051 My problem then was, how could I open my mind to became aware of this Supreme Intelligence?
051 私にとっての次なる問題は、どうしたら私は自分の心を開いてこの至上なる英知に気付くようになれるかという事でした。

【解説】
 誰でも宇宙の源泉から来る印象に触れたいと思っていることでしょう。しかし、ある人には出来て、何故自分にはその機会が来ないのかについては、深く考える必要があります。
 自然は平等であることは明らかです。その中でこうした印象に触れられないのは全く、私の側に問題があるということでしょう。その取組み姿勢や環境、歴史的な背景の違いも原因として挙げられるかも知れません。しかし、とりわけ重要なのはこの問題に対する本気の度合、覚悟であると考えています。
 問題解決に向けた扉を叩く気持が真剣であれば、創造主は折を見計らってチャンスを与えて呉れると思っています。こうした問題は他人に頼まれて実行するようなものではありません。自分自身の課題として、独り取り組む必要がある訳です。言い換えれば、貴方ご自身と創造主との関係の問題であり、その課題は他人はアドバイス出来るとしても、あくまで実行するのは本人自身です。
 その為に本講のように講座の解説の一例を示すことは出来ますが、それを読んで終わってしまっては、折角のチャンスを逸します。少しずつでも実行し、成果を体験しながら、こう言う私を後に、前に進んで行って欲しいと思っています。"自未得度先度他"ということです。

自(じ)未得度(みとくど)先度他(せんどた)」の心とは「自(みずか)らは未(いま)だ得(え)ていなくても、まず先(さき)に他(た)に得(え)させてあげる」という利他救済の心のこととされています。(坂村真民の展覧会で見つけた言葉です)