114 This is the way thought is transferred from one point to another. A thought-ray of energy, which is nothing more than a charged particle created by the contact of two or more units (remember, thought is a chemical action), is shot out imparting its energy to other particles by exerting pressure upon them. This continues indefinitely, or until this force once generated, is picked up by some instrument capable of changing its character. Energy of any type cannot be destroyed; it can only be transformed from one form to another. Thought, being a type of energy, will travel through space until it is put to some use.
114 これが想念が一地点から他の地点に移送される方法です。二つ或いはそれ以上の単位の接触によって造り出された荷電粒子以外の何物でもない想念のエネルギー線(想念は化学的作用であることを覚えておいて下さい)は、外に向かって発射され、そのエネルギーを他の粒子に圧力を加えることによって伝えます。これは、この一度生成された力が何かその性質を変えることが出来る何らかの装置によって取り上げられるまでは、無期限に続きます。如何なるタイプのエネルギーも破壊されることはなく、一点から他点に移送されるのみです。一つのエネルギーである想念はそれが何かに利用されるまでは、宇宙を旅するのです。


【解説】
 本項では粒子間に次々に電荷が伝達されて行く様子こそが、想念伝達の姿だと解説しています。想念エネルギーは消滅することなく、宇宙に拡がり、伝達されて行く訳です。その過程で私達の心を構成する微小電荷の粒子群に到達し、エネルギーが伝達される時、私達はその想念を認識できることになります。
 注目すべきは、世に言うテレパシーをここでは、「超能力」というような神秘的なものでなく、極めて科学的な現象として説明していることです。残念ながら現時点では、これらの理論は地球の科学レベルでは観測されてはいませんが、いずれは認知される時代も来ることでしょう。
 いずれにせよ、私達は広大な想念の海とも呼ぶべき無数の想念波動が飛び交う中に生きています。それら想念の中身はレベルの低い段階のものから、高次なものまで様々のものが存在する筈です。その内、どれと同調し、行動に活用して行くか、選択するのは私達自身です。まさに行動して呉れと願っているのが想念であり、その送り手です。それ故に、私達は常に警戒を怠らず、より望ましい想念に同調できるよう、自身のチューナー、自身の心構えを整えておかねばなりません。