052 I continued to study things close at hand; at the same time letting my thoughts encompass the solar system of which we are only a small part. From there, it was but another step into the infinite vastness of Cosmic Whole. Throughout all creation I found a constant blending, with never a dividing break. Therefore, I could not stand apart, but was one with creation.
052 私は身近な物事の研究を続けましたが、それと同時に私の想念を私達がその一部でしかない太陽系を取り巻くようにしました。そこからは、宇宙全体の無限の広大さに入るもう一つの段階となったのです。全ての創造作用を通じて私は一時の切れ目も無く絶え間なく続く融合を見い出しました。ですから、私は創造作用から離れて存立することは出来ず、創造作用と一つになったのです。


【解説】
 何事につけ、秘訣というようなものを求め、目的を達成したいと思うのは人情です。ここではアダムスキー氏がさり気なく、「宇宙全体の無限の広大さに入るもう一つの段階」(another step into the infinite vastness of Cosmic Whole)と述べた中の、another stepに着目したいと思います。つまりは、それまでの段階から一歩進んだ段階に立っていると言っているように私には思われるからです。
 その具体的手法とは、その前に記述されている、「身近な物事の研究」を「太陽系を取り巻くような」概念の下で行うことと記されています。個別な物事を詳細に観察することと、その観察を宇宙的視点から理解するように心掛けることで、全宇宙で絶え間なく続けられている創造作用の中に、私達が存在していることを自覚することが、次の段階に進める鍵であると示唆しているものと私には思われます。これは、「生命の科学」において自動車の運転をエンジン内部の状況を十分理解しながら行うこと、目に見えない原因とされる要素を十分知覚しながら、現象に対処すると述べられているのと同様です。