CHAPTER Ⅱ
Relaxation, Interest and Receptivity
267 We have been taught that intense concentration is the only means by which anything can be accomplished in this world. We are told that the happy-go-lucky individual never becomes an outstanding figure in any line of endeavor; so we should at all times keep our shoulder to the wheel, our eyes on the ball, and our nose to the grindstone (a most uncomfortable position). But here again, we will find that we have been unwisely informed.
第2章
リラクゼーション、関心及び感受性
267 私達はこれまで強烈な集中が、この世の中で何かが成し遂げられる為の唯一の方法であると教えられて来ました。私達は楽天的人間は決して如何なる努力の分野でも秀でた人物になることはないと教えられて来ました。ですから私達は常に車輪に肩を付け、ボールに目を置き、砥石に鼻先をつけ(最も不快な姿勢を)続けるべきとされて来ました。しかし、ここで再び私達は愚かなる情報を与えられ続けていることが分かるでしょう。



【解説】
 前章から引き継ぐ内容として、本章ではリラクゼーションについて学びます。
 想念波動に鋭敏になる為、ひいては物事を達成する上で、とかく私達は精神を集中し、気合を込めてその成就を求めるべきだとされて来ました。強く気持を集中することが不可欠だ、或いは有効だとされて来たのです。
 しかし、実際はどうでしょうか。貴重なアイデアは悩んだ末に心が完全に放棄した時に訪れることも多く、強く念じたとしても必ずしも望む事柄が実現するものではないようです。
 その一方、本講座で繰り返し説かれているのは、心が束縛から解き放たれ、自由になった時、宇宙の妙なる想念波動に遭遇することで、新境地が拓けるという事実です。これをもたらす真のリラクゼーションとはどのようにして生まれるのか、私達は本章を通じてじっくり学ぶことになります。