216 Firkon and another gentleman had brought me to the home of some of their people who are living here.
216 ファーコンともう一人の紳士が私を、ここに住んでいる彼らの仲間の誰かの家に連れてきたのでした。


【解説】
 以前にも申し上げたことですが、この地球文明は過去、何度もその存在の危機を迎えましたが、その度に宇宙兄弟達の支援を受けて乗り越えて来た訳です。これまでの一連の宇宙開発事業においても、陰ながら彼らの援助があったとされています。
 こうした支援活動は、上空へ宇宙船を出現させることでは成し遂げられる筈もなく、同じ社会に混じって生活しながら、ポイントとなる者を直接指導するというやり方が一般的だと考えます。先進国がその経験や技術を途上国の人々に役立てる際、指導者となる人材を派遣することと似ています。
 地球にも長年暮らしている宇宙人が居ることは前にも述べた所ですが、同様なことはかつてグアダラハラのレオポルド・ディアス博士を訪問し、帰国する私を空港へ彼の車で送り届ける際、ディアス博士が通りかかった家を指差して、ここは宇宙兄弟(ブラザーズ)が住んでいる家だと明かしてくれたことを思い出します。博士が亡くなってしまった今では真偽を確かめるすべはありませんが、温暖な地方で中庭(パティオ)のある家は宇宙人の好みのタイプかも知れません。