352 As said before, there will never be a time that the sense mind will not be receiving impressions from cosmic consciousness. As it is the knower and creator it cares for its creation, especially the sense mind through which it can express its totality. And the Law Of Grace is used, giving the sense mind an opportunity to unite with it and become one manifestation. We are given this opportunity through re-birth.
352 以前に申し上げたように、感覚心が宇宙意識から印象を受けていない時は一瞬たりとも無いでしょう。宇宙意識が知る者であり創造主である為に、それはその創造物、とりわけ感覚心については感覚心を通じて宇宙意識の完全性を表現できるが故に加護するのです。そして恩寵の法則が用いられ、感覚心に宇宙意識と一体化した現れになる一つの機会が与えられます。私達は生まれ変わりを通じてこの機会を与えられています。
【解説】
このように問題のある私達の感覚心なのですが、それがどうして惜しみなく宇宙意識から支援を受け続けることが出来るのかを、本項は説いています。親が子供を見守るように、私達は常に宇宙意識から適時適切な支援の想念を賜っているということです。
私達に期待されている行動をとれるよう、本人が受け取るか否かに係らず常に見守り、安らぎを与えてくれる存在に対して、私達は感謝の気持ちを忘れてはなりません。
これらの状況が自動的になされるようになった時、私達は真の意味で生まれ変わることになります。「意識と一体になる」という表現がありますが、自らの自然な行動が創造主の趣旨に合致したものになる時、因に居る創造主もお喜びになることは間違いありません。
352 以前に申し上げたように、感覚心が宇宙意識から印象を受けていない時は一瞬たりとも無いでしょう。宇宙意識が知る者であり創造主である為に、それはその創造物、とりわけ感覚心については感覚心を通じて宇宙意識の完全性を表現できるが故に加護するのです。そして恩寵の法則が用いられ、感覚心に宇宙意識と一体化した現れになる一つの機会が与えられます。私達は生まれ変わりを通じてこの機会を与えられています。
【解説】
このように問題のある私達の感覚心なのですが、それがどうして惜しみなく宇宙意識から支援を受け続けることが出来るのかを、本項は説いています。親が子供を見守るように、私達は常に宇宙意識から適時適切な支援の想念を賜っているということです。
私達に期待されている行動をとれるよう、本人が受け取るか否かに係らず常に見守り、安らぎを与えてくれる存在に対して、私達は感謝の気持ちを忘れてはなりません。
これらの状況が自動的になされるようになった時、私達は真の意味で生まれ変わることになります。「意識と一体になる」という表現がありますが、自らの自然な行動が創造主の趣旨に合致したものになる時、因に居る創造主もお喜びになることは間違いありません。
『人類は一つの体』(聖書の言葉 鈴木秀子著)
今回は、東京に住む一人の青年に実際に起きた事例をご紹介します。
彼は少年の頃、引きこもりになり、家庭内暴力を繰り返しました。学校に通う仲間が一流大学に合格したなどという話を聞くと、余計にそれはエスカレートしました。「頼んでもいないのに、なんで自分を産んだんだ」と罵りながら母親を殴る。家の中のものをひっくり返す。それでも飽き足らずに、オートバイに乗って暴走を繰り返す。このように荒んだ生活を送っていたのです。
ある日、母親に一本の電話が入りました。北海道の警察署からでした。この青年がオートバイで暴走中に壁に激突して大怪我を負い、病院に収容されているというのです。取る物も取りあえず、母親は北海道に向かいました。
病室に駆け込んだ時、青年の全身に包帯が巻かれ、声を掛けても意識はありませんでした。母親は主治医に近づき「どうでしょう。この子は助かるのでしょうか」と訴えるような口調で訊ねました。医師は沈痛な面持ちで答えました。「命は取り留めると思います。しかし、両足を切断しなくてはならないでしょう。そのことは覚悟しておいてください」
このことばを聞いて、母親は気を失いそうになりました。足を失うことが、青年にとってどれほど過酷な現実を招くかを瞬時に感じとったのです。
様々なコンプレックスを抱える青年のただ一つの自慢、それは走るのが速いことでした。多くの挫折を味わいながらも「俺は走るのは誰にも負けないんだ」と自分を鼓舞し、いくつもの壁を乗り越えてきたことを、母親は誰よりも良く知っていたのです。
「せめて片足だけでも残していただくことはできませんか。そうすれば、この子はそれを心の支えとして苦しみを乗り越えることが出来ると思うのです」
医師は切々と訴える母親の声に耳を傾けました。そして、母親の意をくんで治療に全力を注ぎ、片足を残すことに成功しました。