220 While these will not have the immediate impact upon our consciousness that contact with the strong emotions registered, unless guarded against constantly, they will insinuate themselves insidiously into our thinking pattern as opinions, criticism, snobbishness, and so forth. A flare of anger impresses the mind momentarily, but unless the person develops into a perpetual grouch, the mind will gradually regain its normal equilibrium; and once again resume its pursuance of thoughts in the same old rut it has been following.
220 強烈な感情と接触する際には記録する私達の意識に対し、これらは直ちには影響を与えない一方で、常時見張っていないと、それらは自分達を気付かれぬよう私達の意見や批判、上品振り等々の思考パターンの中に巧みに入り込ませます。怒りの炎は瞬時的に心に印象付けますが、当人が不機嫌を永続させない限り、心は次第に通常の平衡状態を取り戻します。そしてこれまで追従して来た古い轍(わだち)に沿った想念の追求を再開するのです。




【解説】
 本項は私達が感知し心に同調を許した想念が、その後どのように私達に影響を与えるかを解説しています。もちろん、怒りその他の強烈な想念は一時的には私達をせきたてるような働きかけをしますが、それ以上に注意しなければならないのは、いわば慢性的な働きかけについてです。
 実は私達の心が侵入を許した低次元の想念波動は、その直後は目立った影響を発揮しなくても、その後徐々に私達に影響を与えるというのです。私達の思考の傾向に影響を与え、ゆっくりと性格を変えて行く潜在力があるというのです。いわば慢性的な疾患として瞬間的な影響よりも大きな影響を私達に及ぼすことに注意しなければならないのです。
 巧みに私達に近づき、私達を同調させ、やがては支配する存在をサタンとすれば、私達の周囲にはサタンなるものが多く居ることが分かります。是非それらの誘いに乗ることなく、正しい道を歩いて欲しいし、その為に各自の力を発揮してもらいたいと思うものです。