2008年08月

第1課から第3課までの小冊子が出来ました

 現在、これまでの内容を各課1册の小冊子(簡易製本、各課A5版約50ページ)として製作し始めています。
 やはり、後に残す為には本の形にまとめた方が良いと思ったからです。
 つきましては、御希望の方には、¥500(送料込)でお送りしますので、希望される方は以下のメールアドレスに「生命の科学逐次解説冊子希望」と題するメールを送付し、希望の課と册数をご連絡下さい。折り返し、振替口座の番号をお知らせいたします。
 なお、なにぶん小冊子製作は手作業の為、当方の事情によりお待ち戴くこともありますので、御承知下さい。
 メールアドレス:ganetjpn@cream.plala.or.jp
 第4課以降については、出来次第、同様な形でお知らせしますので、それまでお待ち下さい。海外からのご依頼については別途ご相談下さい

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第9課-段落346

346 There are two avenues of impressions. Those from abnormal or carnal cells created by the mind of distorted nature so well known in this world, and those that come from the normal cells of cosmic nature that give a constant feeling of elevation. The doors to both are open for manifestation and they permeate all space like the television and radio waves do. We live in the sea of them and it is up to the individual to make the choice of which ones he wants. If we want a war picture depicting misery we can tune into that type and live in that environment. Or we can choose a program of beautiful melodies or a performance of kind deed and enjoy that environment. One is of noble life and the other is of abnormal life. And we must remember that all of this is taking place in the sea of life. And we have been given a free will to choose which environment we wish to live in. I do not mean that we should ignore the abnormal actions of any phase. For if we are to know life from its lowest expression to its highest potential we must observe all actions. Then we will understand the cause back of them, observing the law of action and reaction - cause and effect. But we do not have to become the actors. We can watch a prize fight and not become a fighter but we can see how the human mind operates. When we can do this we are better equipped with knowledge and aware of the type of impressions that come upon us which could take over. This is where wisdom begins.
346 印象には二つの道があります。この世の中ではあまりに良く知られているねじれた性質の異常細胞群、即ち肉欲細胞群から来る経路(訳注:複数)と常に高揚する気分にする宇宙的性質の正常細胞群からくる経路(訳注:複数)です。現出に向けての扉(訳注:複数)は両者ともに開いており、それらの印象はテレビやラジオの波のように全ての空間を通過しています。私達はそれら(訳注:印象)の海に生きており、自分がどれを望むのかを選択するのは各自に委ねられています。もし私達が悲惨さを描く戦争の映像を求めるなら、私達はそのタイプのものに同調出来ますし、その環境に生きることが可能です。あるいはまた、私達は美しいメロディーの番組か親切な行為のふるまいを伝える番組を選択し、その環境を楽しむことも出来ます。一方は高貴な生涯であり、他方は異常な生涯です。そして私達が覚えていなければならないのは、この全てが生命の海の中で起っているということです。また、私達はどちらの環境で生きたいかを選ぶ自由意志が与えられています。私は如何なる側面の異常な行為であっても無視すべきと言っているのではありません。私達が生命をその最低の表現から最高の可能性まで理解しようとするなら、私達は全ての行為を観察しなければならないからです。そうすれば、私達は作用と反作用、原因と結果の法則を観察することによって、それらの背後にある因を理解することになるでしょう。しかし、私達はその行為者になる必要はありません。私達は懸賞試合を観戦することが出来ますが、選手にはなれません。しかし、人間の心がどのように働くかを見ることは出来ます。これが出来れば、私達は私達にやって来て自分を支配しかねないる印象のタイプに関する十分な知識を身に付け気付くことが出来るようになります。これが知恵の始まりです。


【解説】
 私達が自覚するしないに関わらず、私達は印象(想念)の海の中に暮らしています。電波と同様にあらゆる物を通過するそれらの印象を理解するには、テレビその他の受信機と同様、それらに心を同調させる必要があります。しかし、テレビでどのような番組を見るかは大切なことです。良い番組を見れば、為になりますが、不自然で暴力的な内容を見れば、しばらくは見た者に邪悪な要素を植え付けることになります。そうすることはやむを得ないこと、そのようにエゴを発動しても許されるのだと納得させることになるからです。
 このように私達は自らが取り込む印象(想念)に大きな影響を受けています。しかし、自分にどの印象を取り入れるかは全く各自の選択に委ねられています。しかし、一方で、これら体内を通過する外部の想念を断ち切ることは決して良いことではありません。反対に私達は感受性、即ち想念に対する感受性を高める道を歩んでいるからです。良くも悪くもあらゆる印象を感受感得し、冷静に分析、学習することが、生きる上での大切な知恵を各自に蓄積されることになると言っているのです。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第9課-段落345

