162 We can say that these tiny memory molecules are actually conscious entities capable of maintaining the form and guiding the mind if the ego allows it to do so. They are the knowers of all that has ever been or is. This proves that the human mind once properly schooled can commune with all forms in nature. And mysteries regarding life would not longer prevail. And secrets and guess work would cease to be, for these tiny memory molecules have recorded all action.
162 私達はこれら小さな記憶分子達が実際、形有るものを保ち、もしエゴがそれを許すなら心を導くことができる意識的な実体であると言うことができます。彼等はかつて存在したあるいは現在存在する全てのものを知る者です。このことは人間の心は一旦適切に訓練されれば、自然にある全ての形有るものと親しく語り合うことが出来うることを意味しています。そうなれば、生命に関する神秘はもはやはびこることはないでしょう。また秘密や憶測の作業は終わりを遂げることでしょう。何故ならこれら小さな記憶分子群は全ての行動を記録しているからです。


【解説】
 微細で文字通り数え切れない数の分子によって記憶が保存され、運ばれており、それらの分子達と交流することで無尽蔵の知見を得ると本項は伝えています。
 これについては、細胞内のDNAという遺伝情報を司る分子は、それを構成するアミノ酸配列によって必要な情報を次の個体あるいは新しい細胞に伝えることは既に私達も知るところとなっています。
 しかし、ここでは私自身の現時点でも個人的な発想として、これらDNA等の分子・原子の内、各々の原子核の周りを回る電子の振動に想念波動が作用しているのではないかと思っています。一般に振動は様々な波が合成して作られるように、様々な波動を受け入れることが出来、この電子の波動に時々の想念波動が組み込まれるようなイメージを持っている訳です。
 以前、時間変動する流速の測定結果をフーリエ解析という手法で解析したことがありますが、変動する現象を様々な波の合成と見立てて各波長毎の大きさをスペクトルとして見る手法を試みた訳です。私達の想念波もこのように、体内の原子の波動に取り込まれ、記憶として原子に運ばれて行くということかと思われます。プラスの想念、マイナスの想念など、様々なパターンを各原子がスペクトルのように記憶して行くということかも知れません。