352 It is possible for the sense organs to be so sensitized, or refined, that they are capable of intercepting vibrations from a great distance, or they may receive higher frequency vibrations than can be heard by the normal individual. We are all aware that both our sight and hearing are limited to a very short range, compared to what our scientists know is possible. Yet, occasionally, individuals are born with exceptionally keen sight, or acute hearing; enabling them to see much greater distances, or hear higher or lower pitch frequencies than the average. But these are physical attributes. Two good examples are to be found in the bird and animal kingdoms. The bird, with its microscopic eyes can detect the movement of tiny life forms from high in the air. The silent dog whistle familiar to us all, is pitched too high to be audible to human ears, yet canines respond immediately.
352 感覚器官が鋭敏にされ、あるいは純化されることで遠距離からの振動を傍受したり、普通の人間が聞こえるよりも高い振動数を聴くことができるというのはあり得ることです。私達は皆、私達の視覚や聴覚は私達の科学者が可能だと知っている範囲と比べて大変狭い範囲に限られています。それでも時折、例外的に鋭い視覚や鋭敏な聴覚を持って生まれた人々もあり、はるか遠くが見えたり、平均より低い音律を聴くことができています。しかし、これらは肉体の属性です。二つの良い例が鳥と動物の世界に見い出すことができます。鳥はその顕微鏡的な眼で上空高い所から小さな生き物の動きを見抜くことが出来ます。私達皆に馴染みのある無音の犬笛は人間の耳には高過ぎて聞こえませんが、犬達はそれにただちに応答します。



【解説】
 今でも野生動物の世界では、人間には到底及ばない目や耳等の能力が報告されています。上空遥か彼方から地上を見張る鷹の目や、人間の鼻では感知出来ない極微量の臭気を犬は容易に嗅ぎ分け、犯人の足取りを追跡出来る警察犬等、枚挙にいとまありません。
 これらは私達動物に備わっている既存の感覚器官も、その本来の能力は私達の想像以上に優れたものであることを意味しています。
 更に加えて、想念・印象に対してもこれら既存の感覚器官が反応出来れば、それらの持つ振動を目からは映像に、耳からは音声として再現出来るのかも知れません。丁度、テレビやラジオ受信機としてです。その結果は、単に漠然として印象のみならず、より具体的で鮮明なメッセージとしてオリジナルの想念を再現出来るかも知れません。
 私達の日々のテレパシーに関する生活を豊かにする為にも既存の感覚器官についても訓練することは大変、望ましいことと言えるでしょう。