2009年04月

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部第1章-段落017

017 So the feeling impulse, which we have called mental telepathy is the great, universal language. One day, when it is understood by all people, it will break down the artificial barriers of race and creed. Before it, self-pride, deception, and vanity will fall; and by its very universality, humanity will be united-- Man with Man--and Man with all Nature. For this is the one language that every atom in the universe is able to speak and understand.
017 ですから私達が心のテレパシーと呼ぶ、感じの瞬発衝動は偉大なる普遍言語なのです。いつか全ての人々にそれが理解される時、それは人種や宗教という人工的な障壁を打ち砕くことでしょう。それを前にしては、自負やごまかし、そして虚飾は崩壊し、そのまさに普遍性の故に人類は団結することでしょう。人と人、更には人と全ての自然とがです。何故ならこれが宇宙における全ての原子が話し理解することが出来る唯一の言語であるからです。


【解説】
 私達がまだ十分には捉え切れていない「感じの瞬発衝動(フィーリングインパルス)」こそが、万物を貫く想念伝達の仕組みであり、人間を除く全ての生き物がそれを頼りに生活しているということです。
 ひとたび、私達がこの想念伝達を理解し実行できる段階になれば互いに相手の思いが分かる為、言葉による装いや嘘等は露見し、各自の内面が明らかにされることから、逆に人々は正直になれるものと思われます。
 また、このフィーリングのインパルスは人ばかりでなく、物、究極には原子とも会話することとなりますので、その拡がりは無限と言って良いでしょう。
 そういう印象を受ける為には、絶えず心の中を見張っていなければならず、いわゆる「警戒の状態」を保つことが必要です。それは「生命の科学」で強調されていた意識状態ともつながる内容だと思っています。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部第1章-段落016

016 There is only one true universal language....the invisible, creative, feeling impulse, which is Cosmic Intelligence, flowing as Cosmic Force, through all manifestation. This Cosmic Cause, or Universal Force. is ever in motion. It must, of necessity, act upon, or transfer itself, from one object to another.
016 唯一一つだけ、真の普遍的言語が存在します。それは目には見えず、創造作用がある、感じの瞬発衝動であり、大宇宙の英知、全ての創造物を通じて宇宙の力として流れているものです。この宇宙の因、即ち宇宙普遍の力は常に活動しています。それは必然的に一つの目的物から別の目的物へ作用し、或いは自らを転送させなければならないのです。


【解説】
 ここでのポイントは、私達が通常、「フィーリング」と呼んでいるものの実態は、パルス状の極めて高速な信号であり、これらが通過する際に私達はその持つ印象断面を知るということです。これまで私達は「想念」や「印象」と言う時、それまで私達自身の心の中で保持して来たように、ある程度の長い時間をかけて伝達されるものと考えておりましたが、ここでは実際に万物に行き来している印象・想念は「impulse(インパルス、パルス状の瞬発衝動)」と称せられることから極めて短時間に通過するものを指すことが分かります。
 また、このようにパルス状に通過する印象・想念は合わせて「同時性」をも持つことが想定できます。つまりは、同じ時刻にあらゆる場所で存在することが出来るようなものが考えられます。それがテレパシーを用いることで、遠く離れた地での出来事も同時的に把握できることの由来でもあるのでしょう。
 このように、私達を高速度で通過するパルス状の想念波動に先ずは気付くことから始まると言えます。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部第1章-段落015

015 What is this medium of communication which is so easily received, and, with understanding, so readily interpreted?
015 それほどに容易に受信され、理解されて直ぐにも解釈されるというこのコミュニケーション媒体は何でしょう?

