226 The first channel of effect that you should guard against comes from the average human mind. Since there are over two-and-a-half billion people on our planet, most of whom live under the daily influence of thought-patterns of avarice, personal judgment, and a thousand and one petty worries, you must try constantly to protect yourself against attracting these impressions to your mind. Remember, like attracts like. So endeavor to keep your thoughts on a level where they will not attract these emanations. If one is to develop to the state of Cosmic understanding, although these impressions will come to him, he will recognize their character and not lend himself to them. This is a major thing to watch for.
226 それに対し身を守るべき第一の経路は平均的な人間の心から来るものです。私達の惑星には25億を越える人々がおり、それらのほとんどが強欲や利己的な裁きで千一夜の些細な心配事という日常的な想念パターンの影響下で生きている以上、貴方はこれら諸印象を自分の心に誘引しないよう自身を常に守らなければなりません。類は類を呼ぶことと覚えておいて下さい。ですから貴方の諸々の想念をこれらの放射物を誘引しないレベルに常に保つよう真剣に努力することです。もし、人が宇宙的な理解の状態まで進化すれば、これらの印象がやって来ても、それらの性質が分かり、自身をそれらに委ねることはないでしょう。これが警戒すべき主要な事柄です。


【解説】
 人がどのような気分の状態になるかは、その時、本人がどのような想念に身を委ねているかで決まります。また、その想念は同種のものを次々と引き寄せるとも本項では言っています。こうして怒りは怒りを増幅させ、悲しみは悲しみに暮れる状況を作り出すということでしょう。
 しかし、こうした感情の問題は実に人間だけのように思えます。動物は群れを外敵から守る為、争うことも多く、弱肉強食の厳しい自然環境の中で肉親を失うことも多いのですが、私の知る限り、動物が長く怒ったり、悲しんだりする姿を見たことはありません。彼らは怒るべきことや悲しい出来事があっても、淡々と前進し、自らの生命を状況に関わらず全うしようとしています。
 犬がわずかな家の周囲の散歩に意気揚々と出かけるように、動物達は日々の生活の中にも宇宙を感じているのかも知れません。ひとり人間だけが迷いの薄暗い世界に生きているような想念状態である訳です。
 毎日、低次な想念を避けて、自分が同調する想念を明るいものに保つことは、心身両面の健康維持の上から、最大限の優先順位で取組まなければならない課題です。