115 Why do we have perfect confidence that the sun will rise each day? Have you ever known a man rising each morning, hours before dawn, to sit wringing his hands in tense anxiety over the prospect of eternal darkness? No, we have no such fear, and the primal reason that we do not doubt in this case is because the action of the suns and planets is greater than our mortal mind can conceive and therefore we leave such actions entirely in the hands of the All-Knowing Principle which understands and perpetrates all action. In this case we realize our personal insufficiency and so do not concern ourselves by exerting mortal effort in regard to it. We simply allow it to take place.
115 何故、私達は毎日太陽が昇って来ると完璧に確信して来ているのでしょうか。貴方はこれまで毎朝起きては夜明け前に永久に闇が続くことを恐れる余り、両手を握り締めて座すような人を知っていますか。いいえ、私達にそのような恐れはありません。また、このような場合に私達が疑いを持たない主な理由は、諸太陽や諸惑星の行動は私達の死すべき心が計り知りえるより偉大であり、それ故、私達はこれらの行動を全ての活動を理解し、それを為す全知の法則の手に完全に委ねているからです。この場合、私達は個人的な力量不足を自覚し、その為、それに対して死すべき者の努力を行使して自分自身を係らせようとはしないのです。私達は素直に起こるに任せているのです。

【解説】
 水平線の奥からオレンジ色の太陽が姿を見せる時、私達は自然と雄大で荘厳な宇宙の営みが、私達の日常として起こっていることを自覚します。また、その昇る太陽に手を合わせたくなるのは、私達日本人ばかりではないのかも知れません。同時に、また昇る太陽の速さが速いのにも驚かされます。
 私達はこのように、ダイナミックは宇宙スペクタクルの中に毎日を暮らしている訳ですが、時たま訪れる海辺の朝の風景に立ち会う時以外は、このような光景が起こっていることすら気付かずに、各々の一日を始めています。
 本項では、こうした毎日の日の出の光景に対し、私達は信頼を置いているというよりは、最初から無関心で宇宙の法則に任せているとしています。私達の力の到底及ばない法則だからとして、無関心でいるという訳です。
 しかし、これは真の信仰(Faith)とはかけ離れています。私達はもっと誠実に私達の日常を支えている宇宙的英知、宇宙の法則を探求し、感謝すべきなのです。