【解説】
 万物、ありとあらゆるものと意思を通じ合えるということは、何を意味するのでしょうか。それは「万物に神宿る」、即ちすべてのもの(自然)には人格(尊厳や魂)があるとする古代宗教にもつながる概念でもあります。日本で現存する一例がアイヌであり、自然と調和した文化を育んで来た人々がかつては多くいたものと思われます。
 これに対し、人間とその他のもの、物質と精神との区別を進めて来たのが現代文明と言えるでしょう。その結果、現代の私達は自然は人間の目的の為に利用すべきもの、開拓すべき対象として見なしており、人間以外のものは人間が利用すべきものとして来ました。
 しかし、これらの理解は一つの側面に過ぎず、全体としての調和ある概念とはかけ離れています。人間も含めて宇宙万物が互いに意思疎通が出来る、つまりは万物一体となれる媒体があるとすれば、それこそ、この文明の大転換期のきっかけになる筈です。私達はその探究を目指していると言えるのです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部第1章-段落014

014 The men who first conceived the idea of a universal language might be astonished to learn they had received their inspiration from the pages of Nature's own handbook. For although few people are aware of the fact, there exists a universal language as ageless as the Cosmos itself. This is the language which includes not only the expressions of man, but the expressions of every living thing; yet it is a language so simple that even a new-born child can understand it.
014 普遍的言語のアイデアを最初に抱いた人達は、自分達がそのインスピレーションを大自然自身のハンドブックのページから得たことを知れば、驚くかも知れません。何故なら、大部分の人々は気付いていないのですが、大宇宙自身と同じく永遠に続く一つの普遍的言語が存在するからです。これは人間の表現のみならず、ありとあらゆる生き物の表現をも包括し、しかも生まれたばかりの子供でも理解することが出来るほど簡単な言語なのです。

【解説】
 万物に共通の言語の存在に最初に気付いた者は自然自身の手引書(便覧)にその源泉があるとしています。
 便覧とはそれに関するあらゆる物事の原理や応用例が整理づけられて記述された書物を指しています。この場合、自然自身の持つ便覧があるということは、自然の仕組みについて秩序だった知識を編纂した記憶の書とでも言うべきものが存在することをも意味しています。
 私達は日常生活において、このような貴重な知識の集大成の存在を意識することはありませんが、真のテレパシーとはこうした宇宙の知識に対して、自らの門戸を開くことを意味すると言うことが出来ます。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部第1章-段落013

013 We generally think of a language as being a system of word-pictures, either in the form of the written symbol or vocal sound; so in seeking an acceptable means for the exchange of knowledge, we have naturally turned to these familiar methods of expression. However, with either the spoken word or written character, we are dealing with decidedly limited fields.
013 私達は概して言語というものを書き留められた記号か音声の形式による言語イメージとして考えており、その為、知識の交流の為の好ましい手段を探すに当って、私達は自然とこれら親しんだ表現方法に関心を向けて来ました。しかしながら、話された言葉や書かれた文字では私達は断然、限られた分野しか取扱っていないのです。


【解説】
 私達がこれまで、新しい言語を学ぶ際に、辿って来た過程を見れば、私達が文字や音声を手掛かりとして新しい言語体系を理解して来たことが分かります。しかし、形に現れたもの、結果の世界で表現されたものはあくまで原因の一つに過ぎません。まして、未発達の地球人の用いる言語には粗雑な表現に留まるものも多いと思われます。
 これに対し、言葉を発する際に本人が抱くイメージは場合によっては、より精緻で内容の高いものも多いものです。つまりは「言葉で表わされない」という感覚がそれです。そういう意味では、このテレパシー講座はいわゆる言語を学ぼうというものではなく、音声を発する前に抱くイメージを直接、感受する能力を高めようとするものと言えるでしょう。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部第1章-段落012

