431 Always remember that the things that we call good, bad, or indifferent are only a misapplication of the law through the lack of understanding. Also all of this took place within the Cosmic Kingdom and not outside of it. Compare yourself to the child within the home who makes mistakes, but through them he learns the right way of doing things. If life is to be understood all of its phases must be faced.
431 常に覚えておいて欲しいのは、私達が良い、悪い、或いは良くも悪くもないと呼んでいる物事は理解の不足から来る法則の誤用でしかないことです。また、これら全てが大宇宙王国の中で起っており、その外で起っているのではないことについてもです。貴方自身を家庭の中の過ちを犯す子供にたとえなさい。子供はその過ちを通じて物事の正しいやりかたを学ぶものです。生命というものを理解しようとするなら、その側面の全てを正視する必要があります。


【解説】
 この生命の科学を総括する第12課の冒頭、前項(430)では嫌なものを避けることの問題点を指摘しました。本項でもそれを受けて、事柄の良し悪しを私達が日常、決めつけていることは誤りであり、まずは生命のあらゆる側面が宇宙の王国に属していることを認めて、ありのままを直視するよう求めています。
 とかく私達は自分の感覚器官の反応に従って判断を加え、「美味しい、まずい」、「良い香り、臭い」等々、判断を下しがちです。しかし、食べ物が口から体内に入った後、便として出る時は「臭い、きたない」とされてしまいます。しかし、排せつ作用が無ければ人間は生きて行けないのは、ご存知の通りです。
 宇宙の王国と呼ばれている全てをつつむ一大世界の中では温度に灼熱の暑さや極寒の寒さがあるように、様々な側面があります。その一方だけを見ていては全体のイメージは掴めません。先ずは全てをありのまま受け入れて、改めて各々の果たしている役割を学ぶことが必要なのです。
 私達は創造主の子供です。その子供に様々な体験をさせ、失敗を繰り返しながら成長するさまを創造主は暖かく見守ってくれているのです。