to eat onions thinking that they are apples and he will not discern the difference, which proves that the subject has lost his reasoning as well as his will power.
142 催眠術者が被術者を自分の支配下に置こうとする際、術者は被術者に何かを自分の心に常に保持しておくようほのめかすことは、本当に行われていることではないでしょうか。もし被術者がこのようなことをするなら、被術者は術者の意志の餌食になり、自分に示されるどのような想念にも従わざるを得ないことになります。催眠術者は自分の被術者を自分が語るどのようなことをも信じさせることが出来るようになります。術者はその者にタマネギを食べさせ、それらがリンゴであると思わせることも出来ますし、その者が違いを見分けることはなく、そのことは、自分の意志力同様、推論の力も失っていることを示しています。



【解説】
 カリスマ宣教師が聴衆を魅了し、人気を博する光景は必ずしも好ましいものではありません。大衆の支持を受けることを目的とする主張は、大きな誤りに導く場合さえある訳です。今日のマスコミ操作も、こうした流れの中にあるのかも知れません。
 多くの人々は能力者に憧れ、その者が人格的にも優れた者と思い込みがちです。また、その者が教える近未来の出来事に強い関心を持っているものです。
 しかし、ある特定の個人に心酔できるものかどうか、判別することは、特に地球においては難しいものです。それほど、地球は人的資源に関する限り、劣悪な環境なのかも知れません。これまで多くの事例を見てきましたが、金銭上のトラブルや異性関係等、あらゆる要素がこうした宗教や信仰の中にも存在する訳です。それらトラブルの影響で本来の道から離れてしまった残念なケースも多いように思われます。
 これに対して、私達は、このような類のものから離れ、自分の力で真実を見つける必要があります。丁度、野生動物や野辺の草木が唯一大自然からの恵みを享受しながら、誰も見守る者のない環境の中でも、変わりなく自らの美しさを表現しているように、私達は直接、創造主にアクセスし、その指導を受けるべきなのです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第13章-段落141

141 Religion and so-called spiritual teachings have not, in most cases, brought true realization to the heart of humanity. Some of these organizations practice rituals and affirmations which produce a temporary intoxication during the performance of the rites but tend towards a tremendous "let down" after the service has been completed. Most of the individuals attending, upon returning to their worldly pursuits revert to the old ways where the survival of the fittest attitude takes over, and man continues to take advantage of his brother instead of being his brother's keeper. In the religious sanctuary the individual feels that he would help any one according to their needs and where hate had been, there arises an emotion that is interpreted as love, but outside of the sanctuary these emotional influences change, which proves that they were nothing more or less than a form of hypnosis induced by the service that he attended.
141 宗教そしていわゆる精神主義的教えは、ほとんどの場合、人間の心の底に真の悟りをもたらしては来ませんでした。これらの組織のいくつかでは、その間だけの一時的な陶酔を作り出す儀式や宣誓を実施しますが、その礼拝が完了した後は、とてつもない「落ち込み」をもたらす傾向があります。出席している個々人のほとんどは、それぞれの世俗的追求の場に戻るや、適者生存の原理が支配する昔ながらの方式に復帰してしまい、人は自分の兄弟の後見人になる代わりに自分の兄弟を利用し続けるのです。宗教的な聖域の中では各自は必要があれば誰をも助けようと感じ、憎しみがあった所でも愛と解釈される感情が湧き起こるのですが、その聖域の外側ではこれら感情の影響は変わってしまい、自分が出席した礼拝によって誘引された催眠の形態以上の何物でもなかったことを立証するのです。