345 All normal cells operate as consciousness impressing the sense mind with its potentials. And as the cosmic cells are not a respecter of persons they lend themselves to the sense man even though the man makes a mistake. For he can learn from the lesson and seek the corrective way of executing his impressions. All cells use the language known as telepathy - the language of impressions that come in silence.
345 意識が感覚心にその(訳注:感覚心の)可能性を印象づけることによって全ての正常な細胞は動作します。また宇宙的細胞群は個人を尊重する者では無い為、それらは自らを例えその者が過ちを犯すことになっても、感覚心に委ねるのです。何故ならその者はレッスンから学び、自分の得た印象類を実行に移す上での修正方法を探すことができるからです。全ての細胞はテレパシー、即ち沈黙の内にやって来る印象の言葉として知られる言語を使用しています。


【解説】
 ここでは宇宙的細胞群の特徴について語られています。本文はじめの "as consciousness impressing the sense mind with its potentials"部分については、訳者として若干迷う要素もありますが、ここでは「意識が感覚心にその可能性を印象づけることによって」と解釈しました。つまり、宇宙意識が感覚心を刺激することで全ての細胞(即ち、宇宙的な細胞も肉欲的な細胞も共に)が働き出すという意味になります。
 また、特徴的なのは、宇宙的細胞が肉体の主人に重きを置いておらず、ひたすら宇宙の法則に従う活動に徹しているということです。場合によっては主人(エゴ)による法則の誤用によって、肉体そのものの存在が不可能になることがあっても、これら宇宙的細胞群は一切、気に止めることはないと言っているのです。ある意味、法則に自身を委ねる潔さがあると言ってもよいでしょう。また、それほどに宇宙の法則を支えている創造主を心から愛しているとも言えるのです。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第9課-段落344

344 We read in the Bible; As it is in Heaven so it is on Earth. Or, as it is in consciousness so it must be in the sense mind.
344 聖書にはこのように書いてあります。天に行われると同じく地にも行われますようにと。それはまた、意識に行われると同じく感覚心にも行われますようにとも言えます。


【解説】
 聖書のこの言葉は、これまで他の天体で実現しているような生活が、この地球にもいち早く訪れますようにと願う気持だと思って来ました。しかし、私達自身の中にも、宇宙的細胞群が営む世界があり、感覚心の配下にある肉欲的細胞が支配する世界があり、感覚心の世界も早く体内にある宇宙意識の世界と同じことが行われますようにと祈る言葉でもあるのです。
 地球とその他の惑星にしても、大宇宙に比べると実に小さい、限られた空間に位置しています。当然、そこで行われていることは本来、同様な発達段階であろうとするのは自然です。しかし、実際にはこの地球だけが大幅に遅れ、進化と破壊を繰り返しています。昨今の情勢を見ても一度、衝突が起れば、殺戮はもちろん、略奪等が平気で行われます。そもそも人間の心の中にそうした要素が多く存在する為、外国に渡り、命の怯えと裏腹に極端な残忍性が出てしまうのでしょう。
 私達は自らの心の中に平安を保ち、自らのエゴを訓練し続け、そうした自分の心の現実にいち早く気付くかなければなりません。そうした中で人体を含め、広く自然観察をする中で、自然を動かしている宇宙意識に気付くことになります。また、その時、両者の間の相違に驚くことになります。エゴの世界と意識の世界の違いを実感しなければなりません。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第9課-段落343

343 As you can see this true phase depends upon nothing but yourself. And the old interpretations of guides etc., are not involved. And as we stressed throughout the lessons, until now you have been living almost entirely within the realms of the sense mind with half of yourself searching for the other half. In other words longing for the cosmic part known as consciousness. For it is the cosmic one that makes the sense man feel that there is something more to be known. And man will not rest or be content until he finds that other half of himself.
343 お分かりになるように、この本物の局面は貴方自身以外何物も頼りにするものではありません。ですから指導者の古い解釈等は含まれていません。また、私達がこれら教科を通じて強調したように、皆さんはこれまでほとんどすべてもう一方の自分を探しながらも、その感覚心の領域内にのみ生きて来たのです。言い換えれば、意識として知られる宇宙的部分を切望しながらです。何故なら、感覚人に何か更に知らねばならないものがあると感じさせるのはこの宇宙的半身であるからです。そして人は自分がその自分自身のもう一つの半身を見つけるまで、落ち着いたり満ち足りることはないでしょう。