012 In recent years there has been a greater trend, than ever before known during this present civilization, toward the advancement of ideas that would produce a better understanding, and a more enduring relationship, between men and nations. The advent of radio, television, wireless telegraphy, etc., has done much to unite the world. Naturally, this has led to discussions among learned men as to the feasibility of evolving a universal language; for they know it would further facilitate intercourse between the peoples of different nations. Although several so-called universal languages have been compiled, such as Esperanto and Ro, to date no word-system has been developed which will meet with the approval of all nationalities.
012 近年ではこの現在の文明の中で、これまでに無い程、人々と国々の間でより良い理解と永続できる関係を作り出す概念の発達に向けたより大きな傾向が存在するようになりました。ラジオやテレビ、無線電信その他の出現は世界を結束させる為に大いなる役割を果たしました。自然の成りゆきとして、このことは知識人の間に普遍的な言語を発展させる実用性について議論を導くこととなりました。何故なら、彼らはそれが異なる国の人々の間における交流を促進することを知っているからです。エスペラントやロー語等、いわゆる普遍的言語と呼ばれる幾つかの言語が編纂されましたが、今日までどの言語体系も全ての国家の承認を得る程には発展していません。


【解説】
 本稿が書かれた1958年年代に比べて、今日ではますます状況は進展しています。世界的な仕組みの中で個人も組織ももはや単独では立ち行くことは難しくなりました。輸出入への依存、為替問題も含めて、人や物の国際的な交流も加速しています。
 今日ではテレビやインターネットで世界中で起っている事柄を知ることが出来るようになりました。そこで課題となるのは言語の壁です。美術や音楽の理解には言語は不要ですが、唯一、人間の思考については今日も言語に頼っていると言うべきかも知れません。
 私の記憶ではかつてアダムスキー氏は何処かの質疑応答の中で、これからの世界共通言語は米語(American English)になると述べたことがあります。そういう面で見ると、やはり今日では米語が国際社会でのコミュニケーション言語の主流になっていることがわかります。
 仕事で海外の方々にお会いする機会も多いのですが、やはり通訳を介してのやりとりよりは、直接、共通の言語で会話できる方が、格段に相手を理解出来ます。そういう意味ではもはや実質的な共通言語である米語はこれからの若い世代には必須のコミュニケーション能力となっています。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部第1章-段落011

011 In olden times, telepathy was attributed to black magic or witchcraft; but through actual experiments carried out by the universities, it has conclusively proved itself to be a definite fact with which to be dealt. However, that first statement made by the Psychical Research Society has been a dangerous snag upon which science is now floundering; for working from the hypothesis that telepathy is outside the "normal" operation of the recognized sense organs has caused science to place the subject in a field of mystical assumption; rather than of practical analysis. This has resulted in a well-meant but worthless foundation upon which to build. It is now time to lift telepathy out of the confusion surrounding it, and place it once more upon its true foundation as the cosmic universal language.
011 昔はテレパシーは黒魔術や魔法に帰するものとされて来ましたが、大学によって実施された実際の実験を通じて、それが明白なる事実として取扱われるべきものであることが最終的にはっきりしました。しかし、心霊研究協会によって出された最初の声明はその上で科学が今やもがいている水中の沈み木となっています。何故ならテレパシーはこれまで認識されてきた感覚器官の「正常な」作用の範囲外であるとの仮説による研究は、科学に対し実際の分析よりは何か神秘的な仮説の分野にその課題を設定させてしまったからです。このことは結果としてよかれと思ってのことでも、打ち立てるには価値のない基礎になってしまいました。今やテレパシーをそれを取り巻く混乱から引き上げて、宇宙普遍の言語としての真の基盤の上に乗せるべき時になりました。


【解説】
 当時の大学での研究から、テレパシー現象は厳然たる事実であることが明らかになったと記されています。しかし、それらの事実は、そもそもの概念の拠り所に問題があった為、今日では神秘の中に埋もれているとしています。
 誰でもその原理を理解し、訓練さえすれば、テレパシー能力は上達するということでしょう。それはあくまで宇宙普遍の言語という意味で、万物に共通のコミュニケーション能力でもある訳です。つまりは、原子分子から動植物に至るまで、距離にかかわり無く互いの気持を通じ合える手段であり、活動する想念のやり取りでもある訳です。
 おそらくは言葉による会話以前に想念を感受する能力が先にあるように思われますが、それら万物の基本能力は心が発達するにつれて失われて行くのかも知れません。毎朝、通る並木道の電線には決まってスズメの群れがとまっており、ピーチク賑やかな会話を交わしていますが、彼ら鳥達が一日の始まりを喜んでいることは傍から見ても良く分かります。自然界の生き物は毎日を創造主を意識して楽に生きています。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部第1章-段落010

