072 Man is a miniature universe; so let us analyze him in that light.
072 人間は小さな宇宙ですので、その観点から人間を分析して見ましょう。


【解説】
 「人は小宇宙である」と類似したことは古来から言い伝えられて来たように思います。アダムスキー氏も度々引用する「汝自身を知れ」の中にも同様な意味合いが含まれています。その意味する所は、各自の中には既にあらゆる物、全ての要素が含まれていること、また、それらが各自の肉体に留まらず、大宇宙と実は融合している存在であるということでしょう。
 人体には60兆個もの細胞があるとされています。それらがテレパシーによって互いに意思疎通し、全体としての調和を保ち、人体、或いは自然界というより大きな目的を果たす為、互いに奉仕している世界は一つの宇宙と言うことができます。
 また、植物等、自ら動くことがなく、割り当てられた場所で生きるものや犬や猫のように限られた地域で生涯を送るもの達も、皆、不自由な境遇を憂うことなく、毎日を喜びに満ちて過ごしている背景には、彼らは宇宙に繋がる意識を持ち、絶えず新鮮で楽しい印象類を感受できているからに外なりません。自己の肉体の微小な構成要素と大宇宙の両面から有意義な印象を受けている為に、他に必要とするものが無い状況であると思われます。