2011年01月

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第3章-段落033

033 Creation as a whole makes up the song that rises and falls in its impassioned cadence, expressing in the glory of calm Silence all that the Word has been, is, and shall be; voicing with soundless sounds and formless beauty the pulsing force that blends and inter-blends into new rhythms. The Breath of the All-Creative Intelligence is sent forth in peaceful, silent tones of consciousness and in the womb of illimitable space each new creation stirs with quickened life and becomes another true note in the endless Song of Action.
033 創造作用は全体としてその感動的な抑揚の上げ下げのある歌を作り上げ、大いなる言葉がかつてそうであった、また現にそうであり、未来もそうであろう静寂な沈黙の栄光の中で、音無き音と形無き美しさで新たなリズムに融合し、再融合する脈動する力を表現しています。全ての創造的英知の息吹は平穏で無音の意識の抑揚の中で発信され、無限の空間の子宮の中でそれぞれの新たな創造が奮い起こされた生命とともに起こります。そして終わり無き行動の歌の中でもう一つの真の調べとなるのです。


【解説】
 前項では私達は宇宙に流れる波動(振動)の中で、その支えを受けて生きていることが述べられました。
 本項では、その波動は大きな感動のうねりとなって、あらゆるものを奮い立たせる作用があり、無言でありながら、想念レベルでは大きな創造力を作用させていると解説しています。
 また、その調べは、次々に新たな創造をもたらし、新しい生命を誕生させる原動力となっています。この誕生は私達の周囲の個々の生きとし生けるものの再生の他、広大な宇宙空間の中の新たな銀河系の誕生、即ち新たな天地創造のことでもあります。
 私達が音楽に惹かれる原因には、この波打つ生命の鼓動との関係があるように思われます。

お詫び

11月初旬からの中国出張を終えて、昨夜、無事帰国しました。
帰国途中、北京での2日間の滞在ホテルでインターネットが不調であった為、本講座を更新できませんでした。
お詫び申し上げます。

また、週明けから再開いたしますので、ご了承下さい。

2011年1月29日
竹島 正

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第3章-段落032

032 Were it possible for any of the Cosmic vibrations to unite contrary to this Primal Law and cause a discord in the mighty paeon their span of such expression would be contained within one moment's quivering vibration, for discord cannot last within the Whole whose very fact of being rests upon the immutable law of harmony. There is no loss of equilibrium within the scope of Cosmic Rhythm that shall not be again absorbed and reunited into Wholeness. For nothing can break the Melody that has forever throbbed within the Heart of That which is, Itself, Infinity.
032 仮にその宇宙的振動のどれかが、この基本法則に反して結合することが可能であったとしても、また、その力強い音節に不協和音をもたらしたとしても、それらの表現の範囲は、一瞬の震える振動の中に封じ込められることでしょう。何故なら、その存在の事実そのものが不変調和の原理に基づく全体の中では、不協和音は継続することは出来ないからです。宇宙的リズムの中では、再び全体性に吸収され、再統合されないような均衡の喪失はありません。何故なら何物もそれ自身、即ち永遠の中心で鼓動しているメロディーを壊すことなど出来ないからです。


【解説】
 宇宙全体に流れる基本的な波動の中で私達は生活しています。時折、自我による攻撃的な、あるいは批判的な想念を私達が発することもありますが、それでもそれは一時的な限定された範囲に留まり、やがては消滅することでしょう。大宇宙には、それら、人間の力を超えた大きな波動が流れており、それに同化する者を常に歓迎しています。
 また、一方では、このような本来の基本法則に調和した生活を送れない者は、早晩消え去ることになることも、示唆しているものと考えています。
 そう考えると、私達はこれら宇宙的な力添えを絶えず宇宙から受けており、自分達の身体や精神そのものが、それと連動しているという大変、高度な存在であることが分かります。一人一人が自分の本来の価値に気付くことが大切です。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第3章-段落031

031 Greater and greater the Heart of Space was stirred until at last the Song was breathed into a living thing. Each motion as an elemental tone within the mighty symphony and every tiny particle of substance was tuned into accord with every other unit in all space. And thus the impulse of Cosmic Will became a law that ne'er can broken be within the scope of everlasting action. (This Law involves the principle of true affinity.)
031 大きく、また更に大きく宇宙空間の中心は揺り動かされ、遂にはその大いなる歌は一つの生けるものに吹き込まれました。その力強い交響曲の中の基本的な調べの中の一つ一つの運動と、物質の一つ一つの微粒子は全宇宙のあらゆる他の単位と調和させられたのです。そしてこのようにして、宇宙の意思は永続する活動の範囲の中で決して壊れることのない一つの法則になったのです。(この法則は真の親和性の原理を含んでいます)


