077 THE CREATION OF A HUMAN FORM
A pregnant mother knows that a conception has taken place within her being, but her mind does not know what is to be done in the creation of the form. Many times she wonders what is going on. There is not a mind in the world that knows exactly the type of intelligence that is responsible for the growth. It is true that pictures have been taken from conception to birth, but not of the intelligence that brings about the form from moment to moment. This intelligence is superior to the minds of men and that of the mother, for they know not what goes on. This proves that the mind is subject unto a greater intelligence than its own. Yet the mind has the potential of attaining equality if it allows itself to be guided by the higher intelligence.
077 人体の創造
妊娠した母親は自分自身の中で妊娠が起ったことは分かりますが、彼女の心は形あるものの創造において何を為すべきかは知りません。何度も彼女は何が起っているのか不思議に思います。しかし、胎児の成長に責任をもっている知性のタイプを正確に知っている心はこの世に一つもありません。妊娠から誕生までの写真が撮られていることは真実ですが、一瞬一瞬人体を形作っている知性について写真に撮られることはありません。この知性は人間の心や母親の心より優れており、それらは何が起っているかを知っています。このことから、心はそのもの自体より大きな知性に支配されていることを示しています。しかしまた、心は自らをそのより高い知性によって導かれることを許すならば、それと同様な能力を持つ可能性を有しています。
【解説】
そもそも私達一人一人が何処から来たのかについて究明する上で、受精卵から赤ん坊の誕生までの経過は重要な点です。文字通り卵子と精子という外見上、「無」から「有」が創り出される過程は、生命体の特徴でもあるのです。
自分というものが何処に起源を持つとなると、肉体の上からは、細胞の一つである受精卵ということになりますが、その後、細胞数60兆個もの構造体にまで発達し、はじめて人体としての機能が果たせるようになります。この間、各細胞は各々自分の担う役割に沿って各部位に成長して行く訳で、そこには人体内に活動を指導する英知の存在とその指導に従う細胞の知性があるのです。
もちろん、このような誕生までの実績やその後の活発なる身体の生育活動から各細胞は今日まで、受精卵からの延長として身体の維持増進に努めていることがわかります。しかし、その一方で、「私」なる存在がこれら肉体の細胞とどのような関係にあるかは、依然未解決です。
何より、私達の心はこれらの生命活動の恩恵を受けながらも、それらについて何らの関心を持たず、惰眠をむさぼっていることが問題だと言えるでしょう。余談ですが、それらの問題の理解について男性と女性のどちらかが勝っているかと言えば、自ら新たな生命体誕生を体験する女性の方が、優位な立場にあると思います。
A pregnant mother knows that a conception has taken place within her being, but her mind does not know what is to be done in the creation of the form. Many times she wonders what is going on. There is not a mind in the world that knows exactly the type of intelligence that is responsible for the growth. It is true that pictures have been taken from conception to birth, but not of the intelligence that brings about the form from moment to moment. This intelligence is superior to the minds of men and that of the mother, for they know not what goes on. This proves that the mind is subject unto a greater intelligence than its own. Yet the mind has the potential of attaining equality if it allows itself to be guided by the higher intelligence.
077 人体の創造
妊娠した母親は自分自身の中で妊娠が起ったことは分かりますが、彼女の心は形あるものの創造において何を為すべきかは知りません。何度も彼女は何が起っているのか不思議に思います。しかし、胎児の成長に責任をもっている知性のタイプを正確に知っている心はこの世に一つもありません。妊娠から誕生までの写真が撮られていることは真実ですが、一瞬一瞬人体を形作っている知性について写真に撮られることはありません。この知性は人間の心や母親の心より優れており、それらは何が起っているかを知っています。このことから、心はそのもの自体より大きな知性に支配されていることを示しています。しかしまた、心は自らをそのより高い知性によって導かれることを許すならば、それと同様な能力を持つ可能性を有しています。
【解説】
そもそも私達一人一人が何処から来たのかについて究明する上で、受精卵から赤ん坊の誕生までの経過は重要な点です。文字通り卵子と精子という外見上、「無」から「有」が創り出される過程は、生命体の特徴でもあるのです。
自分というものが何処に起源を持つとなると、肉体の上からは、細胞の一つである受精卵ということになりますが、その後、細胞数60兆個もの構造体にまで発達し、はじめて人体としての機能が果たせるようになります。この間、各細胞は各々自分の担う役割に沿って各部位に成長して行く訳で、そこには人体内に活動を指導する英知の存在とその指導に従う細胞の知性があるのです。
もちろん、このような誕生までの実績やその後の活発なる身体の生育活動から各細胞は今日まで、受精卵からの延長として身体の維持増進に努めていることがわかります。しかし、その一方で、「私」なる存在がこれら肉体の細胞とどのような関係にあるかは、依然未解決です。
何より、私達の心はこれらの生命活動の恩恵を受けながらも、それらについて何らの関心を持たず、惰眠をむさぼっていることが問題だと言えるでしょう。余談ですが、それらの問題の理解について男性と女性のどちらかが勝っているかと言えば、自ら新たな生命体誕生を体験する女性の方が、優位な立場にあると思います。
「神の探求Ⅰ」より
私達は、自分のしていることを忍耐を持って実生活に適用していくうちに、神の法則を少しずつ理解していきます。忍耐を身につけるには、祈りと絶え間ない自己観察が必要です。これを怠ると、ちょっとした油断からつい怒鳴ったり、短気な行動に出たりします。これでは自分を躓かせると同時に、怒りに巻き込んだ相手も躓かせます。こうした自己中心性をあらためない限り、忍耐は身につきません。このことをしっかり認識することは、それ自体が大きな一歩です。キリストうちに自己を失い、奉仕のうちに自己を見出し ましょう。キリストのうちに自己を失い、父と一つである自分を見出しましょう。この歩みは不思議な力を持ち、その実現は神性を帯びます。私達の思うこと、話すこと、行うことのすべてが忍耐の精神に促されるなら、人々は私達の実例にならおうとするようになります。全ての人の中に神を認める人は、誰もが、このことを経験します。
日々の試練の中で、私達の忍耐は試されます。日々生じる新たな障害を克服していくことで、私達は成長します。神は焼く尽くす火であり、神と一つになることを望むすべての者を清め給います。
私達は、忍耐によってのみ打ち勝つことが、できます。全ての人にやって来る試練が私達に臨んだ時にも、神は共に居て私達を支えてくださいます。