145 One of the planets of our system would be a good place to start. As it represents one of billions of planets which in turn produce the many forms borne upon it.
145 私達の太陽系の中の一つの惑星は話しを始めるのに良い例となるでしょう。何故ならそれは、何十億もの惑星を代表しており、その後はその上に多くの形有るものを産み出すものだからです。


【解説】
 広大な宇宙空間の中で、生命に住処を与え、養ってくれる場所が惑星です。かつてアポロ計画で宇宙飛行士達が月探査を終えて、地球への帰途に着いた時、彼等は暗黒の空間に一つ輝く青い惑星を見て、地球こそ全ての生物の養い親であることを実感し、その惑星が大変貴重であることに気付いたことでしょう。
 この惑星もまた、それを構成する物と同様、宇宙の中で生まれたことに誤りは無く、その出現には起源があることになります。
 人間の時間感覚では膨大な年月となる遥か昔、この惑星も宇宙のガスやチリから創造されました。その作用は今も何処かで起っている一連の創造活動の一つでありました。また、一度、惑星が形作られた後は、植物や動物等、様々な種が出現し、進化変容を遂げ、各々ある程度は独自の進化を遂げることでしょう。
 この惑星(大地)こそ、その上に宿る生き物達の母親でもあるのです。水や空気、更には温度まで適切な状態を維持し、提供してくれるのが母なる地球です。
 私達人間は、とかくこの大地から農作物と称して食物を搾取し、産業と称して水や空気を汚して来ました。そして今、温暖化等、地球規模の環境問題を引き起こすに至っています。この問題の解決は、当事者である人間が解決する必要があり、決して被害者である母なる地球に委ねることは出来ません。