010 Interest ran high for a short time, but the subject was eventually relegated to the shell of unsolved problems. It was not until ten years after the termination of World War I, that science considered telepathy important enough to incorporate it into the work of the research departments of several of our leading universities.
010 少しの間、興味は高まりましたが、結局、そのテーマは未解決の問題という殻として追いやられてしまいました。科学がテレパシーを我が国の先導的な大学の幾つかの研究部局の仕事として組み入れるに足る重要な課題と考えたのは、第一次世界大戦の終了から10年が経ってからのことです。


【解説】
 当時の状況は分かりませんが、日本では昭和40年代にも「テレパシー」というテーマに多くの人々の関心が高まったことがあります。確かに新しい概念は、人々の関心を引き寄せます。しかし、多くの場合、人の勝手な空論に終始し、結果として多くの研究は今日では廃れているのではないでしょうか。
 その原因はテレパシー現象が特定の能力者に現れ、その事実に驚異するだけでは、結局は能力者に驚くだけで、真の研究は出来ないこと、何よりも研究者自身の体験、実証を通じて、解明されるべき部分が無かったことであると考えています。
 もちろん、著名なフロイド等も当時はテレパシーに関する研究を行っていたと、前項(009)の解説で紹介したサイトには書かれている等、初期の研究は画期的な要素もあったようです。
 これに対し、私達はこの講座を通じて、自らを実験台や研究対象としてテレパシーについて学ぼうとしています。その道は決して派手な興味本位というものではなく、地味で進歩の遅いものとならざるを得ませんが、この講座を通じてアダムスキー氏は宇宙兄妹達のレベルにやがては到達できることを保証していると思っております。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部第1章-段落009

009 Our present civilization has always been awed by the ability of certain of its members to receive visions of forthcoming events, or mental impressions of incidents occurring at a distance. Not until 1885 was this enigma labeled and placed in the scientific files for investigation. In that year, the Physical Research Society through Mr. Myers, an outstanding figure in that field of investigation, issued the following statement: "We venture to introduce the word 'Telepathy' to cover all cases of impressions received at a distance without the normal operation of the recognized sense organs."
009 私達の現在の文明はこれまでも、その構成員の中に将来起る情景、或いは遠くで起っている事故の心的印象を受けるある能力を持つ構成員によっていつも畏れられて来ました。1885年以前はこの謎めいた出来事は調査の必要な科学的ファイルの中に分類され置かれることはありませんでした。その年、この分野の調査では著名な人物であるマイヤー氏を通じて物理研究協会(訳注:実際には"the Society of Psychical Research心霊研究協会"と称される学術団体であった)は以下の声明を出しました。「私達は『テレパシー』という言葉を認識されている感覚器官の平常な作用によらず、感受する全ての印象事例を指し示すものとして思いきって導入することとする。」