【解説】
 本項では既存の宗教あるいはスピリチュアル(精神主義)といわれる組織は、多くの場合、巧みな儀式により集まった人々を催眠状態に陥れており、その結果、真の自覚(悟り)には達していないことを警告しています。この「催眠」については、今日的には「マインドコントロール」等のより、悪質なものも含まれるものと思われます。
 宗教あるいは精神運動について、発足の当時は純粋なものでしたが、時間を経るにつれて、組織維持の為の収奪が始まるのが常となっています。集まった道を求める人々に道を指し示す役割を果たすべきなのですが、多くの宗教はそれ自身の維持拡張の上から集まった人達を子羊のまま留めようとしていると言えるでしょう。宗旨を拡げるために相手を時に動揺させ、またある時は理想が実現するかのような夢を見せる等して、人々を集めようとするものです。本項はこれらをある種の自己催眠だと警告しています。
 真に求められている生き方とは、全ての日常の中に自分の生き方として四六時中、宇宙の英知を信頼する生き方です。以前、ある人から「自分は映画を見たりしない。そのような一時的な心の高まりは良くない」という主旨のことを話されたこと、また別の人からは「講話を聞いている内に分かった気になって涙を流すほどであったが、後から考えて見て何を分かったのか良く分からないことがある。その時、分かった気になっただけだ。」というある和尚さんの話も伺っています。
 一時的な感動があったからといって、その団体や会の教えが正しいとは限らないという訳で、当たり前な程に宇宙的知性を身近に知覚することを最優先にしたいものです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第13章-段落140

13 FREE WILL OR SELF-HYPNOTISM?

140 The choice is yours, for the acts of today bring the rewards of tomorrow. Enjoyable rewards will come to those who are living according to the laws set in motion by Cause Intelligence - giving honor to the All-Creative Principle of Life, and such honor does not incorporate the characteristics of emotionalism or self hypnotism.

第13章 自由意志か自己催眠か

140 選択権は貴方自身にあります。何故なら、今日の行動は明日の報いをもたらすからです。因なる知性によって起動させられている諸法則に従って生きる者、生命の全ての創造的法則に栄誉を捧げている者には、喜ばしい報いが訪れることでしょうし、このような栄誉は感情主義の性質のものや自己催眠とは組することはないのです。


【解説】
 各自の一日の過ごし方が、翌日の環境を作り上げることは、これまで学んできた原因と結果の法則そのものです。その際、大事なことは、私達は自分の肉体に属する感覚器官では把握できない因なる知性、創造主に感謝し、そのお蔭で私達が生きていることを素直に喜ぶことだとしている点です。
 ガムシャラに働くばかりでなく、仕事を与えられたことを喜び、万物と意思疎通を進めながら、自らの役割を果たして行こうとする心意気が大切で、そうした思念が再び巡り巡って自らや関係者の環境にも作用して、無駄の無い環境作りが行われるものと思われます。
 人の発する想念の力は、良くも悪くも大きな実現力を持っています。想念の力はマジックのようにその場で直ちに人を驚かせることは無いのですが、一定程度の時間経過の後には、必ず成果を私達に示して呉れるように思います。何より大切なことは、日々良質な想念を発することが、諸々の人々や事物に作用し、着実な成果をもたらすことです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第12章-段落139

139 This change is similar to a high precision motor that causes a frictional deterioration on all of its parts when it is not properly synchronized. Each emotional unbalance curtails the free life flow and causes damage to the body, until the mortal sense intelligence comes to the realization of its limited and destructive influence and releases its personal ego to the Cosmic Life Force.
139 この変化は高精密なモーターが適切に同期が取られていないと、その全ての部品に磨耗を引き起こすのと類似しています。死すべき感覚の知性がそれ自身の限界と破壊的な影響を自覚するようになり、宇宙的な生命力に個人のエゴを解き放つまでは、感情のアンバランスの一つ一つが自由な生命の流れを短縮し、肉体に損傷を与えるのです。