【解説】
 私達が普段生活している世界、ここでは物理的な環境を言っているのではなく、精神活動の場がそもそも何処にあるかということです。例え広大な大自然の中を歩いていても、その人の心はあいも変わらず都会の日常生活の雑事のことを考えているかも知れません。また逆に、朝の混み合う通勤電車の中で車内の吊り広告の一枚の山の写真を見て爽やかな印象を味わえる人も居る筈です。
 このように私達の心が住む世界についてのお話です。本文はその世界はこれまで感覚心の世界といういわば半分の世界に過ぎないことを言っているのです。感覚心(エゴ)を一つの世界とするなら、もう一つの世界、宇宙意識の世界が自身の中に表裏一体として存在し、その「自分探し」を長年、志しある者は続けて来たということです。それには実は身内から囁き続ける宇宙的細胞の声があったからと本文は言っています。
 このように全ては皆様、各自に備わっている訳で、他に必要なものは何も無い、言い換えれば、その存在に気付けば他に何も失うものも無いことも分かります。自分の中から湧き出る印象を活用するようになればその贈り主はようやく自分の意思が伝わったかとお慶びになることでしょう。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第9課-段落342

342 Once this is accomplished freedom will be known. For then the individual can travel the Cosmos, using his body for the transmission of knowledge to those who have not yet learned to travel in this way. This is comparable to our radio, television and wireless that serves mankind today. For the sense mind acts as a receiver and transmitter of knowledge. This is true psychic development, but this phase of what is called (psychic) has never been understood until now.
342 一旦、これが成し遂げられると自由というものが自覚されるでしょう。何故なら、各自は自分の体を使いながら、そのような方法で旅することを学んでいない人達に知識を伝達する為、宇宙を旅することが出来るようになるからです。これは今日、人類に役立っている私達のラジオやテレビ、無線通信に例えることが出来ます。何故なら感覚心は知識の受信器や送信器として働くからです。これが真の心霊的発達なのですが、(心霊)と呼ばれるもののこの段階はこれまで全く理解されて来ませんでした。


【解説】
 私達の体内に存在する肉欲的細胞が同じく体内にある宇宙的細胞の助けを受けて、細胞本来の姿に化学変化する時、私達は完全なる自由に開放されると言っています。その状態は感覚心が宇宙根源からの印象を自由に受信し、距離に関わり無くありありと状況を知覚できるということでしょう。
 今日では、家庭からインターネットを使って地球の反対側の街の状況を知る等、本人が望む通りに膨大な知識の中を行き来して関心のある知見を得ることが出来るようになりました。それと同時に、感覚心も宇宙的な素質を備えるようになると自由に知識の海を遊覧することが出来るということでしょう。もともと「宇宙的細胞」と表現されている背景には、これら身体の根幹細胞群は化学物質による身体内での意思疎通の他にテレパシックな能力も備わっているということだと思われます。
 私達が自分自身の心を観察し、適切に更正する中で、身体の問題細胞は正常なものに姿を変え、また宇宙を流れる印象類に対する感受性、更には印象類の発信能力も徐々に高まるということになります。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第9課-段落341

341 The cosmic cells are always ready to help the carnal ones but this must be done by the insistence of the sense mind. And the process is no different than training a vicious animal to honor and obey. For through this kind of act the tendencies of viciousness are changed to kindness through chemical changes. The modern tranquilizer drugs do this, but only temporarily. To have a permanent lasting effect the sense mind must submit itself to such a change. During the change there naturally will be a conflict for the carnal cells will not be too willing to change. But the individual must stand firm, paying little attention to the unpleasantness that he will go through during this period, if he is to live a cosmic life instead of a personal existence.
341 宇宙的細胞は常に肉欲細胞を助けようとしていますが、これは感覚心の強い主張が無ければなりません。そしてその過程は凶暴な動物を訓練するのと違いはありません。何故ならこの種の行動を通じて、凶暴な傾向は化学的変化を経て優しさに変化するためです。現代の精神安定剤はこの働きをしますが、それは一時的です。永遠に続く効果を得るには、感覚心は自分をこうした変化に委ねなければなりません。その変化の間には当然、葛藤もあるでしょう。肉欲細胞らは変化することを余り好まないだろうからです。しかし、各自は、個人の存続の代わりに宇宙的生命を生きようとするなら、この期間で体験する不愉快さに少しの関心を払うことなく、しっかりそこに立ち向かわねばなりません。


