041 It has been said that a rolling stone gathers no moss. But moss used in reference to man's accumulation of things has deterred his growth in cosmic intelligence. But the rolling one becomes polished by striking problems or other rocks and thus the debris is removed.
041 転がる石には苔が付かないと言われています。しかし、人による物事の蓄積に関連して用いられる苔は人の宇宙的知性における成長を遅らせて来ました。しかし、転がる石は諸問題や他の石とぶつかることによって、不要なものが取り除かれるのです。
【解説】
河口や海岸にある石は、いずれも丸みを帯び手に包むとその円満な形は温かみや安らぎを感じさせます。しかしこれらの石は最初からその形を成していた訳ではありません。はるか遠い昔、上流の岩が割れて生まれた時には形も鋭く、時には人を寄せ付けない鋭さがあったもの達だったことでしょう。
それらが毎年の大雨や洪水などの試練の度に、流され様々なものにぶつかって身を削る体験をしたものと思われます。その結果、たどり着いた先が大洋の波に洗われ、ますます磨かれる環境に身を置くことになったという訳です。
様々な行動を通じて体験を得た結果として、円熟した姿になり更には磨くことを止めない。その結果として石自体の美しさを表現する存在になったという訳です。
一方で現状に留まり、行動を起こさなければ風化は進み、コケに覆われて石そのものの存在も危うくなり、石自身の内部にある美しい結晶は表に現れることなく終わってしまいます。
私達がどちらの道を執るべきかは明らかだと著者は指摘しているのです。
041 転がる石には苔が付かないと言われています。しかし、人による物事の蓄積に関連して用いられる苔は人の宇宙的知性における成長を遅らせて来ました。しかし、転がる石は諸問題や他の石とぶつかることによって、不要なものが取り除かれるのです。
【解説】
河口や海岸にある石は、いずれも丸みを帯び手に包むとその円満な形は温かみや安らぎを感じさせます。しかしこれらの石は最初からその形を成していた訳ではありません。はるか遠い昔、上流の岩が割れて生まれた時には形も鋭く、時には人を寄せ付けない鋭さがあったもの達だったことでしょう。
それらが毎年の大雨や洪水などの試練の度に、流され様々なものにぶつかって身を削る体験をしたものと思われます。その結果、たどり着いた先が大洋の波に洗われ、ますます磨かれる環境に身を置くことになったという訳です。
様々な行動を通じて体験を得た結果として、円熟した姿になり更には磨くことを止めない。その結果として石自体の美しさを表現する存在になったという訳です。
一方で現状に留まり、行動を起こさなければ風化は進み、コケに覆われて石そのものの存在も危うくなり、石自身の内部にある美しい結晶は表に現れることなく終わってしまいます。
私達がどちらの道を執るべきかは明らかだと著者は指摘しているのです。
「キリストにならって」より
自分をすて、十字架をになってキリストにならうべきこと。
☆主)子よ、おまえが自分を離脱すればするほど、それだけ深く私に入ることができる。
☆外部に何も望まなければ、心に平安を得るように、心の底から自分をすてるなら、神と一致できるのである。
☆私は、おまえが私の意に従って、自分を全くすて、反対も、不平も、言わないことを学ぶよう望んでいる。
☆私に従え。「私は道、真理、生命である」(ヨハネ14・6)。道がなければ歩けない。真理がなければ知り得ない。生命がなければ生きられない。私はおまえの辿るべき道、おまえの信ずべき真理、おまえの希望すべき生命である。
☆私は迷うことのない道。誤ることのない真理、終わることのない生命である。
☆私はもっとも正しい道であり、最高の真理であり、まことの生命、幸いなる生命、造られない生命である。
☆おまえが私の道にとどまるなら、おまえは真理を認識するだろう。そして真理はおまえを自由にし、おまえは永遠の生命を得るだろう。
☆「おまえが生命に入りたいと望むなら、掟を守れ。」(マテオ19・17)
☆おまえが真理を知りたいと望むなら、私を信ぜよ。
☆「おまえが完全になりたいと望むなら、行っておまえの所有物を売れ」(マテオ19・21)
☆おまえが私の弟子になりたいと望むなら、自分をすてよ。
☆おまえが、天にあげられたいと臨むなら、この世で自分をひくくせよ。
☆おまえが、私と共に王になりたいと望むなら、私と共に十字架をになえ。
☆なぜなら、十字架の僕らのみが、幸福と、真の光の道とを見いだすからである。
☆僕)主なるイエスよ、御身の道は狭く、世にさげすまれています。願わくは、私に世をさげすみ、御身にあやかる恵みを与え給え。
☆「弟子はその師にまさらず、僕はその主人にまさらない」(マテオ10・24)からです。
☆御身の僕に、御身の道の修練を受けさせ給え。私の救かりと、真の成聖は、そこにこそあるのです。
☆これを除いては、何を読み、何を聞いても、私の慰めとはならず、充分な喜びともなりません。
☆主)子よ、おまえはすべて、これらのことを知り、また読んだのだから、これを実行すれば幸福だろう。
☆「私の掟を保って、これを守る者は、私を愛する者である。私を愛する者は私の父に愛され、私もまた彼を愛し、彼に自分を現すことだろう」(ヨハネ14・21)。そして、私と共に父のみ国に座らせるだろう。