151 We know that wherever there is activity from any source, energy is the result. We classify this energy as friction, static electricity, or kinetic. And it can be seen when clouds are forming and moving at a good rate of speed and take on what we call static electricity. And when they have a full charge they discharge this force in the form of lightning. If there are two or more clouds discharging towards each other and cross lines of force like two electric wires, at the point of crossing they produce a flash and an explosion. And at this point a lightning bolt may be created. This bolt contains most of the minerals known on earth. Prior to the discharging of the clouds there was apparently nothing but empty space between them, yet there must have been something there at the point of crossing to create a lightning bolt. The necessary elements were there and only needed the proper conditions to solidify them into the form we call a lightning bolt.
151 私達は如何なる源泉からにせよ、活動がある所には、エネルギーが結果として生まれます。私達はこのエネルギーを摩擦や静電気、あるいは運動エネルギーに分類します。そして雲が形成され高速度で移動していわゆる静電気を取り込んでいる時、それを目で見ることができます。そして満杯まで充電されると、それらは電光の形でこの力を放出するのです。もし二つ以上の雲が互いに放電しあい、2本の電線のように力線を交叉させている場合、交叉する点において、それらは電光と爆発を生じさせます。そしてこの時点で稲妻が造り出されるでしょう。この稲妻は地球上で知られているほとんどの鉱物を含んでいます。雲からの放電の以前にはそれら(雲)の間には見掛け上からっぽの空間があるだけでしたが、それでも交叉する時点で稲妻を造り出す何かがあった筈です。必要な要素はそこにあり、稲妻と呼ぶ形態にそれらを固化する為の適当な条件だけが必要だったのです。



【解説】
 本項でまず注目したいのは、著者はエネルギーがあるから活動が生じるのではなく、活動の結果としてエネルギーが生まれると説いていることです。これまで私達は活動(行動)はエネルギーの結果の表現として捉えて来ましたが、どうもそれは誤りで、行動の結果としてエネルギーが生まれるという訳です。
 具体的な例として、本項では雷雲の活動を説明しています。私達が何もないと思っていた空に突如、雲が湧き起こり、電光(稲妻)や大音響の落雷が生じることを知っていますが、これも元はと言えば、雲の呼ばれる微細な氷核粒子が上昇する中で摩擦によって静電気を帯び、それが耐え切れない程帯電した後、一挙に放電するという訳です。
 雷についてよく言われるのは、空気中の酸素や窒素がその高温のプラズマ状態により硝酸等の肥料成分が生じるとか、地球原始の時代に最初の有機物が生じたのもこの雷の働きであるということです。更に本項で著者は、この稲妻にはほとんどの鉱物が含まれていると説いています。まだ、私達は本当の大気の姿やその構成要素について知識を有していないという訳です。
 私達の身近にある自然の諸活動の中に、これら惑星誕生や存続に不可欠な要素が数多く怒っていること、それらが目に見えないガス体の活動となっていることを自覚するところがポイントです。