THE NAME
042 The Word is changeless, whole and complete. The Name personifies the Word - divides Its vastness into many parts, gives place and form to each and every part and power of utterance in an auditory state. The whirling mass of substance called the Earth is to the mortal ears a mighty name, for on its surface humankind evolves and learns a tongue with which to speak the Name of That which in Itself is nameless, yet Earth shall change and pass away in Time, to reunite within the Cosmos. The Word has always been, will always be, the Name has a beginning and an ending.
名前
042 大いなる言葉は変化することなく、全てであり、完全です。名前はその大いなる言葉を個人化し、その広大さを多くの部分に分割し、各々の部分に場所と形を与え、耳で聞こえる発声の力を与えています。地球と呼ばれる高速で回転する物質の塊は人間の耳にとっては強大な名前です。何故なら、その表面で人類は進化し、それ自身名前が無かった大いなるものの名前を話す言語を学んでいるからです。しかも地球は変化を続け、時間経過の中では、宇宙の中で再統合するため、亡くなります。大いなる言葉は常にあり続け、将来もあり続けますが、名前には始まりと終わりがあるのです。



【解説】
 とかく言葉(The Word)と名前(The Name)について混同しがちな私達ですが、ここではその違いについてよくよく学ぶ必要があります。
 即ち、The Word(言葉)と著者が説いているのは、いわゆる言語としての言葉ではありません。より深淵で宇宙空間においてあらゆる創造の源としての創造主の想い、いわば”想念波動”とも言うべき力強い存在を意味しているのです。
 一方、それを音声に私達が表現する時、その示唆する具体的対象物に与えられるのがThe Name(名前)ということになります。この名前を活用することで私達は創造物の内容を詳しく学び、その構成要素の相互関係を知ることが出来る訳です。
 しかし、その源となる惑星もやがては崩壊の時を迎え、元来の宇宙のチリに戻ることになるのだと著者は説いています。壮大な宇宙のドラマの一幕の舞台に私達も立役者として立っている訳ですが、それもやがては散り散りになる再生の道を歩むことになるのだという訳です。
 それ故にこそ、私達が重視すべきは、この永続する言葉を理解することであり、各々の場所のみで通用する名前にこだわるべきではないということでしょう。