【解説】
 身体に役立つ細胞はいわば人体という巣箱の中で甲斐甲斐しく働く働きバチのように活発に活動しています。それらは常に巣全体を維持する為に必要な仕事をこなし、仲間達に必要な情報を分ち与えています。そうした中、巣の中には本文で言う「よそ者細胞(肉欲細胞)」という働きバチの恩恵を受けているにも拘わらず勝手な行動をとる者達も数を増やしているというのです。
 これらは身勝手な思想を持つ者達ですが、その者を統制する感覚心が適切な処置をとれば、再び本来の姿に変化できるということです。それまでの間には葛藤も多いのですが、究極には圧倒的能力を持つ宇宙的細胞の感化を受けることでしょう。
 また、このためには、原文の最後に何気なく書いてある「個人の存在の代わりに宇宙的生命を生きようとする」ことがポイントになると思っています。とかく私達は名声を好み、他人から尊敬され大切にされたいと思うものです。しかし、自然界では個人が尊ばれることは一切ありません。冒頭のミツバチの世界でも例え働きバチが外敵との戦いで多くが死ぬことになっても、ハチ達は何ら悲しむことなく、生き残った者達が次に必要なことを成し遂げようと新しい活動を開始します。私達もエゴを捨てて、そのような宇宙に流れる息吹に従った生き方が出来、生死を超えることができれば、随分と気分が穏やかですがすがしいものになることでしょう。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第9課-段落340

340 Scientists now reveal that DNA directs all normal cell activity. And the cells are never silent as they travel from one to the other delivering their instructions.
340 科学者達は今やDNAが全ての正常な細胞活動を指導していることを明らかにしています。そして細胞達はそれらの指令を次々に他の者に配達する為、移動するので決して沈黙する存在ではありません。

【解説】
 これまでもDNAが細胞の諸活動を統制していることを、本シリーズで学習して来ました。私達が細胞の複製や種としての遺伝情報の継承として理解している以上に、DNAが持つ役割は大きいものがあると思われます。また、その下で働く細胞について、本文では「決して沈黙していない」とも表現しています。つまりは、細胞達は各々何かを訴えている、言い替えれば意思を表明しているというのです。
 これに関連して、最近伺った実際に日本にあったお話を以下に紹介しましょう。

 「ある青年が生前、ドナー登録をしておりましたが、不慮の交通事故で亡くなりました。遺族は青年の遺志に従って、角膜移植を行うことに合意しました。そこまでは普通の話しですが、実はその後、一人の若い女性がその青年の自宅を不意に訪れ、2階の部屋を見せて欲しいと言って来たのです。その女性は本人も訳がわからずその家に引き寄せられて来たとのことです。家にいた青年の両親は最初の内は断りました。しかし、その女性は引き下がらず、どうしても2階の部屋を見せて欲しいとのこと。家人は仕方なくその女性を2階に案内すると、その女性はまるで引き寄せられるように亡くなられた青年の部屋に入ったそうです。その部屋に入ると自分の部屋のように懐かしがり、まるでその部屋を知っているという態度を示したそうです。青年には生前、婚約者がおり、部屋には2人の写った写真が飾ってありましたが、その女性は青年とその婚約者が写るその写真の内、青年の方でなく、恋人の方を見てさめざめと泣いていたということです。家人は不思議に思いましたが、その後、その女性は何とその青年から角膜移植を受けた人であることが分かったとのことです。」

 この事例は青年の角膜細胞がかつての自室を懐かしがり、最愛の恋人を思い出す等、移植後も細胞が生き続ける限り、記憶を保っていることを示しています。また、それら細胞から発せられた印象を移植を受けた女性が感受できた事例だと考えられます。その後については伺っておりませんが、次第にこれら細胞が発する印象も薄れ、新しい主人の元、新しい体験を増やして行くことと思われます。
 私達の身体には60兆個もの細胞があると言われています。これらの細胞が皆、平穏安寧に暮らすと同時に、少しでも宇宙生命の本来の姿に沿って生き生きと過ごしてもらうよう、その統治者である私達一人ひとりの役割と責任は大きいものがあります。日本の言葉に「御自愛下さい」という表現がありますが、まさにその通りです。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第9課-段落339

339 In order to change the abnormal or carnal cells into normal or cosmic cells there must be a chemical change caused by the sense mind accepting the help of the cosmic cells. This is not easily done for the carnal ones through habit do not want to lose their dominion. Sometimes it is necessary for an individual to associate himself with a higher developed person for environment has much to do with development. We can readily see this in the society in which we live, for individuals are molded according to their environment.
339 その異常であり、肉欲的な細胞群を正常即ち宇宙的細胞群に変える為には、宇宙的細胞群の助けを受け入れる感覚心によってもたらされる化学的変化がなければなりません。これは習慣を通じて自らの支配権を失いたくないとする肉欲細胞群にとっては容易なことではありません。時として、高度に発達した人物と接することも必要となります。環境は発達に大きく影響しているからです。私達はこのことを私達が暮らす社会の中で容易に見ることが出来ます。何故なら各自は各々の環境に応じて形成されるからです。


