158 We have the evidence that all matter that does lend itself, is in a constant state of existence. And is everlastingly being refined into a higher state of expression or service to all parts, fulfilling the Cosmic Purpose. We know this to be true for the earth made of matter has existed for billions of years and has gone through many changes. Yet human civilizations have come and gone. One continues under the will of a creator, while the other ends through the will of the mind. This does not mean that the matter of which man is made ends. Nor does it mean that the consciousness ends. But the ego mind has an end when it insists on acting independent of the Cosmic Intelligence. For the only things that continue on are Cosmic Consciousness and matter, through the process of constant action and newness.
158 私達には自らを貸し与えているすべての物質が常に変わらぬ生存状態にある証拠があります。そしてそれは宇宙的目的を成就する為、より高い表現状態やすべての部分に奉仕する中で、永続的に洗練されているのです。物質から出来た地球が何十億年も存在し、多くの変化を経て来たことにより、私達はこのことが真実であることを知っています。しかし、人類の文明はこの間、去来して来ました。ある文明は創造主の意志の下、続きましたが、他は心の意志を経た結果、終っています。このことは人間を作っている物質が終りになるということを意味するものではありません。また、その意識が終ることを意味するものでもないのです。エゴの心が宇宙的英知から独立して行動することを主張する時、終末を迎えるのです。何故なら、永続する唯一のものは永続的な活動と新鮮さの過程を通じた宇宙意識と物質であるからです。


【解説】
 私と同様、本講座を学ばれている方は、本項で言う「心」を本来の有り方に改めて行こうと決心されている方だと思います。問題は本項で指摘する心の離反問題がどの程度のことを言っているのかということかと思っています。一人一人の人間は、その生涯はとりあえずは一定程度、有限であり、その与えられた期間で期待された成果が得られなければ消滅することは止むを得ないということでしょう。
 一方で、文明が存続できるか否かについては、個人の問題を超えたはるかに大きな問題です。本項はかつての古代文明、ムーやアトランティスが高度に文明を発展させた後、この心の問題が主因となって滅びたとしています。
 そういう意味では、昨今の世の中は次第に世情は悪質になり、他人を利用し、騙して利益を得ようとするような風潮も見られるようになりました。これらは厳しさを増す経済情勢も要因ではあるものの、結局は心(マインド)の問題に帰着するものと言えます。
 この文明を本来の道を進めるよう、各自が出来ることを行動することが大切です。それは具体的な行動でなくても、想念のレベルの支援でも十分効果を持つものと考えます。私達は常に援助の手を差し伸べてくれる意識と私達の想念に呼応する分子・原子達と一緒に生活して行くことを考えれば、それはほんの少しの心の転換で始められることでもあると本項は教えています。