【解説】
 創世記の人類誕生の一節を思い起こす内容です。旧約聖書は単純化した結果のみが記述されていますが、本項では著者アダムスキー氏は、それをある意味、科学的、系統的に万物創造の経緯を解説しています。
 宇宙全体が共通の波動(文中では"交響曲"と表現されています)に従って活動しており、その波動は消滅することなく、鳴り続けているという訳です。
 私達は、この波動を受け入れ、従うことで、より大きく持てる力を発揮することでしょう。寺の大きな梵鐘がいつまでも振動し続けるように、大宇宙全体がいまだに原始の創造の息吹を伝えており、その原理に従って生命の再生も次々に起こっているということです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第3章-段落030

030 Throughout all space the Word reverberated; It set in motion all the Primal Essence until the whole span of Infinity swayed to the Heart-beat of the Mighty Oneness. Rhythm on rhythm rose and fell in one great undivided harmony, for deep within the bosom of the Word there surged the wondrous Love Song of Creation.
030 全宇宙にその大いなる言葉が鳴り響きました。無限の広がりの中でその力強い一体感の鼓動に従って揺れ動くまで、それは全ての基本的存在を揺り動かしました。律動に次ぐ律動が起こり、また過ぎ去りました。何故なら、大いなる言葉の胸の奥深く、創造の素晴らしい愛の歌が沸き上がったからです。


【解説】
 本項は原初の創造の物語を語っているものと思われます。
 最初に「言葉」があったと前々項(028)で述べられています。その言葉は次に具体的な力を発現させて、広大な宇宙全体に続くという大いなる創造の作用が始まりました。宇宙空間には具体的な存在として様々な原子あるいはそれに近い基本物質があったものと思われますが、その基本物質がその鳴り響く「大いなる言葉」の振動に揺り動かされて行きます。やがてその影響は宇宙空間全体にまで及ぶことになります。
 そして遂には宇宙全体がその振動に同調し、その過程で様々な形あるものが形成されて行きます。その際、大いなる言葉は単純な旋律を発信するのではなく、多様なリズムを繰り出し、それに応じて様々な創造物が創られたということでしょう。
 宇宙の中のあらゆるものが、こうして一つの源泉から生み出されたこと、私達はそれ故に皆、同じ創造主の子供であることが分かります。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第3章-段落029

029 Virgin was this creation in the image of the Word, and filled with all the power of pure wholeness, for it was but one great united form, the body of Cosmic Cause whom we in reverence have called "The Word."
029 乙女とはその大いなる言葉のイメージに創られた創造物でした。またそれは、全ての無垢な完全さの力に満ちていました。何故ならそれは一つの偉大な形、私達が敬愛して「大いなる言葉」と呼んで来た宇宙の因の肉体であるからです。


【解説】
 本項からは、そもそも人間が創造された時、最初に誕生したのは女性であったことが示唆されています。
 少女達の美しさや爽やかさは、古来、多くの画家の作品に取り上げられています。基本的に宇宙的な性質を持つ存在は皆、若々しく、美しさを保っているということでしょう。反対に、自我の心によって振り回された人生の先には、疲労や厭世感の表現者になってしまう訳です。
 私達、あらゆるものを含め、生まれ出る時は宇宙の因に由来する純粋さを持って生まれて来ます。その内部の秘められたパワー、「大いなる言葉」を各自が再び開花させ、表現者となればよい訳で、既に十二分な能力は各自に備わっていると理解すべきなのです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第3章-段落028

THE WORD
028 In the beginning there was but the Word: no mortal mind can know the Word in full for it contains all knowledge and all Power, and only that which is Itself the Word can know or understand potentially. But through a mighty action the Word was imaged into primal form; in form so fine that only Cause could know its attributes or view its being. It incarnated through the whole of substance and impregnated all matter with Its presence till in the place of a tremendous void there grew the second or the form-creation.
大いなる言葉
028 原初は大いなる言葉のみがありました。如何なる人の心もその大いなる言葉を完全に知ることは出来ません。何故なら、それは全ての知識と全ての力を含んでいるからであり、大いなる言葉自身がそれを知り、理解し得るからです。しかし、ある壮大な行為を通じて、大いなる言葉は最初の形態に描かれました。それはあまりに繊細で、因のみがその性質を知り、あるいはその存在を観ることが出来ました。物質全ての中にその存在が宿り、そしてついには巨大な空虚の場所に第2の創造、即ち形あるものの創造が生じました。