【解説】
 もちろん、私達の目的は文字通り自らの心と身体の改造にある訳で、心と同時に各自の肉体に分散している肉欲細胞をもどうにかしなければなりません。それら問題の細胞は、しかし、全くどうにもならないような存在ではなく、感覚心がしっかり宇宙根源の指導に身を委ねれば、自ずと化学変化を起こし、正常な細胞に変化すると言っています。それには、時として感覚心にとっての環境を変えることも必要だとも述べられています。
 この種の真理については、何もこの講座だけがあるのではなく、古来から脈々と地球の民に伝えられてきた筈のものです。しかし、政治や経済、科学の発達状況によって私達の生活は大きく影響を受けます。古代や中世、あるいは近代等、多くの時代は毎日の食物を得るだけで精一杯の時代も多かった訳で、戦に巻き込まれた中では、宇宙哲学を云々することは不可能であったことかと思います。そういう意味では、これからの時代を平和に保ち、次の世代には本当の意味で宇宙時代に相応しい学習環境を残すことが大切であり、それが現在の私達の責任であることが分かります。
 さて、また同時に本文では優れた教師につくことも有用だと述べています。アダムスキー氏について言えば、誰に師事したのかは全く不明ですが、後年、アダムスキー氏の周囲には多くの人々が集まり、氏の哲学指導や各自の人生課題についてアドバイスを受けていたとされています。また私自身の経験からも、20代の頃、東京世田谷のN氏の自宅を開放して毎月行われていた当時の日本GAPの有志の会に参加する中で、諸先輩から様々な体験談や注意点を伺ったことが今日の支えになっています。つまりは前人未踏の道でなく、同行の志が自ら体験して得たことを後輩に伝えることで、その者の進歩の助けになるということです。ささやかながら、本シリーズもそのような方の一助になれれば幸いです。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第9課-段落338

338 You may say, but can a sense mind create ? Yes, for the mind is an effect of a cause and it carries the same potential. All jealousy, hate, etc., are man's creation, for in the Cosmos we find none of these. And both the normal cells and the abnormal cells keep records of all actions to which the sense mind can go for information when the need arises. Normal cells will give the individual correct information, while the abnormal cells will give misleading information based on past experiences. Both live by multiplication. This is the law of survival, so the abnormal ones will strive to multiply and resent any interference, while the normal ones do not resent or resist interference.
338 貴方は感覚心は創造することができるのですかと言うかも知れません。出来るのです。何故なら心は因の一つの結果であり、それは因と同じ潜在力を携えているからです。全ての嫉妬、嫌悪その他は人の創造結果です。何故なら大宇宙にはこれらのいずれも見い出すことはできないからです。そして正常な細胞達と異常な細胞達の両者とも感覚心が必要性が起った時に参照しに行ける為の全ての行動の記録を保持しています。正常な細胞は各自に正しい情報を授けますが、異常な細胞は過去の経験に基づいて誤解させる情報を与えます。両者はともに細胞分裂によって生き延びています。これが生存の法則であり、異常細胞は細胞分裂に励んで如何なる邪魔に対しても腹を立てますが、正常な細胞達は腹を立てたり、妨害に抵抗することはありません。


【解説】
 私達が学習の対象としている感覚心はそれ自体、自らの体内では勝手な力を発揮しています。他の正常な細胞に対抗した自分の子分を造り出すのに躍起になっているとも言えるでしょう。ひたすら感覚の満足の為に人間本体を動かす為に手先を増やし続けているということです。
 また、そのエゴに帰属する細胞達は心が思い起こそうと各細胞に蓄えられた記憶をたぐり寄せようとすると、勝手に都合が良いように脚色した情報を心に渡すと本文では述べています。これら細胞群が何処にあるかについての記述はありませんが、これまでの本文の内容から言っても、脳のみにあるとも思われません。全身にある細胞群がそれぞれこれらの機能を有していると考えるべきでしょう。
 このように私達の学習訓練対象は自分勝手で潜在能力がある厄介な存在ですが、本文にあるようにこれらの問題はひとえに各自の身体の中のみに存在することは大きな救いです。外に拡がる莫大な宇宙にはこれら問題の一切が無いことに、私達は力づけられます。宇宙の中で唯一の敵は自己の中にあるからです。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第9課-段落337

337 There are records of mystics who have willed themselves to a spiritual guide and lost their individuality. And the supposed guide was nothing more than foreign cells created by the mind desiring a spiritual leader.
337 これまで自分自身をある霊的な指導者に捧げて自分自身の個性を失った神秘主義者の記録があります。しかし、その指導者と思われた者は、霊的指導者になろうと願っている心によって造り上げられたよそ者細胞達以外の何物でもなかったのです。


