291 On the other hand, the optimist will see the beauty in the drifting snowflakes. He will call your attention to the majesty of the towering clouds, and point out the gratitude of the thirsty ground. These two minds are using the same universal law of action. But one has set his mind in motion along a destructive, vibratory thought-habit pattern; while the other follows a constructive vibratory thought-habit pattern; recognizing all creation as a manifesting expression of the Supreme Intelligence.
291 他方、楽観論者は漂う雪片に美しさを観ることでしょう。その者はそびえ立つ雲の偉容と渇いた大地の感謝の気持に貴方の注目を呼び起こすことでしょう。これら二つの心は同じ宇宙普遍の運動法則を用いているのです。しかし、一方は自分の心を破壊的な振動の想念習慣に沿って動かしていますが、もう一方は全ての創造は至上なる英知の現出された表現として認め、建設的な振動の想念パターンに沿って自らの心を動かしているのです。



【解説】
 本文では夏の夕方、毎晩のように繰り広げられる雷雨を前に、空に立ち昇る入道雲と乾いた大地の関係を指摘しています。私達が現象をどのように観ようとも、雨は地球の水循環にとってなくてはならない作用であり、大地に生きるもの全てにとって恵みの源です。
 実は、現在滞在中の場所も目下、乾季の真っ最中で何ヶ月もの間、雨が降りません。その結果、多くの木々が葉を落として、ひたすら雨を待っています。気温が高いだけに植物にとっては辛い日々かも知れません。そうした中でも多くの木々が花を付け、葉っぱが無くなりかけても、花を次々と咲かせることを止めることはありません。プルメリアも次々に花を付けています。当所では、もうすぐ始まる雨季を祝う「水かけ祭り」も行われると聞いています。
 あらゆる現象には、プラスの面もマイナスの面もある訳ですが、その本来の意義はプラスの面が担っていると観るべきでしょう。自然界をよく観察すれば、そのことは十分、理解出来る筈です。