065 It has been brought to my attention by many individuals that the fifth sense, as it is generally understood, is not the sense of feeling, but that of touch. This does not change the theory, as each of the four senses possesses this faculty of feeling, or element of conscious-contact, without which there would be no awareness. Touch is a bodily nerve reaction, while feeling is the cardinal Life Force. It is through the conscious-contact of this Life Force that sensation is produced.
065 多くの人々が、その第5感覚は一般に理解されているようにフィーリングの感覚ではなく、触覚のことではないかと私に知らせに来ています。しかしそれはこの理論を変えるものではありません。何故ならその4つの感覚もフィーリング、即ち意識的接触に関する要素の機能を有しており、それ無しには如何なる感知能力もないことになるからです。触感は肉体の神経反応である一方、フィーリングは基本的なる生命力なのです。感覚衝動が作り出されるのはこの生命力の意識的接触を通してなのです。



【解説】
 通常、私達が5感と言う時、5番目の感覚として触覚を挙げる訳ですが、本項ではそれに関して解説しています。即ち、私達が言う「触覚」とは神経の反応なのですが、その内容はフィーリング(感じ)と類似した機構にあること、及び触覚はフィーリングとは異なる次元のものであるということです。
 本講座で言う「フィーリング」とは自己の意識が宇宙生命力に触れることにより、起こる衝動であるという訳です。
 問題はフィーリングを鋭敏に保つことですが、同時にこれは私達の心の状態、即ち4つの感覚を鎮め、受入れる側の態勢を整える所から準備しなければならないという所にあります。また、何か新鮮な印象に私達の意識が触れたとしても、それを行動に移せるかどうかによって、成果は大きく異なります。印象を感知するだけでは大きな意味はなく、それを実行に移し表現することで初めて人間の役割が果たせることになるからです。