【解説】
 本項の内容について調べたところ、"Artificial Telepathy"と称されるブログサイト(http://artificialtelepathy.blogspot.com/2006/06/history-of-telepathy-chronology-to.html)が見つかりました。そこに1950年代までにいわゆる学術的なテレパシー研究の年表が紹介されていました。内容自体の真偽については未確認ですが、本項でアダムスキー氏が述べているものと同様なことが、掲載されているので紹介しておきます。
(引用はじめ)
1882
"Telepathy" is derived from the Greek terms tele ("distant") and pathe ("occurrence" or "feeling"). The term was coined in 1882 by the French psychical researcher Fredric W. H. Myers, a founder of the Society for Psychical Research (SPR). It first appears in his article in the Proceedings of the Society of Psychical Research I, 2:147. Myers thought his term described the phenomenon better than previously used terms such as the French "communication de pensees," "thought-transference," and "thought-reading." 中略
(訳)1882年
 「テレパシー」はギリシャ語の tere(「遠く離れた」)とpathe(「出来事」或いは「フィーリング」)から派生しました。その用語は1882年、心霊研究協会SPRの設立者の一人であるフランスの心霊研究者フレデリックW.H.マイヤーによって造り出されました。その用語はthe Proceedings of the Society of Psychical Research第1巻2:147における氏の記事に最初に現れています。マイヤーはその用語を以前用いられていた、フランス語の"communication de pensees,"とか「想念伝達」や「読心術」と比べて良いものとなったと述べました。
1886
The three of the founders of the Society for Psychical Research, E. Gurney, F. W. H. Myers, and F. Podmore, published the apex of their early investigations in 1886 as the two-volume work Phantasms of the Living. It was with this work that the term "telepathy" was introduced, replacing the earlier term "thought transference".
Among the 1300 pages of case histories, the book contains 149 cases of dream telepathy. Myers defined the term telepathy as "the extrasensory communication of impressions of any kind from one mind to another."
(訳)1886年
 心霊研究協会の3人の設立者、E.ガーネイ、F.W.H. マイヤー及びF.ポッドモアは1886年に初期の調査の最先端結果を出版しました。それは初期の「想念伝達」という用語をテレパシーに置き換えての仕事でした。1300頁に及ぶ事例調査の中で、149の夢のテレパシー事例が含まれています。マイヤーはテレパシーという用語を「心から心への既存の感覚を超えた何らかの印象の交流」と定義しています。
(引用終わり)

 以上、紹介しましたように、1885年当初はテレパシーについて、初めて熱心な学術的研究が始められた様子が分かります。しかし、その後はどうだったのでしょうか。実は上記のサイトにはいわゆる「マインドコントロール」とか「軍事利用」についての記事が多く掲載されています。以前、深海を航行する原子力潜水艦との通信にテレパシーが使われたとか言う記事を見たこともありましたが、実際には、テレパシーを攻撃の道具として使おう等という取組みが行われる時代になって来ているようなのです。そういう意味では、ますます本来のテレパシー研究から離れた実状がわかった次第です。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部第1章-段落008

008 One of these volumes, which has been mouldering for centuries in the Mental Library of mystery, is labeled...Telepathy.
008 これら蔵書の一つ、神秘に関する心の図書館に何世紀にわたって朽ちている一冊にラベルが貼られています。テレパシーと。


【解説】
 これから私達が学ぼうとしているのは、本文で言うように何世紀にわたって神秘の棚に放置されて来たテーマであり、それらを改めて一から読み解く作業でもあります。また、この取組みは科学的態度で自分自身を実証例として一歩一歩自ら確認しながら進めることが大切です。
 テレパシー能力の開発と言うと、技巧的側面に走りがちですが、神秘を残さないためには、一つ一つを十分理解した上で、具体的なる応用に進むことが望ましいと考えます。
 テレパシーは本来、自然界における相互の意思疎通方法である為、その能力を育成することは、単に未来の災害を予知したりする以上に、山川草木と楽しい会話をする喜びの方が重要です。未来を不安視するのではなく、明るい将来を導くことに力を注ぎたいものです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部第1章-段落007

007 Ofttimes, the Power which rules mortal action-the God of Reason-is kind to the eager searcher; and will vouchsafe an additional hint to spur him on toward the unraveling of the mystery. Occasionally, this Power, which is so far above man's reason, impresses a truth upon an individual consciousness; driving him to seek further. So man grows in knowledge, each step leading to something a little higher; but no mystery can ever be completely solved. For back of all apparent or deduced phenomena, lies the Cosmic Intelligence...full understanding of which is not given to mortal mind to comprehend.
007 しばしば現世の活動を支配する大いなる力、理知の神は熱心な探究者には優しくて、神秘を解きほぐすことにその者を仕向ける為、追加のヒントを与えるものです。時としてこの力は、人間の理性を遥かに超えるものですが、各自の意識に更なる遠くを求めさせようと一つの真理を印象付けます。その為、人は知識において成長し、毎回が少しずつ高い何物かに導くステップになるのです。しかし、神秘は完全には解き明かされることは出来ません。何故なら、全ての明白な、或いは推論された現象の背後には、宇宙の知性が横たわっており、その完全なる理解は現世の心には与えられることはないからです。