【解説】
 人体は精密な機械に例えられるという訳です。感情のバランスが保たれなければ、人体各部に摩擦や不調和を引き起こし、ひいては人体の寿命を縮めることになります。
 時代の進歩とともに、人間の平均寿命も伸びていますので、少なからず、この文明はより良い方向に進みつつあるようですが、個々に見ると未だ課題も多いように思われます。
 その一つがエゴに対する認識です。科学の進歩により、病気への対策技術や身体維持のための科学的知見は増え続けており、衛生状態の向上と相まって長寿命化を実現させて来ました。しかし、肝心の想念レベルになると課題は山積しています。所詮、エゴには限界があることや、全体至上の創造的原理についての理解は未だ不十分です。これらを克服した後、初めて天上の慶びを得ることが出来ることになります。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第12章-段落138

138 Any emotional extreme disturbs the normal frequency action of the chemicals of the body. Excitement, whether it be caused by extreme joy or fear or anticipation, allows the normal amount of certain chemicals that go into the blood stream to be changed; thereby changing the normal action of the heart. This in turn affects the nervous system and the cells of the body and causes one to feel weak or ill.
138 如何なる感情の過度も肉体の諸化合物の正常な振動活動を妨げます。興奮はそれが歓び或いは恐怖、予感によって引き起こされるに係らず、血流に入るある種の化学物質の量に変化をもたらします。その結果、心臓の正常な動きを変化させるのです。この結果、それは神経系統が肉体の諸細胞に影響を与え、その者に疲労感や体調不良を感じさせます。


【解説】
 如何なる事態に遭遇しようとも、落ち着いた対応をとれることが人物的な価値の物差しになる筈です。危機管理の基本は冷静さを保ち、全体を見通して必要な決断を迅速に出すことにありますが、指示をすべき本人が恐怖心に自らを奪われては、こうした冷静な対応は出来ません。
 その人の肉体をコントロールしているのは、その人の心であり、抱く想念であることは前項(135)で学んだ事項です。その理由は想念が具体的には各肉体細胞に作用して不順な代謝作用を促すため、肉体はその影響を受け、各器官が異常な活動状態に陥り、体内にアンバランスを生じるという訳です。
 心が不安定であるということは、絶えずこのように肉体を自ら痛めつけることが日常的に行われる結果、不健康になったり、老化を早めたりすることになるのでしょう。長生きの秘訣には、いつも楽しい想念を抱き、物事に興味を持って探究心を忘れないことがあると思いますが、それに通じる内容となっています。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第12章-段落137

137 Emotional balance maintained under all conditions is essential if one wishes to have lasting happiness and good health.
137 永続する幸せと健康状態を持とうとするなら、全ての状況の下で感情のバランスが保たれることは必須です。


【解説】
 心の平静を保つことは身体保持や身辺環境を良好に保つ上での基礎です。私達の心の中に抱く想念は様々な事物や人に作用して、それを反映した現象を作り上げます。怒りや悲しみはその想いを抱く人の表情を作り出すことから始まって、その人の身体や周辺環境にも作用を及ぼしているという訳です。
 もちろん、各自の事情により、そのような感情を持つに至る経緯はあるのですが、そのようなマイナスの想念を心に取り込むかどうかは本人の選択です。本講座を学ばれる方々は、こうした想念の力を学んでいる以上、積極的に心を統制して、湧き出る想念の質を見定める必要があることはお分かりになる筈です。
 どのような状況においても、平常心を保ち、明るく振舞えるのは、私達が生来、創造主から愛され、必要な財産は生来既に、各自が使い切れない程、授かっていることを知っている人です。自らを低レベルの想念の表現者に陥れることなく、より高次な存在に保つ努力が求められているところです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第12章-段落136

136 There is so much bickering over personal opinions, and what does it profit man? Nothing, for it is a consumer of time and energy. This does not mean that there should not be an intelligent discussion about a subject but when the mortal sense mind is quiet and receptive it can see the picture clearly.
136 各自の意見に対してあまりにも多くの口論が為されておりますが、それは人に何の利益をもたらすのでしょうか。何もありません。何故なら、それは時間とエネルギーの浪費であるからです。これはテーマに対する知的な議論をすべきでないと言うことではなく、死すべき感覚心が鎮まり受容的になる時、感覚心は情況をはっきり見ることが出来るということです。