【解説】
 「はじめに言葉があった。言葉は神と共にあった。......万物は言葉によって成った。成ったもので言葉によらずに成ったものは何一つなかった」とヨハネ福音書(第1章第1節)にありますが、まさにそれと同様のことを本項では述べられています。これも、一説にアダムスキー氏が使徒ヨハネに近いとされることとも関係があるのかも知れません。
 さて、この「言葉」という概念、日本でも人が発する言葉には力が宿ると古来から信じられており、昔から多少の認識はあったように思います。しかし、その本来の意味は更に深く、万物の始原となる創造主の意図に対して表現されているものと考えます。その「言葉」が第一段階の創造として目に見えない、例えば原子レベルの創造があり、次に形あるものへの創造が始まったと本項では解説しています。
 万物の中に、そのような力のある要素が宿っていることに私達は感謝し、その恵みを素直に慶ぶべきだと考えます。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第3章-段落027

027 From action to action you pass like a great shuttle weaving new patterns - on the loom of Eternity weaving a pattern of beauty called Life. The fine silver thread which you use is Cosmic Consciousness, binding together each stitch in true lines of perfection; creating in patient evolvement the unified Love Mantle of All. Each thought and each conscious emotion weaves the Pattern of exact direction, in time uniting the parts and the Allness, absorbing the All in the One.
027 行動から行動へとあなたは新しい模様を織る大きな杼(ヒ)のように過ぎ去ります。あなたは永遠という織機の上で生命と呼ばれる美の模様を織っています。あなたが用いる細い銀の織り糸は宇宙の意識であり、それは極致の真実の線の一つ一つの編み目を結び付けています。そして辛抱強い進化の内に、全てのものに対する統一された愛の外套を造り上げます。想念の一つ一つ、意識的な感情の一つ一つが寸分たがわぬ方向に模様を編み進め、やがては各々の部分と全体とを結合させ、全てを一つに吸収させるのです。


【解説】
 本項は節「壮麗なる知覚」のまとめに相当します。人間の存在意義が、ここでは明確なイメージとして語られています。そのポイントは私達自身が行動することによって美しい世界を紡ぎ出すことになるという点です。
 以前、名古屋のトヨタの博物館を見学したことがあります。いわゆる豊田佐吉から始まる自動織機の発達の歩みが実物展示されています。その中で最新の自動織機の実演展示がありましたが、目にも止まらぬ速さで杼(ヒ)が動き、美しい模様を次々と織り上げていたことを思い出します。
 しかし、このようないわば自動の織機であっても、昔の遅い織機であっても、布を織る原理は同じです。私達は他惑星人に比べればこのような自分自身の動きは大変鈍いものと思われます。それでも、一つ一つ丹念に想念を織り込んで行動して行くことで、その成果も美しいものに仕上がるものと思います。
 行動こそが、私達の存在目的であり、創造主から期待されているところです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第3章-段落026

026 Always you are One, you are All, as a centralized point of Being. Undying, unchanging - the Consciousness, Cause, and the Action - evolving, transmuting a form to a unified state of awareness.
026 存在の集中化した一点として、いつもあなたは一つであり、全てです。あなたは不死、不変の意識であり、因であり、また進化し、一つ形あるものを統一化された知覚状態に変える行動なのです。


【解説】
 各自が自らを個別の存在だと認識している限り、その個体は時間と空間の中で、うつろい行くものになりますが、本講座で学んでいるように、宇宙を貫く普遍原理の流れと合体し、その個我を開放出来れば、自分自身の存在を宇宙のエネルギーの集中化したものと認識すると同時に、他の諸々のものと一体感が生まれる為、自身が宇宙そのものという感覚に導かれるものと思われます。
 また、注目したいのは、私達の存在価値が「行動」であると明言されている点です。
 つまり、創造物の本来の意義、目的として各自の行動が求められているということです。行動に対する反対の言葉は「怠惰、停滞」ではないでしょうか。自然界の生けるものはすべて、各々の生命を全うしようと努力しています。その中で私達人間の本来の役割として、自分という形あるものを万物との調和統一された見識の存在に昇華させる行動こそが重要だとしています。
 宇宙の因や創造主への志向に努める行動、即ち「精進」を本項では求めているのです。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第3章-段落025