【解説】
 私達はこれまで無言でやって来る印象類に対し、鋭敏になるよう心掛けて来ました。またその結果として学習者の中には日常生活においても意識から与えられるヒントに気付き、生活に役立てて来られた方もあると思います。このように印象に従うことは何事によらず、基礎となるのですが、実はその印象類の出所には私達のエゴが造り出した細胞である場合もあるので、注意が必要だと本文は言っているのです。
 つまり、印象(想念)も実は様々であり、自らの支配を拡大しようとするエゴに由来するのもあると言うことです。従って私達は全ての印象類を受け入れるのではなく、それらの本質を併せて見極める必要があります。印象に従った結果、得たものを評価して、正しい由来のものであったかをチェックすることが必要です。本文で再三述べられている「原因と結果の両方を見る」ということです。
 また、本文では多くのいわゆる霊能者は自分自身のエゴが支配する細胞群が発する印象を垂れ流しているだけだとも言っています。まして通常の人がこれら他人を支配しようとする類いの「教祖様」に信奉し、人生の全てを捧げることは誤りだとも忠告しているのです。各自は各自の努力を一歩一歩その効果を確認しながら歩む必要があります。宇宙には原因に対応した結果が生まれるという例外の無い法則が貫かれているからです。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第9課-段落336

336 The foreign cells have been cultivated by the sense mind through fear and other phases of unpleasant thoughts against others. They are no different than the foreign cells known as cancer in the human body. And if allowed to continue they multiply the same as a cancer does. And it is a well known fact that they will eventually take over completely.
336 そのよそ者細胞らは感覚心によって恐怖やその他他の者に対する不快な想念を通じて培養されて来ました。それらは人体のガンとして知られているよそ者細胞と何ら異なるものではありません。ですから、もし許容され続けると、それらはガンがそうなるのと同様に増殖を続けます。そしてそれらは遂には全てを乗っ取ってしまうことは周知の事実です。


【解説】
 故小田秀人氏はかつて、「ガンは治る。治しがたいのは人の石頭だ。」と度々話されていました。
 私達は健康診断でガンの早期発見を目指して様々な検査を行います。また事実、ガンによる死亡も多いと聞いています。しかし、ガン以上に体内にはびこっているのが、この「よそ者細胞」なのです。本文の主旨から言えば、例えば人が恐怖を覚える時、それら細胞が他の正常な細胞を抑えて体内に一挙に増殖するということでしょう。最初の幼児期には60兆個の中では極々小さな存在であったものが、最後は全身を覆い尽くすまでに増殖すると本文では警告しています。
 ガンであれば、その部位を切除するか、その細胞を弱らせる為の制ガン剤や放射線の治療もあります。しかし、これら感覚心の配下にある「よそ者細胞」は場所を特定することも出来ず、外部から治療する手段はないのです。
 イエスはかつてこう言われたとされています。「あなたたちも聞いているように『姦淫するな』と命じられている。しかし、わたしは言っておくが、みだらな思いで女を見る者はだれでも、すでに心の中でその女を犯したのである。もし、右の目があなたを堕落させるなら、えぐり出して捨ててしまいなさい。体の一部がなくなるほうが、全身が地獄に投げ込まれるよりもましだからである。またもし、右の手があなたを堕落させるなら、切り取って捨ててしまいなさい。体の一部がなくなるほうが、全身が地獄に落ちるよりもましだからである。」(マタイによる福音書第5章)
 これら感覚心の配下となっているこれら細胞を体から排除することに対する並々ならぬ決意が示された言葉です。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第9課-段落335

335 In the cosmic organization there is no fear, so the fears that all humanity knows come from foreign cells created by the sense mind. There are many foreign cells that cause envy, jealousy, suspicion and etc., that hinder the growth of the individual in becoming one with the cosmic purpose. These are very powerful for they have been given dominion in this world for ages. And they have the sense mind serving them first. But when this is realized and worked with, the chemicals of these cells begin to change in line with the Cosmos.
335 宇宙秩序の中には恐怖は存在しません。それゆえ全人類が知る恐怖の類いは感覚心によって造り上げられたよそものの細胞から来ています。宇宙的な目的と一体になろうとする各個人の成長を妨げる妬みや嫉妬、疑惑等を引き起こす数多くのよそ者細胞が居ます。これらは何世代にわたってこの世界での支配権を与えられて来た為、大変力があります。また、それらには真っ先に仕えるべき存在として感覚心があります。しかし、このことが理解され、努力すれば、これら細胞の化学成分は大宇宙に沿って変化し始めます。