【解説】
 宇宙を統治する諸法則は、一見、無慈悲のように見えますが、その実際は探究者に絶えずヒントを授ける等、道を求める者には寛大です。私達はその求める姿勢を真摯なものに保つことが出来れば、創造主はいつでも私達の支えになって、私達の前進する姿をさり気なく、支えて下さるということです。
 しかし、その支えは、声なき声、目には見えない妙なる印象でやって来ることを考えれば、私達は例え行動しながらも、いわゆる警戒の状態を維持し、心を通過する印象にも同時に鋭敏である必要があります。
 法則自体が真理を求める者に寛大だということは、大変ありがたいことです。その要素が無ければ、これまでの文明の発展も無かったものと思われます。また、それと同じ姿勢で宇宙兄妹達は私達に接し、陰ながら惑星全体の問題解決に支援の手を差し伸べているのです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部第1章-段落006

CHAPTER I
Telepathy - The Cosmic Language

006 Upon the bookshelves of the Scientific Mind, neatly labeled and dated with methodical accuracy, are arranged innumerable recognized, but unsolved riddles of life. From time to time, an inquiring mind will unshelf a volume from the dusty archives and bring it to the attention of his colleagues.

第1章
テレパシー - 宇宙的言語

006 整然とした正確さできれいにレベルされ、日付け分けされている科学的心と題された書棚には、数限り無く認識されてはいても解決していない生命の謎が並んでいます。時として探究心のある心がその埃にまみれた書棚から一冊を取り出し、それに仲間の注目を引き寄せようと示すことでしょう。

【解説】
 古代、アレキサンドリアには一大図書館があったとされています。おそらくは、ムー、アトランティスの時代に遡る歴史や宗教、哲学書もあったものと思われます。本文で述べられているように、テレパシーについても、決して新しい課題ではありません。古来から他の生物には備わっている予知能力、遠隔知覚能力等について多くの解説書が出されていた可能性もあります。しかし、これら人間にとっての基本的能力と探究する代わりに、人は結果に目を向け、その原因について自らを探究することを止めてしまいました。その結果、数多くの宗教、哲学者が探究してはそれらの成果は埋もれ、「超能力」として謎のまま、今日まで放置されて来ました。
 ここで、再び、本書ではテレパシー能力について基礎から説き起こそうとしています。その手本となるのが、アダムスキー氏が出会った宇宙兄妹達であり、彼らの日常的な能力発揮にあります。即ち、従来の神憑かりで尋常でない状況の中で表現される神示を求めるのではなく、より自然で明るい日常生活を送る中で、当たり前に生物に備わった能力としてテレパシー能力を高めて行くことを目指していることに注意したいものです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部第1章-段落005

005 To attain this goal, he must understand that touch is a nerve reaction; while feeling is a state of alertness. The state of true alertness is conscious consciousness ... which is all-inclusive Cosmic Knowledge. -George Adamski
005 このゴールを達成するためには、人は触感は一つの神経反応である一方、フィーリングは警戒の状態であることを理解しなければなりません。真の警戒の状態とは意識的な意識であり、全てを包含する宇宙の知識なのです。 ジョージ・アダムスキー

