066 Consciousness is the very substance of all forms, yet itself is formless. It is the ruler and keeper of all elements which compose it in the field of form-action, for through this intelligent force the elements which make the form become conscious. It builds form and disintegrates forms yet it knows neither life nor death. It is motionless, yet it is the all-active power by which the cosmos is maintained; placeless, yet it is everywhere for outside of it there is nothing; inert yet composed of unlimited power.
066 意識とは万物の本質そのものです。しかし、意識自身には形がありません。それは形あるものの活動の分野で組織するあらゆる元素の支配者であり、保護者なのです。何故なら、この知性ある力を通じて、形あるものを作り上げている元素が意識を持つようになるからです。意識は形あるものを作り上げ、また形あるものを分解しますが、それでも生も死も知ることはありません。意識はじっとしていますが、宇宙が維持される全ての活動的なパワーでもあるのです。定まった場所はなく、何処にでもあるのです。何故なら、意識の外側には何もなく、意識は自ら動くことはありませんが、無限のパワーから成り立っているからです。



【解説】
 通常の日本語でも、生死の境目の際には「意識の有無」が問われますし、意識という知覚状態は生命の基本なのだと考えられます。アダムスキー哲学においては、この意識にはこれまで私達が考えて来た以上の大きな、生命の本質にかかわる重要な役割があると説かれているのです。
 即ち、この意識が存在するが故に、私達は物質でありながら、生命を保ち、自らの存在意義を発揮できるというものです。またその意識は個別の身体に常在すると同時に宇宙くまなく存在する宇宙意識とも繋がるもの、一体感を私達に感じさせる源泉でもあります。
 すべての物質に対し、生命活動を促すのはこの意識であり、個々人の自我の心ではありません。その点、私達は生かされているという言葉が生まれる理由にもなっています。
 問題は各自が自ら備わり、生きている間は常に人体内部に存在する意識と如何に融和し、助言を受けるかにある訳で、「同行二人」のように常に意識とともに人生を歩むことが重要です。