025 Look forth from these eternal heights, from the heart of your unified being; look down towards the plains of desire where your destiny finds its fulfillment. Look closely and firmly perceive that the break which you one time envisioned is nothing but mortal illusion; that there is but the unified whole.
025 これら永遠の台地から、そして一体化したあなた自身の中心から前を見なさい。あなたの運命がその成就を見い出す望みの平原を見下ろしなさい。よく見て、あなたが一時、心に描いた割れ目は人の思い違いであること、そして一体化した全体のみが存在することもしっかり気付きなさい。

 永遠に続いて行く人生行路を高い視点からよく観察し、これから起こる事柄や未来の自分の姿についてしっかり把握しなさいと言っています。
 とかく私達は、その時その時の状況の中でしか物を見ていませんが、それでは変化にさらされ、右往左往するばかりです。それに対し、より高い見地から、これからの人生を見渡しなさいと言っている訳です。これから進む道程の中には私達の長年の願望が成就することが待っていますし、生命の連続性について認識すること、更には他の全てと一体になった姿を見ることが大切だとしています。
 至仏山からは眼下に尾瀬ヶ原の木道が続いている風景を見ることが出来ますが、本項は丁度、そのように生命の歩みとしての自分の人生を見るようにと説いています。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第3章-段落024

024 Sit here at the center of all and look out on your flux of expression. As the moon to the vision of man passes through all the various phases yet remains still an orb complete without change or point of division, so you through your phases shall pass; mortal eyes shall see change and division yet you are a circle complete - you're endless, eternal, abiding.
024 全ての中心であるここに座って、あなたの絶え間ない表現の変化を見渡しなさい。人間の視覚にとって月は様々な位相を通じて変化しますが、それでも変化や如何なる区分けも無く、それは完全な球体のままです。あなたも様々な位相を経ることでしょう。死すべき肉体の目は変化や区分を見るでしょうが、それでもあなたは完全な円(まる)のままです。あなたは絶えることなく、永遠で不変です。


【解説】
 時の経過とともに私達も幼年期、壮年期、更には老年期と変化して行く様子を、著者は月の満ち欠けに例えています。人生の歩みも少し離れて、本項で言う「全ての中心」に座って見渡すと、このような移り変わりに見えると言っているのです。
 大事なことは、月が三日月の段階から、満月を迎え、やがて一旦は完全に影になった後、再び新しい月として生まれ変わることです。本項では生まれ変わりには言及していませんが、mortal(「やがては死を迎える肉体の」という語感を持つ)という表現を用いて、それに対して、eternal(「永遠」)等の言葉を用いていることが、それを示唆しています。
 とかく私達は表面的な結果しか見ていませんが、少し全体を見渡すことによって、各々の生命体の歩みの全体像を掴むことによって、よりスパンの長い視点を養うことだと言っています。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第3章-段落023

023 Time is the instrument used to measure the movement of Beings - the element action creates in its path from the formless to the formed. In Eternity always you are, but in time you're unstable, inconstant.
023 時間は存在物の運動を計るために用いられる道具であり、その基本的作用は形無きものから形あるものへの道筋の中で、創造的な働きをします。永遠の中ではあなたは常に居ますが、時間の中ではあなたは不安定で変わりやすいのです。


【解説】
 前項(022)では私達が時間と空間の中に居ると説かれました。本項ではその内、「時間」とは何かについて説明しています。
 時間は運動を計る手法(道具)であると本項は明言しています。私達の時間感覚でも大変充実した一日は長く感じる一方で、不活発な日は時間の経過が早いと感じるものです。老人の一日と伸び盛りの子供の一日とは大きな違いがあるように思います。
 また、その時間の流れの中で、形無きものから形あるものに創造されて行くのが基本的な流れであるとしています。その典型例が受精から誕生までの生命体の創造の過程かと思います。文字通り、時間経過につれて創造的な活動が広く起こっている訳です。
 一方、その逆の事象もあります。老化や死がそれです。私達は誕生からやがては死を迎えますし、ある年齢以降は身体も衰えて来るものです。また、時間経過とともに、同じ人でも、その性格や身体の概観が変化します。そのように時間とともに私達、形あるものは変化して行くのですが、一歩下がって人生行路全体を見渡す時、本文にもあるように、私達の人生の歩みは、その死の先も続いていることに気付かなければなりません。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第3章-段落022