【解説】
 「まえがき」の最後のまとめとして、アダムスキー氏は宇宙英知につながる為のヒントとして、フィーリングという感知力が宇宙を目に見えない側面から下支えする宇宙意識と通じるものであることを述べています。
 人の発達を導くものは、宇宙の意識(Cosmic Consciousness)と呼ばれる知性体であり、そことの意思疎通を確保することで、莫大な情報と指導的印象が各自に与えられると言うことです。
 以前はfeelingを「触覚」、touchを「触感」と訳している例もありましたが、ここでは、feelingを「感じ」「感覚」の意味で「フィーリング」と表記しています。後の本文の中で目や耳、鼻や舌などの感覚器官の反応についての説明がありますが、ここではこれらの四つのいわゆる感覚器官とは異なる感覚能力が、元々万物には備わっていてその感性を拡大することによって真の進化を遂げることができると言っているのです。それは丁度レーダーの性能が増すにつれ、より広い範囲を探知できるようになるのと類似しています。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部第1章-段落004

004 His capacity to progress and expand his thoughts from the coarser to the finer expressions, could be likened to a kaleidoscope containing a sphere, a triangle, and a square. Each turn of the kaleidoscope produces a new pattern...no two alike. When man expands his awareness to a oneness with the Cosmos, the same law of diversity, in an ever-changing, growing pattern, will give him the fullness of life.
004 その進化と自らの想念を粗雑なものからより精緻な表現に拡げて行く人の能力は、球や三角、また四角形を入れた万華鏡になぞらえることが出来るでしょう。万華鏡を一回転させる毎に新しいパターンが作り出され、二つとして同じものはありません。人が自分の知覚を宇宙と一つになるまで広げる時、その同じ多様性の法則が未来永劫に変化し続け、成長し続けるパターンとして、人に生命の充実感を与えることでしょう。

【解説】
 人間の進歩の歩みは万華鏡のようだと表現されています。つまり、各自が行動を起こす(万華鏡を回す)ことによって、その内側にある諸要素が微妙に変化し、全体として毎回新しい模様を作り出すということです。
 こうして少しずつ進歩の道を歩む中で、人は変化し多様性を深めることが出来る訳です。単一、単純な人生でなく、様々な側面を享受できる人物に成長するということです。
 大事なことは自らの内側を観察しながら、この自らの万華鏡を回すという行動をとることでもあるのです。
 ちなみに万華鏡が作り出す模様(パターン)はいわゆるフラクタルに似た対称系の模様であり、万華鏡を人間に例えたこの部分は「曼陀羅」にも似た、宇宙の構成を象徴する意図まで含んでいるのかも知れません。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部第1章-段落003

003 Man is a thought in action. However, through his limited understanding he has caused the distortions which have resulted in the chaos he finds around him today. Man has the tools with which to work; but he has lost his awareness of their ability to serve him in the greater field of selfless, self-expression.
003 人は活動している一つの想念です。しかし、その限られた理解のために、人は今日、自分の周りに見る混沌の原因となる歪みを引き起こしています。人には役立つ諸道具が備わっています。しかし、人は無我の自己表現という、より大いなる分野で自分に仕えるはずのそれらの能力についての知覚を失ってしまっているのです。

【解説】
 その時々で人間の持つ思考が人間自身だと断言しています。つまり、人の生涯で結局は各時点でどのような想念を抱くかによって、その人物の価値が決まるということです。このことは絶えず流浪しがちな人生において、刻々、自分がどのような想念を発しているか、絶えず注視している必要があることも意味します。まさに、肉体は精神の活動の結果として後から付いて来る存在だということです。
 また、次に大事なポイントとして人間の理解力の不足から「歪み」を引き起こしていることが大きな問題だと訴えています。ここでは具体的な例の説明は述べられてはおりませんが、本書を読み進める中で、何処にその「歪み」があるのか、その原因は何かについて考えながら読み進める必要があります。もちろん、人間にはその必要な道具が備わっていることを自覚しなければなりませんし、その為には各自一人一人が、自分の内側にどのような諸道具が埋め込まれているのか、宝探しのように楽しみながらも探究する必要があるということでもあります。また、自らをその本来の活躍の場である「無我の自己表現」の場に積極的に置くことが、その諸道具に近づく良い機会となるものと思われます。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部第1章-段落002

