217 Firkon addressing me said, "We had planned to have you meet the One you call the Master, who we call the Wise One, but as those plans were not possible to carry through, He asked me to give you this parable to be shared with the people.
217 ファーコンは私に話しかけてこう言いました。「私達は貴方を貴方がマスターと呼ぶ人物に逢わせようと計画して来ましたが、そうした計画が実行出来なかったため、その方から私がこの寓話を貴方に贈って人々に分かち合って欲しいと頼まれたのです。」


【解説】
 本文中のMasterやHeと大文字ではじまる表現から、著者は一般的な意味というより、何か特別な存在を意図していたことが分かります。どのような方か、私達には想像も出来ませんが、数々の人生を歩まれる中で進化を遂げられた方と言うことが出来る筈です。このような人物との出会いは、アダムスキー氏のみならず宇宙兄弟達の間でも、大変貴重な機会とされていることは、同乗記に記載の通りです。
 このような方は仏教では菩薩あるいは如来と称されており、その方への思慕の気持は、その面影を慕うと同時に自らの近くにその存在を意識したいとの思いから、仏教では多くの仏像が建立され、祈りの対象となって来ました。
 このような英知や慈悲を体現されている大師(マスター)を人は古来から求めてきたと言えます。道を求める人にとって人生の師とすべき人と出会うためには、遠い距離も厭うことはありません。宇宙哲学を学ぶ私達一人一人にも各自の学びに時折、的確な助言を戴けるような師が現れることを願うものです。