3. THE MAGNIFICENT PERCEPTION
PRELUDE
022 The roll of the tides and the waves and the rising and setting of suns, the whirling of atoms and worlds are all tuned to the Cosmic Plan yet are subject to time and to space.
第3章 壮麗なる知覚
序章
022 潮汐や波のうねり、太陽達の出や入り、原子や世界の旋回は全て、宇宙の計画に調律され、しかも時間と空間とに従属しています。

【解説】
 第3章は宇宙に対する私達の物の見方について説いているように思います。これら本文の表現は大変美しく、同乗記に記述されている母船内部でアダムスキー氏が見聞した真の宇宙空間の姿を思い起こさせます。
 私達が地上から空を眺める時、その動作そのものは他の惑星人も私達も同じなのですが、各々が頭の中で知覚している内容は、雲泥の相違があることでしょう。私達は自らの知覚力をみがくことが求められています。
 宇宙全体がまさに「天国」の状態で、その存在する要素、一つ一つが小は原子、大は恒星雲まで、一つの宇宙的な計画の下に動いていることに私達は気付く必要があります。
 また、私達の知覚力がこのようにそのレベルを向上させることが出来れば、次第に私達の周囲の状況も本来の輝きを取り戻すものと思います。本項を読んで、映画「コンタクト」の後半、他惑星にタイムスリップした主人公が着いた先の美しい海岸風景を思い出しました。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第2章-段落021

021 Our purpose in life, then, is not personally judge between the true and the untrue but to so coordinate our own being with nature that we may unite the knowledge of Cause and Effect.
021 そこで私達の人生における目的は、真実と真実でないもののどちらかでありかを個人的に審査することではなく、私達が因の知識と結果を結合させられるよう、私達自身を自然と調和させることにあります。


【解説】
 私達に批評家は不要です。本項ではまずは、あらゆる物事を受入れ各々の真実を学び、その上で自身をそれらを含む自然と調和させよと言っています。
 とかく私達は善悪、良否の判断を好みます。世の中には多くの批評家が自らの意見を披露して世間を誘導しようとしています。しかし、本項では違います。他人の行動を批判したり、裁くのではなく、その行動がどのような背景から生まれたかの原因を理解することを求めています。
 また、全ての行動は想念から始まって具体的な行為に至るまでには、身体も含めて様々な仕組みが用いられ、そのいずれもが所定の行動を達成する為に、100%の力を発揮していることでしょう。その中で私達は物質を突き動かす、因について知ることが大切だとしています。現実の結果の奥にある因に対する知識が重要なのです。
 前項では真理をモザイクタイルの壁画に例えていましたが、私達は自分自身のタイルが周囲とどのような位置関係にあるべきなのか、壁画全体の意図するイメージはどのようなものかについて、より高い視野で見詰める必要があります。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第2章-段落020

020 Truth is like a great picture puzzle - a mosaic, as it were, and each man's individual expression is a part of the total composition. The mature individual realizes life as a succession of duties to be performed. Because there are diversified concepts of life does not mean that only one can be correct. No, all are true. Whatever is conceived in the mind of man is true to him for the moment just as every act of nature is true whether it be of creation or disintegration. Man's ideas may be used unwisely because he has not enough knowledge to use them constructively in relation to other truths, but that does not mean that the results establish a fact.
020 真理とは巨大なジグソーパズルのようなものです。丁度、各個人の表現はその全体の構図の一部になっているモザイク画のようなものです。成熟した個人は生命とは達成されるべき義務の連なりと認識しています。生命についての多様化した概念がある為、一つだけが正しいとすることはありません。いいえ、全ては真実なのです。人の心の中にどのような事柄が思い浮かぼうとも、それが創造的であるか、崩壊の性質であるかに関わらず、その瞬間、その人にとってそれは真実なのです。人間のアイデアはその者が他の諸々の真理に関連してそれらを建設的に用いるだけの十分な知識を持たない故に、誤って用いるかも知れません。しかしそれは、その結果が事実を打ち立てることを意味するものではありません。