FOREWORD
002 Telepathy is the natural ability inherent within all forms of life to communicate their feelings to all other forms. Nature responds unquestioningly to this law, and each element gives freely of itself to bring forth as a united whole, the fruition of manifestation
まえがき
002 テレパシーは他の全ての形有るものとフィーリングを伝達する為に全ての形有る生命の内側に本来備わっている自然の能力です。自然は疑い無くこの法則に呼応しており、各元素は統一された全体として、発現の達成をもたらす為、自身を無償で与えています。

【解説】
 誰でも、即ち、ありとあらゆる万物は互いに意思を通じ合えることが冒頭で述べられています。その能力は自然に備わっていることから、私達は何ら新しい知識や技能を身につける必要は無く、全ては各自の内側に既に備わっていることを意味します。
 また、人間以外の生き物達は皆、この能力を発揮しているということです。更に、自然全体が各自のテレパシーによる意思疎通に呼応しているということは、各自の思いは絶えず宇宙に広がり、その意思を反映するべく作用を起こしているということになります。
 それは私達自身を含めて万物を構成する元素自体にまで遡って、各元素が喜んでその思いを実現するよう自らをその新しい創造の為の材料に身を投げ出していることでもあるのです。

ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部第1章-段落001

TELEPATHY
THE COSMIC OR UNIVERSAL LANGUAGE

COSMIC
RELATING TO THE UNIVERSE AND
TO THE LAWS BY WHICH
ITS ORDER IS
MAINTAINED

PART Ⅰ
Forward
Chapter Ⅰ Telepathy - The Cosmic Language
Chapter Ⅱ The Four Senses of Man
Chapter Ⅲ Feeling - The Cardinal Sense
Chapter Ⅳ Thought AS Energy
Summary - Part Ⅰ


テレパシー - 宇宙すなわち万物共通の言語

宇宙とその秩序が保たれている諸法則に関する宇宙的関連について
(目次)
第1部
第1章 テレパシー - 宇宙的言語
第2章 人間の4つの感覚
第3章 フィーリング - 枢軸の感覚
第4章 エネルギーとしての想念
第1部の要約

【解説】
 「テレパシー」は1958年の出版であり、アダムスキー氏の3大哲学書の内で最も早期の著作です(注:「宇宙哲学」は1961年、「生命の科学」学習講座の始まりは1964年)。日本では1959年当時、「テレパシー精神感応 -宇宙語の理論と応用-」と題して当時の宇宙友好協会から出版された後、1967年に「テレパシー(無言の会話術)」と題して文久書林から発行されています。その後、今日では中央アート出版より「超能力開発法」とタイトルを変えて出版される等、時々にタイトルを変えて来たものです。その背景には、宇宙人のテレパシー能力をどのようにしたら身に付けられるのかが多くの人の関心事であったことがあると思われます。
 しかしながら、既にお読み戴いたことのある方は十分お分かりのように、本書はいわゆるハウツウ物のテクニックを教えるものではありません。多少、実験例も含まれてはおりますが、その多くは私達の心の有り様を示しながら、心自体を訓練するという実践哲学的な教本となっております。従いまして、本書は読者がいわゆる超能力をてっとり早く身に付けたいと思って読むような類のテキストではなく、あくまでアダムスキー氏の3大哲学書としての生命に対する見方を実践的に学ぶ為のテキストとお考えいただきたいと思います。
 既にこの逐次解説ではアダムスキー氏最晩年の「生命の科学」に取組んで来た訳で、今回3部作の最も初期の著作である「テレパシー」を読み込むについては、「生命の科学」と共通する部分が多数見られるものと思います。いずれにせよ、真理は不変共通である訳で、その理解の幅を広げる為にも、この逐次解説が果たす役割もあるものと思われます。
 従来と同様なペースで進めて行くつもりですので、宜しくお願いいたします。
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