【解説】
 いわゆる各自の感情の問題部分について、本項ではそれらが具体的な細胞群の反応であることが説明されています。このように私達の体内には感覚心に隷属する細胞グループが存在しているということです。身体の中の一部、感覚器官に近い部分でこのような独自な細胞群があり、それらが各自を牛耳っているということです。
 しかし、冷静になってこれら「外来の細胞群」を見詰め直し、それらを暖かく指導すれば、それらもまた、内部が変化し、再び宇宙的細胞に変容すると言っています。
 私達の相手は自分自身であり、日々の心の反応を観察しながら、それを正しい方向に導く必要があります。決して非難する必要はありませんが、その問題の感情がどのような経路を経て出て来たのか、それらが真に的を得た意見なのかを見詰め直し、教育する中で、自ずとそれらの細胞は変容するということです。その為には何よりも、本項に述べられているような私達自身の身体の中の構成についてしっかりしたイメージを理解しておく必要があります。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第9課-段落334

334 There are cells in the human make up that work in opposition to the cosmic principle. They are habit cells created by the sense mind that are trying to govern themselves by methods of their own.
334 人体の構成の中には宇宙原理に反して働く細胞達が居ます。彼らは自分達自身の方法でそれらを支配しようとしている感覚心によって造り出された細胞達です。


【解説】
 一方で人体には宇宙原理に反して働く細胞、習慣細胞が存在していると警告しています。私達には習慣性という大きな課題があります。習慣(惰性)に対する概念が新鮮さです。いつも思うのですが、自然の中に生きる生き物達は実にキビキビした動作、絶えず警戒を忘れない生活を送っています。もちろん、この中には少しの油断が自らを他者の食料に捧げることにもなる訳です。
 一方、人間の場合、成人して生活が安定して来ると、次第に新しい事柄への取組意欲が薄れて来ます。反対に強まるのが習慣性です。喫煙や飲酒、あるいは娯楽やゲームの類いはそれに該当します。これらは当初、本人の感覚を楽しませますが、遂には麻痺させて新しい思考を抑制します。実はそうした習慣性問題の背景には感覚心に従属する細胞が体内にあって増殖していることに原因があると、本文は指摘しているのです。
 それらの場所としては、各々の感覚器官の近くにあるものと思われます。こうした習慣細胞群が各感覚器官の刺激に反応し、身体全体の行動を指図しようとしているのです。これら反抗分子に対しどのように対処すべきか、各自の戦いは自分の中にその手強い相手が居るということです。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第9課-段落333

333 The lesser workers that form the cells are equal in cosmic principle and are obedient to the direction of the unit instructors. So when the sense mind lends itself to a cosmic impression it is easier for it to receive from the molecules or lesser workers. A scholar of the mysteries not knowing this accepts the impressions as coming from dead entities, for each cell is an entity in its own right. And when impressions are received from master units they are classified as coming from a high, spiritually evolved entity as stated before.
333 細胞群を形作る下位の働き手達は宇宙的原理において平等であり、マスターユニットの教官達に従順です。ですから、感覚心も宇宙的印象に身を委ねるなら、これら分子即ち、下位の働き手達からそれらを受け取ることは容易なのです。神秘学の学者はこのことを知らずに、その印象を死者から来るものと認めて来ました。何故なら個々の細胞はそれ自身の権利を有する存在物であるからです。そしてマスターユニットから印象を受け取った時には、以前述べたようにそれらは高位な、霊的にも進化した存在から来るものとして分類されて来ました。


【解説】
 誰でも一度は顕微鏡下の細胞分裂の様子を見た事があると思います。それぞれの細胞の中で様々な微粒子が振動しながら動き回り、驚く程の速さで細胞が分裂増殖して生きます。これら一心不乱に働く者達が本項で言う「細胞を形作る下位の働き手達」です。一見、人間の目には何事もないように思えても、ミクロの世界ではこのような活発な活動が行われています。
 その活動の様子は、確かにミツバチの巣箱の中の働き蜂に似ています。女王蜂を中心に巣箱の中の幼虫の世話をする働き蜂の生きる姿は「奉仕」以外の何物でもありません。あらゆる生き物が、このような構成員によって造り上げられているということです。
 また、本文では、これら人体の働き手やその上位に位置するマスターユニットとは、基本的には共通する部分が多く、感覚心も十分、それらと意思の交流を図れることが示されています。従来の心霊現象の多くは、これら身体内部の微小な存在から感覚心が得た印象の類いであると本文は言っています。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第9課-段落332