【解説】
 本項ではタイル貼りの巨大な壁画を例に、真理について説明しています。私達一人一人はその絵画を構成するタイルの一片という訳です。様々な個性や状況の多様性の中にあって、私達は各々の特性を発揮した表現者になることが必要だということです。
 しかし、どのような表現者になるにせよ、絵を完成させる上で、タイルの一片も欠けることは出来ません。また、一つでも質が悪いものが入り込めば、その壁画の欠陥になってしまうことでしょう。
 私達は、まだ自分達が描きつつある壁画がどのようなものになるのかを見ようとはしていません。各々のタイルの仕上がりばかりに関心を持っているのです。
 しかし、一度、全体を振り返って、社会全体がどのような方向に向かっているか、結局のところ、自分達が描こうとしている絵はどのようなものになるかについて、知ろうとする必要があるようです。
 一つ一つの基礎的存在から視野を拡げ、太陽系から宇宙全体にまで視野を拡げる中で、自分の果たすべき役割を知ろうとすることが必要です。また、本文後半に、各自にとって自分がどのようなことを考えようとも、それはそれで良しとするという暖かい見方が提示されています。何か、観音様のような全てを受け入れて戴けるような包容力のある言葉です。とりあえずは、各自の思い通りに進めて宜しい。しかし、全体との関係性、即ち調和を考えて、行動するようにと諭している気がします。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第2章-段落019

019 "You shall know the truth and the truth shall make you free." And the truth is that all things are true - true in a relative sense, I grant you, - relative to all other parts, but until men recognize and give due consideration to the Cause of all actions they will never be free. Only in uniting our efforts, acknowledging a common purpose can we bring civilization to a unified state of understanding and progress.
019 「あなた方は真理を知ることでしょう。そしてその真理はあなた方を自由にする筈です」。その真理とは全てのものが真実であるということ、相対的な意味において真実であるということであり、私としては全ての他の部分との相関性においてとあなた方に認めましょう。しかし、人々が全ての行動の因を認め、当然支払われるべき考慮を払わない限り、彼らは決して自由にはなれません。私達の努力を結集し、一つの共通の目的を認めることにおいてのみ、私達は文明に統合された理解と進歩の状態をもたらすことが出来るのです。


【解説】
 かつてイエスが民衆に対し述べたとされる「真理を知れば自由なれる」とする言葉の意味について解説しています。その重要な所は私達は自分達が把握している「真実」なるものは決して絶対的なものでなく、あくまで相対的なもの、他のものとの相関性の中で位置づけられるものであるということです。
 その捉え方は、いわゆる「絶対的」なもの、これしか正しいものがないとする既存の宗教的なものとは、大きく異なります。代わって、一つずつ確かめながら、更に視野を深め、また拡げて行く求道者、探求者の道程に近い概念です。
 長い人生の中で、その時その時の状況の中、私達は各々真理を求め何らかの真理や人生観を得てきたものと思います。しかし、その「真理」は不変のものでなく、各自のその後の歩みの中で、より大きな視野、より深い見識の中に統合されて行くべきものです。
 その時、大事なものは、私達が各々の行為や活動の中の真の因に思いを致し、各々の活動の中に共通する目的を見つけようとする姿勢です。その因として流れる創造主の意図を学ぼうとする気持が進化の源だと言うことが出来るでしょう。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第2章-段落018

018 Because men do not understand the meaning of truth and are therefore intolerant, there has been a span of over a thousand years of scientific darkness that might have been used to bring the slowly evolving civilization to a higher standard of human expression.
018 人々は真理の意味を理解しない為に、そしてそれ故、不寛容である為に、何千年もの長きにわたり科学的に暗黒であった時代がありましたが、そうでなければ、その期間、この緩慢な進歩の文明に、より高度な水準の人間の表現をもたらしたかも知れないのです。


【解説】
 他惑星人達と比較して、私達地球人類が科学知識の上で、はるかに劣っている原因は、本項で言う真理への理解不足ということにあります。あらゆる事象や要素の相互作用、関連性を原子レベルまで掘り下げて、その根本原理を理解出来ているものとの相違は大きいものがあることでしょう。
 真理をどのように捉えるかは、その人の視野や感性、その他全てに及びます。時代を超えていつの世にも、その感性を持った人間も現れたことでしょう。その他人よりも秀でた者はある時は宗教の言葉と業によって、またある時は科学者として時代を引っ張って来たものと思われます。
 私達は、この真理に対座する時、どのような気持で向き合うべきか、その姿勢が問われています。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第2章-段落017

