064 As far as we know consciousness had no beginning and will have no ending for it seems to be all in all, the Alpha and Omega, and is made up of the Trinity; first the power; second, the intelligence; and third, the created form. John tells us -"In the beginning was the Word and the Word was with God and the Word is God.' What is a word? Is it not a thought expressed? And does not thought depend upon consciousness for it's being? Then we must admit that "in the beginning was consciousness and the consciousness was with God and consciousness is God." Out of consciousness, again, proceeded thought so "in the beginning was thought and thought was with God and thought is God." And thought becoming expressed returns us in proper sequence to the Word which is with God and is God. (Cosmic Cause) The incarnation of these three through action brings forth manifestation which is concrete realization in form of that which exists always in consciousness.
064 私達が知る限り、意識には始まりもなく、また終わりもないものでしょう。何故なら意識は全ての中の全て、アルファー(訳注:ギリシャ文字24個の最初の文字)であり、オメガ(訳注:ギリシャ文字24個の最後の文字)であるように思うからで、それは三位一体(訳注:「父・子・聖霊」の三位格があることを指す)から成っているからです。即ち第一に力、第二に知性そして第三に創造された形あるものです。使徒ヨハネはこう言いました。「はじめに言葉ありき、言葉は神とともにありき、そして言葉は神である」と。言葉とは何でしょうか。それは表現された想念ではないでしょうか。そして想念はその存在を意識に依存しているのではないでしょうか。そうすると私達は「はじめに意識があり、意識は神であった。そして意識は神である」ことを認めねばなりません。意識の中から更に想念が進み出るため、「はじめに想念があった。想念は神であった。そして想念は神である」ということになります。そして表現された想念は神とともにあり神(宇宙的因)である言葉として適切な順序で私達に戻って来るのです。これら3つの活動の化身は意識の中では常に存在している形あるものへの永続的な現出である創造作用をもたらすのです。



【解説】
 本章はアダムスキー哲学の「意識」を解説するものですが、本項では改めて新約聖書のヨハネ伝にある「はじめに言葉ありき」の”言葉”との結びつきについて説き起こしています。
 アダムスキー研究者の間ではよく知られていることですが、アダムスキー氏自身はかつてイエスに最後まで従っていた聖ヨハネであったとされています。このことはアダムスキー氏自身がかつて自ら表現した意味を、ここで再度解説し、読者に説いているのではないかと思うのです。2000年余の時間が経過し、宇宙時代に入った地球人に対し、再度同種の内容を説く時、アダムスキー氏はそれを”意識”と表現したのではないでしょうか。
 広大な時間軸にあって、その原理は変わるものではなく、宇宙始原の昔から意識なるものは存在し、今後も存続を続けることでしょう。その意識にこそ、私達は更に近づき融合して宇宙的な存在に進化しなければなりません。