【解説】
 今日では日本でもディベート(Debate)という言葉が聞かれるようになりました。相手の意見や主張を言い負かす、その手法は日本でこそ、人気が出ませんでしたが、世界各国に広がっています。現に最近、中国で見たテレビ番組の中でも見たことがあります。本書が書かれた1960年代のアメリカには既に初期の類似した傾向があったものと思われます。
 さて、この種の議論について、本項は互いの闘争心を増長させ、結局は互いに得るものはないということを明言している訳です。エゴを強める為の訓練でしかないようです。
 これに対し、日本にはこれらの論議を好まない、或いはその意味の無さを民族の基調として十分わきまえているふしがあります。争いを好まず、円満に解決しようという傾向が強いようです。
 一方で、このような傾向は談合を好むという欠点もありますが、そうした争いを好まない傾向は地球上では貴重なる存在として大事に伝えて行くべき特徴だと思っています。自らのエゴの主張を打ち出さない奥ゆかしさは、現代では失われつつありますが、自然万物に対する畏敬の念と同様に、日本人の特徴として大事にして行きたいものです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第12章-段落135

135 All that man is in reality - is the thought that he is consciously aware of for the moment. Each moment follows the preceding moment and the key, if there be one, is to keep constant vigil over our reactions so that the next thought will be one that we can enjoy entertaining in our mental house.
135 現実における人の全ては、その人がその時、意識的に気付いている想念なのです。各瞬間はその前の瞬間の後を付き従っており、もしカギがあるとすれば、それはその次の想念が私達が自分達の心の家で楽しむことを可能とさせるものであるよう、私達の反応を絶えず見張り続けることです。


【解説】
 人の本質は、その者が抱く想念にあると言うのは至極の言葉と言えるでしょう。肉体は各自何らの違いは無く、人が他人と異なるのはその者が抱く想念が異なるからに他なりません。人格を成すのが各自が抱く想念だとすれば、各々の人格形成、人間向上の上で最も重要視され、注意されなければならないのが、日常の想念である訳です。
 本項では、その想念監視を毎秒継続的に行い、不適切な想念を私達の心に入り込ませないよう見張ることがカギであると教えています。つまりはこのような時々刻々の継続した「想念観察」によって、取り入れるべきでない想念を排除し、私達の心を常に爽やかに保つことが最も大事だとしている点に注意して欲しいのです。
 一方では、地球の支配層はその住民を習慣や恐怖の奴隷に留める為、暴力的な想念や諦めの思い、更には恐怖心を植えつける為、さまざまな仕組みを使ってそれらの想念を人々の心に植えつけようとしています。テレビやゲーム機等で殺人の疑似体験を行なわせる等はまさに悪事と言って良いでしょう。
 しかし、それら巷に溢れる想念に対して、それを心に取り入れるかどうかは本人の選択次第であり、選択の自由は本人にあります。そうした意味でも、常に自らの心をキレイに保つことが大変重要であり、それこそが世間で暮らす上での生きた修行なのかも知れません。本講座を学ばれている方は、その修行の成果を踏みしめながら、一歩一歩前進する中で、泥の田から蓮の花咲く存在になって戴きたいと願っています。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第12章-段落134

134 The emotional force which rises in the mind when one's will is crossed by another's is very destructive for it draws the actor into a whirlpool of unbalanced action, and he is blinded to reality.
134 ある者の意志が他の者の意志と行き違いになった時、心に起こる感情の力はとても破壊的です。何故なら、それは役者をアンバランスな行動の渦の中に引き込み、その者は現実が見えなくなってしまうからです。


