227 The cells in the toe are different from those in the finger but each group is working with the others to make the body a perfect manifestation. And the same power and guidance lends itself to all alike. This is no different than the cosmic expression in the earth's cell structure. For from the lowest expression in the mineral kingdom and through the millions of nature's manifestations the same power and intelligence is expressing in varying degrees. This law is constant and does not change to favor one form, or a planet, above another.
227 足指の細胞は手の指のそれとは異なりますが、それでも互いのグループは人体を完全な創造の現れにする為、共に働いています。そしてそれと同じ力と導きが万物に等しく授けられています。このことは地球の細胞構造における宇宙の表現と違うものではありません。何故なら、鉱物王国における最低位の表現から、そして何百万もの自然の創造の現れを通じてこれと同じ力と知性が様々な度合で表現しているからです。この法則は不変であり、ある一つの形あるものや惑星の便宜を図る為に他に優って対応を変えることはありません。


【解説】
 人体の各部・各細胞の身体全体におけ関係は惑星全体における地球構成要素である鉱物から動植物までの様々な構成と同じだと言っています。
 人体の事例が良いのは、その一体感が良く分かるからです。もちろん、かゆい所、痛い所等、身体の中にあって問題の生じる場所は異なります。通常、私達の心は容姿等、表面の部位については気にしていますが、内側の大部分については無関心です。時たま、その部分が何らかの問題が生じて声を上げるとようやく気付くのみです。しかし、主人である私達の心の関心には関係なく、各部は相互に支えあいながら無言で働いています。もちろん、その働きは宇宙意識の指導によるものですが、ここで注目したいのは、各部は個別が独立して存在するのではなく、互いに支えあいながら、一個人としての人体を維持しているということです。とりわけ、各部が一体となっている点に注目したいと思います。
 心静かに、身体各部に意識を巡らして見ても、各部は体全体として一体化しています。「私は足だから」、「私は手だから」とは主張しませんし、皆全体として人間が行いたいと思うことの実現に向けて、出来うる限りのことを無報酬で行っています。即ち、各部が奉仕することで身体の役目が果たされるということです。本項座の人体の例で読者の皆様に感じて戴きたいのは、皆様ご自身の肉体各部が如何に皆様の意向に沿って日常働いているかということです。