017 Truth is action - the whole action of which every part is true. Small truths lead into greater truths and one small truth cast out as false can block the progress of a civilization, as has been shown by the history of the past.
017 真理とは行動です。あらゆる個々の部分が真実である行動の全体です。小さな真理はより大きな真理へと導き、偽りと投げ捨てられる一つの小さな真理も、過去の歴史によって示されて来たように、文明の進歩を妨げる可能性すら持っています。


【解説】
 私達が求めている真理とは、決して何か他人が考え付いた概念のようなものではなく、現実に世の中の行動や活動であると断言しています。つまりは人体の中の血液の流れや呼吸等、生命活動そのものは宇宙空間にあって、ある意味、永続的に継続する活動です。その活動は宇宙英知の支えがあって成立する以上、それは真理を具現化していると言える訳です。
 そうする時、私達は何かの行為を誤ったもの、醜いものと否定すれば、それは法則自体を非難することにもなる訳で、それは進歩の妨げになることを警告しています。
 ここでは、あらゆるものを先ずは受け止めて、その中にどのような真理(原理)が働いているかを理解し、更に視野を拡げようとする姿勢が大切です。一見して見苦しいもの、汚いように見える場合のものであっても、そこに生きる人々の生活を理解し、その状況を受け止めることで、不要な偏見を取り除くことが出来る訳です。
 かつて中世、西欧では宗教の教義が最優先にされ、自然から学ぶことは異端とされていた時代がありました。天動説が絶対的な真理だとされていたのです。その期間、この文明は長らく停滞の時期があったとされています。言い換えれば、その時代、人々は真理を求めようとすることを禁止されていたと言うべきかも知れません。
 真理を求めるに当たって、全ての行動(活動)を観察して、それを全体像として理解する姿勢が重要だと本項は言っています。また、「真理とは行動」ということの中には、単に頭の中で考えているだけでは、ダメで、自ら行動する中で、様々な体験を通じて、真理を掴むことが出来るとも言っているように思います。

ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」 第2章-段落016

016 Most of the world's intolerance is due to the misconception of truth. Men fight to death for their individual concept of it when a little wisdom would show them that they are only a step apart in the same hall of learning, but due to the fact that every individual intelligence has a slightly different degree of understanding, truth to each is slightly different. Intolerance is a mark of ignorance, for a developed intelligence is able to view sequences of action that shows each separate action to be relatively true. And because all sides of a question are understood he is bound by none. This type of intelligence does not condemn those who see only one phase of the whole truth. Instead he will point out the pitfalls or limitations that follow the course of thought that the individual is indulging in.
016 世界の不寛容の大部分は真理への思い違いに起因しています。人々は自分達が同じ学びの会堂で互いに一歩だけ離れていることをわずかな智恵が示す時、自分達各自の概念の為には死に至るまで戦うのです。しかし個々人の知性は理解においてわずかずつ異なるために、各自にとって真理はわずかずつ異なります。不寛容は無知の印(しるし)です。何故なら進化した知性には個別の行為が相対的に真実であることを示す行為のつながりを観ることが出来るからです。そして一つの疑問に関する全ての側面が理解される為、その者は何ものにも囚われることがありません。この種の知性には全体の真理の内、わずか一つの側面のみを見る者を非難することはありません。代わりにその個人がふけっている思考の道程に続く落とし穴や限界を指摘することでしょう。


【解説】
 現代の私達日本人には理解にしくく、また経験も少ないかも知れませんが、世界には宗教間の対立問題が現存しています。また、同じ宗教でも宗派が異なることで争いも起こっています。実際の争いの原因は、差別であったり、経済的な利益の独占への反発にもあることでしょう。本来、真理を求める宗教の分野において歴史は多くの殺し合いがあったことを記録しています。それほどにこの地球の私達のレベルは低い訳です。
 一方、これに対し、太古からの宗教とも言える土着の自然信仰の多くは、大自然を畏敬し、他の者をも受け入れて来たように思われます。日本の神道やインディアン達の自然観等、大地の中や宇宙に生命の息吹を感じ取る観点の中には、他人と真理を争う要素は入り込むことはないように思います。
 意見や見解の相違に対し、その全体における位置づけや生成の経緯を観ることが出来れば、自然とその主張も理解できるということでしょう。結果だけで判断せず、そのよって来たった経緯を知ることで、知性を育むことが出来るとも言っているように思います。
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