092 But before my contact with the Brothers, as I sincerely endeavored to progress, I realized it was imperative to coordinate my senses to harmonize with, and fully understand - Cause. For this Cosmic Intelligence is back of, and permeates, all manifestation. I am aware of the fact that I have stressed this point more than once. But this subjection of the dissenting sense perceptions is a major factor in controlling the mental processes.
092 しかし、宇宙兄妹達とのコンタクトの前から、私は進歩に向けて誠実に努力して来た結果、私は自分の感覚を因と調和し、完全に理解するよう統合させることが絶対に必要であると実感しました。何故なら宇宙の知性はあらゆる創造物の背後にあり、染み通っているからです。私はこれまで一度ならず、この要点を強調して来たことは分っています。しかし、異議を唱える感覚の知覚反応を制圧することは心の過程を制御する上での主要な要素なのです。(訳注:原文では再終行But this subjectionからthe mental processes.までは太字体で印刷されています。)


【解説】
 古来より修養の必要性は数多く説かれて来ましたが、その根本は各自の四つの感覚反応をよく観察し、鎮め、因との関係を理解させることにあると率直に説いた例は、アダムスキー氏以外に聞いたことがありません。自分の心を見つめるということは具体的には、瞬間瞬間の各感覚反応を自ら観察することだと明言しているのです。
 この境地に到達するまでには、アダムスキー氏自身、長年月の試行錯誤があったものと思われます。事実、アダムスキー氏が宇宙兄妹達と公式に会見した後、氏自身の教えが正しいことを宇宙兄妹達から確証を与えられたのが、氏が61才の頃ということになりますので、実に長年月の間、氏は独力で探究して来たことになります。
 自分との対峙は実に毎日、毎秒のことですので、その積み重ねが正しければ進歩の歩みも次第に早まるものと思います。その結果としてより健全な人生を歩める訳で、先ずは何を優先すべきか、何を常にコントロールすべきかを自ら明確にしなければなりません。そうするとそれらの態勢がやがて自然に行えるようになり、宇宙の調和の中に伸び伸び生きると同時に、その人の人生も進歩に向かう着実な歩みを見せることになります。