421 But when my interest was taken up with flying saucers these experiences ceased. For as Jesus said, you cannot serve two masters without neglecting one of them. But now as I start to teach again I am returning to my original service.
421 しかし、私の関心が空飛ぶ円盤に奪われた時、これらの体験は無くなりました。何故なら、イエスが言ったように貴方は片方を無視しないで二人の主人に仕えることは出来ないからです。しかし、今や私は教えを再び始めましたので、私は元の奉仕に戻りつつあります。


【解説】
 各自の関心がどの方向に向いているかによって、流れ来る印象分野も異なるということでしょう。また、「二人の主人」について言えば、自分が「意識」を主人とするのか、或いはこれまで通り「心」を主人とするかは大きな問題です。これまでの経験からも、ご自身を「心」に委ねてしまったら、身体はすり減り安らぎはありません。しかし、意識を主人にすれば、今迄の自我のプライドは失いますが、スムーズで無駄の無い人生、喜びが湧き出る生活が生まれます。そのどちらの主人に仕えるかは本人次第なのですが、少し考えれば、仕えるべき主人は明らかでしょう。
 本文ではアダムスキー氏がUFO分野に従事した時には前項(420)のような体験をしなくなったと述べています。アダムスキー氏自身の関心が人々に宇宙哲学を教えることから離れた時、そのような現象が消えてしまったと言っているのです。他人を支援したい、助けたいとする気持が具体的現象として相手に幻の姿として具現化する現象が起った訳で、その強い意志があってはじめて意識による移動が実現するものと思われます。宇宙意識に身を没入させてはじめて、本課で言う意識による旅行が可能になるものと思われます。