332 The master units are cosmic cells that direct all cosmic activity within the body of every form. They could be called, if we were to name them, The Supreme Intelligence, or Father of all creation.
332 このマスターユニット達はあらゆる形あるものの身体の中で全ての宇宙的活動を指令する宇宙的細胞達です。彼らはもし私達が名付けるとしたら、至上なる英知、あるいは全創造物の御父と呼びたいような者達です。


【解説】
 身体の中は只、60兆個の細胞が各々勝手な存在としてあるのではありません。私達が知っているように、骨や筋、筋肉といった体格を形成する部位から、血管その他の循環系や消化器系、それらをとりまとめる神経系等々、様々な特色ある機能集団に分化しています。おそらくはそれらの要所毎にこのマスターセルユニットなる一団がいるものと思われます。いわゆるヨガのチャクラや針灸のヅボに近いものでしょう。
 これらの中枢の一団が受け持ち部位の成長や恒常保全の全てをコントロールしていると言っています。その宇宙的細胞という語感は、その英知が大宇宙につながっていることを示唆しており、これら体内にある各センターが所管する部位の安定に向けて絶えず下位の細胞群に指令を出す一方、全体としての人体の調和を保っています。その指示内容やその手段の詳細は不明ですが、少なくてもこれらのマスターセルユニットには高度な知性が宿っていることに間違いはありません。自身の中にあるこれら英知の存在を認め、それらに近付くことから、全てが始まると言ってよいでしょう。
 瞑想や座禅とは行の中で各自は他でもない、自分自身の中からこれらの声をひたすら聞こうとしているということです。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第9課-段落331

331 As near as we can tell, each cosmic cell has a master unit with smaller molecules about it. The early scholars not knowing this, contacting this master cell unit, assumed that the information was coming from a highly developed spiritual guide. But in reality they were getting the impressions from within themselves. As the human body is made of billions of cells, there are billions of master cell units within its structure. And trillions of lesser molecules like a Queen bee with hundreds of workers.
331 出来る限り現実に近いように説明すると、各々の宇宙的細胞には周辺に小さい分子を備えた一つのマスターユニット(訳注:元細胞の1団)があると言うことができます。初期の学者達はこのことを知らないまま、このマスターセルの1団に接触し、情報が高度に発達した霊的ガイドからもたらされたものと考えていました。しかし、現実には彼らは彼ら自身の中から印象類を得ていたのです。人体は何十億もの細胞から成り立っていますので、その構造体には何十億ものマスターセルがあります。そして、女王蜂が何百もの働き蜂といるように、それは何兆もの下位の分子達とともにいます。


【解説】
 この第9課では、具体的な人体内部の細胞レベルの構成が解説されています。
 ここでの注目点は各宇宙的細胞には各々に対応した「master cell unit」(マスターセルの1団)についての記述です。このような「master cell」という表現は従来は馴染みの無い言葉でしたが、最近では移植医療等の研究分野では増殖の「元細胞」、つまりは増殖させる細胞の元となる細胞と言う意味で使われています。
 本項では、具体的な場所についての記述はありませんが、人体の細胞の増殖を制御する中枢の機能を有する細胞ということだと思われます。この重要な元細胞が何処にあるのかは、いずれ明かされることかと思いますが、とりあえずはそのような中枢箇所が人体にあるということです。これら中枢箇所とどのように接触するか、自分の身体ながら、心の感度を高めることは容易ではないようです。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第9課-段落330

330 This particular phase has produced the mysteries of the world before this became known as it is today. The mystic groups do not know what takes place when the sense mind connects with the cell intelligence, so they have classified what they receive as coming from the dead.
330 この特定の状態は、今日のようにこのことが知られる前は神秘の世界を造り出していました。神秘主義的な集団は感覚心が細胞の知性と繋がる時に何が起っているかを分からない為、彼らは死者からやって来るかのように分類して来たのです。


【解説】
 未だ私には感覚心が本項で述べられているような、あたかも何者かと話しをするような、いわゆる神秘体験を持ったことはありませんでの、本項で言う状況がどのようなものかは分かりません。しかし、多くの霊能者が相談者の守護霊等を透視するという話には、多分にここで言う肉体細胞との会話に原因があるのではと思われます。
 もちろん、細胞の知性と交流を持てることは素晴らしいことで、その正しい応用を通じて、私達は成長することが出来ます。しかし、直ちに理解できない現象を、「神秘」として棚上げしていてはいけないとも、本文は示唆しています。心が理解できないことは恐れられがちですが、その真実の姿を自ら究明する姿勢も大切です。調和を保ちながら、科学の目で身の回りの一見不可思議な現象の原因を探ることが重要です。また、それにも増して全自然に対し、受け入れる心の拡がりを推し進めることです。これら自らの為に存在し続ける無数の導師(細胞)への尊敬も同様です。
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