004 His capacity to progress and expand his thoughts from the coarser to the finer expressions, could be likened to a kaleidoscope containing a sphere, a triangle, and a square. Each turn of the kaleidoscope produces a new pattern...no two alike. When man expands his awareness to a oneness with the Cosmos, the same law of diversity, in an ever-changing, growing pattern, will give him the fullness of life.
004 その進化と自らの想念を粗雑なものからより精緻な表現に拡げて行く人の能力は、丸や三角、また四角形を入れた万華鏡になぞらえることが出来るでしょう。万華鏡を一回転させる毎に新しいパターンが作り出され、二つとして同じものはありません。人が自分の知覚を宇宙と一つになるまで広げる時、その同じ多様性の法則が未来永劫に変化し続け、成長し続けるパターンとして、人に生命の充実性を与えることでしょう。




【解説】
 本項は私達自身を万華鏡に例えています。そこには次のような著者の洞察と見識があると考えます。つまり、万華鏡は小さな物ですが、その内部は回転すると様々な色彩豊かな美しい模様(パターン)が出現し、毎回同じものが出現することはありません。
 同じ肉体、同じ個人ではありますが、その内部は毎回の行動の度ごとに様々に変化し、目くるめくような創造の美が展開し、多様な美しさが拡がって行きます。
 私達各人の究極の人生の目的は、このように自身を回転(行動)させ、様々な体験を積み重ねながら、万華の花を咲かせることだと著者は説いているのです。