334 There are cells in the human make up that work in opposition to the cosmic principle. They are habit cells created by the sense mind that are trying to govern themselves by methods of their own.
334 人体の構成の中には宇宙原理に反対して働く細胞群があります。彼らは自分達自身の方法で自らを自立させようとしているもの達で、感覚心によって造り出された習慣的な細胞群です。


【解説】
 本課で言うマスターユニット細胞のように宇宙英知に直結し、人体を機能させている細胞群があるのに対し、丁度、意識に対抗する感覚心が思い通りにさせる別の細胞群も存在することを本項は明かしています。
 習慣細胞とも言えるこれら細胞群は永年の心の指示に従って、私達の日常行動をもたらしているものと思われます。その最も分かり易い例は喫煙や飲酒の習慣ではないかと考えます。ニコチンやアルコールが習慣性を帯びて来ると実は体内でその摂取を望む細胞群が出来上がってしまうことも考えられます。気分が心地よいと感覚心が重い、それに依存するようになると同時に、体内にそれに呼応する細胞群が増殖して、やがては本人自身を支配するようになる程、増殖するという訳です。
 しかし、その一方、心が改心し、その支配力を宇宙意識に返上して宇宙的細胞を増やすことが出来れば、体内は本来の細胞に入れ替わるものと思われます。心身ともに健康になるということがどういうことかを教えるのが、本課であると思われます。