【解説】
 これまでの学習から、私達の抱く感情は私達の身体や周辺環境に大きな影響を与えることを学んで来ました。特に「怒り」のような攻撃的な感情は発した本人を混乱の最中に陥れるほどの力を持っているのです。その「怒り」のもともとの発生は、本項に例示されているように各々の思いの行き違い等、ほんのわずかの差異でも発生するという訳です。
 この種の感情が本人を支配すると冷静さを失い、心の中はそうした破壊的な想念でかき回されることとなり、本人はもとより、周辺の者にも大きなマイナス影響を与える為、注意が必要です。
 私達の抱く感情は、ある時には芸術家の創作インスピレーションから来る非利己的で有益なものもあるでしょうが、私達の段階ではほとんどの場合、バランスを欠いたものになりがちです。「怒りは敵と思え」という言葉が伝わっていますが、感情の起伏を抑えて、バランスのとれた状況にしておくことが静かなる生命波動を感受する上で必須の条件になるものと思われます。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第12章-段落133

133 The everlasting spark of life which allows man to express as a form is never separated from Cosmic Cause; when man controls his mortal sense mind to think beyond apparent effects he begins to understand the purpose of life and gain a margin of emotional balance.
133 人を形あるものとして表現させる生命の永続する輝きは、決して宇宙的因から離れることはありません。人が自らの死すべき感覚心をコントロールして外観上の結果物の背後を考えさせる時、人は生命の目的を学びはじめ、感情のバランスの余裕を掴みはじめます。


【解説】
 因とはどのようなものかを理解しようとする時、役立つのが冒頭の言葉です。即ち、私達はとかく因とは音も無く、姿も見えない為、静かな存在だと思って来ましたが、それが実は誤りであることが本文から分かります。文中にあるように因は私達の身体を維持させている生命のほとばしる程の力であると明示されているからです。
 私達の感覚からは把握できませんが、因は生命体が生命を体現させている大変活動的なものであることに気付かねばなりません。その生命への探求が進む中で、各生命の存在目的を学ぶことが出来るとしており、その意義が分かれば、もはやこれまでの各個人の感情の相違等の問題はとるに足らないものとなり、余計な争いは消滅すると言っているのです。私達自身の生きる目的、創造主から期待されている役割を果たすことが、創造主から環境を与えられた私達の義務でもある訳です。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第12章-段落132

132 Innately every human feels an ideal life that he is seeking to find but each individual wants this heaven to be according to his specifications. Many groups have started with high ideals but when the personal opinions prompted by the ego of some of its members have not been accepted the ideal was lost in the fog of emotional differences.
132 生まれつきあらゆる人は自分が見出したいと求めている理想的な生活を感じ取っていますが、個々人はこの天国が自分の明細仕様に従ったもので有って欲しいのです。多くのグループが高尚なアイデアを持ってスタートしましたが、そのメンバーの何人かのエゴによって促された個人的な意見が受け入れられない時には、その理想は感情の相違という霧の中に失われてしまいました。


【解説】
 日本でも理想を求めてこれまでにも多くの人達が会を作ったり、集団生活を始めたこともありました。もちろん、こうした集団活動はリーダーの人格に大いに影響されるものですが、どれもが長続きしなかったように思われます。最初は理想的な生活や活動が始まるのですが、次第に互いの志向が異なることや、自分が常にリーダーでありたいとの思いや金銭上の問題、その他日常的な問題が顕在化し、結局はその活動が破局するという例も多いものです。
 残念ながら、これはアダムスキー哲学の学習者にも当てはまるようです。その証拠に過去日本でも数多くのグループが出現しましたが、長続きはしませんでした。ここにも私達各自の感情の問題があると著者は指摘しています。本来理想に燃えてスタートした筈のグループ活動も、遂にはその構成員の感情のコントロールの問題から仲たがいをしてしまうという訳です。
 このように私達のエゴを安定化させることが最重要であり、あらゆるものに対してエゴを小さくして素直さと謙虚さとを身につけることが王道を歩む基本条件だと考えます。
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