377 Jesus used the word Father when speaking to the children of the world, for although He knew there was no word capable of conveying the true meaning of the Supreme, the term Father would give man a feeling of warmth, love, and oneness. And when we awaken this quickening in our minds as did Peter, we are actually entering the Kingdom of Heaven. For the Kingdom of Heaven is the Kingdom of Cause . . . while the kingdom of earth is the kingdom of effect.
377 イエスはこの父という言葉を、この世の子供達に対して語る時のように用いました。何故なら、至上なるものの真の意味を伝えられる言葉は無かったことをイエスは知っていて、父という言葉が人に温かみや愛、そして一体感のフィーリングを授けることを知っていたからです。そして私達がペテロがしたように、この胎動に目覚める時、私達は実際には天の王国に入っているのです。何故なら天の王国は因の王国であり、方や地の王国は結果の王国だからです。



【解説】
 イエスが”父”と表現した時の本意を著者は私達に説いています。アダムスキー氏の協力者の間では、アダムスキー氏がかつてイエスの高弟ヨハネであったと言い伝えられて来ました。おそらくはアダムスキー氏自身の記憶から、当時イエスがどのような思いで語っていたかを知っていたことでしょう。本文はそうした背景の下に記されたものと考えています。
 今日の私達にとって、”父”の重要性は当時と変わるものではありません。実に科学的な洞察によって万物の因、創造の力を表現している教えだと思われます。
 私達がテレパシー開発を通じて何を成し遂げたいのかは、この本文に記されている通りです。創造主の子供である私達は宇宙に流れる言葉の生まれる以前の想念・印象の波の存在とその大きさに気付き、一人一人が本来の進化の道を進むよう、著者は説いているのです。